2005.12.26 Mon
ごめん。

我がチームの新人戦予選が始まったのは、11月12日(土)。場所はA市H小。この日の対戦はHチームさんとだけだった。確か10分過ぎたあたりだったと思う。よくは覚えていない。ゴール前に上がったセンタリングに飛び込む息子。つんのめる格好で着地。相手DFともつれながらの着地。つま先が無理な体勢になった時に、空中から降りてくる相手をつま先で受けとめる。踏まれた。うずくまる。が、すぐに立ち上がりプレーに復帰。そのあともプレーを続けた。
決して。相手も故意にやったのではない。偶発の事故。
ハーフタイムに左足のつま先にスプレーをする。「痛いか?」。「大丈夫。やれる。やらなくちゃ。勝たなくちゃ」。歩けるし、走れるのだから替える必要はない。後半、4点取って勝ち。だが、最後まで息子のプレーは精彩を欠いたままだった。
その夜。息子はいつもの通り9時過ぎに就寝。30分くらいたったころだろうか、珍しく泣きながら起きて来た。「足が痛くて眠れない」。足を見てみる。帰ってきたときはそうでもなかったのに、左足親指が青くなり腫れている。氷で30分以上冷やし、湿布を張って寝かせた。翌日の日曜、腫れは思ったよりも引いた。「今日はセットプレーの練習をしなくちゃ。そんなに痛くないし大丈夫だよ」と本人はヤル気満々。左は使うな!と僕と約束を交わし練習をした。
月曜日。嫁が近所の接骨院に連れて行った。診断は「打撲と捻挫のミックス。1週間は休みなさい」とのこと。この週はサンダルで学校に行かせ、体育も休ませた。土曜日(19日)のA市5年生サッカー大会は「1試合のみ半分だけ出ていい」と接骨院の先生に言われていたので20分出場。翌日曜は「できる!」というので、H市Mチームさんとの練習試合に2試合出した。で、その日以降、12月25日まで、ほぼ毎週土日は試合があって当然フル出場させていた。
その間、僕は感じていた。「何かおかしい」。プレースキックが飛ばない。シュートに威力がない。守備も簡単に抜かれる。本人に確認すると、「軸足の踏ん張りが利かない。左で蹴るとまだ痛い」。でも、腫れていないし、普通に走れる。途中に行なわれた学校のマラソン大会も充分な結果を残した。12月24日、市トレセンメンバーとして春日部の大会に参加。まだおかしい。翌日25日、我がチーム6年生との試合の時に確信した。「絶対に変だ」。帰宅して嫁に明日、必ず接骨院ではなく医者に行かせるように厳命した。
今日。嫁からのMAIL。「骨折。ただし、もう付いているので大丈夫とのこと。正確に言うと、骨折していた」。
どんなに僕が鬼のような父親だとしても。わかっていて、骨折している息子をサッカーの試合に出すようなことはしない。今までのことを振り返ると、背筋がゾッとした。気が付かない自分に無性に腹が立った。と、同時に息子自慢になるが、その忍耐力、責任感には頭が下がった。なんか切ない気持ちになり、涙が出てきた。遅い時間の帰宅となったが、寝ている息子を抱き締め、キスをした。かまわず、彼は寝続けていたけれども。
教訓。まず、ケガをした時は医者に行きレントゲンを取りましょう。当たり前のことだけど。案外、皆さんもできていないことではないでしょうか?
息子よ。その頑張りはお前の人生の中で必ず生きてくる。よく耐えた。そして、ゴメンなあ。気が付かなかった父を許してくれ。改めて言おう。新人戦県中央大会出場おめでとう。
- [2005/12/26 23:14]
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