2006.05.31 Wed
一応、JFA公認コーチなもので…(笑)
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僕は基本的に、このブログでは日本代表の「論評」はしないようにしている。そりゃ、言いたいことは山ほどある(飲んだら言う、笑)。でも、まず僕らが「できる」ことは声を大にして応援することでしょ? だから、書くとしても「頑張れ~」が基本でなければいけないと思っているのだが。。。今日だけは一言だけ、言わせて欲しい。
あの展開で、勝たなくてどうする!(あ~、すっきりした!)
まだ時間はある。頑張れニッポン!
前日のNHK特集もあったから、「プレス」に注目して見た方も多かったのではないだろうか?皆さんはどう思っただろうか? 日本の「プレス」は上手くいってた?それとも、まだまだだった? 僕は後者。ドイツとの比較で見てしまったから。2点取られた後のドイツのプレスがお手本のプレスだろう。日本のモノも進歩しているのだろうけど、ドイツのモノを見ちゃうと「まだまだ」と言わざるを得ない。
なんで、あんなに違うのか? と考えた。答えは簡単。普段から「やっているかどうか?」に尽きる。Jリーグのゲームを思い出して欲しい。相手の持つボールに積極果敢に「前から!」プレスを入れているチームが果たしてどれだけあるか?それを90分間続けているチームがあるかどうか? 答えを考えてみて欲しい。
たまには、サッカーのコーチっぽいことを言おう。プレスに関してのみ、僕はウルサイ(笑)。
11期生を見ることになった時に一つだけ「こだわろう!」と思ったことがある。それが「プレス」。違うな、んな、カッコつけた言葉じゃない。「ボールの取りっこをしよう!」、「取られたら取り返そう」。これだけは小2の頃から今まで毎回毎回、言い続けている。11期生のサッカーは、この考え方の上に成り立っていると言っていい。
僕は競技者としてはゴミ、いやホコリみたいな経験しかない。何せ、お遊びで小5~中3までロクにトレーニングもせずに指導者も付かないチームで球蹴りをやっていただけだから。高校ではラグビーをやったし(これは真剣にやった)、大学では「麻雀」(これも真剣にやった、笑)に転向したし。だから、当初はサッカーの難しい理論や練習方法はわからなかった。
仕方ないので、まずはシンプルに考えた。どんなスポーツでもそうだが、「最終的にこうすれば勝ち」というルール上の大原則がある。柔道でいえば、相手を背中から落とせば「一本」。ボクシングは殴って相手を倒せば勝ち。テニス、卓球、バレーボールなどのネットで仕切られたボールゲームは相手コート上に相手が取れないボールを打ち込めば勝ち。「ネットで仕切られていない」ボールゲームはボールを取り合ってゴールにボールを入れれば勝ち。サッカーはこのうちの一つだよな~。
ポゼッションだ、プレスだ、なんて難しい言葉は置いといて。要は、自分のチームでボールを持ち続けていれば負けることはない。理論上はね。これはサッカー、バスケ、水球、ホッケー、ハンドボール、ラグビー、ラクロス…みんな一緒。ただし、点を取ったり、シュートを外したりすれば相手ボールから始まるわけだから、このボールを相手から取らなきゃいけない。「取る」が存在すると「取られちゃいけない」が存在してくる。
ここがスタート!「取りっこ」こそが原点だろう。その上で、「手以外でボールを扱わねばならない」というサッカー特有のルールが存在していく。そう考えれば、あとはスムースだった。もちろん、たくさんの指導書もビデオもDVDも見たけれど。全ては「奪い合い」に帰結していく。「奪う」が最初にあって、「奪われないため」のタッチ、ドリブル、カラダの向き、ルックアップ…が必要となる。「奪う」ことが長けてくると「奪われない」技術も自然と上手くなってくる。常に「奪う」というプレッシャーにさらされるわけだから。。。
ベンゲルに「相手がいなけりゃ、小倉もストイコビッチだ」と言われたころに比べれば、1対1の重要性の「定義」は定着してきた感があるが、実はその前の「奪う」という大基本が日本のサッカーでは希薄な気がする。だから、「奪う」組織戦術が機能しない。見たわけでも聞いたわけでもないが、欧州にしろ南米にしろ、サッカーが盛んな国はこの大原則が長い歴史の中で染み付いているのだろうなあ、きっと。この部分の差を埋めないと多分、日本はサッカー大国になれない気が「僕は」する。
どんな「逆算」にも「検算」にも「定義」があり、その前に「定理」が存在する。根本のね。う~ん、今日は実に「サッカーコーチ」っぽい。似合わないけど(笑)。
まあ、素人の戯言です。お許しを。
ただ、僕の場合、その前の「スポーツをする意味」を考えちゃうんだよなあ、どうしても(笑)。
- [2006/05/31 20:09]
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