2003.07.18 Fri
夢

サマージャンボ宝くじが発売中である。一等前後賞を合わせて3億円。所ジョージが大勢のオネエチャンを引き連れて、浜辺で変な踊りを舞うテレビスポットを見る度に、「今回は絶対買うぞぉ~!でもって、当てるぞぉ~!」と気合満々なのだ。夢の実現のために。
僕は「夢見る」人間である。子供の頃から、そうだった。「あの子から好きだと思われたらいいな!」「今度の球技大会、優勝できたらいいな!」「将来、パイロットになれたらいいな!」等、毎日そんなことを思っていた気がする。特にパイロットは真剣にそう思っていて、中2の時に「パイロットになるためには」という本を買ってきて読んだりしていた(動機はスチュワーデスと逢えるからだった気がするが、笑)。中3の進路面談では「高校でたら、航空大学校、もしくは防衛大を出て、民間航空会社のキャプテンになります」と親と教師の前で言い切った。母は「戦争になったら、真っ先に徴兵されそうだから止めてくれぇ~」と言い、先生は「パイロットは余っている。卒業しても就職先は無いぞ!」と母を気遣って言ってくれた。高校にも入っていないわけだから、先のことなどどうなるか全然わからないのにもかかわらず、頭ごなしに否定されたのが悔しくて、家に帰ってからANA(全日空)とJAL(日本航空)に勢いで電話をしてしまった。色んなところに回され、最終的に人事部に。返事は「ここ数年、新規採用は見送っております」。子供ゴコロに大ショック!今思うと、両社とも「世間知らずの口の利き方もしらない大学生」とでも思ったのに違いない。簡単に少年の夢を壊すようなことは、幾らなんでもしないだろうから。でも、さすが子供だけあって「じゃあ、検事にでもなるか」と次の日にはケロッとしていた(笑)。
大学4年になり就職活動を始める時、学内でショッキングな求人広告を見た。「私立文系でもパイロットになれます、全日空」。WHAT?余っているんじゃないの?時はバブルの真っ最中。どうも空の自由化が進み、航路も増えてパイロットが全然足りなくなっていたらしい。「しまった~!語学しっかりやっておくのだったぁ~」と思ったが、後の祭り。まあ、その時は既に他に「なりたいもの」があったから、そんなにショックは受けなかったけど。ただ、親が・先生が「当時の現実」を語らなければ、キムタクのモデルは僕だったかもしれない(笑)。(でも学内の知り合いが受けて合格。本当にパイロットを今、している)。人間万事塞翁が馬。何がどう転ぶかはわからない。別に親と先生のせいだ!という気はさらさらないが、子供には大きな夢を持たせて純粋に応援してあげたほうがいいかも?とは思います。
で。宝くじ。3億当たったら?じゃ~ん、近所の田んぼを買います!照明付きの「我がチーム専用サッカーグラウンド」(芝だよね!やっぱり)を作るんだもん!「家のローンが先でしょ!」と嫁に怒られそうですが(笑)。いつまでも「夢見る」人間でいたいものです。当たるかもしれないじゃないですか!買わない宝くじは当たらないし。来年あたり、我がチーム専用グラウンドができているかもしれません!
- [2003/07/18 23:00]
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