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    サッカーの街の底力っ! 

    晴れらしい。今、午前3時だから~。帰ってきた。やっと。


     「トシ、サッカー好きか?」。

     今の学校の図書館というのは何でもあるらしい。息子がマンガ「シュート! 番外編~久保嘉晴の伝説~」を借りてきた。風呂で、久々に読んで泣いてしまった~。。。ホリエモンのことなど完全に忘れた。ここでシュート!の話しを書くと長くなるので止めるが。。。冒頭の言葉は、世紀の天才・久保キャプテンが主人公に語りかける言葉。まあ、簡単に言えば「ウマイ、ヘタではないよ、何よりも、どれだけサッカー好きか?だよ~」という趣旨の言葉だ。

     僕もそう思う。どれだけ好きか?が一番大きな問題。どこのチームでやるか?、どのポジションをやるか?なんてことは二の次だ。まずは自分がどれだけ好きか?が始まり。

     ただ。子供はサッカーが好きなのに、周りがその「好きっ!」という気持ちを「つまらない~」、「嫌いだぁ~」に変えてしまうことが多々ある。天に向かってツバを吐こう(笑)。「なんだ、そのプレーは!」と叱り飛ばす親とコーチ。審判に向って文句を堂々と言うベンチ。ベンチ同士のケンカ。いっつも、同じポジションしか子供にやらせないコーチ様。あ~っ、ツバが顔に降りかかる~。

     もっと最悪なのは。子供を試合に出さないコーチ。もしくは、出そうと努力をしないコーチ。試合が一番楽しいし、何より一番の練習だから。ただ、この問題は複雑で、全員を均等に考えると「そこそこのレベル」の子が「つまらね~」になってしまう。そうならないために、「そこそこ」ばかりを使うと「習熟度が遅い子」が「つまらね~」になってしまう。この場合、親も二つに分かれる。みんな、自分の子がカワイイもの~。当たり前のこと。理想は全員が均等に、かつ、皆が技術も努力も「そこそこ」であること。そうじゃないところが人間のおもしろいところだし、人の長所は「サッカーに秀でている」ことだけではない!のだけど。サッカーチームである限り、ここが一番難しい。あ~っ、顔がツバで冷たい。。。

     優秀なコーチとは、このバランスがキッチリ取れる人。または、いかに取ろうか? と努力をする人。何より大切なのは「サッカーが好き!」という気持ちを子供に持たせ続けること。持たせ続けようと努力を惜しまないこと。全員に!対して、だ。そういう意味では、僕ら11期生のコーチ陣は全然、ダメである。あ~っ、顔がツバでベトベトになってきた。。。

     新人戦県大会の登録メンバーは20人。何をゼイタクなっ!とお叱りを受けることを承知で書くが、20人以下だったら、どんなに楽なんだろう。んで、これも正直に書くが、勝負になる子は14~15名。勝とう!と思ったら全員は使えない。。。んで、もっと正直に書くが、子供全体のモチベーションを上げるために20人枠に実力で言ったら27番目くらいの子もあえて入れている。。。全員に「チャンスあるんだよ~」とわからせるために。

     何とか「サッカーが好きっ!」でいさせたいから。でも、まだ足りない。。。これじゃあ。。。

     そう思っていたところに。S市U地区の某チームからお誘いを受けた。「A市Oチーム(我がチームのこと)さんは、いっぱい人数いますよね? 普段、あまり試合に出られない子のための大会をやるのですが、来ませんか?」。いやぁ!思わず泣きそうになった。。。「いっ、行きますっ!絶対に行きますっ!何があっても行きますっ!」。みんながサッカーを好きでいられるために。何をすっ飛ばしても、行かねばならぬ。この大会だけは。まあ、ウチは2チーム組める人数がいるので試合には出している方だけどね。ありがとうございます!

     これが、S市U地区の底力っ!さすが、「サッカーの街」はダテじゃない。聞けば、U地区では、こういう大会はフツーに行なわれているらしい。驚いたことに公式戦もあるらしい。恐るべし、U地区。逆に、FCを選抜しても、大した文句も出ず(そこそこはあるらしいが)、U地区の「誇り」と胸も張れる。素晴らしき、U地区。道理で、どこのチームも強いし、ちゃんとしているわけだ~。地元Jサポの心意気はこういうところが根源なのだろうなあ。U地区の人100人に「サッカー好きか?」と聞いたならば、答えは一つに決まっている。

     2月26日。県大会にエントリーできなかった10人が先発で。ピッチに立てなかった数人をスーパーサブとして。県大会メンバーも応援のみ要員(絶対に出さないっ!)として全員引き連れて。我がチーム11期生は一つのチームだから、ね。胸を張って行ってきます!我がチームにとっての「もう一つの県大会」に。今から、その日が楽しみだ!素直に。すごくウレシイ。

     「みんな、サッカー好きか?」。
     いい返事が聞けると思う。きっと。絶対に。

     一歩でも。U地区に近づきたいものだ。我がA市も。


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