2006.05.24 Wed
条件その1
- 少年サッカー
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「6月の予定表」を書き上げた。すっかり県大会に行く気でいたから、行けなくなって6月は暇だぁ~!と思っていたら、そうでもない。でも、11日と18日は空いている(この日は県大会予定日だった、苦笑)。狙っていてコケちゃったチームの皆さん、どこかで「裏県大会」でもやりません?(笑)。
少年サッカーのコーチというと「サッカーを教える人」とフツーは思う。僕も「なる」まではそう思っていた。とんでもない誤解である。ハッキリ言うが、それ以外のことのほうが圧倒的に多い。純粋なサッカーコーチになりたい!と思う方は、少年団を選ばない方がいい。スクールの先生になったほうがいいと思う。僕に言わせれば、「どれだけ雑用がこなせるか?」がいい少年サッカーコーチの一つの条件ではないだろうか(もう一つあると思うが、それは別の機会に書く)。
上手くならせるには「練習の中身」、「タッチが重要」、「コミュニケーションが大事」、「ボールを持っていない時の動き方」、「インサイドの蹴り方」、「ステップワーク」エトセトラ。。。ちょっと辛辣に言えば、今の時代、みんなそのくらいのこと知っている。自分だけが知っている情報じゃない。それを実践するのは、とてもフツーのこと。誰でも知識さえあればできること。いいコーチは、それは当然できた上で、「雑用」もこなせる人のことを言う、と僕は信じている。
自分が見ている学年以外のお手伝いを積極的にかってでたり、誰も出たがらない上の組織の会合に顔を出したり、グラウンド調整会議に出席したり、トレセン活動に参加したり、クリスマスパーティを企画したり、家庭の事情で辞めたいという親御さんを説得したり、それに伴う他の親御さんの不満を消すために根回ししたり、他チームとの試合を組んだり、学校行事を把握してスケジュールを組んだり、「なぜ、こういう練習をしないんだ!」「なぜ、平等にウチの子を試合に出さないんだ!」という親に説明をしたり、逆に「なぜ、練習ばかりしているんだ!」「なぜ、上手い子だけで上を目指さないんだ!」という親御さんをなだめたり。ヨーロッパに行くと「スポンサー探し」でさえコーチの重要な仕事らしい。
サッカーも教える上でも、綿密な練習スケジュールを作ったり、他チームに積極的に教えを乞うたり、子どものではなく「コーチのサッカーノート」を作ったり。有効なコーディネーショントレーニングを取り入れたり、最新の技術論を追い求めたり、故を温めたり、サッカー以外のスポーツの勉強をしたり、子どもとコミュニケーションを図るために今の子ども世界の流行を知ろうとしたり、をすることも凄く重要。
「サッカーさえ教えていればいい」というコーチのもとでは「サッカーさえ上手けりゃいい」という子どもしか育たない気がするのだけれど。どうだろう?違うかなあ?
勘違いしてはいけないのは、一人でやる必要はない!ということ。みんなで分担してやればいい。その上で、情報を共有し、同じ方向をコーチ全員が向き、誰かの経験を一人の経験で終らせることなく、チーム全体の経験にできるコーチがいいコーチであり、その集合体がいいチームに繋がると思う。
そういう意味で僕は自分自身が、まだまだだなあ…と思う。マネジメントなんてくだらないカッコつけた言葉ではなく、少しでも「雑用」をスムースに運べる「歌って踊れる少年サッカーコーチ」になりたいなあ…。
フツーのことフツーにやってから。コーチを名乗れればいい。僕はそうありたい。そして、フツーの子を育てたい。できれば、その子がサッカーが上手くなったら、とても幸せだ。
「ちゃんと仕事もしているのを知っているから。怒らないよ。堂々とやりな!」。
やばい…。バレている(苦笑)。
- [2006/05/24 22:19]
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