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    『手袋を買いに』。 

    のち やっぱ「お天気」はいい!


     ガラにもなく、「童話」が好きだったりする。それも今風の気取ったモノではなく、いわゆる「名作」と呼ばれるものがお気に入り。夜中に、ふと思い立って、娘所有の(その前は、当然、息子の所有物だったけど)本を読んで、涙流していたりする(笑)。「人魚姫」、「泣いた赤鬼」、「セロ弾きのゴーシュ」等。童心に返る、というより大人の今だからこそ、余計に心に沁みるのかもしれない。

     一番のお気に入りは、新美南吉の『手袋を買いに』。

     山に雪が降って、手袋を買いに、きつねの親子が街に下りて来る。母きつねは、過去の経験上、人間がコワイ。仕方がないので、子ぎつねの片方の手を「人間の手」に変えて白銅貨を渡す。帽子屋に行って、この手に丁度いい手袋をください、必ず、コチラの手を出しなさいよ~と言い含めるのだが、子ぎつねは間違えて「きつねの手」を出してしまう。帽子屋の主人は「きつねだ!」と当然わかるのだが、白銅貨がホンモノであるので、「きつねも寒いのね~」と毛糸の手袋を渡す。帰り道に人間の親子の温かい会話を聞いた子ぎつねは母ぎつねが恋しくなり、急いで帰る。「人間て、ちっともこわくないや!」と子ぎつねは言い、母ぎつねは「ほんとにそうなのかしら?」と思う。

     だいぶハショッたが、そんな話。思い出しました?いい話だなぁ~。。。心がホンワカする。。。

     まだ秋だけど。冬を迎えるにあたり。「サッカー子ぎつね」に手袋は必需品となる。「子ぎつね」だけでなく「日本代表ぎつね」だって手袋をするのだ。寒い中、走り回るのだから、サッカーぎつねの、その手は「雪の女王」、「雪女」並みの冷たさになる。大人ぎつねはともかく、タイテイの「サッカー子ぎつね」は手袋をしていないと、長袖の中に手を入れ、寒さを凌ごうとする。これ、危険。転んだ時に自由が利かないからケガのもとになる。だから、手袋はスネアテ同様に、サッカー用具の一つ!と考えて欲しい。

     今日、某スポーツショップで去年モデルのadidas手袋が割引価格500円の更に3割引の更に1割引(315円)で売っていたのだが。この買い物好きの父ぎつねは、あえて、それを買わなかった(かなりガマンが必要だったけど、笑)。手袋は親の愛情を添えて子供と一緒に買いにいかないと、ね。「寒いけど頑張れっ!」て言葉とともに。

     だから。サッカー子ぎつねを持つ母ぎつねは、街に子供と一緒に『手袋を買いに』行ってください!

     ただし。今の時代、帽子屋には手袋、売ってません(笑)。


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