2003.07.22 Tue
91の個性
- 少年サッカー
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我がチーム3年生には4人の「ユウタ」がいる。6月下旬までは、「ユウタ」トリオだったが、7月から「ユウタ」カルテットになった。ユウの字は全員違うのだが、タの字は、みんな「太」。で、当たり前と言えばそれまでなのだが、全員、性格、持ち味が「これでもか!」というくらい違う。
M・ユウタ君はMコーチの息子。普段は口数が少ないのだが、芯は強い。試合になるとポイント・ポイントで声を出し、コーチからの指示も無いのにキレイにバックラインを統率している。プレーも堅実で、強いアタリも恐れずに相手に立ち向かう姿はカッコイイ。リフティング練習なども見えないところで黙々とこなしており、時々「おっ!」と僕を唸らせる。他の子供からの信頼も厚く、「M~っ、午後、遊ばない?」といつも誘われている。Mコーチと二人でいるとサッカーに関する、答えに窮するような鋭い質問を浴びせることが多々あるらしい。3年生チームの精神的大黒柱の一人である。
H・ユウタ君も、みんなといると口数は少ない方。ただ、その細身のカラダからは想像できないような大胆なプレーをする。サイドバックをやらせているが(大会が続いたので、2ヶ月くらい固定した。これからは色んなところをやらせる)、玉際に強く、簡単にあきらめない。これはイイ言葉として捉えて欲しいのだが、とにかく「しつこい」。それでいて、教えてもいないのにロングでシュートをバンバン放つ。常に全力投球する姿はエライ!と思うし、サッカーが本当に好きらしく、楽しそうにプレーをしている。
O・ユウタ君。一見、おとなしそうなのだが、実はよく喋る。明るいし、笑顔も爽やか。そして、何よりも器用。「これをやってみよう!」と切り返し・フェイントなどをやらせてみると1回でピシッとできる。インステップキックなど理想のフォームでキチンと蹴るので「ビシッ」という音とともに鋭い打球が飛んでくる。カラダも大きく、運動能力も高いので密かに期待している「隠し玉選手」。今は闘争心に欠けるところがあり、人を避ける傾向にあるが、それを克服できれば(いや、克服する必要もないなあ。徹底的に避けるテクニックを磨いてもよい)いいプレーヤーになれると思う。
最近入ったK・ユウタ君。実はO家、K家とウチは家族ぐるみというほどではないが仲良しで、年に3回くらい庭でバーベキューをやったりする。K家は非常に明るい家庭である。その影響もあり、K君は明るい笑顔の持ち主。小太りのカラダでいつもニコニコ笑っている。ウチの嫁が「K君は気持ちが優しいよ。サッカー向くかなあ?」と入団する時に心配していたが、大間違いであった。先日のチビッコ大会で試合に出してみたが、とにかく一所懸命に走る、蹴る。教えたばかりのフェイントを見事に披露し、積極性が充分にあるところをアピールした(親もビックリしていた、笑)。
名前が一緒でも、みな違った個性。3年生19人いれば19個の個性。全学年91人いれば91個の個性。子供の才能は色々である。サッカーが上手くなることは二の次に「一所懸命に頑張ること」「善悪がキチンとつけられること」を大事にして、個性にあった教え方をしていきたいと思う(いや、サッカーも上手くさせます、必ず。笑)、チビッコ大会明けの今日この頃であります。
- [2003/07/22 22:59]
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