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    時間に関する考察 その2 「スピード」。 

    のちのち 良い天気。夜は雨。


     ちょっと面白い記事を見つけた。札幌の塾教師のブログ「蛍雪記」の中の1記事(→ココ)。以下、全文を掲載する。ただし、改行は読みやすいように僕の方で多少イジった。ご了承願いたい。



     『時間は平等』


     宿題が終わらなかったとき
     予習が終わらなかったとき
     課題が終わらなかったとき
     勉強をせずテストで不合格だったとき
     「時間がありませんでした」という阿呆がたまにいる。

     ウチではそれは私の逆鱗に触れる「禁句」なので
     その言葉を言った生徒は最近はいなかったのだが、
     この前ある中3生が
     「時間がありませんでした」
     と言ったのでマジギレした。
     おそらくその生徒の家の周辺は時空間が歪んでいて
     1日が12時間くらいしかないのだろう・・・

     って、そんな訳があるかい。

     「時間がない」などと馬鹿なことを言うな。
     時間はある。
     1日24時間。
     勉強ができる者もできない者も
     金持ちも貧乏人も
     部活をやっている者もやっていない者も
     1日は24時間。

     まあ、ぶっちゃけ
     大人は時間を金で買えるんだが、君らには無理だから
     それはおいておこう。
     よって君ら中学生にとって時間だけは平等。

     ただし、「自分が使える時間」は増やすことができる。
     無駄な時間をなくせばよい。
     余計なことを捨てればよいのだ。
     テスト前に誘ってくる阿呆な友達と遊ばない
     ろくに中身も無いようなくだらんメールをやめる
     馬鹿馬鹿しいテレビを見ない。

     すると必然的に「自分が使える時間」が増える。

     睡眠時間を削る、という方法もあるがあまりおすすめしない。
     必ず反動がでるからだ。
     学校の授業中に寝てしまうとか体調不良とか。
     とはいえ1日が24時間である以上、無駄な時間をなくすのにも限度がある。

     そこでもう一つ、勉強のスピードを上げることだ。
     小学校のときに「進んだ距離=速さ×時間」という公式を習ったろう?
     あれと同じだ。

     「勉強量=速さ×時間」なのだ。

     たくさん勉強するためにはスピードアップは欠かせない。
     「自分が使える時間」を増やしたくばスピードを上げろ。
     チンタラチンタラやっているから「時間がない」などという破目になるのだ。

     では、スピードを上げるにはどうすればいいのか。
     勉強のスピードを上げる方法はいくつかあるが
     どの科目にも共通して言えることは、
     読み書きの時間が勉強時間の大部分を占めるということだ。

     ということは、
     まず読むスピードを上げること。

     教科書を読むスピード。
     問題文を読むスピード。
     ここで今までの読書量の差が出るだろうな。
     何度も言ってきたろう?
     本を読め、と。
     読むスピードは本を読まないと上がらない。
     本を読んだことがないから読むのが遅い。
     読むのが遅いから途中で嫌になる。
     本を読まなくなる。
     この悪循環を断ち切るためには、
     いくら時間がかかってもいいから本を読むしかない。
     読んでいくうちに少しずつ読むスピードが上がってゆく。

     次に、書くスピードを上げること。

     これも訓練である。
     最近の小・中学校では板書を写さなくてもあまり怒られないらしい。
     その結果だろう、今の生徒は字を書くことに慣れていない。
     書くのが遅いうえに少し書いただけで「手が痛い」「疲れた」などと言い出す始末。
     字を書く訓練が足りないのだ。
     勿論、「速く書くこと」を常に意識して手を速く動かすことも大切。
     自分のペースでゆっくりやらないこと。

     ただし、文字が雑になってはいけない。
     提出するものは他人が読める字で書くこと。
     自分しか見ないものは自分が読めればよい。

     勉強のスピードを上げるためには
     「読むスピード」
     「書くスピード」
     を上げることが基本である。

     なお、この2つはテストの際も大切であることは言うまでもない。
     できる生徒ほど読み書きが速い。
     「遅い子=できない子」と言っても過言ではないだろう。
     勉強の基本は読み書きだ。
     「自分が使える時間」を増やすため、基本部分のスピードアップを図れ。

     本当は
     その他に「思考速度を上げる」ことも必要なんだが、
     キミらはまず「読み書き」だな



     ん。細部に多少の異論は持つものの。
     全体の考え方には大きく頷ける。
     たぶん、ここはいい塾だ。

     スピードはサッカーでも1つの強みであることは誰でも知っている。だが、それを「人より〝速く〟走れれば、それだけ余裕を持ってボールに携われる」と明確に説明してみると、スピードの本質が見えて、いろいろなことが改めてわかってくる。速く走るスピードがないならば、「人より〝早く〟動ければ、それだけ余裕を持ってボールに携われる」し、「人(もしくは「他チーム」)より〝早く〟練習の準備ができれば、それだけ人(もしくは「他チーム」)より練習ができる」。「人(もしくは「他チーム」)より練習自体の進行を〝早く〟すれば、それだけ人(もしくは「他チーム」)より多くのメニューがこなせる」。

     そして。選手もコーチも「思考スピードを上げれば」。
     これは、チームは間違いなく強くなる。
     24時間を有効に使うには、まずスピードUPだなぁ。

     公式としては「練習量=速さ×時間」なのだから。

     問題は。これをどう小学1・2年生に伝えるか? だ(苦笑)。



    必勝法。 

     突如、寒い。昨日と気温差スゴい。


     こんにちはっ! みなさん、ご無沙汰で~す、お元気でしたか? 蹴球メンタルクリニック院長です。いやいや、何かと忙しい毎日を送っておりまして…。実は、最近、蹴球メンタルだけでは、なかなか食っていけないので、別のクリニックも始めていまして…。何を? それがですね…。

     恋愛カウンセラーも始めたのですよっ!

     いやぁ、サッカーと違って、恋愛はマーケットが大きいですから。サッカーをしない人間はいても、恋愛をしない人間はいないですからね。試しに「恋愛相談」という言葉でググってみてください。な、なんと、12,400,000件もヒットするわけです。ところが、「サッカー相談」でググると…。7,540.000件です。恋愛の方が儲かっちゃったりするわけです。

     えっ? 相談内容を知りたい? 守秘義務がありますから、それは…。まぁ、みなさんにだけは、お知らせしましょうか。BEST3がありまして。ですが、今日はBEST1だけをお教えしましょう。

     んで。栄えある第1位は。
     「口説き方」です。

     2位と3位のカウンセリング方法は、また別の機会に。今回は「口説き方」にスポットをあてましょう。カウンセリングの答えは簡単です。「行動せよっ!」です。とにかく、「好きっ! と言えっ!」です。これしかありません。世の中を見ると、「なぜ、あの男の人に、あの美人が…」「なぜ、あの女の人に、あのイケメンが…」というカップルがいます。子どもの頃から、それが不思議で仕方がありませんでしたが、最近、やっと答えが分かりました。出会い方は、それぞれだったとしても結論は、だた1つ。告白という行動を取ったかどうか? が全てなのです。簡単に言えば、

     「買わない宝くじは当たらない」。
     「外れたら、また買う」。
     これだけです(笑)。

     行動を起こすことが大事。これは恋愛に限った話ではありません。指を咥えて、「いいなぁ」と思っている人には幸福は訪れません。例えば、です。中学の卒業式です。我が県のK市にあるTH中学という学校の卒業式には、な・なんと「西野カナ」が来ました。「いいなぁ~」と思うでしょう? では、聞きます。アナタは何か行動をしましたか? していないでしょう。TH中の子どもたちは、ドコモのサイトに書き込むという行動をしたわけです。

     宝くじを買ったのです。

     サッカーファンのために、こんな事例もあります。今日の新聞に、こんな記事が出ていました(→ココ)。この松永クンは、「ダメもとで言ってみよう!」とサポーター観覧席からフィンケにドイツ語で直訴したわけです。

     宝くじを買ったわけです。

     少年サッカーの事例も挙げましょうか。鬼平さんのブログを読んでください。そこに書いてある黎明期に「清水FC」にチャレンジした話は本当です。嘘をついたかどうか? は定かではありませんが。でも。いいですか? あのチームも最初から強かったわけではありません。「強くなりたいっ!」と思い、チャレンジをし続けたから今があるのです。

     宝くじを買いましょうっ!
     
     ただ。忘れてはいけないのは、努力は怠ってはダメということ。TH中の生徒も「何か記念になるものはないだろうか?」とネット中を探し回ったでしょう。松永クンだって、ドイツに行き、ドイツ語が話せたから、フィンケに言葉が届いたわけですし、サッカーの実力があったからの練習参加となったわけです。鬼平さんのチームも、「勝つために」必死の練習を続けたわけです。

     努力と行動。
     これが恋愛の必勝パターンです。
     ムリ目の人を落とすコツはここにあります。

     おっと。もう、こんな時間だ。では、そろそろお暇(いとま)をいただきます。えっ? どこに行くのかって? 訓練ですよ、訓練。カウンセリングするには、自分で実戦経験を積まにゃあいかんわけです。今の僕の目標は、あの人よりも先に例のものをゲットして我がチームのベンチに座らせることです。それは…。

     青い目ですよ、青い目(笑)。


    時間に関する考察 その1 「禁句」。 

     気温は高い。


     娘2人がお世話になっている女バスケ少年団の練習は、普段、ホーム小学校体育館で行われている。でも、この時期は卒業式・入学式等の準備で体育館を学校が開放していない。なので、今は、近くの市営体育館を使って練習をしている。

     今日の練習終了時。お当番のママさんからの一言コーナーで、あるママから、こんな指導が子どもたちに入ったらしい。「いいですかぁ! ここで練習をできることを当たり前と思わないでください。ママ達が、みんなのために必死で早朝から並んだことで、ここを使うことができています。だから、みんなは、一分一秒ムダにせず、練習に励んでくださいっ!」。周りにいたママ達も大拍手っ! ウチの嫁も「良いこと言うなぁ」と感心したそうだ。

     そう。その通り。
     時間を有効に使える者と、それができない者とでは大きな違いが出る。
     なぜなら。時間だけは全ての人に平等にあるからだ。

     最近、我が県でもクラブチームの躍進が目立つ。純粋なボランティア運営の少年団の影はとても薄い。たまに活躍する少年団もあるが、中味を見てみると、みな、平日に別のスクールに通っていたりする。

     僕は。それがとても悔しい。

     断っておくが。僕はクラブチームが嫌いなわけじゃない。どちらかというと、好きだ。実際、自分の子は部活ではなくKSC(ただし、半ボランティア組織ではある)に行かせていたわけだし。実際、今のジュニアのクラブは、どこも素晴らしいサッカーをする。個人技も組織プレーも純粋な少年団チームは及びもつかないようなハイパフォーマンスを披露してくれる。スクールはスクールで僕らの手が回らないところまでシッカリと子どもたちを指導してくれるから、僕らとしても非常に助かるのだが…。

     イチ指導者として。僕は悔しい。

     よく、「強いチームやウマい選手は、平日も練習しているのだから仕方がないよ」という意見を聞く。だけれども。僕は、そう思わない。それは、僕らがサボっている証拠でしかない。我がチームの1・2年生が、平日練習をしているチームに勝てないことや平日スクールに通っている子よりヘタだということは、僕らコーチの育成が×なことにほかならない。なぜなら、

     世界中の誰にとっても。
     1日は24時間で、1週間は7日で、1年は365日だからだ。
     同じ時間を持ちながら、同じレベルにしてあげられないことが、僕は悔しい。

     僕は。時間を有効に使っているだろうか。子どもたちに関われる時間がもし、強豪チームよりも少ないとするならば、それを補うような頭の使い方をしているだろうか? 勝手に限界を決めて、「仕方がない」とあきらめてはいないだろうか? グラウンドが土日しか使えないこと、練習時間が少ないことを言い訳にしていないだろうか?

     やればできるはずだ。時間は平等だから。
     世界中の誰にとっても。
     1日は24時間で、1週間は7日で、1年は365日だから。

     今日から、ちょっと自分にネジを巻こう。頭をフル回転させ、我がチームの子どもたちが強豪に負けない力を持つにはどうしたらいいか? を、もう一度、初めから考えよう。純粋な少年団だってやればできることを実証しよう。

     1日は24時間で、1週間は7日で、1年は365日。
     1秒もムダにせず。サッカーのことを考えたい(仕事は別として)。
     
     我がチームの1・2年生諸君っ! 今日から「ムリ」に加えて、禁句を追加だ。
     「時間がない」。
     これ絶対に、言ったらダメだよ~。



    北大 初代教頭の言葉。 

     寒い一日。会社は午後から。


     Boys, be ambitious !
     Be ambitious not for money
     or for selfish aggrandizement,
     not for that evanescent thing which men call fame.
     Be ambitious for the attainment
     of all that a man ought to be.

     少年よ 大志を抱けっ!
     金のためでなく。
     私欲のためでもなく。
     名声というくだらない思いのためでもなく。
     人はいかにあるべきか。
     その道を全うするために。
     大志を抱け。

     出典:1964年3月16日付 朝日新聞 『天声人語』、
     1944年 稲富栄次郎著「明治初期教育思想の研究」


     本日、息子も含めたA市立ホーム中学校3年生325名が同校を卒業をした。
     おめでとう。

     「卒業式? 中学なんだから。もう、男親はどうでもいいだろう」と思って、出席をするつもりは、元々、僕にはなかったのだが。例の交通事故が起きて、状況が変わった。その際、いろいろとお世話になった校長先生、担任のS教諭にキチンと挨拶をする必要性がある。まぁ、「何とか卒業できたのだから、見てやるか」との思いがあったのも事実。ただ、行けば行ったで「いつものごとく大泣きか?」と自分で覚悟をしていたのだが。

     案外、泣けなかった(苦笑)。
     
     中学生ともなると、今更、「ここまで立派に育ってくれて…」とは親も思わないのだなぁ…とミョーに一人で納得さえしてしまったくらいだ(笑)。事故に遭うなんて、特殊な経験をしたウチでさえ、そうなのだから、他の保護者の方々なら、なおさらだろう。だから、多少のナミダは見受けられたが、どちらかというと笑顔にあふれた卒業式だった。

     それはそれで。素敵なことだ。

     ところが。「笑顔の一日」となる予定が。不覚にも夜、2度ほど泣いてしまった。1度目は息子からの手紙。学校が企画した「親への感謝の手紙」であることは分かっていたのだけれども。サスガに事故の時の気持ちが、そこに綴ってあって、感謝の言葉になっていたりするから~。そして、2度目。息子の担任S教諭がクラス全員に配ったラミネートされた「贈る言葉」シートを読んだ時。表面の「先生からのクラスへのメッセージ」でウルウル来て。トドメが裏面に大きく書かれた「クラーク博士の言葉」だった。

     もう号泣(苦笑)。いい先生だぁ…。
     ここに書く僕としては。出典にS教諭と付け加えなければいけない(笑)。

     「少年よ 大志を抱け」。人の門出に、これほど相応しい言葉はない。A市立ホーム中3年○組の生徒だけが貰うには、もったいない言葉だと思う。ここは、拙い個人ブログだが。もう一度、記して、世の中学3年生全員への餞(はなむけ)にしたいと考える。みんながこの言葉を胸に高校での新生活、頑張ってほしいものだ。
     

     Boys, be ambitious !
     Be ambitious not for money
     or for selfish aggrandizement,
     not for that evanescent thing which men call fame.
     Be ambitious for the attainment
     of all that a man ought to be.

     少年よ 大志を抱けっ!
     金のためでなく。
     私欲のためでもなく。
     名声というくだらない思いのためでもなく。
     人はいかにあるべきか。
     その道を全うするために。
     大志を抱け。



     みんなっ! 卒業おめでとうっ!



    沸騰。 

     夕方から仕事…。


     大河ドラマを楽しく見ている。10何年ぶりのことだ。

     意外かもしれないが、僕は龍馬フリークだったりする。大学4年の春には、車で龍馬の足跡を辿ったりしたほどだ。大河ドラマの終了時に出てくる「坂本龍馬 縁の地」にはほとんど行っている。

     ドラマを見ていて感じるのは、まだ脱藩前の「龍馬伝」ながら、この時代の人々の生き方は熱いということだ。時代を変えるのは周囲の環境の変化と、そこを生きる人の心のエネルギーだと今更ながら、再認識した。

     サッカー界も今、変革の時だ。
     若い志士たちの思いは、きっと熱いものがあるだろう。

     そんな思いを持って、今日は2010年度に行われる国体選抜選考を見にRグラウンドに出掛けた。 最初に断っておく。昔から、このブログを読んでくれている人は知っていると思うが、僕は「トレセン」というものが好きではない。理由? 日本のトレセン制度は歪(いびつ)過ぎるからだ。地区により選抜段階も違うし、その選抜方法も基準も違う。そのくせ、言い訳となる理念だけは崇高だったりするから、余計に嫌いになる。

     素直に「私の好みです」となぜ言わないのだろう。
      
     好きでないのになぜ見に行ったのか? それは、息子を見に行ったからだ。何を間違えたか、年末から息子は県トレメンバーに呼ばれている。言い訳だが。〝息子の勇姿〟を見に行ったのではない。ハッキリ書くが、そんな実力、彼には、ない。親としてよりもイチ指導者として、よほど、「行く必要なしっ!」と言いたかったが、それは〝本人の決めること〟だ。自分が行きたいならば、行けばいい。では、余計になぜ、コーチが見に行った? 実は、今日の選考ゲームは、息子の交通事故からの復帰緒戦なのだ。事故以降の初めての試合。果たして、どのくらい動けるのか? 歯は外れないのだろうか? そういうことを、この目で見て確認したかっただけだ。

     そもそも、選考結果などやる前からわかっている。例年のメンバーを見ればわかる。基本的にJクラブJr.ユース→Jユース組は決まり。本当に選考されるのは、Jクラブ流出組と県トレメンバーから2名。戦力的に薄いポジションがからの選考となる。そう考えると、今年はFWだろう。

     結果として。僕の予想はパーフェクトに当たった(笑)。

     某掲示板に「不思議だ」等の書き込みがあったが。何の不思議もない。例年通りである。試合を見れば、もっと明らか。明らかに1本目に試合をした子どもたちの力は抜けていた。しかも、その子達は、その後の試合に出て来なかった。それは明らかに午後に予定されている「UH高校U16」との試合に備えてのこと。目の前の事実さえ、しっかり見れば、何の不思議もない(苦笑)。だから、僕的には何の文句もないはずっだたのだが…。

     やはり。アラを見つけてしまった。
     こんなことなら、見にいかねばよかった(苦笑)。

     そのアラとは…。ど~して、〝群れる〟のか? 赤Jは赤Jで固まり群れる。オレンジはオレンジで集まり、〝群れる〟。県トレは県トレで〝群れ〟、その中でKSCはKSCで〝群れる〟。ほぼ崩壊しているに等しいと言いながらも、サッカー王国と言われる我が県を代表する60数名の行動としては、見ていて非常に物足りないものだった。

     やはり。サッカー以外の部分が。まだまだ足りない。

     幕末の志士は、この代にもたくさんいるのだろう。が、残念ながら、枠にとらわれない坂本龍馬は、〝今のところ〟この代にはいないように見えた。Jという上士からでも、フツーの高校サッカー少年という下士からでもかまわない。〝こんまいこと〟に囚われない、我が県に〝あだたん〟龍馬の出現に僕は期待したい。そうじゃないと〝つづの~て、つづの~て、ワシャ、たまらんぜよ〟。
     
     今夜の「龍馬伝」のサブタイトルは「土佐沸騰」。
     他県はきっと沸騰している。


    忠告。 

     県NO1チームと練習試合。9連敗。ただ1得点っ! ありがとうございました。


     今日はKSC・12期生卒団の日。
     18時~卒団式、19時30分から保護者主催の謝恩会が開催された。

     僕的に言うと。「よく3年間、続けたっ!」と息子をホメる気は毛頭ない(笑)。3年前、自分で「行きたいっ!」と決めたチームだ。常に「続けるも、辞めるもお前の自由だ」しか言ってこなかった。ホメるとしたら、僕は自分とAクンパパをホメてあげたい。

     3年間、迎えの作業、お疲れさまでしたっ!
     2人とも、よく、頑張りました(笑)。

     保護者の1人として。監督、コーチ及びスタッフの皆様には、深く感謝を申し上げたい。立派な成績を残せたから? いや、違う。そんなことは、どうでもいい。何よりも感謝したいのは「強いハート」を子ども達に植え付けてくれたことだ。「決してあきらめない」「このチームが負けるわけがない」。子どもたちは、その思いをコーチ陣から学び、そして見事に実践した。僕も指導者の端くれとして、同じことを我がチームの子どもたちに言い続けているが、これがなかなか伝わらない。しかし、KSCS12期生の面々は、40人全員が、己を信じ、チームを信じることができていた。

     圧巻は高円宮杯。事実として書くが、県大会準決勝、決勝、関東1回戦、2回戦は全て逆転勝ち。2点差以上をはね除けての勝利も2度ほどあった。後半、20分を過ぎてからの40人の選手一丸となった〝KSCタイム〟の演出は見ている僕らも、痺れまくった。先制されることに問題があることを忘れさせてくれるぐらいに(苦笑)。

     監督、コーチ陣、スタッフ、そして保護者の皆さん。
     3年間、本当にありがとうございました。
     3年前の自分のブログ(→ココ→ココ)を読み直して、改めて感じました。
     KSCに行かせて良かったと心から感じています。

     卒団式では12期生一人一人が堂々と進路を語り、後輩へのアドバイスを送った。「厳しいかもしれませんが、監督・コーチを信じて練習に励んでください」というアドバイスが圧倒的な主勢を占める中で。息子だけは、違うことを言ったのが印象的だった。

     「みなさん。交通事故には気をつけましょう」(笑)。




    北の寨(とりで)に住む老人。 

    のち 15cmほど積もった。


     去年の12月にサッカー日本代表の岡田監督が母校・早稲田大学で講演を行った。僕は、その内容を谷○で読んで知ったのだが、谷○からコピペするのは、ルール違反なので別の場所から、今日は持ってきた(笑)。

     以下、岡田監督の話の最後の部分の一部抜粋。

     『僕は色紙などに「座右の銘を書いてくれ」と頼まれたら、大体“人間万事塞翁が馬”という言葉を書くんです。ご存じでしょうが、中国の城塞におじいさんがいて馬を飼っていたと。馬は当時貴重なものだったのですが逃げてしまった。周りの人が「おじいさん、大変な災いでしたね」と言ったら、おじいさんが淡々と「いやいや何を言う。この災いがどういう福をもたらすか分からん」と言っていたら、逃げた馬が雌馬を連れて帰って財産が2倍になった。
     
     「おじいさん、良かったですね」と周りの人が言ったら、おじいさんが淡々と「いやいや、この福がどういう災いをもたらすか分からん」と答えたら、連れてきた馬に乗った息子が落馬して足を悪くした。「いやあ災難でしたね、おじいさん」と周りの人が言うと、またおじいさんは「いやいや、この災いがどういう福をもたらすか分からん」と。そして、戦争が始まって、村中の若者が駆り出されて全員戦死したのですが、その息子は足を悪くしていたので、戦争に行かずに生き残ったというように話が続きます。

     僕は「バーレーンに負けなかったら、どうなっていたんだろう」「ウルグアイに負けなかったら、どうなっていたんだろう」といろいろなことを今思います(※日本は今回のW杯予選の早い段階でバーレーンに負け、強化試合のウルグアイ戦でも勝てなかった)。そういうことが続いてくると、何か問題やピンチが起こった時に「これはひょっとしたら何かまたいいことが来るんじゃないか」と勝手に思うようになるんです。もうすぐ発表になりますが、今回もスケジュールで大変になることがまたあるんです。それは確かに大変かもしれない。でも、「ひょっとしたらこれでまた何か良いことが生まれるんじゃないか。強くなるんじゃないか」とだんだん考えるようになってくるんです。
     
     ずっと振り返ってみると常にそういう連続でした。「バーレーンに負けたおかげで今がある」と思います』。

     
     今日はコネクリ回して書かない。必要なことだけ書く。後期試験もコケちゃった諸君。前を見よう。学校とは、単なる「入れモノ」だ。それで君たちの価値が決まるわけじゃない。その先の努力で、いくらでも変化は可能だ。自称〝挫折の大家〟として僕からアドバイスを送ろう。これから、大人の階段を昇っていく中で、「試験」と言われるモノは腐るほどある。で、これは本当のことだが、それ全部に合格する必要はない。どれか1つに通ればよい。で、大抵、誰もが1つは通るようになっている。今回は、〝君たちの勝負の場〟でなかっただけ、だ。これからやってくる〝本当の勝負の場〟で勝てば、それでいい。

     うん? 親がウルサい?
     そんな時は、「塞翁が馬だよ」と言い返せばいい。
     親は何も言えないはず(苦笑)。

     ただ。これから先、やることをやらねば、〝勝負の場〟は来ないのも事実。その辺りも、岡ちゃんは語っているので、再度、抜粋しよう。

     
     『若い人にこれからチャレンジをしてもらいたいということです。「いやあ、今はこんなことやったって……」といった能書きはいい。ともかく一歩踏み出して、どんなことでもいいから目標を作ってチャレンジをする。

     僕はいろんな決断をする時に、「明日死ぬとしたら今どうするだろう」と自分を追い込みます。人生というのは「おぎゃー」と生まれてから、必ず来る死というものに一歩一歩進んでいくだけなんです。僕なんかはもう半分以上進んでいるんですけどね。誰もが必ず死ぬんです。この講演の帰りにポロッと死ぬ人もいるかもしれない。その間をいかに生きるかなんですよ。何もなく、のほほんと生きていくのも人生です。「生きているだけですばらしいこと」とよく言います、その通りです。

     でも、できるならどんな小さなことでもいいから、チャレンジをしてもらいたい。頭でごちゃごちゃ考える前に踏み出してみる。少々壁や何かがあろうが、そんなもの関係ない。必ず乗り越えられる。壁というのは邪魔をするためにあるのではない。自分の気持ちを確認されているんです。「本気でこいつはやってんのかどうか」と。そういうつもりでチャレンジに一歩踏み出していただければ幸いです』。
    (※講演全てを読みたい人は→コチラをどうぞ)

     
     ちなみに。岡ちゃんもワセダに入るのに浪人している。
     それだけに。説得力がある。

     頑張れ。ここがスタートだ。