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    眩しい笑顔 

    (%晴れ%) 抜けるように「天高い」秋晴れっ!

     どうも僕はお父さんコーチの典型らしく、まず息子を褒めない(苦笑)。『褒めなきゃダメ、褒めなきゃダメ』と思うのだが、ミスばかりに目が行ってしまう。『今日は、このプレーを褒めよう!』と試合中に思ったりするのだが、家に帰ると「お前、なんでアノ時ボールを避けたんだ!」なんて声が第一声だったりする。そんな僕だが、この夏、一つだけムチャクチャ息子を褒めてあげたことがある。抱きしめて、頬摺りして、大きな声で万歳をしてあげた。それは「リフティング500回出来たこと」である。

     夏休みのはじめに二人で指切りをした。「夏休みにリフティング500回できるようになろう!」。7月20日の段階で確か記録は250回くらいだったと思う。500回を達成したのは8月31日の午前中。まさにギリギリの達成である。僕がそこまで褒めたことには、実は理由がある。多分、日本全国リフティング500回できる小学生3年生は相当数いるだろう。僕らが住んでいる県だって1,000人は軽く超えると思う。リフティングそのものは、数ができればいいってものでもない。持久力・集中力を養うためには有効かもしれないが。要は、どんな態勢でも正確に思ったところにボールが蹴れるようになれば、それでよい。足のどの部分にどういう回転で当てれば、ボールはこう飛ぶ!が、考えることなくカラダに染み込めばそれでよいのだ。では、何故そんなに褒めたか?それは「毎日、挑戦を続けたから」だ。

     小学3年生の夏休みだから「田舎のじいちゃんの家」にも行く。父方にも母方にも行くわけだから、結構な日数になる。その時も敢えて僕は何も言わなかったが、彼は蹴り続けた。嫁の田舎・某総合運動場でも僕の実家の近くの小学校でも。毎日、毎日、蹴り続けた。

     一つのことを一人で続けるというのは、決して楽な作業ではない。自分しかいない分、そこには、なかなか越えられない壁もある。実際、彼のリフティングにしても450回から500回に到達するまでは相当、苦労をしたらしい。「なんでこんなことしているのか?」「止めても誰も見ていない」「一日くらいやらなくたって、わかりやしない」「今日は午前中、雨だったからグラウンドはヒドイはず」「夏休み中できなくたって、9月中にはできるようになるさ!」…。自分の中の「さぼり魔」は彼にいっぱい誘惑の言葉を囁いたことだろう。継続は力なり。頑張り続けた意思の強さに「コーチ」ではなく「親」の僕が素直に感動を覚えたから、過度にも思える褒め方をしたのだと思う。褒められた彼の顔は眩しい照れ笑いの入ったステキな少年の笑顔だった。
     
     今日、会社の横の公園でヨチヨチ歩きの赤ちゃんを励まし、褒めている若い夫婦の笑顔を見た。そういえば、小さい頃は何ができても笑顔で褒めてあげてたなあ、僕も…。と、眺めているうちに凄く切ない気持ちになった。明日からは、どんな小さいことも一日一回、褒めてあげよう。

     今回は、日記というより「バカ親の息子自慢」になってしまいましたが許してください(笑)。天の高い、「秋」を実感した10月1日のせいです、きっと。
     
     自分の子供を褒めていますか?

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