2005.07.12 Tue
ご自宅に先生はいます。
- 少年サッカー
- | トラックバック(0)
- | コメント(0)

僕が大学生の頃、大学ラグビーの人気は絶頂だった。早明戦のチケットなんぞは手に入れるのは至難の技で、徹夜でプレイガイドに並ばざるを得なかった。当然、「ここぞ!」というデートには「ラグビー観戦」を選ぶと成功する確率が高く、ホットドッグプレスあたりでも、そのデートコースが推奨されていたりした。
ラグビーってスポーツは、「ルール」が、かなり面倒くさい。スポーツ観戦を楽しむ基本は、「そのスポーツのルールを知っているかどうか?」が大きな柱になる。これを知らないと、人間の体は眠くなるように作られている(笑)。だから、「ラグビー見に行きたい~。流行ってるし~。」って女の子に「僕が説明してあげるよ~」と言えることは、かなりポイントが高かった(笑)。高校の時、一所懸命にラグビーをやってて良かった!と大学生になってから、心から思った(笑)。
中でも一番面倒なのが「オフサイド」。スクラム(セットされた密集)、モール(セットではない密集で立った状態のモノ)、ラック(モールがつぶれたモノ)の味方サイドの一番後ろがオフサイドライン。ここから、ボールが出ると「オフサイドライン」が解除され、ボールの位置がオフサイドラインに変わる。だから、パントを蹴ってボールを相手陣内に深く入れると、ほぼ全員が「オフサイドプレーヤー」になる。だから、深い位置でボールを取った人間(多くはフルバックだったり、ウイングの時が多い)が自分より前にいる「オフサイドプレーヤー」を追い越していかないと一人一人のオフサイドが解除にならない。しかし、多くの場合、FW(スクラムを組むゴッツイ連中)は、ゴチャゴチャになっているので、自分が「オフサイドプレーヤー」なのか?「オフサイドでないプレーヤー」なのかは、ほとんどわかっていない(笑)。では、どうするか?「ボールを持った人間」、もしくは「それより後ろにいる人間」が追い越す時に「オンサイド!」(音的に言うと、オンサイ~ッ!)と叫びながら走って、「オフサイドの解除」を伝える。
あ~疲れた。説明だけで(笑)。簡単にいうと。ラグビーには「オフサイド」の概念と「オンサイド」の概念が存在するということ。
さて、サッカーの話。FIFAがルールを変えて、オフサイドの基準が変わった。というより、ハッキリした。簡単に言うと、オフサイドの基準は「オフサイドの位置にいるプレーヤーが関与したかどうか?」であるが、今まではそれが審判の主観に委ねられていた。しかし改正後は「基本的に(この基本的にが、かなりクセものなのだが)ボールに触らなければ関与した事にならない」。なので見た目の一番の違いは、今までは「パスを出した瞬間にオフサイドの旗が上がったが、今は「オフサイドプレーヤーがボールに触った時に」始めてフラッグが上がる。
この話自体、「何をいまさら?」って感じの話題だが。コンフェデ杯では適用されていたし、Jでも2日から運用されている。これねえ、審判をやる立場から言うと一長一短がある。「長」は?。副審って慣れないと「平面」で見てしまう事があって、ロングボールだと「奥行き」の判断がつかずに「旗」を挙げてしまう事があった。これからは確実にこういうことはなくなる。「短」は?。まあ、まだ施行されたばっかりだから、何とも言えないが。。。おそらく「スクリーン」をより意識したプレーが増えてくると思う。特に南米あたりで。ヘタしたら、バスケ並みになったりして。まあ、それは立派な関与だからオフサイドだが。解釈論だからなあ。
言いたいこと?また、「口説く」のに使うのかって?あり得ないでしょ!しっかり理解しないと、根っからのサッカー好き以外の方たちは、「観ていて眠くなるよ~!」ということ。
さあ、もう一度、「オフサイド」を覚え直しましょう!お母さん方。優しい「彼」の代わりにカワイイ「子供」が親切に、かつ自慢気に教えてくれますよ~、多分(笑)。
- [2005/07/12 22:42]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
https://halusaka.jp/tb.php/20-47dca36b
- | HOME |