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    ベンチ見りゃわかる? 

     晴れ。いよいよ三寒四温って感じ!

     
     「♪よ~く考えよう、○○○は大事だよ~♪」というCMがある。上の娘が、このCMが大好きで、よく口ずさんでいる(親としてはどうか?と思うが…笑)。まあ、アヒルが風呂に入るシーンが好き!という理由なので、安心はしているが(4歳から○○○に固執されたら、たまらないよね、笑)。あのCMを見る度に思うのは、「○○○じゃなくて、よ~く考えるのが大事なのになあ…」ということである。

     昨日(11日)、我がチーム3年生が練習試合を行った。県庁所在地・某サッカーさん、隣の市のチームさん、そして永遠の好敵手チーム(向こうはそう思っていないか?、笑)さんを招待しての交流試合である。スコア?まあ、スコアは置いといて。すごく印象に残ったことがある。それは県庁所在地チームさんとライバルチームさんのベンチの様子。

     ベンチを見れば、そのチームのレベルがわかるというけれど。それは本当なんだなあ…と実感しまくりの一日になった。

     まず、県庁所在地チームさん。試合中、ホントに静かなのだ。ほとんど指示を出さない。じ~っと試合を観ているだけ。これは僕などに言わせると「凄い!」ことである。

     一度、試合が始まればプレーをするのは選手。コーチといえども所詮は外野。下手すりゃ野次馬(笑)。外からヤイノヤイノ指示を出すことなく子供の自主性に任せる。それが自分で「考え」、ひいては各々の判断力のUPに繋がる。それは分かっているのだが…。これがなかなかできないことなのだ。つい、「H君~!出せ~っ!」「我が息子、ファーストタッチぃ!」「M君、ドッカン蹴るなあ!」(これでもダイブ大人しくなって、怒ることはなくなったのですよ、笑)等、ついついトルシエ張りの大声を出してしまう。ただ、昨日は途中から恥ずかしくなり、我慢した(笑)。 県南のチームは「ベンチの静かさ」が徹底されていると聞いていたが、実際見たのは始めて。県庁所在地チームの子供達は伸び伸びと自分達で「考える」サッカーをエンジョイしていた。

     で、ライバルチームさん。こちらは我がチームに負けず劣らずウルサイのだが(ゴメンなさい、笑)。何が凄いか?というと、その指示のレベルの高さ!

     「ホントに3年?」という指示がベンチから飛び、それをキチンと実行する子供たちを見て、「ホントに3年?」ともう1回思う(笑)。ライバルチームの3年生が凄いのは、全員が「次の次のプレー」くらいまで「考えている」こと(そう鍛えているのだろうけど)。コーチもそれが分かっているから、当然、求めるプレーが高いものになる。Hコーチの長男(6年)が、ライバルの3年生のプレーを見て目を丸くしていた…。

     「考える」ということ。それが熟考であれ、瞬間的な判断であれ、今の子供たちに欠けていることではないか?と思う。少なくても、我がチームの3年生には今後、「考える」ことを徹底させていきたい。プレー中はイマジネーションたっぷりに「考える」。ゲーム終了後は反省も含め、「次の試合どうするか?」を「考える」。言われたことを実行するだけでなく、自分達で「考える」習慣を持ったチームは必ず強くなるし、一人一人の人間的成長も期待できることは間違いない。

     んで、昨日の我がチーム。まだまだ、目の前のボールを懸命に追いかける泥臭いサッカーなのだけど。視野も狭く、個人技もまだまだの3年生チームなのだけど。「考える」芽は育っていました。隣の市のチーム戦(このチームも声の出ているNICEチームです!僕は個人的にこのチームが大好きっ!)。その試合でCBを務めるのK君が相手ゴール前に。「うにゃ?」(コーチ全員)。見事にトラップ、パスして難なく1点。試合終了後、「なぜ、お前があそこにいたんだ?」と聞いたところ、「もう1点を取るために、R君(この試合のもう一人のCBでした)と相談して、僕が上がることにした!」とのこと。アハハっ!いいよぉっ!もう、コーチ陣は用済みかもしれないなあ…(笑)。

     練習試合に参加してくれた各チームの皆さん!
     また、楽しく「考える」サッカーをやりましょう! 

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