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    でも。困ったことに「スペイン皇太子妃」似が〝いる〟んだよなぁ…。 

     のち 今日も寝たきり… 暇なので初めてケータイから書き込み。


     A市中央病院に参じる日々が続いている。青い目のナースがいるからではない(苦笑)。どんな痛み止め飲み薬も効かないのだ。効くのは皮下注射のみ。だから、黒い目のナースでも我慢して(冗談ですからね。マジに受け取らないでください、笑)、毎日、何時間も待つ病院に行く。なので、会社には行けない(予約も毎日はムリなのだ)。そもそも、頭が痛すぎて、会社にはとても行けない状態だ。

     あ~っ、ちくしょう…大事なサッカー用の有給休暇が…どんどん減って行く…(苦笑)。

     帰ってきて、1人で家で寝ていると。なぜか、我がチームのことしか頭に浮かばない。

     6年生は、秋の少年団大会に向けて頑張っているか?
     5年生は、勝つことに執着しない「5年の今」必要な練習をちゃんとやっているか?
     4年生は、彼ららしい明るく楽しいドリブルサッカーをやっているか?
     3年生は、あの勢いのままの上達を自分の努力で続けているか?
     2年生は、お得意の負けず嫌いサッカーでNO.1を目指しているか?
     1年生は、練習に着いていく体力を身につけだろうか?

     まぁ、僕なんかいなくても。優秀なコーチ陣が我がチームにはビシっと揃っているのだから。全く問題ない。さらに、ウチのチームには自分の学年のことだけは一生懸命やって、「後は人任せ~」のコーチは1人もいないから安心ではあるのだけれど。

     なのだけど。〝気が小さい〟〝小心者の〟〝AB型の典型〟の僕は心配なんだよなぁ、お子ちゃま達のことが。あっ! フツー、もっと先に心配しなくちゃいけないことがあるなぁ。やっと気が付いた。早く治さないと…。会社、クビになっちゃう~(苦笑)。

     なるほど。だから病院には青い目のナースがいないのかぁ。今、分かった。うふっ。
     クビにならないように早く治そうっと!




    父からの手紙。 

     快晴。夏日。ただし夕方ひんやり。18時開始の試合は寒かった。


     息子へ

     久々に君の試合を見に行った。メトロポリタンリーグU-14・湘南ベルマーレ戦。場所はH市Rグラウンド。スコアは、2-5(1-4、1-1)。〝残念〟だ。結果が? いやいや、決して満足できる結果ではないけれど、相手はJクラブだ。このくらいのやられ方をすることだって、たまにはある。結果自体は父的に言うと、ちっとも〝残念〟ではない。

     〝残念〟なのは。君のサッカーに対する思いが僕に伝わってこなかったことだ。

     1失点目。「取り返そうっ!」。いつも通りの大きな声が聞こえた。2失点目。多少、トーンダウンをしたが、まだまだピッチに響く声だった。3失点目。黙って、小走りにキックオフでのCBポジションに戻った。4失点目。うつむき、歩いて位置についた。

     なぜ? なぜ心を折る? なぜ? 下を向く?

     4点取られたのは前半だ。まだ、後半の35分があるのに…。4点取られたら5点取り返せばいい。簡単とは言わないが、そう思えばいいことだ。なのに…なのに…。なぜ、下を向き、絶望して歩く? 君の心の強さはそんなものか?

     ここでハッキリ言っておこう。もう中2なのだから、多少は、親の本音を聞いてもいい年代だろう。父はサッカープレーヤーとしての君には何の期待も寄せていない。ストレートに書くと「ムリっ! というか、ハナから箸にも棒にもかかっていない」と思っている。そりゃそうだろう。我がチームーのコーチとして、KSCの父兄として、あまたのチームのスッゲェ才能を持つ子どもを「イヤッ」というほど見ているのだから。ただ。それは「父」が思っていることだ。「君」が思うことは別であって全然、かまわない。

     「ふざけんな! 勝手に思っていろっ! 何があっても、プロになってやるっ!」。

     そう叫んで、プロを目指すことは君の自由だ。何があってもくじけない、何があってもあきらめない。その心の強さと情熱だけが君の願望を、もしかしたら現実に変えていくことができる原動力だ。たとえ、その願望が他人から見ると、すごく滑稽なことだとしても。笑いたいヤツには笑わせておけばいい。父がムリと言うならばムリといわせておけばいい。君の道は君が切り開いていくしかないのだ。

     だから。裏を返せば、今日の試合は〝残念〟だった。
     そんな君の思いが伝わってこなかったから。

     帰りの車の中で、君は父に言った。「帰ったら、髪を切ってくれ」。ん、その気合の入れ方は父は嫌いではない。だけどな、息子よ。その前に、やることがあるだろう。練習時のアップから全力でやること。どんなツライ練習も決して手を抜かないこと。ダラダラ練習をしている友がいたら、遠慮なく叱咤すること。落ち込み、悩んで自信を失いつつある友がいたら激励し、ともに、また頑張ること。どうやったらウマくなれるか、考えること。どうやったらチームが勝てるか、常に考えること。試合になったら、高い集中力を持ち120%の力で闘い続けること。試合が終ったならば、負けても勝ってもチームとして控えも含めて全員のプレーヤーだけで反省をすること。家に帰ったら、個人としてサッカーノートを書いて次に備えること。そして、

     決して、心を折らないこと。決して、あきらめないこと。決して、下を向かないこと。

     そのことを忘れないために、髪を1厘刈りにするのならば。よろこんで刈ってやろうじゃないか。ただ、負けて悔しいからor気合を入れるために刈ってほしいというならば。父は君の頭を刈ることは2度としないっ! 自分自身のために妥協なくサッカーをやれ。自分たちのチームのために驕りなく全員でサッカーをやれ。一人一人が考えて、勝つために戦い抜けっ。

     サッカーをやらされるな。たとえ、父であっても。たとえ、コーチであっても。
     闘うのは〝君自身〟だ。
     負けゲームだとしても。君の思いが伝わる〝幸せ〟なゲームが父は見たい。
     
     見せてほしい。君なら、できる。