2007.09.29 Sat
鏡。


僕はだらしがない。脱いだモノぐらいは洗濯機にブチ込む習慣はできているが、出したモノは基本的に出しっ放しにしてしまう。「どうして、しまえないのっ!だから息子がマネするのよっ!」とショッチュウ嫁に怒られている。
息子よ。マネか?(苦笑)。
今日も叱られた。審判をして帰ってきて、レフリーシャツに付いているモノを全部、テーブルの上に置いたままだったからだ。adidasの野田鶴声社製ホイッスル、adidasレフリーウォッチ2本、審判ワッペン、フェアプレーワッペン、鉛筆2本、カードホルダー、イエローカードにレッドカード。そしてグリーンカード。「捨てるわよ!」、いえいえ捨てられたら困ります…。そこに次女がやってきて、「パパ、知ってるよ!このカードってこうするんでしょ?私、マネ上手なんだから~」。
娘に一発レッドを出されてしまった(苦笑)。
何をいまさら…と言われてしまいそうだが、子どもは大人のマネをして育つ。そういう意味では、その国の子どものサッカーを見れば、その国のサッカーがわかると言ってもいい。ん?日本サッカーの批判かって?いえいえ、今日は逆の「いい話」です。
今日はH広場に行って審判をしてきた。我がチーム主管の県大会我が地区予選C組が行われた。我がチーム6年生は全勝で決勝1次リーグ進出を決めた。ひとまずは、おめでとう! 次はもっと厳しい戦いが待っているが、それをぜひ楽しんで欲しい。まあ、それは置いておいて、僕が吹いたのはフレンドリーマッチ。KSチームさんvs.KSMチームさん(以下敬称略)。このカード、実は先週〝ホンチャン〟が行われていて、2-1でKSMさんが勝っている。もう対戦もないカードだから気楽ではあったのだが、公式戦の雰囲気そのままのグラウンドで行ったから緊張感はそれなり。両チームともゾロリとコーチが並び、保護者もニラみを効かしている(笑)。
くぅ~。ピリピリ。
こうなったら、悪ノリしちゃおう。
とことん、やっちゃおう!
僕は、緊張感を逆手に取った。「じゃあ、セレモニーから、やるよ~」。横1列でグラウンドに入り、回れ右っ。採用したのは略バージョン。審判を飛ばして左のKSさんが動いて右のKSMさんに握手をさせる。「キャプテンだけ残って~」。選手は散っていく。キャプテンは選手を代表して審判団と握手をしてコイントス。KSさんがトスに勝つ。「どっち攻める?」「このままでっ!」。上から下まで真っ白いユニホームがよく似合うイケメンキャプテンが答えてくれる。
マネとはいえ公式戦さながら。いい緊張感を持ってキックオフっ!
前半。最初の事件が起こる。KSMさんが強烈なナイスミドルシュートを撃つ。ジャンプ一番、キーパーがナイスセーブ。手首で弾いた。コーナーキックっ!あれれ?キーパーが立ち上がらない。どうやら、手首を負傷した様子だ。すぐに試合を止め、ベンチを呼ぶ。そこにトコトコっとシュートを放った少年が寄ってきて…。
「ごめんね…。大丈夫?」
いいねぇ! その相手を思いやるココロ、最高。そもそも謝るようなシュートじゃないのだ。ミドルだもの。どちらかといえば「撃ちも撃ったり、止めも止めたりっ!」という類のシュート。子どもだから、それくらいフツーでしょ? と思ってはいけない。案外、いないよ、こういう場面であやまりに来る高学年のプレーヤーって。すぐに背番号をチェック。○番っと。
試合が終ったら、グリーンカードを出そう!
次の事件も前半。激しいボールの取り合いでKSさんの右サイドの子がコケる。でもKSMさんのファウルじゃない。正しくボールに行っている。転んだ少年は立ち上がれない。低学年だったら、すぐに笛を吹くが5秒待つ。1、2、3…。ここで誰かが叫ぶ。「出せよ、ボールっ!切れよ、ゲーム」。タッチラインをボールが割る。アウトオブプレー。ゲームを止めて、転んだ子のところに駆け寄ろうとすると「大丈夫です」と立ち上がる。ナイスガッツ!フエで試合再開をする前に僕が一言、「さあ、この後、どうすればいいのかなぁ?」。すると、誰彼ともなく、子ども達が叫ぶ。
「スローイン、キーパーに返せよっ!」。
キーパーにボールが戻って、キーパーも「ありがとう」。背番号をチェックするまでもない。両チーム全員に終了後、グリーンカードを出してあげよう。
実は最近、少年の審判をしていて、気になっていたことがある。Jリーグのマネなのか、「WHYポーズ」が多過ぎるのだ。少々のことはコチラも黙っているが、あからさまに「WHYポーズ」をとることが当たり前になっていないか? 少年サッカーなのに。主審の時なら即、黄色いカードなのだが…、問題は副審を担当している時。明らかにボールが出たっ!と旗を上げると「WHYポーズ」。で、ナナメから見ているベンチが「なんだよっ! 審判っ!」。あのね~…(苦笑)。
大人も子どももJリーグに感化され過ぎ~。
そんなことを思っていた矢先だったから、今日はうれしかった。久々に審判をやっていて、いい気持ちになった。どちらもアッパレなフェアプレー。当たり前だろ? と思ってはいけない。実はルール上、返す必用なんてないのだ。そのままシュートして点が入れば得点よ? でも、子ども達は知っている。テレビで見ているから。Jリーグの試合で見ているから。さらにいえば、例え知っていたとしてもテンパって試合をしている小学生がなかなかできることじゃない。でも、今日の2チームはやろうとした。そして見事に、できた。
両チームに拍手っ!
Jリーグの選手の皆さま。WHYポーズを止めろ!とは言わないが、フェアプレーも、もっともっとやってくれ。テレビ関係マスコミの皆さま。ガンガン、フェアプレー影像を流してね。某局アナウンサーは「ゴー~ル!」はいいから、「フェアプレー~!」を連呼してね~(笑)。どんどん、煽ってくれれば、日本中がフェアプレーであふれるはず。
いいプレーがマネされれば、日本のレベルは必ず上がる。
フレンドリーマッチは試合自体もいいゲーム。KSチームはドリブル主体で、繋いで小気味よく攻める。対するKSMは「大きな声」が武器。「フリーっ!」「マノン!」「行こうよ、行こうよ」…。聞いていて清々しくなる声のオンパレード。当然、ボールも繋がる繋がる。どちらも「いい指導」をしている証拠。普段のコーチのマネをしっかりと子ども達が実践している。勝敗? どっちでもいいじゃん! もう一度、
両チームに拍手っ!
あまりに気持ちいいので、終了のアイサツも「開いて」ベンチに「礼っ」。
大きな拍手がプレーヤーに注がれた。いやぁ、いい試合だった。ん? 最初の「だらしない話」に繋がらないだろうって? それがね~、聞いてビックリしないで欲しい。ホントに「たわけっ!」なことを僕がしでかしたのだ。ピッチの外に出て、本部の椅子に座ってから気がついたことがあるんだよなぁ~…。
グリーンカード出すの忘れたっ!(泣)。
- [2007/09/29 23:48]
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2007.09.26 Wed
サンバ!

新聞や雑誌には「コラム」というものがある。身近なことを題材にした上で世相を語る短い評論のことだ。朝日新聞の「天声人語」は、最も有名なコラムと言えるだろう。
スポーツ新聞にも一応、コラムはたくさんある。ただ、「秀逸だなぁ」というものには、あまりお目に掛からない(苦笑)。ましてや、スポーツや社会を斬ったりする面ではなく、くくりとしては「レジャー」に関する面などでは「なるほど~」と思えるコラムは皆無に等しい。
ところが!今日付けのニッカンスポーツのレジャー面には「なるほど~」という秀逸なコラムがあった。月イチ企画「キャンパス」という面の「いまどきの学生さん」というコラム。書いている人は、岩城レイ子さんという方。大正大学講師で放送作家でもある。まずは全文紹介しよう。
【辛抱が足りないのはサンバを知らないから?】
安倍さんが突然首相辞任というニュースには、日本国中びっくり!原因はいろいろ取りざたされているが、理由はともあれ、あのタイミング。どうなのよって感じ。学生に聞くと、「しかたがないんじゃないですか。だって、もうできないって思ったんだから辞めて当然でしょ」という。責任感がないと指摘した方が少数派。
「安倍さんはお坊ちゃまなので、サンバを知らないんでしょうね」。と、おっしゃったのは、経済ジャーナリストの杉村富生さん。「安倍さんは、お産婆さんに取り上げられることもなく完全看護の病院で生まれ、おんば日傘で育ってきたわけです。修羅場、土壇場、正念場の経験がない。だから、辛抱できなくて突然ヤーメタ!と投げ出してしまうのです」。
確かに安倍さんは修羅場、土壇場、正念場というサンバの経験はないかもしれない。
最近の大学生だって同じこと。病院で生まれ、少子化で親に大事に育てられている。親が甘いので、いざというときに辛抱できない。最近、サークルでは仲間がもめると、仲裁役をやっていた部長が突然止めるということが結構あるらしい。修羅場を乗り越えられないのだろう。
「就活は一時停止」と宣言した4年生もいる。3社受けて落ちたから、就職活動を止めたようだ。就職氷河期には、10社、20社落ちるのは当たり前だった。落ちても落ちても挑戦していたのに。働かなければならないという切羽詰まった事情がないからか。まったく土壇場の踏ん張りが利かない。
初代若乃花関は「人間辛抱だ」と言ったが、横綱だって協会の処分に神経症になる時代。正念場という意識がないのだろう。サンバ知らずの世代には、辛抱なんて言葉は死語なのかも。(2007年9月26日付け 日刊スポーツ、キャンパス面コラム「いまどきの学生さん」[岩城レイ子]より全文引用)。
さあ、僕は、いかにこの秀逸コラムを少年サッカーの話に使うのか?と、期待を持たせておきながら、「皆さま。ごめんなさい」。今日はサッカーの話には行かない~。本当はそうする予定だったのだが…。
実は異動の内示を本日受けてしまった。まだ、公示には至っていないので行き先は書けないが、またまた全く経験したことないセクションに11月1日に異動することになった。つまり、僕自身が再度「修羅場・土壇場・正念場」の3場(サンバ)をまたまた踊ることになってしまったのだ…(苦笑)。サラリーマンの常とは言え…。踊れるかなぁ(苦笑)、ホントに。この先、いったいどうなることやら…。
ただ、僕も完全看護の病院で産まれているんだよなぁ…(笑)。
- [2007/09/26 21:45]
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2007.09.25 Tue
小さい秋みつけた。

今日は中秋。旧暦の8月15日だ。15日の夜だから「十五夜」と呼ぶ。で、この日のお月さまは大抵、満月に近い青白いキレーなものなので「中秋の名月」と名づけられたわけだ。意外に知られていないのだが、中秋の名月=満月ではない。満月の時が多いだけだそうだ。ちなみに今年は満月ではなかった。また、「仲秋」が今は一般的だが、本来は「中秋」と書いた。
コムズカシイことは抜きにして、今日はお月見の日~。
夜のお月見のために、昼の11時から嫁とA川方面に出掛け、ススキを取ってきた。僕らが子どもの頃は、ススキなんてどこにでも生えていたものだが、今はA市あたりでも草地自体が少ないから、なかなか見つからない。「あった!」と思っても、ミョーに赤味がかった亜種だったりして、キレーな色と形の穂を持ったススキが少ない。あっちこっち周って、どうにかこうにか「これはススキだ!」と胸を張れる5本を確保。しかし、このままでは来年あたりはこの辺りでは見つからなくなるかもしれないなぁ。
ちょっと寂しい気持ちになった。
14時半、学校から長女が、幼稚園から次女が帰って来た。ススキを見つけ、「今日は十五夜お月さまの日だからだよね~」と僕に話かけてくる。「おっ!知ってるなぁ~、さすが!」と僕が言うと、次女は「幼稚園にも飾ってあったもん!」。すると、長女が「アタシのクラスにもあったよ。先生が取ってきて飾ってくれていた」。ふ~ん。幼稚園は分かるが、小学校は珍しい。
よく聞くと、別にススキを使って授業をしたわけでもないらしい。先生は、朝早く着て、そっと花瓶に挿したのだろう。なるほど。いい話じゃん。会話をしたことはないが、長女の先生は、なかなか風流がわかっている先生だ。
ちょっとほんのりした気持ちになった。
我が家では、季節行事をフツーに実行している。1月11日にはパックのお供え餅だが「鏡開き」をする。節分には「豆撒き」をするし(最近は流行の恵方巻きも食べる)、5月5日は「菖蒲湯」に入る。「十五夜」も「十三夜」の月も愛でるし、冬至には「カボチャと小豆の炊き合わせ」を食べて「ゆず湯」に入るし、大晦日には「年越しそば」を食べる。元来が田舎モノだから、なんだかカラダに染み付いてしまっているし、小さい頃から「子どもができたら、そうしろ!」とオヤジに仕込まれている。僕は、子ども3人に「仕込もう!」という気持ちはないが、できることなら、3人の子ども達に勝手に染み付いてもらって、孫の代まで続けてくれたなら、うれしいな!とは思う。
もちろん、これらのことが今の時代、「絶対にやらなければいけないこと」ではないことは十分に分かっている。難しい時代だ。強制するものでは、とてもない。各家庭の事情もある。でも、大事にしたいなぁ…と思う人もいる。季節を感じ、日本の心を後世まで残していければ…と思う人もいるのだ。だからこそ、あえて授業には使わず「小さい秋」を、そっと教室に演出した、長女の先生の心尽くしに感じ入った。
大上段に構えずに。取り入れるのも「日本の心」だろう。
少年サッカーでも。サッカーばかり「教える」チームが増えている。いや、ほとんどだ。我がチームもそうだもの。サッカーチームなのだから、それはそれでいいのかもしれない。そんなことは家庭の領分だ!と言えばその通りかもしれない。でも、できることなら、大上段に構えずに、そっと季節感を演出できるチームにウチもなれればいいなぁとは、思う。こういうことがケッコウ上手なチームもあるのだ。県NO1チームの「田植え・稲刈り」、K市Mチームの「梨狩り」…。「育成」なんて大袈裟な気持ちじゃなくて、もっと、たおやかな気持ちから、そういう演出は生まれるのだろうなぁ。
「育む」という言葉が相応しいか。
18時を過ぎるとキレーな「中秋の名月」が光り輝いた。ちょうど、リュウもKSCがオフ。家族5人で月を愛でながらウッドデッキで「けんちん汁」の代わりの「トン汁」を食べ、お団子をいただいた。そういえば、息子よ。お前、ススキって漢字で書けるか?「書けない~」。すぐに辞書引けっ!(正解は薄、もしくは尾花)。
いかん、また大上段だ…。ただ、これもオヤジに仕込まれたんだよなぁ(笑)。

- [2007/09/25 23:50]
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2007.09.24 Mon
バスケだけは聞かないなぁ?

ホーム小学校の校庭はいい。まずは水はけが最高だ。広いというほどではないが、80×50mをとってもアップスペースは残る。キレーな長方形なので使い勝手もいい。50×35mくらいのピッチならば、その気になれば3面は横横縦でビシッと切れる。ゴールも3対(ウチ1対は学校のもの)あるしね。
今日は、この校庭に50×40mで2面を切った。午前は3年以下、午後は4年以上で体験入団を兼ねたソサイチ試合をタ~ップリ!
ソサイチとはなんぞや?書くのが面倒なので⇒ココを見てほしい。まっ、簡単に言えば7、8人制。ただ、今日の場合は人数は目安。全部で20名いれば、5人×4チームでいいだろうし、27人いれば7人×3チーム+6人×1チームでいい。要は少人数でボールをいっぱい触って、かつ少年用ゴールを使って「思い切りシュートを打つ!」試合をしよう!という主旨だ。もうイヤってほど試合の連続、休む暇なく全員が試合に出場して、
子どもはヘトヘト。でも、大満足~!
ご存知の通り、JFAは小学生に8人制を推奨している。理由は明白。少人数制のほうが、1人がボールに触る機会が増えるし、動きが単純化されるからプレーが明快になる。ちなみに、ウチの会社が関係してるチビリンピック「JA全農杯 小学生8人制サッカー全国決勝大会」は、当時の田嶋技術委員長(現専務理事)から、「8人制でやらなければ、JFAとしては後援をしない!」と言われ、2005年から8人制(しかもピリオド制)となった。もっとも、これにはもう1つ理由があって、「11人制は全少があるのだから、こちらは8人制にしなさい!」ということでもあるらしい。いずれにせよ、JFAは「少人数にしろ~!」と全国に大号令を発しているわけだ。では、世間でサッカー王国と虚像を持たれている我が我が県では?というと…。
「JA全農杯 小学生8人制サッカー全国決勝大会」の予選でもある4種新人戦も11人制(笑)。
ここまで書くと、「お前は8人制の味方か?」と言われそうだが、実はそうでもない。見ていて、もの足りないなぁ…と思うことは少なくないのだ。特に中学生目前の6年生には明らかに狭い。大きな展開が判断の中に入ってくる年頃で頑なに「ソサイチがいい!」と言われてもなぁ…。「でも低学年はそうだろ?」という声が聞こえてくるが、それも…。当たり前だが、11人制は11人先発がいるのだ。8人制は8人、7人制は7人しか先発がいない。多少、分別がついている高学年ならともかく、低学年は「オレ、先発じゃないんだ…」とモチベーションを下げる現実は、ある。更に言うと、副審の育成はできない。低学年のうちに慣れない人には経験を積んで欲しいのだ。まぁ、これはプレーヤーズファーストに反する考え方だから2の次だけれど。副審は付けてオフサイドありでやればクリアできるしね…。
「では、11人制の味方か?」と言われると、それも「う~」と唸ってしまう。JFAの言うことは間違いどころか正しいことはわかってはいる…。今、身につけなきゃいけない技術があることを考えたら、スペースはかえって邪魔になる…。3年生以下、特に1・2年生にドデカイコートで11人でサッカーをやらせる意味を「先発」以外の理由で述べよ!と言われたら、何も反論できない(苦笑)。狭いダンゴより広いダンゴの方がプレーの可能性は拡がるかもしれない…ということくらいか?(笑)。ただ、蹴らせたくないから自陣ゴール前からドリブルさせると相手のゴールが遠いんだよなぁ。だから必然的にシュートも減るし…。
強いて、派閥を名乗れ!と言われたら、どっちでもいい「優柔不断派」だろう(笑)。
そりゃ、団内のミニゲームと言ったら、クワトロ(4人)以下でやりたい、クインテット(5人)でもイヤだなぁとも思う…。でも、思い切って40×50m・横長にしてゴール2つ・15人対15人・ボールは4つ!なんてのもムチャクチャ楽しかったりするし…。
結論。「楽しけりゃ、なんでもいい」ってことでいかがでしょう?(笑)
大切なのは、それぞれの価値をしっかりと認めることだろう。その上で、「強要はしないが、オレはこっち~」くらいの方がいい。どちらにしてもギスギスした考えを持たずに臨機応変で対応した方が、子どもは大きく育つ気がする。ちなみに、県NO1チームは「どちらでも~。ド~ンと来い」という姿勢。まずは、そのくらい上手くなれっ!ってことか。そうなると1対1で決まりだなっ!
果たしてホーム小学校に1対1のピッチは何面切れるか?
今から計算してみよう!(笑)
- [2007/09/24 21:20]
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2007.09.23 Sun
その11。

ココ1カ月のことだ。息子が試合の日は、必ず「どうだった?ケータイMAIL」を入れることにしている。どうにかこうにか試合に出れるようになったからだろうって? 違う。例え試合に出ていなくても、ちゃんと「どうだった?」とMAILは送っている。なぜか? 簡潔に分かりやすい文章を書かせる訓練のためという理由が1つ。そして、もう1つは静岡学園サッカー部・井田監督の「親の為に10の心得」を読んで、自分なりに実行できることはやろう!と思ったからだ。
夏休みにKSCが静岡遠征に行って静岡学園中U-13にチンチンにやられて帰ってきたことは書いた。KSC・U-13T監督始め、コーチ陣が「悔い改めるために」〝チョーサッパリヘアー〟にするくらいの惨敗だった(らしい)。M先生も「大人と子どものような試合だったらしいよ」と僕に話してくれた。ただ、まだまだ…のチームとはいえ、KSCだってこの時点で、「そうは言っても、そこそこ」のチームではあるのだ。それを軽く一蹴し、旧ナイキカップ(現プレミアカップ)で全国優勝を経験したコーチ陣に「悔い改めさせる」チームとはいったいどんなチームなんだ? サッカーコーチの1人としてかなり気になった。
いろいろ調べたところ、出た結論は…「シズガク、恐るべし」。
調べる前(調べたって言っても、ネットで検索しただけだが、笑)の僕の静学に対する知識は「高校サッカーに置ける静岡の超強豪」「KINGカズのいた学校」「井田監督という超有名監督が率いるチーム」くらいのものだった。そもそも、高校でラグビー部だった僕には、「高校サッカー界の常識知識」というものがない。高校サッカーで有名な監督は?と聞かれても現役監督の名は「武南は大山監督、静岡学園は井田監督、清水商業は大瀧監督」くらいしか答えられない現状だ。しかも、そのそれぞれが「どんな人なのか?」はほとんど知らない…(大瀧さんだけはNHKの番組再放送を見たことがある)。まあ、一般のほとんどの人が僕と同じだろう。んなこと知らずにサッカーのコーチか?との批判は甘んじて受けよう。ただ、知らないことは罪じゃない。知ろうすれば、それでいいはずだ。
まずは井田監督。プロフィールはご自分で調べてほしい。調べれば分かるが、井田監督の言葉はかなり魅力的だ。たいていの〝体育会系保護者〟はホレること間違いない。
当然、僕はホレた(笑)。
次は、「がんばれ静岡学園サッカー部」で検索して欲しい。なにせ、内容の複写・使用・リンクは一切お断りなので、それを尊重する。で、出て来たページのかなり下の方にある「心得」をクリックすると今回の話題「親の為に10の心得」が出てくる。ちなみに更にその下にある「谷田虎の穴2」のバナーをクリックすれば現在のシズガクサッカー部のことが、よ~く分かる。キョーミのある人はどうぞ。もう1つ情報をつけるか。「心得」の3つ下にあるNiigataをクリックすると新潟で今話題のチーム「グランセナ」のブログに飛ぶ。このグランセナのジュニアユースコーチは井田勝太郎氏。井田監督の息子で昨年まで静岡学園中でサッカーを教えていた。イダイズムで新しいチームを育てている様子がブログを読むとよく分かる。こちらもかなり魅力的な言葉が並んでいる。FFCとともに新潟をサッカー王国に変える日はそう遠くないかも…。
さて、「親の為に10の心得」に戻る。引用するわけにはいかないので、まずはシッカリと読んでほしい。ポップアップでこの文章と見比べながらだと分かりやすいかも。ここに出てくる文章の「静学の」という言葉を自分の子どもの属するチーム名に変えて読んでみよう。
アナタは、それができているでしょうか?
別に特別なことが書いてあるわけではない。当たり前といえば当たり前のことだ。でも、これだけしっかりと「心得」として書いてあると「なるほどな」「そうだよな」という気持ちが強くなる。少なくても「親としては、こうありたいな」と僕は思った。ただし、仕事や物理的な時間の関係で、全部が実行できるわけではない。試合やトレーニングは見に行けないし、子どもの起きている時間に帰れない・起きた時には学校に行っている毎日だから、サッカーのことだって話せやしない。
んじゃあ、せめてMAILでやりとりをしようか?と思ったわけだ。
ここで先に念を押しておきたい。僕は「なるほどなぁ」と思ったが、だからといって、この僕のブログを読んでいる人全員に「信奉しろ!」という気はサラサラない。人それぞれであっていい。人それぞれだから、サッカーは面白いし、世の中は面白い。僕だって井田監督にホレはしたが、100%イダイズムを実行しようというのではない。静学の求めるサッカーは、僕が理想とするものにかなり近いが、小学生で、しかも動機付けの揃わない地域単位の少年団でこれを実行すれば、「崩壊」の可能性のほうが高い(苦笑)。自分なりに消化をすることが大切だと思う。県NO1チームにしろ、静学にしろ「こうありたい」という目標は目標だが、一歩一歩近づけばいい。慌てず、しっかりと見据えて。もし到達点が違っても、それはそれでいいではないか?くらいのヨユーの気持ちを持って、歩んでいこう。我がチームのコーチとしては、ね。
親としての自分も、もちろん、そうだ。
だからこそ、できることだけになるが、しっかりとやってやろうと思う。
KSCは今日も試合だった。Jリーグ・メトロポリタンリーグU-13「クマガヤSC vs. 湘南ベルマーレ・オエステ」。結果は4-1だそうだ。「出場してもしなくても。今日の試合は、チームとしても個人としても、それぞれ何が楽しかったか?厳しかったか? 次に繋げるために考えよう!」と「10の心得」に従ってMAILをした。返事は「はいっ!がんばります!」。おおっ、なかなか気合の入ったいい返答MAILだ。ん? 待てよ。そう言えば前回のMAILの返事も「はいっ!がんばります!」だったような気がするぞ?だって、前回も気合の入ったいい返答MAILだと思った記憶がある…。調べてみよう…まさかコピペではあるまいが…。
親のために心得・その11 「子どものボキャ貧は覚悟しておくこと!」(笑)。
- [2007/09/23 23:17]
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2007.09.22 Sat
エビタイ。

あの旋律を聞くと、どうしてトイレ(小)に行きたくなるのだろう…。「故郷の空」(原曲はスコットランド民謡『麦畑』、ドリフの『誰かさんと誰かさんが麦畑~♪チュッチュチュッチュしていていいじゃないか~♪』という、あの旋律)にはコーヒーよりも利尿作用があるのじゃないか? ん? この話題、前にも書いたなあ(⇒ココ)。い、いかん、思い出しただけでトイレ行きたくなってきた…。すいません、行儀悪いですが、筆を止めて、暫し席を外します…。
ただいま~!(笑)。
というわけで、今日は我がチームに所属する大半の子どもが通うホーム小学校・準ホーム小学校で運動会が行われた。ウチにも2年生(長女)がいるから、朝から、ホーム小学校に出掛けた。で、当然、全学年の徒競走を見物。終了後、すぐに準小学校に移動。3年生と6年生の徒競走に間に合った。どちらの学校でも我がチームの子達は、なかなか頑張っていた!いや、我がチームの子だけじゃない、全生徒が晴れ渡る秋の空の下、一生懸命に走っていた。
やっぱ、運動会はいいなぁ。
きっと、みんな朝からドキドキだったろう。我が家・長女もそう。家を出る前に「ママ、1番になれなかったらどうしよう?」と半ベソ状態。「1番じゃなくてもいいじゃん?最後まであきらめないで走れば、それでいいし、ダメだったら来年また頑張ればいいのよ」。少し経って、「ママ、リレーで抜かれちゃったらどうしよう?」。「みんなの代表の分、頑張らなきゃいけないけど、少しでも遅れまいとすればそれでいいのよ」。今度は出掛けに「(私が入る)青軍がビリだったらどうしよう?」。「みんなが頑張っての結果だったら、それはそれでいいじゃん? きっと先生もそう言うよ」。母娘の会話は、父息子の会話と違って、温かい(笑)。「そうだ。ママが見ていて頑張った!と思ったならば夕御飯は好きなものしてあげる!何がいい?」。「ギョーザ!」
この時点で、我が家の晩メシはギョーザに決定(笑)。
モノで釣るなんて…と否定する方もたくさんいるだろうけれども。僕は、この手の〝ご褒美〟の話は嫌いじゃない。それで、モチベーションを高くしてくれるならば、お安い御用じゃないか。父さんの小遣いや母さんのヘソクリが減るというドラマは、それはそれで「かわいい子どものために」というストーリーになる。そのことで親子の会話がしっかり行われるならば、いいんじゃない?と思うのだ。そりゃ、高額過ぎるモノだったり、何かにつけて毎回だったりするのは考えモノだけれど。常識と家計が許す範囲ならばモノでもOKだし、「団欒」の時間を演出するご馳走や外食が〝ご褒美〟ならば、それはそれで最高だろう。ウチみたいにギョーザで済めばそれに越したことはないだろうしね(笑)。
ただ、忘れないでほしいのは、モノや食事は添え物に過ぎないということ。例え1番じゃなくても、言葉と笑顔の〝ご褒美〟は、どの家庭でも子どもに与えてほしいなぁとは心から願う。
「頑張ったね!」と。
長女の成績? それなり~。いいんだって、自分の今、持っている力を発揮できれば。徒競走もリレーも一生懸命に走った。ボールを使ってのダンスも上手に出来たし、デカパン競争(4人でデカイパンツを穿いて走る競技)も楽しそうにやっていたし。青軍は彼女の予想通り、ビリだったが、最後はそれなりに点数追い込んで、本人も満足そうだった。もちろん、夕食は「頑張ったね!」の言葉にテレ笑いを浮かべながらギョーザをパクパク食べていた(笑)。
さて、21時過ぎに練習⇒そのまま塾とハシゴした息子が帰ってきた。「今日はギョーザかぁ!」。頑張った長女への〝ご褒美〟メニューと伝えると「オレも〝ご褒美〟もらったもん!」と応えてくる。ああ、そうか、コイツ、今日は午前中は高円宮杯U-18のボールボーイをやってピッチレベルでレッズユースvs.コンサユース、静岡学園vs.広島皆実の試合を見て来たのだった。それは最高の〝ご褒美〟だよなぁ。
よく見ると、息子が見たことないTシャツを着ている。ギョーザをバクバクとドンブリ飯で食いながら答える。「あっ?コレ? ボールボーイユニホームだよ。そのまま貰えた」。

そ、それは…。adidasマニア垂涎の高円宮杯Tシャツではないか! そっちのが大〝ご褒美〟だよ! あ、あのさ~。父ちゃん、これからも仕事、頑張るから。それ、〝ご褒美〟にチョーダイ?
やっぱ、ダメか…(泣)。
- [2007/09/22 23:16]
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2007.09.19 Wed
○○。

県NO1チーム・M先生が言う。「ウチの歴史を見ても、忘れモノが多い・だらしないヤツには大物が多い」。確か、県NO2・鬼平監督もブログで同じことを書いていた記憶がある。ただし、それは忘れモノや失せモノをしても、アッケラカンとしている子どものことだろう。
例えば、長嶋茂雄だ。その魅せるプレー、何をやっても絵になる姿はもちろんだが、その言動・行動の部分でも長嶋茂雄を超える男というのは、なかなかいない。あまりに有名なエピソードだが、その大物ぶりを一番知れる「忘れ物事件」をここにあらためて記そう。
忘れモノ名人のミスター。ユニホームを忘れることなんて日常茶飯事。球団職員も心得ていて、常に「3番」のユニホームの予備を準備していたほど。バット、グローブという野球選手にとっての「命」を忘れることも年中で、しょっちゅう、他の選手のものを借りていた。なのにプレーは最高。自分のものを使わずに、超美技や勝負強いバッティングを魅せるのだから、さすがスターは違う。その日も、ホームランをカッ飛ばし、ルンルンのハイテンション・超ゴキゲンで家に帰ったミスター。「亜希子~!帰ったぞ~!」。「お帰りなさい。あらっ、アナタ?カズシゲは?」。ミスターは、その日、自分の勇姿を見せようと長男カズシゲを球場に連れて行っていたのだが…。あまりにゴキゲンになりすぎて、カズシゲを球場に忘れてきたのだった…。
奥様を失ってしまったけれど。明るい超大物・ミスターの完全復活をファンは全員待っています!
話を戻す。アッケラカンがないと大物から単なる「たらしないクン」に格下げになる。「だらしないクン」で済めばいいが、済まないと…。大と物の間に2文字が入ってしまうという、今回のお話。
15、16、17日の3日間で息子が4つのモノを失くした。1つ目は昨日も書いた「自転車」。母親の言うことを聞かずに路駐して盗まれた。自業自得だ。2つ目。Rグラウンドに水筒を忘れ、あとで最後まで残っていたコーチに聞いたがなかったらしい。自業自得。
問題は3つ目と4つ目。
今日、23時ごろ、家に帰ると嫁の頭にツノが生えていた。どうした?と聞くと「アタシは情なくて…」と話し出す。かいつまむと、KSCの練習に向かう前の息子の挙動があまりに不審なので、いろいろカマ掛けて問い詰めたらKSC特製ボールを失くしたことを白状したという。3つ目だ。なんでも、17日にたまたま買物ついでに駅にクルマで迎えに行ったときに、荷物が少ないので「ボールは?」と聞いたら「バックの中だよ」と答えたらしい。実は、この時点でヤツは乗って帰ってきた電車に忘れたことに気が付いたが、「あまりに失くしモノをしている」ので、「あとで駅に連絡しよう」とウソをついた。で、「あとで」は翌日になってしまい、対応が遅れ…。仕方がないので別の5号球を昨日から使っていたが、空気が甘いので僕のポンプを引っ張り出そうとしていたところを母親に見とがめられウソがバレた…。
「息子!」。
2階に大声を掛ける。怒ることは「なぜ、ウソをつく?このタワケが!」ということになるが、いきなりその本丸には行かない。いろいろ聞き質す。すると、「駅には言ってあるので、見つかったら電話がかかって来る」。さすがにブチ切れた。この期に及んでまだウソをつくか!〝盗まれた〟自転車が見つかればケーサツは電話をしてくる。それは〝盗まれた〟からだ。〝勝手に忘れた〟ものをJRが探して電話を寄こすかっ!何でもテキトーにお茶を濁せば済むと思うなっ!タワケっ!それを母に今まで怒られていたのだろう? すぐに彼の目の前でJR忘れ物センターに電話をする。駅に言えば連絡をくれるものなんですか?と職員に問えば「いえ。それはないです。こちらではお調べしますが。20分もあればお調べしますよ」との返事。大人をナメるな。オマエのウソをはがすことなど簡単なのだ。
ウソをつくなと言われたばかりなのに。
なぜさらに言い逃れようとウソを重ねるのだ!
嫁が泣き出す。「勉強なんかできなくてもいい。サッカーなんかヘタでもいい。卑怯なことはするな! ウソは絶対につくな! と小さな頃から言い続けているでしょう?」。
そうなのだ。なぜサッカーを、いや、なぜスポーツを始めさせたか?に立ち返ることが必用なのだ。「社会のルールをそこから学んでほしい」「カラダとともに精神も磨いてほしい」「自分だけで生きていないことをわかってほしい」…。ウチはそこがスタートだった。みなさんも考えて欲しい。「レギュラーになる」「トレセンに入る」「Jクラブのジュニアユースに入る」「勝った、負けたと大騒ぎをする」…。それはそれで重要なことだけれど、元々の思いがブレてまで手に入れなければならないことなのだろうか?
もちろん、人それぞれだけれど。「僕は」、違う。
ここで息子の恥をさらしてでも、それは「違う」と言いたい。
「息子よ。そりゃ、ボールを失くしたら怒るよ。『タワケっ!おまえにとって、サッカーボールはその程度のものなのか!探して来いっ!』くらいのことは絶対に父ちゃんは言う。間違いなく言うだろう。ただ、それがイヤでウソをつくのなら、サッカーをやめりゃいい。そこで、『ごめんなさい、ボールを失くしました』と最初に言えないヤツは、そもそもサッカーを、いやスポーツをする資格はない。そもそも人として×(バツ)だ。次に同じことがあったならば、そのときに100兆が1、オマエがナショトレに選ばれていようが日本代表に選ばれていようが、迷うことなくサッカーをやめさせる。そもそも、母を泣かせるようなヤツに大事なサッカーをやらせることはできない!」。
4つ目。オマエは一番大事な「信用」を失った。
ただ、リベンジの機会は与えよう。サッカーに失敗はつきものだ。
大の字と物の字に入る○○の文字を取る努力に期待したい。
- [2007/09/19 23:39]
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2007.09.18 Tue
ご同輩へ。

ない。ない。ない~!命より大切なものがない~!何がって?命よりは、とても言い過ぎだが、命綱は言い過ぎではないものがない~!だから、何だよって?お小遣いをもらうまでの最期の命綱の1万円を失くしてしまったのだ~!
今週、マジで昼飯抜きが確定した…(泣)
息子を迎えに行って帰ってきての一コマ。どこで落としたのだろう? クルマかも? 運転席と助手席とダッシュボードとくまなく探すがない。グラウンドかなぁ。駐車場かなぁ。いつもよりポケットの浅いPUMAのハーフパンツをはいていたから、クルマのキーをポケットから取り出す時にポロっと落ちたのだろう。
adidasパンツにしておけばよかった…(泣)。
とかなんとか、泣き言を言っていたら嫁がキツーイ一言。「たかが1万円くらいで大の男が情ない…。金は天下の回りモノでしょ?夜も遅いって言うのに、んなことでピーピー叫ばないっ!」。たかが…って、オマエ、僕の給料日までの大事な命綱よ…。
「だいたいね、探してもないものは失くしたの! 基本的にウチの男どもは痛い目に遭わないと反省しないんだから。息子もそう。ホントにダメなところはアナタ似なんだから。アイツの自転車事件の時にアナタ、息子に向かってなんていったか?自分で覚えてるの?」
はい。いい加減なオマエが悪いと叱りました…。
実は15日にリュウの自転車が盗難にあった。「ちゃんと駐輪場に止めなさいよ~」と出かけに言った嫁の言葉に「は~い」とテキトーに返事を返しながら、ヤツは駅前に止めた。KSCの試合からいつまでも帰ってこないなぁ…と思ったら駅から歩いて帰ってきたのだ。当然のことながら、「お母さんの言うことを聞かなかったオマエが悪い。そんなヤツは絶対にコーチの言うことも聞けないダメプレーヤーになる。痛い目に遭わなければ、学習できないんだろ、オマエは。罰として、しばらく、自転車抜きの生活をしろっ!」と叱ったばかりなのだ。当然、息子は毎日歩いて家と駅の往復を余儀なくされている真っ最中なのだ。
全国のサッカー少年諸君へ。失敗は誰にでもある。が、痛い目に遭う前に、
コーチの言うことは聞こう。
自転車は駐輪場に止めよう。
お金は財布に入れよう(苦笑)。
嫁の僕への説教は続く。「おなかすいたからって、ちゃんと仕事しなさいよ!おなかがすいて、ポカやって1円でも給料が下がったら、そのぶん、お小遣い減らすからね!」。
全国のお小遣い亭主同輩へ。気合を入れて働こう!(笑)
- [2007/09/18 23:09]
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2007.09.17 Mon
大会。

M2コーチからケータイにMAILで速報が入る。「決勝は0-1で負けです。最後は積極的にボールに絡めず、足も止まってボールウォッチャーになってしまいました。息切れなのか、集中力が切れたのか?(笑)。技術的には、次への課題として○○○○○○とこの大会でハッキリ分かりました」。なるほど~。ウチはいいスタッフに恵まれた。
僕ごときが、いなくても問題ない(笑)。
今日は我がチームちびっこ大会決勝トーナメントがK市総合グラウンドで行なわれた。我がチーム①は準優勝。でも僕は例のごとく、午後からは仕事なので、見れたのはアップまで。そりゃ、試合は見たいが仕方がない。普段から、指揮を取る監督としてはH3コーチがいるのだ。僕は我がチームとしての指導にブレがないか?を確認するだけ。統括なんて、どこのチームもそんなもんよ?
僕ごときが、試合にいる必用は全くない(笑)。
ただし、アップ前まではキチンとH3監督と話した。「暑いからね。アップはランニング系はやめようよ。それだけで疲れちゃう」「そうっすよねぇ。そう思ってました。体操系とボールタッチ系と超短い1対1くらいかな?開会式前に済ませちゃいましょう。で、給水しっかりさせて、休む時間を取って第1試合でいいっすよね~?」「ん。最高のスケジュールよ」。ん~。ウチはいい監督にも恵まれた。
僕ごときが、だらしなくても問題ない(笑)。
アップを終えて、ママさんの入れたコーヒーを飲む。ママさんが言う。「アップ、もういいんですか?」「ん?十分でしょう。万が一、決勝まで行けば、この暑い中、3試合もやることになるんですから」。「万が一ですか…」。「そうです、万が一です」「…」。あっ?決勝までいくんですから!って言わなければダメだったかな?でも試合をするのは子ども達。
僕ごときが、気合を入れても何の意味もない(笑)。
最初に断っておくと、この先、僕が書くことは言い訳ではない。この大会、少なくても僕とH3コーチとM2コーチは「勝とう」とか「優勝しよう」とかは全く考えていなかった。あくまで、夏休み終わりまでやってきたことが個人レベルでどのくらい身になっているか?を確認するだけ。身になっていれば、そこそこの成績は残せるでしょう、結果、勝てればOKでしょう、くらいのもの。
まだ3年生だもの。子ども達が伸び伸び頑張ってくれれば、それでいいじゃん?
大会っていうと、どうしても子どもの勝ち負けが論じられるが。実はそうではない、と僕は思う。どちらかというと大人が試される気がしてならない、最近は。どんな練習をして、どんな準備をして、どんな気持ちで臨んで、何を見て、何を感じて、何を今後に活かすか?子どもの「勝ち負け」という結果の試しとともに、コーチも親も試されるのが、それが「大会」なんだろうなあ。
お父さんコーチを卒業して、はじめてわかった(笑)。
夜は「コーチ反省会」がしっかりと行われた。仕事を終え、顔を出す。ワイワイガヤガヤ、楽しくおいしい飲んだ。子どもが頑張って、大人がおいしく飲む。勝ち負けじゃない。これが少年サッカーの楽しいところなんだよな~。そう思って、テーブルの上のおつまみに手を出そうと見渡すと…。
そこには、たくさんの「カツ」が並んでいた。
我がチーム、まだまだ発展途上です(笑)。
- [2007/09/17 23:02]
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2007.09.16 Sun
季節は変わる。

「暑さ寒さも彼岸まで」というが、そんな言葉もあと何年もつのやら…というほどの暑さが続く。もう9月中旬よ?20日には彼岸の入りよ?暑いにもほどがある…。このまま夏が終らなかったら、どうしよう?そんな毎日が相変わらず続いている。
でも、月日は確実に流れている。新年度になって半年。子ども達は確実に成長している。
そう実感した。昨日、今日、初めて中学生の試合を見た。
昨日の昼はA市U-15トーナメント。審判として、A市サッカー場に向かった。この日は準決勝以上の日程。残っていたのはA中、K中、H中、そしてホーム中学校。ホーム中学校の面子には当然のことながら、懐かしい顔が何人も並んでいた。みんな大きくなった。月日は流れている。
変わっていくものもある。
世の流れとして、「部活はダメ!」みたいな風潮があるが、そんなことはないことがわかった。この4チーム、みんながみんないいチーム。カラダも大きいし、サッカーもかなりハイレベル。僕らの時代の部活組と大違い。ここでも月日の流れを感じた。でも、ナマイキさは僕らの頃と一緒。ストッキングを上げずにパンツも腰ばき。それはそれで、懐かしい(笑)。
変わらないものもある。
夕方4時からH市Rグラウンドへ。Jリーグ主催メトロポリタンリーグU-13「KSC vs. 湘南ベルマーレ」。半年振りに見る息子の試合となった。この日は「運動会DAY」ということもあり、メンバーが揃っていないこともあって、息子が先発。ポジション?ナイショ。ここでは単なるイチ父兄だからテキトーなことは書けないし、言えないしね。まあでも、一番あっているだろうというポジションで頑張っていた。結果は1-0でKSCの勝ち。でもチームは、まだまだって感じ。中1なのだから。課題が満載はフツーのことだろう。TクンとAクンのプレーも見て、満足したところにU-14の試合が始まる。いやぁ、KSCのU-14は素晴らしいチーム!ビックリした。サボっている子がいない。来年、今のU-13がこうなるといいなあ…。
変わって欲しいものもある。
そして今日の午前中。ホーム中学校1年生vs.クラブYU-13を見に行った。みんな頑張っていた。相手のメンバー構成はわからないが、クラブチーム相手にスコア1-1は立派。目立っていたのはGK・Kクン、HNクンホンダ、そして同名・2人のKIクン。KクンとHNクンはカラダ張りまくり。自分より遥かに大きい相手プレーヤーを相手に、体幹のしっかりした堅実かつパワフルなプレーでゴールを守っていた。2人のKIクンはスピードあふれる攻撃で、これもガッツ剥き出しで相手ゴールに襲い掛かった。圧巻は得点の場面。1人目・KIクンの蹴ったCKを2人目・KIクンが当然のようにヘディングで決めた。小学生時代と変わらないヘッドの強さ。
変わらずにあって欲しいものもある。
暑い暑いと言っていても、きっと来週には秋の色が濃くなってくる。暑さ寒さも彼岸までなのだから。次の春の彼岸に向けて、またサッカーをしている子ども全員が「変化」をしていって欲しいものだ。そして変わらずいつまでも何歳までも楽しくサッカーを続けていって欲しいなぁ。
それが僕の此岸にいる限りの悲願でもある。
- [2007/09/16 23:59]
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2007.09.08 Sat
ハナウタ。

♪だ~っれもいない海っ! 2人の愛を確かめたくぅて~ あ~なたの腕をっ! す~り抜けてみたぁの~ ハ・シ~・ルっ 水辺のまぶしさっ 息も出来ないくらいっ はやく~強く~ つか~まぁえに~ぃ来て~ぇ♪
♪ス・キ・なんだもぉのっ!♪
思わず後ろを振り返った。よかった、誰もいない。最初は小さなハナ唄程度で歌っていたのだけれど調子に乗って、ついつい大声になってしまった(汗)。いきなり、「好きなんだも~のっ!」だけが聞こえたら、「何だコイツ?」と思われる。「オレも好き~っ!」と言われても困るし。ゲイじゃないし、何より、
嫁も子どもいる身ですから~(笑)。
いきなり、ワケのワカラナイ話になってしまった。情景を説明しよう。今日は我がチーム②出場予定「我が地区ちびっこ大会」予選の日。会場となった隣市・S公園グラウンドは、もともとかなり白い砂土でできている。それが一昨日の台風で「一面、海」になったのだろう。1日経って、水はすっかり引いていたが、キレーに〝水紋〟ができていて、それに白い砂土があいまって、しかも真夏のような太陽が照りつけ…。。まるで、沖縄のビーチ! なので、試合のためのグラウンド準備をしながら(もちろん男だらけ)、思わずハナ唄ってしまったのだ、この歌を。気分はすっかり、モリタカって感じっ!あっ!
南 沙織じゃないからねっ!(リアルタイムで知ってはいるけど、笑)。
そんな南国気分を感じさせる場所での3年生以下の試合。どのくらい南国か?っていうと第1試合でA1(ベンチ側の副審)に入ったのだが、まぶしくてグラウンドをずっと直視していられない、立っているだけで汗だく~っていうくらい。もちろん、どのチームのお子ちゃまたちにとってもサッカーをやるには、厳しい環境になったのは、言うまでもない。特に我がチーム②は、まだまだ体力的に厳しい子が多いのだ。サッカーを始めたばかりの3年女子トリオ、2年生軍団…、そして1年生。「イコールとフェア」の時にも書いたが、かなりの苦戦の予感があったのだ。いや、カッコつけちゃいけない。
苦戦ではなく、〝僕は〟「全試合大敗」を予想していた(苦笑)。
でも、S公園グラウンド改め「Sリゾート・ハワイアン・グラウンド」で全員が頑張った。結果は1勝1敗1分け。大善戦っ!第1試合の〝格上〟Oチームさん戦は終了2分前に追いつき、引き分け。2戦目の〝超強豪〟KOチームさんとの戦いは完全な力負けで、0-7(もしかして0-8、0-9かもしれない)。3戦目のK市Sチームさんとはチビッコらしいダンゴの互角の戦いになった。そして終了30秒前に、これもチビッコらしい「全く怒る必要のない」ゴール前の〝思わず手が出ちゃったハンド〟でPKを得て得点。そして、勝利~。勝ったことが嬉しいんじゃない。なんといっても、
1日で「勝ち」「負け」「引き分け」の3つの味を子ども達が堪能できたっ!
ハッキリ言うが、この時期に「勝つだけ」の意味は、あまり大事でないと〝僕は〟思っている。そりゃ、全部勝って決勝トーナメントに行って、またまた全部勝って優勝!することは大きな「喜び」ではある(我がチーム①の子ども達は、それを目指して17日に戦うのだけれどね)。だけど、それが直接、全部が全部、成長に繋がるかっていうと…。〝僕は〟そうでもないと思う。
ヒイヒイ言いながら。灼熱のグラウンドで。パスもクリアもするチームを相手に。もしくは、そのドリブル力の違いを圧倒的に見せられてしまうチームを相手に。自陣ゴール前からのドリブルだけで愚直に勝負していく君たちが、この先、成長していかないはずがないだろう? あきらめずにドリブルだけで攻め上がっての同点ゴールで引き分け、チンチンにされて既にハーフタイムで声も出ない状況に追いやられての敗戦、そして、その後の試合で立ち直り超ラッキーとはいえ勝利を味わえた君たちが、この先、育たないはずがないだろう?
君たちは、まだ「9歳」(以下)なんだから。
これからも勝ったり、負けたり、引分けたりするのだ。一喜一憂するのは悪いことではないが、それを乗り越えていくことがこそが大切。今日、我がチーム②のメンバーは、一日でそれを経験し、試合の度に乗り越えた。コーチはそれが嬉しくてたまらない。それはサッカーに限ったことじゃない。
「17歳」(以上)になった時、今日の3つの味が活きてくるよ、必ず。
実は今日は、S公園グラウンド改め「Sリゾート・ハワイアン・グラウンド」には、ママチャリでやって来ていた。試合が終って、審判服の上だけノースリーブの白カットオフシャツ(もちろんadidas)に着替えて、4年生の練習のためにホーム小学校を目指した。次女の乗るカゴのついたママチャリを全力で走らせる。相変わらず照りつける太陽。でも、切っていく風が気持ちいい。
気分がいい。がんばった子供たちのおかげだ~。
そうだ、まだ全部、歌いきっていないじゃん! 恥かしいもクソもない。ウレシイ時は大きな声で歌うに限る。ギコギコいう子どもキャリアのついたママチャリで、黒に白の3本線ストッキングをはいたまま。パンツは黒の汗だくサッカーパンツ。でも、坂を下りながら、周りを気にせず、歌っちゃえ! 歌っちゃおう!
♪わ~たしは いまっ! 生きている~ぅ~♪
しつこいけど、モリタカバージョンだよっ!(笑)
- [2007/09/08 23:53]
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2007.09.07 Fri
台風一過。

朝、起きると庭の植木鉢はキレーに揃って倒れていた。家のすぐ裏を流れる川を見に行ったが、昨日の夜ほどは増水していなかった。でも、まだ風は強い。ホーム小学校はいつも通りの登校時間だったが、川沿いのホーム中学校は連絡網が回ってきて10時に登校になった。
台風9号が首都圏を直撃した。いつも台風上陸というとテレビ映像で「タイヘンだなぁ」と被災地の皆さんを心配していたが、実際に「直撃」を食らうと、そのタイヘンさが身に染みた。ウチは被害があったわけではないが、やはり、自然はスゴイ、そして怖い。
だからこそ、他地域で起きたことも他人事であってはいけない。
日本中のみんなで助け合っていきたいものだ。
被害にあわれた皆様、心からお見舞い申し上げます。
そして、頑張ってください。
長女を送り出して、息子とテレビ映像を見る。増水した多摩川、そして群馬・鏑川。そして埼玉・荒川。学校の授業開始が遅くなって、ラッキーなんて思わせないためにも、よく見せねばならない。そして、本質を理解させたい。普段、(周りから見れば)の~んびりとサッカーをやっている河川敷のグラウンドは、実は「サッカーをやるため」のものではないことを。そう、「あくまでもグラウンドとしては」は、2次利用なのだ。本来の河川敷の目的は、町に水が入ってこないための川の「遊び」の部分。堤防に目が行きがちだが、河川敷という余裕が水害を防いでいる。
「TO川がニュースに出ないけど。Kグラウンド(K市・TO川の河川敷グラウンドでKSCがよく試合で使う)は大丈夫かな?」「大丈夫じゃないよ。きっと隣県側も我が県側も濁流が渦巻いている。TO川は日本一の流水量の川なんだから。だから、河川敷も広い。実際の川の部分よりも大きく河川敷を取らねばならない。本当はサッカーのためのKグラウンドじゃないんだ。だから、『台風なんて来るなよ!』と思ってはいいけど、グラウンドが『使えなくなって残念』とは思わずに、『よかった、グラウンドのおかげで大水害にならなくて済んだ』と思わなきゃいけない」。
「うん。だけどさ、心配もある。サッカーゴールは心配だよ」。
う~む。確かに。Kグラウンドには、大人のグラウンド6面以上分(つまり12個以上)と、おそらくその倍ほどの少年サッカーゴールがある。台風が来る前に土手の上に移動はさせてはいないだろう。人手の問題もあるだろうが。万が一、土手の上に乗っけておいたら、民家をゴールが襲う結果ににもなりかねないから。だから、流されてしまっているだろうなあ。
Kグラウンドだけではない。の河川敷グラウンドのサッカーゴールは、みんな流されているだろう。拾いに行くのかなあ。1つ30万円以上するのだから、大事な資産だ。行くのだろうなあ。でも、どこまで行っているのか…にもよるだろうし。どこかの堰に100台以上が引っ掛かっていたりして。そしたら、どれがどこのか?わからないだろう…。
これからは、サッカーゴールにも名前を書いておきましょう(苦笑)。
息子を送り出し、不謹慎だが、そんなことを考えながら、自分も電車で会社に向かった。途中、A川を渡る。そこから見える風景は、いつものものとまったく違った。ゴルフ場もサッカー・ラグビー場も野球場も全部、茶色い濁流の中。ラグビーのポールだけがツンと水の中から見えるだけ。河川敷は立派にその役目を果たしたけれど。
早くみんなが楽しめる、あの風景が戻ってくればいいなあ!
僕にもできることはやろうと思う。やらなければいけない。サッカーゴールを拾いに行くのに人手が必用!という場合は誰でもかまいません、連絡ください。サッカーをできる風景を、スポーツができる楽しい環境を、早くみんなで取り戻そう。
呼ばれれば、名前ペンを持って馳せ参じます!(笑)。
- [2007/09/07 23:45]
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2007.09.04 Tue
極意。


今日は火曜日だ。公休の日だ。夏休みも終っている日だ。朝練もない日だ。長女は学校、次女は幼稚園に行くから「お仕事で疲れて寝ているパパ」を無理やり起こさない日だ。
好きなだけ寝るぞ~。
ところが、子ども達が出て行くと逆に「シーン…」としすぎて目が覚めた。ん?嫁もいないぞ。次女を幼稚園に送りに行っているのだろう。さて、本格的に寝られるぞ。「シーン…」。だめだ、すっかり目が覚めている…。仕方なく起きて、ぼ~っ…としていると、嫁が帰ってきて一言いわれた。「すごいよね~、アタナタって。昨日と今日でスパッ!と生活が変えられるのは本当にスゴイ」。半分イヤミにも聞こえるが、オマエってケッコウ、
ホメ上手だよな~。
早めに昼飯を食べて、12時過ぎに自転車に跨る。15時までに帰ってくればいい。ふらふらと走っているとI町に出た。せっかくだから、KOサッカー代表・Tさんの顔でも見ていくか? と思って、電話をすると「KO小学校の横の公園でお祭りの電気の工事中~」とのこと。現場に向かうとヘルメットを被り、クレーン車に乗って働いてるTさんがいた。僕を見つけると「暇そうじゃん!」と〝暇ではない〟Tさんが話し掛けてくる。ごめんね~忙しいのに。「いいの、いいの。休もうと思ったところ」。2人で公園のベンチに座って話し出す。「暑いね~」。暑いよね~。天候の話から入るのは、2人が立派な大人の証拠だ(笑)。暑いといえばさぁ~、某日記に書いてあったんだけど、この夏に売れたもの知っている?とネタを振る。「ビール?」。んにゃ、○○と○○! 「へぇ~!本当に、博識だなぁ~」。いや、だから、某日記ネタだって…。「うにゃ。それでもパッと出てくるんだから。たいしたもんだよ」。KOサッカーが強い理由がわかった。そういや、このチーム、他のコーチもそうだよな。
ホメ上手だよね~。
ホメられると大人の僕でも気持ちいい。子どもをホメよう! なんてのは、サッカー指導者の初歩の初歩だが、これがなかなか上手くいかないものだ。今日の夕方からの練習でも一生懸命にホメてみた。でも、いつも思う。僕のホメ方は正しいのだろうか?
夜はホメ上手の大御所に会った。ホメる極意とは? と僕が聞くと実に分かりやすく説明してくれた。
「あのな。ただホメてもダメなんだよ。例えば子ども全員で木の絵を書いていたとする。このとき、『うまいなぁ~オマエ』とホメてはいけない。これを聞いた周りの子が[あっ!オレはヘタなんだ~]と思ってしまう。あとで『オマエも、オマエもウマイ!』ってホメても取ってつけたようになるだろう(笑)。最初から、ポイントをホメるんだ。『おっ!オマエは木の色を描くのがウマイなぁ』『あれっ!オマエは木の感じを線で表現するのがウマイなぁ』『オホっ!オマエは空を書くのがウマイなぁ』…。探すんだ。ウマイところを。そりゃ、見た瞬間、コリャダメだ…と思う絵もあるよ。逆に、スゴクいいけど、ココをこうしたらもっとよくなるという絵もある。たけど、言わない。そしてホメる。続けてみろ、それを。知らない間に、全員がビックリするくらい絵がウマクなる。みんながホメられたいから人のマネもするんだ。サッカーも同じだよ」。
でも、すぐに直したいところもありますよね~。言わないんですか?
「んなもの、子どもが自分で分かっている。叱っちゃダメ!ってことじゃないんだよ。でも、失敗は叱らない。分かっているはずなのにやらないのは叱っていい。海外なんてスゴイよ。さっきまで鬼だったのに、いきなり笑顔でホメ始める。メリハリ効いているんだ。でも基本は『全員を別々に全部違うところをホメろ』だ。うまく乗せたら、子どもは力を発揮するぞ~」。
よしっ!僕もやる。朝の嫁さんのように、昼のTさんのように、夜の大御所のように。ホメまくるぞ~っ!
家に帰って、遅い夕食。メニューはナスとピーマンの肉詰め。美味しそうだ。箸をつける。実際、美味しい。さあ、早速、ホメることを実行だ。嫁さん相手に子ども達への予行演習だ。でも、「オマエは料理上手だなあ…!」ではダメなんだよな。さて、ポイントは何だ? ひき肉の詰め方か? 焼き方か? いや、ココだ! 今日はココが何か違う気がする。ホメるならココしかない!
「この洋風ソースもいいけど、この和風の合わせ酢が最高だね! 暑かったし、サッパリ食べたいから。考えたね~。調理にスゴク合う、合わせ酢じゃん。オマエ天才じゃない?」。「ありがとう。でも、それミツカンよ…」。
まずはポイントを見抜く目を養おう(苦笑)。
- [2007/09/04 23:37]
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2007.09.02 Sun
「何かが足りない…」。

世界陸上が終った。全ての結果が、ん~なんだかなぁ、というものだったのは皆さんご存知の通り。為末が、醍醐が、末続が、池田が、澤野が、そして室伏までもが…。まあ、W杯同様に、マスコミが、不用意に煽りすぎた側面がないわけでもないけれど…。
それにしても…と思ってしまう。
一応、陸上アスリートの肩を持った発言をしておくと、全てのスポーツの原点である陸上で世界のトップ3に入るということは、かなり難しいといっていい。もともと「人種」として持っている身体能力が違うのだ。これはサッカーなどの他競技だって同じじゃないか!と言われればその通りなのだが、他競技では、まだ「やりよう」がたくさんあるのだ。でも、「より高く、より速く、より遠くへ」という身体能力そのものを競う陸上では「やりよう」が少ない。末続のナンバ走りがどうだこうだっていっても、ゲイが、あの圧倒的な力を持ってして、ナンバ走法をやったとしたら(やらないだろうけど)…。わかりきったことなんだけど、ね。でも、僕はどうしても、
それにしても…と思っってしまう。
そんな中で、女子マラソンで土佐礼子がやってくれた。銅メダルを取ったからではない。ケガをしながらも走った。そして、一度は遅れながらも必死で、それ以上は遅れまいと耐えた。「落ちて来い」と〝呪う〟ことまでした。その言葉が正義かどうか?は疑問だが(笑)。そして、口をへの字に曲げ、見栄とかキレーにとか、そんなものとは縁のない、泥臭い気合と根性を見せてくれた。そのことに僕は、
やってくれた! と思ったのだ。
それにしても…が、やってくれた!に変わったのは僕だけではないだろう。
今日は書きたい! 今まで、書きたくても書けなかった、僕の本音を思う存分に書きたい。カッコばかりつけて、批判されることを恐れて、書けなかったことを書きたい。おそらく、大反論が来ることを覚悟して、承知して、「お前なんか、サッカー指導者に向いてねえ!」と罵詈雑言を浴びせられても(いつも、浴びせられてるか?笑)、書きたい。絶対に書きたい! 土佐礼子のためにも書きたい!
スポーツで一番大事なのは「気合」だ! 「根性」だ!
あ~っ、スッキリした!(笑)。
と、いうことを書こうかどうか? 迷っていたのだが(書いてんじゃん!すでにとツッコまないように、笑)、KSCの指導者が「静学に負けて悔い改めるため」に超サッパリヘアーにしたとサムログに書いてあった。いや~っ、マジで、いいチームに息子を入れてもらった。こういう姿勢は「僕は」決して嫌いではない、いや、大好きだ! コリャ、息子よ、キミもボウズだな。あっ、でもアイツは最初からボウズだった…。
んなこと思って、テレビを見ていたら、四角いガネを掛けたボウズ頭の人物が頭を下げている。…。おおっ! 反町さん、以心伝心ってヤツ? よくぞ、そこまで…。剃り上げているみたいじゃん。いや、違うぞ? よく見ると…、
気合と根性で大臣を続けると言い張る、遠藤農水大臣でした(笑)。
- [2007/09/02 20:20]
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2007.09.01 Sat
イコールとフェア。


我がチームの3年生以下は、まだ全員行動が基本。どんな時も、みんなが〝平等〟。例えば、普段土曜日といえば、アハッ!キャハッ!と楽しく午前中に全員で準ホーム小学校で練習をしている。
でも、今日は28人の半分が試合で半分が練習。「なんだ、不平等じゃん!」と言うことなかれ。今日の試合は、2チームエントリーの「我が地区ちびっこ大会 予選」なのだ。この大会、毎年7月末に行なわれるが、今年は台風4号の影響で9月に順延された。その関係で、残念ながら、①と②で予選日程が違ってしまっただけのこと。今日は①が予選、②は来週8日が試合~。
だから、28人全員、みんなが〝平等〟に「我がチームの代表」だ。
僕は今日は練習担当。ん?U-10統括コーチなんだから、試合に行かなくいていいのかって?いいんです、各学年で「育成」にブレがないように4年生以下全体を1つの目で見ましょう!というのが統括コーチ設置の理由だから。細かい現場の仕切り等は各学年監督に委ねている(ただし、意見は言う)。今回のケースでいえば、僕と3年以下監督のH3コーチは事前に話し合いを持った。結論は、まだ、3年以下を独立させたわけではないし、②の方にも3年生はいるし。だから、H3コーチはタイヘンだけれども、日程が違う以上、どちらも指揮を取るべきだろう、ということにした。ただ、その考え方を取れば、本来は、僕は①・②チームともに練習に行くべきだが、「審判が足りないので」、②の試合に行くことになった。というわけで、来週は試合会場に行くけれど。ホントは、別に練習でも全然構わない。
つ~か、最近、練習の方が全然、楽しいっ(笑)。
グラウンドに着いて、あらためて来週試合の②の子どもの顔を見る。と、意外な顔がそこにあった。KクンとIクンだ。今回の2チーム出しは、現時点での〝習熟度〟と3年以下監督のH3コーチから聞いている。それを考えたら、スーパーガッツマンしかもレフティーのKクンとボールタッチが柔らかでドリブル上手、しかもサッカーに対する姿勢が前向きなIクンが残っているのは不思議だ…。
でも、きっと〝公平〟の理由だ。
そう思って、確認のためにH3コーチに電話をして聞いた。答えは以下の通り。「最後まで悩んだっすよ~。確かに習熟度で考えたら2人とも①のしかも先発が相応しいですけど。でも、誰かと交代させるよりは、ずっと試合に出した方がKクンとIクンのためになると思ったっす。まだ3年生じゃないっすか? 勝った負けたも重要ですけど、丸々ゲームを任せるのも大事だと思ったんですよ。2人には話をしましたし。だからこそ、来週はフルに頑張ってもらうっす」。
H3コーチ、その〝公平〟感、正解だよ。
彼らはきっとムチャクチャ頑張る。そういうヤツラだ、この2人は。
平等と公平は違う。例えば、ウチの食事。息子と娘2人、それぞれにキチンと食事は〝平等〟に与える。だけれど、その量は同じでない。もちろん、息子にはドカッと与え、長女と次女にはそれなりに、だ。ただし、3人が3人とも満足するだけの食事量は「経済的に許す範囲で」与えている。それが〝公平〟だろう。
子どものサッカーに於いて、何を優先するか?と聞かれれば、
まず〝平等〟と答え、その次に〝公平〟と答える。みんなが〝平等〟に楽しむ権利を持ち、そして〝公平〟にサッカーを楽しむことができる。
ただ、この〝平等〟と〝公平〟の基準というヤツが難しい。難しいというよりは、「正解はない」と言ったほうが正しい。だって、切り口はムチャクチャ多様なのだ。100人いたら100個の切り口がある。そして、どれも「正しい」と〝本人が〟言い切れるだけの理由を絶対に備えている。だから、「何が正解!」という論争をすること自体が無意味。親には親の数だけの言い分があり、各コーチには各コーチ人数分の言い分がある。
だからこそ。この〝平等〟〝公平〟基準が揃っているチームは強靭だ。
たとえ、それが、「なんとなく」でも。
それを「なんとなく」でなく、「確固たるもの」にしなくてはならないけれど。
我がチームの場合は、ね。
我がチーム①は、「予選3戦全勝で決勝トーナメントに駒を進めた」と先ほど、H3コーチから連絡があった。おめでとう!と一応は子どもたちと親御さんたちに言いたい。でも、今の結果は今の結果。うかれる方が間違い。この先、今回、「我がチームがたまたま勝った」チームにも〝平等〟に〝公平〟にサッカーの練習を積む時間があるのだから。その前に、まずは来週8日。〝平等〟に機会を与えられた我がチーム②の〝公平〟な戦いが今から楽しみだ。かなり厳しい結果が待っているかも知れないけれど。
頼んだよ、Kクン・Iクン!
夕食時、嫁に「おい、どこか外食行くか?」と聞くと「イヤ!」との返事。なんで~?夏休み最後だよ~?いいじゃ~ん? 「外だと運転手のアタシが飲めないからダメ」。はい、仰る通りです。仲良く家で酔っ払いましょう。
夫婦も〝平等〟〝公平〟で成り立つ時代なんだよなあ(苦笑)。
- [2007/09/01 22:10]
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