2005.08.07 Sun
飯、八合目!

自慢だが、僕は3時間の間に「ごはん」を8合食べたことがある。
時は大学生2年。場所は横須賀・追浜、半同棲していた彼女のワンルームマンション。どんなシュチュエーションだったかというと、「一人で留守番」(彼女は学校、僕はサボリ、笑)していて、「腹減った~」と冷蔵庫を空けたら何もない。あるのは、「岩のり」と「明太子」だけ。米びつを開けると米だけはタンマリとある。「ふむ。ごはんパーティはできるな…」と米を磨ぎ・炊き、とりあえず3合を「岩のり」・「明太子」でいただいた。足りない。財布を探ると500円札(時代を感じるなあ)。マンションの1階の「ローソン」で、「ごましお」と「ふりかけ」を買ってきて、さらに3合いただく。まだ、ちょっと足りない。「腹8分目」よりも「飯、8合目!だろう、オレが成すべきことは!」と残金で永谷園「お茶漬けの素」を買ってきて。さらに2合いただいた。計8合。よく食った!
「食べること」は「生きること」の基本だ。
合宿初日の夕食の時。一向に箸が進まない子供が数人。「合宿」とはいえ、小学生のモノだから、「カラダがメシを受け付けない」「メシも喉を通らない」ほどのキツイ練習などする訳がない。お世辞にもウマイ!といえる料理ではなかったのは、事実。それでも、「食えないよ~」というほどのものではないし、昼間に運動をしているので「おなか減った!」という一番の「調味料」も働くはず。実際、他の子はモリモリ食べていた。すごく気になったので、「ごちそうさま!」をする前に子供全員に聞いてみた。「この中で『食べること』が嫌いなヤツ!手を挙げて!」。44人中、6人くらいが手を挙げた。
ん~残念なことだ。
好き嫌いは誰にもある。僕自身の好みの話でいえば「煮魚」は得意ではないし、子供の頃は「しいたけ」は嫌いだった。アレルギーもあって、「海老」を食べると未だにクチビルが腫れる。でも。食べること自体が嫌い!というのは、僕あたりには「理解さえできない」こと。考えてみると、僕が子供の頃は「食べることが嫌い」な子供なんていなかった気がする。原因はきっとあるのだろうけど、これも時代なのかなあ。。。
コーチの立場から言うと、やはり「食べない子」は、どんなにサッカーが上手くても試合には出せない。「生きること」の基本が「おざなり」になってしまっているから、事故が起きる可能性も高くなる。事実、挙手した子供は「コーチ、気持ち悪い。。。」とよく言う子供である。この相関関係は、少なくても我がチーム11期生の子供達の中には確実に存在する。
栄養学に沿って、試合の30分以内に炭水化物を取る事が理想だとか、カラダを作る栄養素を取ろう!とか言う前に。まず、何よりも「食べること!」を好きになろう。そのために、最初は好きなものだけでもいいから、「食べる量」を意識して増やしてみよう。慣れてカラダが「量」を受け付けるようになれば、カラダを動かしたくなってくる。カラダを動かせば、さらに食べたくなり量が増えてくる。その繰り返し。そのうち、自然と好き嫌いも減ってくるはず。カラダを動かす運動がサッカーならば、食べる量が増えるに従って、どんどんサッカーが上手になるよ!きっと。「いいんだよ、錠剤で取れるのだから、ビタミンなんて」とシャアシャアと言っちゃう大人に少なくても君たちにはなって欲しくない。
8合食べて。すごく運動したくなっただろうって?半同棲でしたから~(笑)。ご想像にお任せします(初の下ネタ、笑)。
- [2005/08/07 22:11]
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