2006.03.09 Thu
男の遺伝子。
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3人寄れば⇒文殊の知恵。かしましい主婦が寄れば⇒井戸端会議。さて、同年代の男が寄れば⇒? いったい何が始まるでしょう?
男という生き物はオバカな生き物で、同年代の3人以上が集まると自然と自慢話大会を始める(笑)。例えば。今日のうちの会社での会話。「社員食堂」の利用頻度の話になった。そもそも、話の発端は、僕が「10年ぶりくらいに今日、社食を利用した」という発言をしたところから始まったのだが(笑)。
「オレは入社して一度も利用したことがない!」。
「オレは若い頃、朝昼晩と3食とも利用して、それを1カ月続けた!」。
「オレは1カ月どころじゃない、半年間に渡り食い続けたことがある!」。
僕の「10年」発言は、すっかりカスんでしまった~(笑)。
このくらいは、可愛い方である。男同士ならではのもっとエグイ内容の自慢話はしょっちゅうある。ただし!あくまでも他愛のない話に限られる、内容は。例えば、「若い頃、温泉宿で~の~と…」、「いや、オレは出張先の××の△と…」とかね。真実の話はわからないが(笑)。間違っても「ウチの嫁さんは美人でね…」という話にはならないのがミソである(笑)。
同年代でなくなると、この傾向がちょっと変わる。男同士の自慢話は行なわれるのだが、言い合いにはならない。当然、下のものが上の年代の人の自慢を聞くことになるのだが。。。これが年下の人間にとっては、ぜんぜん苦痛ではなく、素直に「すげぇ~」と聞けるのだ。その自慢が聞けることがウレしくて仕方がない(笑)。ただし、尊敬できるような人間性豊かな発言ではないとダメ。逆に、「ウチのチームが強い理由はね…」なんてことを延々と聞かされても「ウルセエよ!」と思ってしまう。ちなみに僕は典型的にこのタイプ。なんでだろう?
多分だが。やはり、男の血脈に流れる「オヤジ」と「息子」の関係の「絶対的な縦関係」DNAが自然と働くのだろう。「母親」と「娘」に流れる「超なかいい友達感覚」DNAと同様に。同時に尊敬できないオヤジには反発してしまうのもDNAなんだろうなあ、男の。
先日、県NO1チーム、M総監督から聞いた自慢話は久々にシビれた。全ての男細胞のDNAが起立っ!礼っ!とざわめいた。しつこいが、涙が出るほどシビれた。曰く、
「全国で優勝したことは自慢じゃない。日の丸を付けそうな卒団生が数人いることも自慢じゃない。昨年の高校サッカー選手権県予選のBEST16チーム中、4つのチームのキャプテンがウチの出身者だ!ということは自慢だし、誇りに思う」。
言ってみたい。。。こんな言葉。。。高倉健だって、こんなカッコよくないよ~(笑)。卒団生がみなサッカーを続けていて、しかも、県下でBEST16だから、プレー自体もウマイ。何と言っても、人間的に優れていて信頼されているからキャプテンに選ばれるのだ。今思い返しても、「スゲェなあ~、そうあって欲しいなあ、ウチの子ども達も」と単純に思ってしまう。
思い出した! 1年半前くらいに、同じような自慢話を聞かせてくれた人がいる。ライバルチームののN団長だ。多分、本人は覚えていないだろうけど。これもシビれたなあ~。。。
「僕の自慢はな。。。地域の中学校のサッカー部のキャプテンは毎年みなウチの出身だということだ。これは素直にウレしい。ウマイとかヘタとかでなくて、サッカーを続けてくれてキャプテンになって切磋琢磨してくれている。ウラヤマしいだろ?(笑)。そういうチームを作れよっ!」。
果たして自分が50歳を越えた時、二人のような自慢話が出来る自信は今のところない。社員食堂を定年まで使わない伝説なら作れる自信はあるけれど(笑)。
僕の自慢? 粋な二人の先輩の粋な自慢話を直接聞くことができたことです!
- [2006/03/09 23:10]
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