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    毎回、「体育」ですけど(笑)。 

     それにしても。試合がしたかった。

     
     これを言うと、必ず「変わってますねえ」と言われるのだが。僕は子供の頃、授業参観が好きだった。「親」が学校に来る事が好きだったのではない。「いつもと違う学校」が好きだったのだ。頭がクラクラするくらいに強烈に香る「昔の」化粧の匂い。パタパタと響く父兄のスリッパの音。ガヤガヤというざわめきに小さい子供のキャーキャーという騒ぎ声。一種のお祭りみたいな気分になって、とっても楽しかったのだ。

     本日。朝から雨。交流試合の予定だったのだが、残念ながら中止。「いろいろ試す」予定だったから、無理してでも「やりたかった」が、「季節の変わり目」だけに体調管理のことも考えての中止決定。まあ、妥当な判断だろう。とはいえ、昨日の今日で(「12文字」のブログ読んでね!)子供も気合が入りまくりなのに、何もしないのはモッタイナイ!とHコーチと相談し、急遽、近くの公民館を借りて2時間ばかりの「サッカー勉強会」を開催する事にした。

     10時。開始予定時刻。公民館の1階の入り口で会計係のお母さんと集金の件で打ち合わせをしていたので、2階の「教室」に上がるのが、ちょい遅れた僕。まあ、(Hコーチがいるし~)と「♪世界はそれを愛と呼ぶんだぜ♪」と鼻唄混じりで階段をスキップで登った。そこに教室に入ろうか?どうしようか?迷っている風の二人の大人の女性が。よく見るとYママとSママ。「どうしました?」「見学させていただけないでしょうか?サッカーのことも知りたいし」。 断る理由はナイどころか、大歓迎!扉を開けながら「お~い特別ゲストだよ~」と叫び、「臨時の授業参観」が成立した。
     
     Y君は4月からの、S君はこの9月からの転校生。それぞれ元・住んでいたところで少年団に属して「サッカー大好き!」ということで我がチームに入団。子供は、もう充分に馴染んでいる。でも。おそらく。2人のママは心配だったのだろう。「我がチームのサッカー!についていけるのかしら?」(そう思うことが間違いなんだけど、ね)、「馴染んでいるのかしら?」という気持ちがあったのだと思う。これは「親」として至極、当然のこと。「ワイワイガヤガヤ」の勉強会で安心してもらえただろうし、コーチの教え方・考え方にも触れていただき、多少は「我がチーム5年のやり方」がわかっていただけたのではないか?と思う。

     父兄との距離感というのは、とっても難しい。各チーム・それぞれの「考え方」があるだろうし、その中でも各コーチ・それぞれの「やり方」がある。父兄の思いも様々。「とにかくサッカーを上手くさせたい!」という人もいれば、「カラダが弱いので何か運動をさせたい!」という人もいる。「友達を作らせたい!」という人もいれば、「スポーツマンらしい考え方を持ってほしい!」という人もいる。これ全部を優先させていたら、とんでもないことになってしまう。

     我がチームの考え方は。「我がチームー」=「サッカースポーツ少年団」、これが基本。「託児所」じゃないし、「学校」じゃないし、「サッカースクール」じゃないし、「クラブチーム」でもない。あくまでもスポーツ少年団である。 そして、「こうありたい」というスタンスは。「人の育成」が第一義。それを父兄にわかっていただくには、まずはコミュニケーション。次にコミュニケーション。最後にコミュニケーション。「聞いて」、「聞いて」、「聞いて」。そして、いい意見は取り入れる。団として受けられないことは「受けられない」理由をキチンと話す。

     考えてみたら。試合は「授業参観」みたいなもの。みなさ~ん、ガンガン応援に来てください!そこで、色々と話しましょう!遠慮なく。僕も一人の父兄ですから~。

     「父親参観日」も作ろうかな(笑)。

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