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    黒子とはいえ。 

    週末に向け、いい「お湿り」。


     団内の審判服手配に四苦八苦している。得意の近所ショップ拝み倒しで済み!と思っていたのだが、上手くいかない。パンツがメーカー(adidas)にもないという。レインウェアに至っては、「ショップとadidasの契約に入っていない商品なので…」と今更ながら、言われてしまった。レインウェアはともかく、パンツだけは何とかそろえなければならない。ないと審判できないもの~(笑)。

     12日の県大会1回戦、Yチームvs.Aチーム戦。レフリーの鮮やかなキビキビとした動きに思わず魅了された。胸のワッペンは白。2級だ。さすがに県大会を裁く審判は違う。キレのあるホイッスルの吹き方、瞬発力に満ちた躍動的な走り、確実に見やすい位置に 入るコース取り。ファウル地点を指す時の腕の振り上げ降り下げ方(特にイエローカードを出す時の動きはマジで見惚れた、笑)。そして、圧巻のシーンは。決定的なゴールの阻止をキーパーがしてしまった時。躊躇なく鮮やかにレッドをビシッと出した。その姿は神々しささえ感じた。

     キーパーを擁護するわけではないが、ワザとではない。ペナルティエリアの前で1対1になり、FWが右に降ったボールを取りに行こうと反応し、結果として届かずに足を刈る形になった。ワザとではないが、明らかなレッドカードプレー。僕なんかは、ああいう時に「カワイソウ」という感情が一瞬頭に走り、「イエローでいいかな?」と思いながら、「うにゃ!それじゃいかん!」とレッドを出すという流れになる。この主審は、何の躊躇もなく、力強く笛を吹きカードを高々と差し上げた。スゴイ。。。

     その後、キーパーを変える時、ユニホームのゴタゴタがあり、本部にその主審が走ってきた時に顔が見えてビックリ。KチームのSさんだった。Sさんは、僕の飲み友達。飲む時は、僕とバカ話に花を咲かせてくれる。2級だとは知っていたけど。Sさん、すげ~カッコイイ!正直に書くが、この日のレフリーでNO.1だったことは間違いなし。

     なるほど。Kチームが毎年強いわけが分かった。これだけシッカリとした審判がいるのだから当たり前。「やらなきゃならないこと」と「やってはいけないこと」を明確に教えられるチームは強い。よく、勘違いしてしまうのは、「激しさ」=「荒さ」と思い込み、荒いプレーをしてもファウルを取らないこと。これ絶対にダメっ。逆もあって、「激しさ」=「ファウル」と決めつけてファウルを取り捲る人もいる。これも絶対ダメッ。子どもの成長を阻害してしまう。また、観客のお母さん方も「間違った基準」を覚え、文句を言いがちになる。

     残念だなあ、と思うのは。ジャッジの基準が各地区で異なってしまっていること。もっと言っちゃうとチームによって違ってしまっていること。ここを揃えないと、県全体のレベルは上がっていかないと思うのだが。。。また、「僕はコーチで充分。審判は面倒だし、いいよ」という人がいるのも事実。やらないにしても、「やったらウマイ」でなくちゃね。少なくても「ウマくなろう!」と思う人は、やらなきゃいけない(僕は、このレベルだな、笑)。今週の県大会・準決勝、決勝を見に行く人たちは、審判にも注目して欲しい。そして、その技術を見て、持ち帰ろう。そういうこともチームが強くなる1つの方法です。

     Sさん。今度の飲み会は審判の話をマジメに教えてください(笑)。

     審判パンツは、どうにか3つ、今日、手に入れた。新しく我がチームの審判員になった方たちへ。格好も大切ですが何より、「上手」と言われる審判を目指してください。その思いも込めて、レインウェアも探します。



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