2009.11.18 Wed
再建。

大分トリニータ 溝畑社長 殿
はじめまして。Jリーグ専門経営コンサルタント・コーチと申します。
この度は、J基金からの6億円の融資決定、おめでとうございます。これで、1週間ほどはホッとできますね。ですが、貴チームの借金は12億円。6億を使っても、まだ6億足りません。Jからのお金も貰ったわけではないですから、返すわけですよね? 返せます? 多分、今のままではムリですよね。
「だからっ! スポンサー探しに必死だよっ!」。
聞こえてます。大声を出さなくてケッコウです。パチンコ屋に逃げられたことがまず大きかったですね。神田うの、伊東美咲級の美女を揃えていれば、こんなことにはならなかったのですが。パチンコ屋さんは美女がお好きです。美女はパチンコ屋ではなく、お金が好きなんですけどね。でも、パチンコ屋の次のアレは…。アレは止めた方がいいです。このままでは、大分全県民の怒りを買い、ますます経営は立ちゆかなくなります。
元自治省官僚、漫画にまでなった貴殿に意見をするは心苦しいのですが。
ここは。考え方を換えましょう。
「サカつく」ではないのです。「実業」としてのチーム経営を考えましょう。
まず。貴殿の間違いは「スポンサー探し」にあります。元広告屋として発言しますが、「スポンサー=〝おまけ〟」です。そこを貴殿は「スポンサー=経営基盤」と勘違いしています。「だって、皆、そうしているじゃないか!」。では、聞きますが、トヨタにスポンサーがありますか? パナソニックにスポンサーがありますか? 会社経営の基本に戻ればすぐにわかること。トヨタの仕事は車を売ること。パナソニックの仕事は電化製品を売ること。そして、Jチームの基本は「お客さんにスタジアムに来ていただくこと」なのです。
当座の6億はJが貸してくれました。
とりあえず、〝スポンサー頼み〟は止めて、本業の立て直しを考えましょう。
実は、いい線、行っていたのです。「さぁすがぁ!」とも思っていたのですよ。地元に根差し、若手を育てたところまでは。これは間違いなくトリニータの強みでした。「もっと強く!」と焦らずに続ければ良かったのですが…。まだ、間に合います。ここは、原点に戻るだけでなく、もう1歩、原点を推し進めちゃいましょう。
最初のご提案は「育成組織の放棄」です。
えっ? 強みだって言ったじゃないかって? 毒されてますね~、Jリーグに。もしかして、ジュニア、Jr.ユース、ユースに着衣を支給し、試合には派手なバスを仕立てるのが当たり前だと思っていませんか? 栄養管理した特別に高い弁当を支給し、練習後の食事まで出すのが普通だと思っていませんか? 単年契約といえ、数多くの育成スタッフを抱え、練習場所を確保するのが当たり前と思っていませんか? 選手・スタッフの住居まで面倒見るのが当たり前だと思っていませんか?
ムダです。全部、ヤメです。
これで数千万は浮きます。
その代わり、まず九州全県の高校の監督を集めてください。そして、こう言いましょう。「そもそも社会的にも道徳的にも経験をシッカリ持つ先生達に敵うはずがないことに、もっと早く気付くべきでした。いや、本当は気付いていたのですが。認めたくありませんでした。すいませんでした。これからはお任せします。西川や梅崎や福元や小手川は、先生達の元でも育ったはずです」。
ただ。皇甫官の手腕は残します。そのために、こう続けましょう。
「これから、トリニータの選手は九州からしか取りません。契約は4年全員一律。給料は年間500万。これしか払えません。4年経ったら、チームからは去って貰います。次の高校生をどんどん入れていくために。その代わり、4年間は絶対に解雇せずに試合に出し続けます。2~3年で結果を伴った選手は、契約が残っている内にガンガン他チームに売り込みます。売るのかって? 違います。羽ばたいてもらうのです、九州から。サッカー選手として力を付けるならトリニータで。これが暫くの間のチームコンセプトです。明治大がJ1に勝つ時代です。まずは、明治大の役割をトリニータが横取りしましょう。ですから、皆さんで『トリニータならば試合に出られる。目指せ! トリニータ』を合言葉にしてください。どの学校も過不足なく皇甫官を巡回させます。いい選手の練習メニューはお任せください」。
これを続けましょう。
3クール12年経てば。完全に「おらがチーム」になります。なんてったって「隣の○○クンが試合に出ている」「○○先輩がレッズ相手に闘う」、そうなっていくはずです。しかも、それがグルグルと年代別に回っていきます。「僕もトリニータで頑張る! そして海外だ!」。そういう少年ファンが増えるはずです。こうして観客が増えれば、ここで初めて〝おまけ=スポンサー〟探しです。ただし、経営の根幹数字に〝おまけ〟を組み込まないでファンサービスと中学・高校への援助に、その分を回しましょう。トリニータとしての「育成組織」はヤメですが。九州全土がトリニータのための「育成組織」になる。
これで、いいんじゃないでしょうか?
元の誇るべきトリニータに戻る気がします。
間に合えばいいんですが。間に合わなかった場合の奥の手を教えましょう。究極です。ただし、最後の手段です。Jから借りた6億円を別の方法で利殖するやり方です。
BIGを6億円分買う。
3本くらい当たる可能性があります(笑)。
- [2009/11/18 23:05]
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2009.11.17 Tue
尚文昌武(しょうぶんしょうぶ)。

ちょっと感動した。さきほど見終えたビデオだ。09年我が県高校選手権決勝。ごめん。サッカーの話ではない。ラグビーの話だ。決勝のカードは県立F高校vs.県立U高校。結果を先に書こう。10-5、つまりワントライ差でF高校が勝利。2年連続3回目の出場を決めた。
F高校フィフティーンの皆さん、おめでとうございます。
近鉄花園ラグビー場での健闘を心から祈願します。
で。また、ごめん。F高校の話ではない。話はU高校の方だ。元高校ラグビープレーヤーとして発言するが、結果は互角、だったが、内容に関しては、僅かな差でU高に僕は軍配を挙げたい。テレビ解説のウロ覚えで申し訳ないが、平均体重で約8kg以上(つまり合計で64kg以上)軽い体重で、スクラムはほぼ互角。ちゃんと計ったわけではないが、ボール支配率も地域支配率もU高校の方が上だったと思う。それでも勝負は非情。Uコウの50年ぶりの悲願の全国はならなかった。
ってか。Uコウだよ? Uコウが決勝で僅差負けだよ?
これは感動に値するだろう?
県外の人にUコウの説明をしたい。簡単に言うと我が県の公立高校で一番頭の良い学校。公立高校では全国1位の東大進学数を誇る学校。設立1895年(明28)6月18日(※旧制U中学)、現在生徒数1200人(定員ベース計算)の男子校。おっと。忘れてはいけない。サッカー的にも昔は超名門。1952年(昭27)、1954年(昭29)、1955年(昭30)に高校選手権優勝。国体も2回優勝。これは、あまり書きたくないが、現JFA会長さんも、ここのサッカー部OBだ(苦笑)。もっと詳しく知りたい人は→コチラか→コッチモにどうぞ。
先に断っておくが。「息子くんはUコウ狙い?」などということは聞かないように(苦笑)。11月中旬まで「サッカー、サッカー」で来た息子に、その学力は残念ながら、〝ない〟。「KSCで活躍したから、その分、点数もプラスでしょ?」とも嫁がよく言われるようだが、Uコウの特別点なんて微々たるもの。内申オール5、英検1級、生徒会長の方が加点は遙かに上だ。昨日も書いたが、「息子には息子の道」がある。それは、それでいいではないか? なんか、学力がない言い訳にしか聞こえないだろうけど(苦笑)。
では、もう一度。
そんなUコウが決勝で僅差負けだよ?
これは感動に値するだろう?
「ラグビーだからね」。そんなことを言う人がいるかもしれない。確かにラグビー人気は、今、どうにもならないぐらい低い(苦笑)。おそらく、親が最も子どもにやらせたくないスポーツNO.1だろう(苦笑)。だから、あちこちの学校で今、ラグビー部は廃部に追い込まれている。我が県では合同チームを入れて48校にしかラグビー部はない。かたやサッカー部は…数えるのがたいへんなのでやめた(笑)。その競技人口の少なさを差し引いても、だ。
Uコウが決勝で僅差負けだよ?
これは感動に値するだろう?
実は準々決勝を僕はテレビで見ている。その時、「今年の優勝はSF高校で間違いなし。ちょっと他とレベルが違う。全国でも上位に入れる力が今年のSF高校にはある」とエセ評論家らしく嫁に語った。そのくらいSF高校の力はズバ抜けていたし、圧倒的でさえあった。が。そのSF高校にUコウは勝った。所詮、エセ評論家は、やはりエセ評論家でしかなかったが…。
まさか。Uコウが決勝でも僅差負けだよ?
これは感動に値するだろう?
ちょっと。しつこいか(苦笑)。
なぜ? Uコウが…と思っていたが。HPの校長のあいさつを読んで納得した。一部を引用したい。「『二兎を追う者は一兎をも得ず』と世間ではいいますが、U高では『少なくとも三兎を追え』。これが、第一の心構えです。三兎とは、勉強、部活動、学校行事の三つです。なぜ、三兎を追うのか。それは、その方がワクワクして愉快だからです。理屈でいうと、受験勉強だけで大学に入った者は、社会で通用しないからです。諸君が競い合う人は、勉強ができて当たり前の人々です。芸術やスポーツなどの文化資本を子どもの頃から身につけた人々です。幅広い教養や体験を積まなければ、競うことさえできません。役に立ちません。人のため世のために役立つことに価値があるのであって、大学に合格すること自体に価値があるわけではありません」。
う~ん。参った…。
余計なことが書けなくなってきた(苦笑)。
さらに。締めの校長の言葉が、また、いい。「『少なくとも勉強、部活、学校行事の三兎を追え』を、強制はしません。『自主・自立』が、Uコウ教育の根幹ですから。しかし、安易に一つに絞ったり、簡単に白黒つけてほしくありません。『少なくとも三兎』を抱える強さを身につけてください。そうでないと、複雑で先の見えない時代を切り拓いていくことはできません。受験勉強に励む3年生は、11月から12月が不安のピークとなるでしょう。少なくとも三兎を追ってきた諸君は、不安を乗り越える強さを持っています。最後まであきらめずに乗り切りなさい。1,2年生諸君は、「少なくとも三兎を追う」苦しみと楽しさを満喫してください」。
余計なことは、本当に書けなくなった(苦笑)。サッカーに明け暮れて、やっと本格的に受験勉強を始める皆にも言えることだ。校長の言葉の最後の部分の〝三〟を〝二〟に替えて書き直そう。
「少なくとも二兎を追ってきた諸君は、不安を乗り越える強さを持っています。最後まであきらめずに乗り切りなさい」。
受験生諸君! サッカー同様、勉強も頑張ろう。
やればできる。Uコウラグビー部がお手本だ。
- [2009/11/17 21:05]
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2009.11.16 Mon
TIME IS MONEY

時間というものは容赦ない。〝さっき〟が終われば、すぐに今がやってくる。昨日が終われば否応なしに今日がやってくる。誰にも平等ではあるが、それがツラい時もある。
サムログを見るとクマSのU15監督・Tさんは、解散後、すぐに仕事で北海道に向かったようだ。時間は容赦ない。それにしてもボランティアでここまでやっていただき、本当に頭が下がる。深く感謝です。僕は僕で、帰宅するやいなや、我がチームのコーチ会議に出席。12月の予定や団活動のことを話し、その後は、半年に一度の保護者会に突入。1・2年生チームの今後の活動、ユニホームの件などを話し合った。終了後、帰宅すると既に20時半。子どもたちは食事もとうの昔に終わり、思い思いの行動を取っている。
肝心の息子が一番、忙しい。明日(17日火曜)から期末テストのため、負けを噛みしめる暇もなく勉強をしていた〝ようだ〟。本当かどうかは知らない(苦笑)。その後、僕は高校選手権我が県大会決勝のビデオを見ながら食事。いつものように生姜で割った二階堂のお湯割りを3杯のみ就寝。今朝は今朝で、いつもと同じように娘2人とコスモの散歩に出掛け、出社。なので、実は昨日の試合後から、息子と僕の間で「決定戦」の話は一切、行われていない。昨日の日記のGKとの交錯の話も嫁から伝え聞いたものだ。
時間は余韻を与えてくれない。
容赦なく、毎日の生活が身に降り掛かる。
今日もそう。帰宅すると、息子はまだ塾。嫁が笑い顔で問い掛ける。「大丈夫? パパが一番、落ち込んでいるのじゃないの?」。「うにゃ。それはない。小学生の時と違う。ただ、『全国』って遠いものだなぁ…とはシミジミ思うけど…」と応えた。「でもさ。感謝しようよ。〝空振り〟するようなド下手息子だけど、息子のおかげで、私達、昨日まで楽しめたのだから。ねっ?」。
ん。いいこと言う。
僕には過ぎた嫁だし、息子には過ぎた母だ。
「アタシさぁ。黙っていたけど、昨日、息子と2人で取りあえず泣いたから。ケッコウ、スッキリしているんだぁ」。へっ? 「うん。パパがの保護者会に行っている間にね。3年間、頑張ったね! と。今日も最後まであきらめず、ケガしてもピッチに立てたね、と。オマエ自身も頑張ったけど、監督・コーチ、試合に出れなかった子達にも全員に感謝だよ~って。明日からいよいよ『受験勉強』だけど、今日の悔しさを晴らすために今から〝サッカー強豪校〟に行きたい! もそれはそれでアリだからね! 取りあえず勉強しながら考えなさい! って言って。その上で『でも。悔しいよね~っ!』って言って。2人でワンワン泣いた」。
時間は容赦ない。
僕が話したかったことを全部、嫁が話しやがった(苦笑)。
いろいろ聞かれる息子の進路だが。今のところ、本人に任せている。高校の選択は間違いなく本当の最初の「人生の選択」だ。親がシノゴノ、口を挟むことではない。将来も含めて、自分がどうしたいのか? それがどうであっても、僕ら親が先に口を出すべきことではない。聞かれたら助言はするが。本当のことを言えば、いつ「シズガクに行きたいっ! クニミに行きたいっ! マエイクに行きたいっ!」と言うのか? をドキドキしながら待っては、いたのだが。どうやら、「昨日まで」の本人に〝その気〟はないようだった。
と、いうか。「〝今〟のサッカーをすることで精一杯でそこまで考えられなかった」が正解だろう。でも。時間は容赦ない。高校は、こちらの時間に合わせてはくれずにセレクション等は進んでいく(苦笑)。
僕的には。期末テストが終わった水曜日に。たくさん息子と話をしてみようか? と思う。なぜなら、〝今〟、やらなければいけないことは目の前の「期末テスト」の勉強だからだ。いいんじゃないか? 周りに左右されず、常に〝今〟やらねばならぬことだけを考えるやり方も。遅れを取ったとしても、それで多少の損はあったとしても。それはそれで、アリなのではないか。
時間は容赦ない。
が、時間が解決してくれることも。事実だ。
良い例が昨日。本当は。息子は英検準1級の面接日だった。1回目の面接も全クラ予選でスッポカシ。なので、筆記合格の権利は今回が最後だった。でも、自ら「英検? んなもの、来年も受けられる! 代表決定戦は明日しかないっ! 内申でプラス? いらない! 何よりも皆とサッカーする方が僕には大切っ!」と〝今〟しかできないことを選択したオマエにはちょっと感動した。だから、きっと。進学も、どの道を選択しても、悔いを残すようなことはないと思う。
時間は容赦ない。
だけれども。オマエは若い。
やり直すことに遅いということは全くない。
時間を気にせず。信じた道を進んでほしい。
高円宮杯全国大会決勝は12月29日。国立競技場まで一緒に見に行くか。声を枯らして、進出チームを応援しよう。それが敗者にできることだ。ピッチに立てなくても。応援をすることは誰でもできる。
受験生にも。
そのくらいの時間は十分、許されるはずだ(笑)。
- [2009/11/16 23:58]
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2009.11.15 Sun
負けに不思議の負けなし。

クマガヤの挑戦が終わった。
高円U15全国大会代表決定戦 vs.赤Jクラブの結果は0-2の敗戦。僕が試合経過を書くと、KSC寄りになるので止めておく(笑)。試合の概要は「くっ!ガッツが足りない」⇒ココや「ぬるサポ日和☆その弐」⇒ココに書いてあるので、そちらをどうぞ。ただし、当たり前のことだが、赤Jファンのブログだからダイブ相手よりの記事になっている。それを承知で読むことが肝要(それでも、かなりバランスを取ろうというブログ筆者の努力は読み取れるので、感謝である)。
1つだけ事実と異なるので訂正を入れるとすれば、ガッツブログの以下の部分。
「30分 赤Jがワンチャンスをモノにした!(赤J1-0KSC)。左サイド裏にロングフィードが通り10・Nクンがキープする。独特のフェイントからタメを作り中へクロス。これに中央から09・Aクンがヘッドを合わせゴール右に流し込んだ! 縦のハイボールには強いKSCのセンターバックだったが、横からのクロスにAクンを捕らえきれなかった」。
このシーンは、KSCの両CBは、そこには、いなかった(それが、問題なのだが。苦笑)。裏に抜けたのでCB4番・息子がカバーに入り、Nクンに対峙(たいじ)。クロスを許したことで、フリーのAクンが…。それが事実。
後半に出てくる、GKとの交錯場面では、GKのグローブで目の上が2cmほどパックリ深く切れた。止血はテーピングでグルグル巻きして3分ほどで復帰。本人曰く、「かなり強引に行ったから。審判が来たとき、僕にイエローだよな…と思った」。なるほど。何よりも相手にケガがなくてよかった。審判も今回は、ちゃんとGKチャージが取れる人だったし。息子に負けずにシッカリとキャッチしたGKをほめよう。
まっ、今となっては、どうでもいい話だが(苦笑)。
チームとしての挑戦は終わったが。ただ、反省だけはキチンとしなければならない。野村監督の著書にある通り、なぜ、負けたか? をシッカリと分析し、それを今後の〝自分がかかわるサッカー〟に活かさねばならない。それがなければ高校年代での成長はない。
息子個人で言えば。崩され掛けて、自分が「行かねばならぬ!」時の対応の仕方が反省点。ここで相手に〝蹴らせて〟しまってはダメ。蹴らせたとしても、もっともっと更に「時間を掛けて」、多数の戻りを待つ必要がある。技術の高いJクラスはピンポイントでクロスを蹴ることができるのだ。そこを学習し、対応を見つけるしかない。2点目の失点もクロスとシュートの差異はあるものの、「同パターンで相手FWがフリー」だっただけに、ここは悔いが残っているはずだ。
あとは、勢いのないボールのヘディングのやり方。これは跳ね返しても飛ばない現実を踏まえて、場面場面で、もっと的確な判断が必要だろう。また、絶対にやらなければいけないことが「左足の蹴り込み練習」。ハイプレッシャーなゲームになればなるほど、蹴り損ないが出るのは練習が足りない証拠。ボールの下を足が抜けてしまう蹴り方は芝のグラウンドでは通用しない。MFC戦では、GKと、もう1人のCBとお見合いした上、大慌てでクリアをしようとして「空振り」まで披露して失点とのこと。フツーに蹴れば、人並み以上に蹴れるのだから。まず、しっかり「型」を身に着けよう。何千回、蹴りこんで右同様にパンチを効かせて蹴る習慣を左にも染み付ければ、ミスは減るはずだ。何よりも、
慌てないこと。自信を持って。これが全てだろう。
チーム全体に目を移す。多数ある赤JとKSCの技術の違いの中で、一番は「精度の差」。パス、クロス、トラップ、シュート…。1つ1つの精度の違いが、全体のプレーの違いに影響してくる。ポゼッションはともかく、攻めている時間は同等、エリアで見ればKSCが押し込んでいるシーンの方が多かったし、ガッツブログで数を数えれば分かるとおり、シュート数は相手より上なのだ。ところが精度が低いために繋がらない、入らないということになる。中学年代の公式戦は、これで終了だが、以降はそこを意識して皆、頑張ってほしいと思う。直すところがあるというのは、まだまだ「伸びる」ということでもある。高校というステージで今日の悔しさを晴らしたいのならば、そこにはこだわってほしい。
一番大切な資質、「折れない心」は40数人全員が持ち合わせているのだから。
君達ならば、必ずできる。
才能の差は努力で埋めるしかない。
ただし、相手も努力をしている。相手以上に頑張れ。
以上、今日は、なるべく感情移入しないように〝平たく〟書いたつもりだ。今日の今日、親としての感情移入をすると、かなり〝いい文章〟になるのは知っているのだが(笑)。ここはガマンだなぁ。2、3日於いて熟成させた方が〝練れた文章〟になるだろうし。何より、彼らのサッカーは終わったわけじゃない。ガチで行く公式戦は終わったとはいえ、KSCの練習は、まだ続くのだ。高校という次のステージに向けて、これからの練習に励んでほしいなぁと思う。
最後に一言だけ。感情的な言葉を許してほしい。
よく頑張った。他のみんなも、よく頑張った。
それだけに。悔しいなぁ、おい…(泣)。
- [2009/11/15 23:46]
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