2007.02.27 Tue
おニュー。

「父ちゃん、父ちゃん! 大ニュース、大ニュース! 」。ただいまあ、と帰ってきた息子が僕の顔を見るなり、興奮した様子で話しかけてきた。何なんだよ~。そんなに顔を真っ赤にしてツバを飛ばしながら叫ぶような大ニュースなんて、そんなにあるわけないだろう?
「ホーム小学校のサッカーゴールが新品になった!」
なに~ぃ!それは大ニュースだ!なぜ最初にそれを言わん!
さっそく見に行った。息子は火曜日で、足の調子がいいので某チームの練習に出掛けたので僕一人。学校に行くと5年のNクンとTクンが練習をしていた。肝心のゴールは…。ホントだ!新しい。真っ白に塗装されて。ネットまで白のものに新調されて。アルミタイプじゃないから、軽くはないだろうけれど。やたらと重かった今までのゴールよりは軽そうだ。
「コーチ。何か小さく見えない?このゴール」とNクンが言う。歩測してみる。手を伸ばして高さも確かめてみる。多分だが、規定サイズだと思う。だけれども。真新しいから、Nクンの言う通り、チヨット小さく見える気がする。「気持ちいいんだよ!このゴールで練習すると!」とTクンがいう。そうだろう、そうだろう。そりゃ気持ちいいだろう。Nクンにボールを借りて、僕もゴールにボールを蹴りこんでみた。
気持ちいい~。最高~(笑)。
それにしても。豪気だ~、校長先生。確かに今までのモノは下の方が腐食が始まっており、危ないといえば危なかったけど。まだ、使えそうという雰囲気は充分にあった。アルミではないにせよ、高かったと思う。10万以上はするだろうなぁ。たぶん、学校のみんなが一所懸命に練習するから、新調を決断したのだろう。子ども思いだなぁ~。最高のプレゼントです。学校のみんなにとっても、我がチームのみんなにとっても。
校長先生、ありがとうございます!
夕食時に。息子が切り出す。「あと1年早く新調して欲しかったなあ」。ゼイタクモノめ。あと1カ月もあるではないか!新しい生活に向けての練習を新しいゴールで行なえるなんて最高のことだろう?残り少ない小学校生活を新しいサッカーゴールで楽しめればそれでいいじゃないか? 少なくても、3月21日のライバルチームとの卒団試合は、このゴールの対外初試合になるのだから。お前らが、11期生が記念すべき試合使用第1号になることは間違いなんだよ~!
そうなると。記念すべき初ゴールが誰なのか? 今から21日が楽しみだ。
相手チームの選手に奪われないように頑張って欲しい(笑)。
- [2007/02/27 23:34]
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2007.02.20 Tue
小さな旅。

地元駅から北方面行き各駅停車に乗る。24~25分間乗車。K駅に着き、正面口(北口)へ。そこからO町駅行きor循環器病センター行きバスに乗る。20分ほど乗って、O公園のバス停で降りる。そこから役場方向に徒歩5分。これが県NO1チームと息子が4月からお世話になるKSC1年生が練習をしているグラウンドへの行き方だ。
今日18時から、KSCの入団説明会があった。まっ、どうせなら4月から息子が行く方法で行ってみよう!と親子3人で出かけた。娘2人は土曜日から遊びに、というよりは子守りに来てくれているバアちゃんに任せて、〝小さな旅〟。
この3人で路線バスに乗るなんて何年ぶりだろうか?
まだ、東京で暮らしているころ環7の夫婦坂交差点から大森までよくバスに乗って買い物に出かけたもんだ…、なんて感傷に浸っているうちにバスは目的地に到着。思ったほど遠くない。もし、東京で暮らしていればこのくらいの移動はフツーの所要時間だろう。
説明会が始まり、名簿が配られる。新一年生の人数は44人!どよめきが起きる。僕?「おおっ!」とは思ったが、予想していたから、さほど。だって、弱小「我がチーム」から3人だもん!そりゃある程度の人数にはなるでしょう(笑)。Tコーチが話し出す。「AとBに分けます。競争はさせます」。これも、今まで僕らが11期生の親御さんに言い続けてきたこと。だから、驚かない。「試合に出れる方がいい」等の意見もある。それはそれで正しい。でも44人のなかでトップを目指すやり方もそれはそれでいい。それを承知でKSCを選んだのだから。どうしても、もうどうしようもなくゲームに出たい!となったら、その時に考えればいい。最後の選択権は各個人にある。
次に「心得」の話をいただく。ん、まあ思っていた通りの内容。どこのジュニアユースもそうだと思うが、「親が手伝わない」ことが基本の話。自分で欠席の連絡をする、自力で練習会場・試合会場まで行く・帰る、自分でカラダの管理をする。当然の話だ。僕なんて、息子に頼まれても手伝わないつもりだから、丁度いい。お前が選んだ道なのだから。お前が自分でやろうとしないでどうする。交通費と地図だけは買ってやろう。まっ、11期生は〝親ががり〟〝大人がかり〟を極力排除してきたから。慣れているはず。問題はないだろう。
僕が息子に出す中学での課題は、3つ。
「勉強もスポーツも、目指すだけは高いレベルを目指しなさい」。
「自分の将来像を一時的なものでもいいから持ちなさい」。
「自分のことは自分でやりなさい」
そんな中でスポーツはサッカー、チームはKSCを自分で選択した。勉強との両立はかなり厳しい環境を選んだといっていい。だけれども中学から先は〝自分の人生〟の領域に入ってくる。決めるのは彼自身だ。僕が口を出すのは両立ができなくなってきた時。その時は容赦のない裁定を下すが、両立できている限りは自分で全て決めていい。
それが大人への道だから。
説明会が終了してからは、ユニホームのサイズ決定のための試着会。「どのサイズにする?」なんて母に服をあてがわれている姿は、まだまだお子ちゃまだけど。選んだサイズは2XO(まあ、成長の分を見込んでのことだけどね、笑)。何番つけて、AチームなのかBチームなのかは、わからないけど。自分に厳しく頑張って欲しい。僕ら夫婦にとっては、どんなに大きくなってもかわいい子どもであることは変わらないのだから。
できることならば。今日の大人への階段を昇る出発の日の小さなバス旅行を、いつまでも忘れないで欲しいなあ。
「あの日、こうだったね」といつか話せるように。
- [2007/02/20 23:29]
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2007.02.19 Mon
来年は見に行こう!

確か12月の末だったと思う。県NO1チームのM先生にお会いした時に言われた。「2月に行なわれるマリノスカップを見に来ないか?指導者ならば一度見ておいたほうがいい」。先生は続けた。「6年生の2月の時期の〝日本のトップレベル〟を実感できるぞ。全少だ、なんだ、よりも、2月だからこそ、この大会のレベルはすごいものがある。そこまで子ども達を〝持ってくる〟目標になるぞ」。
昨日スポニチを見るまで、このことを全然忘れていた(苦笑)。(そうかあ、昨日・今日だったんだあ。ネットでも何ででも調べて、休みを取ってでも見に行けばよかった)。でも、時、既に遅し。気が付いたのは決勝予定時間よりもあとだったのだから(笑)。
仕方がないので、スポニチを食い入るように見る。参加チームは…、ふむふむ…、F・マリノス新子安、F・マリノス追浜、柏レイソル、ヴェルディJr.、鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸、湘南ベルマーレ、愛知FC、バディSC、横浜SCHFC、横浜選抜、横須賀選抜、川崎選抜、相模原選抜、そして県NO1チーム。なるほど~。これは確かに〝日本のトップレベル〟を見れる気がする。
何よりもすごいと思うのは県NO1チームが、ここに名を連ねていることだ。
簡単に言うと。ここ来る条件として〝見える〟のは「毎年強いこと」と推測されること。選抜は「トレセン」なのだから上手い子が毎年、多いのは必然。FC U地区などもこの部類に入る。ましてやJのチームなんかは、その地区の「サッカーエリート」の集団が毎年〝お受験〟にやってくるわけだ。そのチーム内に「今年はいい、去年よりちょい落ち」(あまりいい表現ではないが、許して欲しい)ということはあったとしても相対的に見れば「毎年、必ず強い」のが当然だ。
バディあたりの有名クラブチームは、これらに比べるとちょっと様子が違う。人によっては「それが仕事なんだから当然だろ!」なんていう人もいるが、僕はそう思わない。コンスタントな「強さ」を絶対維持しつづける「子どもの獲得」が毎年可能な保証はないのだ。だから、これはやはり「育成のうまさ」や「教え方がいい」という証拠になる。我が県でいえば、幼稚園を抱えているとはいえ、県NO2チームあたりもこの部類に入る。アプローチの問題で批判をする人がいるけど、それは選ぶ側の問題。毎年一定レベルの強さを維持できるというのは、やはり「育成の仕方がうまい」からだろう。A市でもUチームさんは必ず毎年、いいチームを作ってくる。これは本当にすごいことだ。
その中で県NO1チームだ。
県NO1チームだって、確かにその地区の子どもだけのチームではない。遠方から来ている子もいる。だけれども。その数が圧倒的に多いわけではない。そもそも、まず、東京や県南地区と違って「人口が多い」地区ではないのだ。集まってくるといっても限界がある。だから、毎年〝逸材〟が入ってくる保証なんてどこにもない。そして、何より少年団なのだ。地域の他のチームとも仲良く付き合い続けることも大切なはずだ。Jのチームとだけ付き合っていればいいわけでは決してないだろう。
なのに。毎年、我が県のトップレベル。日本のトップレベル。
これは本当にすごい…。
育成の素晴らしさが全てとしか言いようがない。
勘違いしないでほしいのは、僕は「だから、多少自分の子どもが上手いと思ったら、県NO1チームに入れよう!」と言いたいのではない。ましてや、息子がKSCに行くから「ヨイショ」しているわけでもない。
我々も。どこのフツーの少年団も。県NO1チームのようになれる可能性は持っているのだ!ということが言いたいだけ。並大抵の努力じゃダメだけど。1000年くらいかかるかもしれないけれど。そうなろう!という気持ちが大切だ。と、僕は思う。
とうとうオレンジJクラブがU-12を立ち上げた。初年度の2007年度は「S市北部トレセン」の子のみが入ったという。これからも基本的にはその方針で、だからA市には影響がない…ともいう。いや、違う。僕が親で〝入れたい〟と思ったら、S市北部のチームに移籍をさせるぞ…?こうなるとA市よりはS市北部のチームへ最初から!という流れが必ず出てくる。どちらかというと今回のやり方の方が近隣のチームとしては影響が大きいのではないか?
だから。僕らは県NO1チームのようになることを目指そう。
J? 意識したことがないよ、同じサッカーチームでしょ?と言えるようになっちゃおう。
スタッフもあくなき向上心を持って。努力をしなければいけない時期にいよいよさしかかったのだ。
みんなでさらなる〝育成上手〟になろう!
少なくても〝なろう〟と努力しよう!
さて。マリノスカップの優勝は? 今朝、会社に着き、新聞を広げて確認すると…。優勝は江南南が初V。決勝はヴェルディに3-1。「この大会で優勝したかった」とM先生のコメントも載っていた。おめでとうございました~。
- [2007/02/19 19:23]
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2007.02.18 Sun
PLAY IN THE RAIN.


地下鉄の階段を上がると、突然、カランカランという鐘の音が響き渡った。同時に「がんばれ~っ!」という声援があちこちから飛んでいる。何事か?と思い、目の前の通りに目を向けると、大ランナー群が走っている。遠くを眺めるとその列はどこまでも続いている。僕のいる位置のちょうど反対側には給水所。置いてあるドリンクの数もハンパじゃない。
そっか。今日は東京マラソンなんだ~。
生で見た人もいると思う。テレビのニュース等で見た人もいると思う。もうバリバリの都心を封鎖して行なわれた、このマラソンには3万人の人たちが参加し健脚を披露した。新宿、銀座、築地、浅草…。東京の名立たる名所のコースを楽しめるこの日本最大の市民マラソンは、来年以降も2月の東京の風物詩になるに違いない。雨のそぼ降る東京の町を眺めながら走る気分は、決して悪くないだろうなあ。
そう。雨ニモマケズ。
やっぱ、スポーツはこうでなくちゃいけない。
今日、11期生が参加する予定だったA-Yカップは雨のために中止になった。人工芝の素晴らしいグラウンドだし、1種(社会人)も一緒の大会だから「多少の雨」だったらヤルんだろうなあ…と思ってグラウンドまで出かけたが…。まあ、仕方がない。妥当な判断だ。朝、9時の段階ではメチャクチャ降っていたし、人工芝上にもかなりの水が浮いていたから。ちょっと見れば、「この上でやれっていうの?」くらいの水の量だったし。特に4種(小学生)はインフルエンザが流行っている時期だけにヘタなことはさせらない。でも…本来は
そう。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
中止になった会場にはライバルチームのMコーチが1種の関連で来ていた。二人で傘を差しながら話をした。バチバチと傘に突き刺さる雨音が聞こえる。「この雨じゃ仕方ないよね~…」と僕。「そうだよね~」とMコーチ。そして、続ける。「でもさ、信じられないけど、この雨の中、A市の市民駅伝はやっているんだよ!」。「えっ?だって、あれ小学生チーム、いッぱい出るじゃない?」「うん。でもやっている。今ごろスタートしているはずよ?」
うわっ。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
この駅伝、毎年2月の第3週日曜日に行われる。「学校行事」ではない。体協主催だと思う。でも、「準学校行事」化していたりする。小学生の部を仕切っているのはPTAみたいだし、各学校も先生の名の下に「学校代表」チームを編成して参加をしている。ホーム小学校も放課後に練習もしていた。準ホーム小学校なんかは5チームくらい出しているらしいし(11期生は基本的に駅伝エントリーをしなかった。これもまた毎年必ず同日程で行なわれる『A‐Yカップ』【ちなみにコチラも役員に当然、市長が名を連ねている】に出場したから)。そんな準学校行事が冬の冷たい雨の中で行なわれたことは驚きでさえある。
そうそう。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
案外、やるじゃん、A市教育委員会。
そりゃ、風邪引く確率も上がるかもしれない。なんでこんな雨の中、小学生が走らなくちゃいけないの?なんて意見も至極当然だと思う。でも、高学年ならばいいと思う。周りのスタッフがしっかりと準備してあげればいいと思う。厳しい気象条件の中、相手との勝負ではなく「自分と闘うこと」こそがスポーツの原点であり、アドベンチャーの精神だ。「来年から雨が降ったら中止にしましょう」なんてことにならないことを祈る。嫌な人は参加しなければいい。決して強制ではないのだから。
そう。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
過保護の温室育ちより、厳しい嵐の中で育った樹木がおいしい実をつけるのは事実なのだ。
駅伝を断ってまで来たサッカーの試合が中止…でも駅伝はやっている…。負けていられない!対戦予定だったY地区Oチームと話をして、午後から2試合敢行!人工芝とはいえ、水の浮きまくったピッチだけど、両チームともに元気にサッカーを楽しんだ(という。僕は見ていない…泣)。
そう。雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツはこうでなくちゃいけない。
会社に着いて、新聞を広げると「第17回マリノスカップ」の予選結果載っていた。決勝リーグにキッチリ県NO1チームは進出していた。他はレイソル、ヴェルディ、マリノス追浜、愛知FC、相模原選抜。今日はその6チームで優勝を争う試合が行なわれているはずだ。中止?ありえないだろう。
そう。雨ニモマケズ。
日本のトップの大会が「スポーツがどうあるべきか?」を知らないはずがない。
日本中の子ども達が雨ニモマケズ。
やっぱ。スポーツで鍛えて欲しいと僕は願う。
で。大人はホットチョコレート、トン汁、甘酒等の「温まるモノ」を用意してあげよう。寒いのは事実なのだから。あっ!絶対に忘れないで欲しい「温かいモノ」が1つ。
「頑張ったね!」という笑顔の言葉を忘れずに。
- [2007/02/18 22:41]
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2007.02.17 Sat
伝授。

11期生の「卒団式」は3月21日(祝)だ。あと1ヶ月チョットとなるわけだが、この先のスケジュールはビッシリ!と入っている。すごくありがたいし、幸せなことではあるのだが、この多忙スケジュールを縫ってでも「やりたいこと」がコーチ陣には2つある。
1つはホーム小学校での〝最後の練習〟だ。今年に入ってから試合続きでホームでの練習をやっていない。やっぱり、6年間の汗の染み込んだグラウンドなのだから。キッチリと締めにふさわしい練習をやりたいのは道理だ。
そして、もう1つ。未来の我がチームを背負って立つ若き〝我がチームリーガー〟との合同練習or試合。後輩達に後は頼んだよ、頑張れよ~とのメッセージを送るとともに〝6年生の時には〟このくらいになろうぜ!というところを見せておかねばならない(笑)。
というわけで。今日は1・2・3年生との〝お兄ちゃん達はスゴインダゾ!『ビシっ!バシっ!』合同練習〟。場所は準ホーム小学校。ここは低学年が土曜日の練習でチョコチョコ使っている。もちろん、11期生には準ホーム小学校の子もたくさんいるから彼らにとっては「自分の学校」での〝最後の練習〟になる。なのだが、これが趣旨通りに行ったか?と言うと…。そうでもない(苦笑)。どちらかというと、〝な~んだ、お兄ちゃん達って案外たいしたことないじゃん!? 『ほのぼの』合同練習〟になってしまった感がないでもない(笑)。
Tクンがシュートをふかしまくる。息子が〝忘れ物〟ドリブルを披露する。Rクンがコケて転ぶ。その他もろもろ。スッコケプレーのオンパレード(笑)。
でも、いいお手本になれたと思う。例えば声。低学年のみんなも出ていないわけではないけれど「へいっ!」程度のもの。それを6年生がド迫力ダミ声で「右右右右右右、出せっ!」とか「中中中中中中、な~か~!」と呼んでパスをもらう姿を見て、早速マネをしだす。どんどんグラウンドが快活な空気に変わっていく。
元気にサッカーを楽しむ姿勢は伝えられたかな?
こういうのって、コーチが100回、口を酸っぱく言うよりも「お兄ちゃん」が一発見本を見せた方が遥かに効き目がある。11期生だって、声に本気で目覚めたのはKSSの1つ上の学年のド迫力声を目の当たりにした時から。それまで600回くらい言っても身に付かなかった「マノン!(Man on!=来てるよ!)」の声を一発で体得しやがった(笑)。
こうやって。経験がしっかり受け継がれて行く。6年生のようになりたい!という思いが毎年毎年、積み重ねられていけば、黙って「いいチーム」に育っていく。それが伝統の力。そうすれば、いつか、県NO1チームに追いつけるかもしれない。それはムリか?向こうも積み重ねるから(笑)
というわけで。狙った〝カッコつけサッカー教室〟にはならなかったけど、〝ほのぼのサッカー教室〟には充分なった。いいのよ~、こういうふれあいが大事なんだから。これが学校を基盤にした少年団の良さなのだから。
ほのぼのMVPはMクン。「お兄ちゃんの名前知っている?M。M兄ちゃん!って呼べばいいからね」。「ほら、相手のボールをもっと激しく取り行こう。いいよ~、上手だよ~」。
Mクン、お前コーチより教えるの上手いかもしれない(笑)。
- [2007/02/17 23:01]
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2007.02.13 Tue
情報求む!

今日、ヤボ用があって某強豪チームの監督さんに電話をした。で、ヤボ用だけで済むはずなく、サッカー関連のお話をお聞かせ願った。〝関連〟だからサッカーの話だけではない。サッカー少年の勉強の話だったり、進む大学の話だったり。そんな中で、監督さん側から僕に1つ質問があった。
「足を見るいい医者を知らないか?」
そのチームのレギュラー5年生が今現在、数人、足のケガでサッカーができない状態だという。先日の新人戦もその子たち抜きで闘ったらしい。(それでもあれだけ強いのか…)とビックリなのだが、監督さんが「フツーの監督」と違うのはココから。「別に勝ちたいとかそういうのはなくて。ウチのサッカーができれば勝ち負けはいいんだ。ただ、ず~っとサッカーできないのがカワイソウで。早く治してあげたい」。監督さんにとってチームの子は全員〝自分の子だ〟という思いが伝わってくる。
でも。考えて見たら、そのチームも「足のケガ」というと息子が行っているA市中央病院を使っているはずだ。「ですよね?」と聞くと、「そうなんだけど、3カ月は掛かるって言われるとなあ。カワイソウでなあ」。
なるほど~。
前も書いたがA市中央病院の整形外科医長・O先生は紛れもない名医だ。Jクラブのチームドクターだもの。サッカーに対する理解も深いし、サッカーへの情熱もすごい。だからこそ、「3ヶ月単位」で疾病の経過を見ることを基本とする。息子も復帰までキッチリ3ヶ月掛かった。でも完治したわけではないからムリもさせていない。週のサッカー量も全盛期の半分以下だ。今は「次の3ヶ月先」の目標を立てて、リハビリをしながらサッカーを続けている状態。毎日毎日、筋トレを必死にしている。それが終われば、また次の3ヶ月のメニューが待っている。
でも、5年生だと3ヶ月待ってたら全少が始まっちゃう。
本人と親御さんはワラにもすがりたい気持ちなんだろうなあ。
痛いほど、その気持ち分かる。
困ったことにA市中央病院のO先生は人気もありすぎる。だから完全予約制。見てもらうのも一苦労。さらに、毎週は予約が取れない。ヘタしたら次の予約は1ヶ月先。それほどの超人気なのだ。
ケガ人としては不安が募る。早くサッカーやりたい…。でも名医にかかりたい…。
他に名医はいないのかぁ~!
いる。こういう情報って、もっと皆で情報を共有していい、と僕は思う。誰もがサッカーを愛し、誰もが早く復帰をし、誰もが思い切りボールを蹴りたいと思っているのだから。ただし、以下①以外は「人から聞いた話」である。ホントかどうかはわからないけれど、息子のケガで親身に相談に乗ってくれた人の話だからかなり確実ではある。先に言っておくが、O先生より「早く直せる」ということではない。「診てもらえる」ということだ。もしかしたら(特に①は確実にそうだが)やはり「3ヶ月」といわれるかもしれない。いや、その可能性のほうが高い。ただ、「診てはもらえる」。
名医① A市中央病院 H先生
実はリュウは1度もO先生に診てもらっていない。主治医はH先生だ。この方もJクラブのチームドクター。この先生もサッカーに当然、詳しい。実に理論的にケガの状態、足のメカニズム、「だからこうしなさい」を明確に指示してくれる。ウチは、この方にすごく感謝している。ただし、O先生の一派(弟子かどうかはわからないから、たいへん失礼ながら一派と書かせていただいた。お許しください)だから、「3ヶ月」スパンの回復メニューを出す。O先生と違うのは、この先生は〝予約がいらない〟のだ。だから不安になれば、いつでもかかれる。ただし、かかれるのは火曜日の午前中のみ。もう1つ情報を言うと、3月一杯でA市中央病院には来なくなる。東京・荒川区町屋で開業するそうだ。そこまで行けば、必ずかかれる。
名医② S市O地区NO病院 Sドクター
この方もJクラブのドクターという話だ。県NO2チームはここを使っている(ただし、これはブログに書いてあったことで代表に話しを聞いたわけではない)。O地区のプレーヤーは大人も子どももここをすごく信頼しているという。その名医の活躍で病院が新しくなったという噂まである(ホントか?)。ただ予約が必要かどうか?は知らない。HPで調べるか、誰か教えて欲しい。
名医③ S市Y地区A接骨院
ここの先生は陸連のチームドクターらしい。県陸連のみならず、日本陸連の帯同をすることもあるという話だ。A市の某強豪チームのエースが股関節痛になった時にかかったら「一発で治った」(そのチームのコーチ)そうだ。ただし、手術が必要な場合やケガの程度がヒドイ時には「病院」ではないので、対処が効かない。しかし!信頼性が高いのは、そんな時はすぐに上記の「NO病院」への紹介状を書いてくれるという。。
名医④ KK病院
県内Jクラブはここを使用。K市の少年団コーチによると、「病院に行くとフツーにJの選手を多数見かける」。天皇杯優勝の御礼としてJクラブから医療機器が贈られたという話もある。あのヒデもここに通ったらしい。ここも予約が必要かどうかは知らない。ドクター名もわからない。誰か教えて~。
名医⑤ I病院 I先生(兄)と(弟)
Jクラブ選手も、この兄弟先生を選ぶという一説あり。兄も弟も負けず劣らず名医との噂。兄弟どちらかがいる体制になっているみたいだから、行けばどちらかに診てもらえる可能性はかなり高い。
その他、「S病院のスポーツリハビリは素晴らしい」 「O地区のH接骨院は丁寧で親身で『なんとかしてくれる』先生だ」等の話を聞いた。
しつこいがO先生と①以外は伝聞で、僕が「保証」できるものではないことをお忘れなく。
みなさんも、名医を知っていたら情報くださ~い!
ちなみにオレンジJクラブはどこなんだろう?
- [2007/02/13 22:58]
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2007.02.12 Mon
2位パート優勝は「うまい棒90本」でした(笑)。

今日はK市Rチームさん主催の「だがしカップ」に参加した。この大会、非常にユニーク。優勝カップやトロフィーはない。優勝は「うまい棒90本とブタメン1箱」。だから、「だがしカップ」(笑)。卒団前にみんなで楽しくやりましょう!というRチームさんの温かい思いが伝わってくる。
中学生並みのカラダをしていても、生意気盛りであっても。11期生も、まだまだ「小学生」・「お子ちゃま」だ。賞品のブタメンにかなりの闘志を燃やす。ブタメン1箱は「優勝」「準優勝」しかもらえないのだ。「優勝してブタメン山分けだ!」 「お~っ!」。声変わりした声で叫んでも、言っている内容は見事に「小学生」。ミョーに面白い(笑)。
しかしっ!初戦で負けた!この時点で「ブタメン」は無くなってしまった(笑)。
負けた理由は簡単。相手をナメてかかったことが全て。「勘違い軍団」は最初からヨユーをカマす。ゴールも目指さずパス回し。カラダも張らずユルイ守備で点を取られる。で、ハーフタイムに「自分達で修正しろ」といっても、誰が中心になって話すわけでもなくボーッと次のゲームに出場チームのシュー練を眺めているだけ。「んなことしなくても勝てるもん!俺たち」。そんな「勘違い」態度が見え見え。残り5分。さすがにヤバイと思って形相が変わるが、「焦り」が先に来る。だから余計にガタガタ(笑)。
そんなチームが勝っちゃいけない。そして必死な相手チームが勝つのが道理。
さらに。試合終了の挨拶後に主審がある子どもにイエローカード。終了後に、だ。子どもが主審のところを離れてから、Hコーチが何があったか?を走って聞きに行く。帰りも走ってきて僕に言う。「礼をしたら向かいの人と握手をしましょう!って言われたのにフテくされて握手をしなかったらしい(苦笑)」。
ここまで読むと「ヒドイチームだなあ」と思うかもしれない。それはちょっと違う。彼らは、まだまだ子どもなのだ。身長でお父さんを抜いていても、声変わりしていても、ニキビも噴出していても、下もヘタすりゃワキも毛が生えていても。
「ブタメン1箱」で盛り上がれる子どもなのだ。
握手の拒否だって、「生意気盛り」に差し掛かかった「自己表現」の1つ。「ちゃんとやらなかった自分への怒り」と「負けた悔しさ」が屈折して彼をそういう行為に駆り立てただけのこと。「ブタメン」を逃した思いも手伝ったのかもしれない(苦笑)。
でも。これを放置しちゃいけない。
誰かが正さなきゃいけない。
そのための「スポーツ少年団」だ。
親じゃない大人が「叱る」。地域の大人がこれからの地域を担う子どもを真っ直ぐに育てるために「叱る」。学校生活のことだって耳を立てて聞いて、必要があれば学校の先生と話をして「叱る」。
そして逆もやる。すごくいいことをすれば、親じゃない大人が「ホメる」。地域の大人がこれからの地域を担う子どもを真っ直ぐに育てるために「ホメる」。学校生活のことだって耳を立てて聞いて、必要があれば学校の先生と話をして「ホメる」。
そして、サッカーでみんなと一緒にサッカーを楽しむ。勝ったらさらに上を目指し、負けたら努力をする。そんな喜怒哀楽を仲間と一緒に共有する機会を提供する場所。それが「スポーツ少年団」だ。
「選手育成機関」じゃない。「ちゃんとした大人養成団体」なのだ。
その上で。多少、強ければ最高だ。
と、「僕は思う」。
今回もベンチに戻ってきた子を集めて、当然、「お説教」。Hコーチにお願いして、僕が担当。信じられない~っていう人もいるかもしれないが、こういう時に僕は大声を出さない(まあ、もともとの声が大きいからフツーの人よりは大声かもしれないけれど、笑)。割と淡々と。プレーを列挙し、いいのだろうか?と問い掛ける。そして、「次の試合何をやらなくてはいけないか?何を正すか?をみんなで話し合って報告に来るように」と言い渡す。で、聞いて。「みんなで決めたことなんだから守れよな?」。以上。あとは実際のゲームで言ってあげればいい。
握手クンはHコーチが担当。「ダメなことをしたことはわかっているんだろ?でも分かっているだけじゃダメ。イヤかもしれないけれど、やったことの責任は取らないと。まだ大丈夫、相手は帰っていないんだから。握手しなかった相手を探して「ゴメン」って言って挨拶して『握手』をして来い。そして、さっきの審判に『握手してきました』って報告すること」。
アクシュ君はちゃんと相手を探して「ゴメン」と握手。審判にも報告。そう、それでいい。
そしてこの審判が素晴らしい方だった。アクシュ君の報告を聞くと満面に笑顔を浮かべ、アクシュ君を抱き締めながら、こう言った。「おおっ!そうかそうか!えらいぞ!いいんだよ。たいしたことじゃない。ちゃんと握手をしてきたのならば、それでいい。君はサッカーうまいなぁ!これからも、がんばれよ」。
ありがとうございました。深く感謝です。
こんな世界がイヤじゃない人。こんな世界を面倒くさいと思わない人。他の家の子もカワイイと思える人。で、そこそこサッカーも上手くなりたい!っていう人。
「フツーの少年団」である「我がチーム」に子どもをいれてみませんか?
お待ちしています(笑)。
しかし…。ブタメンは残念だった。僕も食べたかったなあ。
よし!明日、ドーンと「大人買い」しよう!僕は大人だからいいよね?(笑)。
- [2007/02/12 23:17]
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2007.02.11 Sun
黒服。

昨日・今日とK市協会杯サッカー大会にご招待をいただき、参加してきた。この大会、素晴らしい大会だったと思う。段取りも運営もそして協力体制も。何をとっても「キチンとした」大会だった。中でも一番感心したのは、参加したチーム全ての審判レベルが高かったことだ。
特に主審は、どの試合の笛もフェアで見ていてとても清清しかった。僕も2試合、笛を吹いたけれど周りが上手すぎて、とっても恥ずかしい気分になってしまった(苦笑)。参加チーム、どこのチームのどの主審を見ても「うまいなあ…」と感心してしまった。さすが名だたる強豪チームだ。
前にも書いたが。「力のあるチーム」には、上手い審判が必ずいる。
そして、それが大勢いる。ハッキリ言うが、審判レベルとその人数を見れば、試合を見なくても「いいチームか?そうでないチームか?」が分かる。6年生、5年生チームともなればなおさらだ。強いか?弱いか?ではない。強くても「おいおい、なんだよこのチームはよ~?」というチームも存在するでしょ。賭けてもいい。そういうチームには教えるのが上手い指導者はいても、上手い審判の数が少ない。
なぜか?ハッキリした理由がある。
少年の場合、帯同審判が基本となるからだ。上手い審判が「コーチと別にいれば」、コーチは教えることに専念できる。試合中、「次、審判だから…」って席を立つ必要もない。だから子どもに目が届く。少なくても「サッカーだけ上手けりゃいい」にはなりえない。ん?それならばウマイヘタ関係なく人数さえいれば大丈夫だろうって?練習試合だったら、それですむ。だけど、公式戦やカップ戦ではそうはいかない。全日本少年サッカー大会県南大会予選だって副審は帯同審判よ?旗もロクにキレイに上げられない、オフサイドルールも正しく理解していない輩を「帯同審判」として出したら、タイヘンなことになる。
「ああ。『ナンチャラFC』ね。子どものサッカーは上手いけど…ねえ…。ちよっと考えちゃうなあ。大事な大会にあのレベルの審判を出してくる感覚は…。あれじゃ、審判された子どもがカワイソウ。少なくても『いいチーム』ではないよね」。
低い審判レベルに対しての、これがフツーの感覚。
だから。各チームとも必死になる。少なくてもそうならないように、審判を鍛えるわけだ。どこにいっても、正しくジャッジする確率が高く(間違いは誰にもある、笑)、毅然とした態度で裁ける審判が一人でも多くなるように体制を整えなければならない。誰かが仕事で来れなければ他の人がキチンとこなせる状態を常にキープしなければいけない。
「なるほど。鍛えりゃいいんでしょ?」。
ところが、ことは簡単に運ばない。
鍛えるとなると、それ相当の「審判が練習する試合」が必要となる。しかも、低学年の試合じゃあ、何の訓練にもならない。基本は6年生の試合がデキテナンボ。1試合、2試合でどうなるもんじゃない。月に4~5回は「振って」「吹く」ことを半年はやらないと公式戦レベルには届かない。
その上で、キチンと教えてくれる「先生」も必要だ。上記の試合もそれを「先生」抜きでやることになったとしたら…。間違った方向に行ったとしたら…。な~んの意味も持たない。
そうなると。「自分の子どもの試合は見なくてもいい。審判道を極めたい」ぐらいの気構えを持った上で、キチンとした「先生」が毎回いることが鍛える条件になる。低学年のうちは「手伝う」くらいの気持ちでいいけれど、高学年になったら…。だから、少なくても「試合の少ないチーム」「いい先生のいないチーム」は簡単には「いいチーム」にはなれないと言っていい。
じゃあ、絶対に「新しいチームは、すぐに『いいチーム』になれないのか?
そんなことはない。優秀な審判員を最初から「コーチとは別に」、チームの数だけ用意する位の準備ができる「チームマネジメント能力」を持った人がいれば大丈夫。そんなのムリだって?そんなことはない。我がチームが仲良くしている新潟Fチームは今年、4期生を送り出す新しいチームだが素晴らしい審判員がたくさんいる「すごくいいチーム」だよ~。
要は「チーム全体の努力」が大切。
自慢になってしまうが、幸いにも我がチームにも、たくさんの素晴らしい審判がいる。この方々は「自分の子どもの試合を見ずに」、チームのために審判技術を磨いた方たちだ。当然、み~んな3級だ。しかもA市で取っている。A市の3級って簡単に取れないのよ~。少年団から離れて「中学生の試合」「高校生の試合」「社会人の試合」を1年以上こなさないと受験自体させてくれない。こういう方々がいるから我がチームの審判レベルは上がる。僕なんか試合をする度に、この方々に「ダメ出し」を受ける(苦笑)。ついでにいうと、某チームのMさん・Kさんにもダメを出される。
でも。それが愛情。僕も上手くなりたいから。喜んで「ダメ」を受ける。
それで「いいチーム」になれるならば。お安い御用だ。
これからもバンバン、ダメを出して欲しいなあ…。ガンガンいじめてくださいね、こわ~い3級の方々(でもやさしくね、笑)。
夏に見た、県NO1チームの審判は。スッゲェ~うまかった。
あまりに美しすぎて今でも夢に出てくる(笑)。
4月から。僕もそういう審判員になるための努力をさらにすることになる。我がチームがさらに「いいチーム」になるために。なれるかなぁ?なれるように今から残りの6年生の主審をいっぱいしなくちゃいけないなあ。いっそ、全部、僕がやるか?
その前に。体重を落とさないと。
今日、1試合やっただけで腰が痛いのはさすがにマズイ…(笑)。
- [2007/02/11 23:45]
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2007.02.06 Tue
カラダダカラ。

「ティーチングプロ」というのをご存知か? 読んで字の如し、「プロに教えるプロ」のことをそう呼ぶ。マラソンの監督さんなどは「ティーチングプロ」と言っていい。例えば高橋直子を教えた小出さんとか。テニス、ゴルフなんかには昔からいた。個人競技では今やかなりメジャーな存在になっている。
最もこの存在が生きているのはゴルフだ。丸山だ、ウッズだ、不動だ、ソレンスタムだという日米問わず男女問わずトッププロには必ずといっていいほどティーチングプロが付いている。ちょっとでも調子が崩れたりすれば、すぐにティーチングプロが競技プロをチェックし、スイング等を直す。
日本男子プロゴルフツアー3年連続賞金王の片山晋吾にも谷将貴というティーチングプロが付いている。この谷さんのゴルフレッスン記事が実に面白い。谷さんはいう。「晋吾は男子プロの中でも飛ばないほうではない。でも、飛ばす時に使うべき筋肉を知らない。これから先、世界で戦うこと、歳を取ることを考えたら、効率的な筋肉の使い方を知っておくべきだ。だから、今年は筋肉の勉強の1年にする」と今日のニッカンスポーツに書いてあった。
少年サッカーに筋トレは必要ない。んなことやったら、背が伸びなくなるのは常識。でも。色んな筋肉を使うことは、成長期だからこそ、すご~く大事。スキャモンだ何だ、と神経系のことは広く知られているけれど、バランスのいい筋肉の成長が大切だということも、もっとみんなが話題にしていいことのはずだ。
今日のA市中央病院での息子のリハビリで、そのことを痛感した。
リハビリの先生はいう。「まず、左右の筋肉バランスがすごく悪い。さらにお尻の筋肉が上手に使えていない。ふくらはぎの側筋が使えていない。大腿部とハムストリングに頼っている状態だもの~。ケガをして当然の筋肉バランスだよ」。続けて言う。「僕らは筋トレしなさい!って言っているのじゃない。色んな筋肉を使えるようになりましょう!って言っているだけ。サッカーに必要な筋肉ばかり発達するからケガをするんです。そもそも。子どもなんだから、色んな遊びをしなきゃ。サッカーに時間を割くのだったら、バランスを整える運動も、もっとやらせないとダメ。コーチに言った方がいいですよ。もっと色んなことをメニューに取り入れてください!って」。
すいません…。僕がコーチなんです…。
11期生はこれでも、色んな運動を取り入れているチームなんだけど。キックだって左右同じだけ蹴れるようにキチンとトレーニングするし。それでも、まだ足りないんだなあ。
左なんて蹴れなくったっていい!というコーチも世の中にはたくさんいるみたいだけれど。ハッキリ言いますが、そんなチームは敬遠した方がいいと「僕は」思う。サッカーが上手いとか下手とかよりも。スクスクと健康体にバランスよくカラダ作りをしてくれるコーチがいるチームが間違いなく「いいチーム」の第一条件だと思う。
途中から息子のリハビリそっちのけで「小学生の正しいカラダ作り」論議を先生としてしまった(笑)。ものすごく勉強になった。低学年のうちから、バランスを意識したサッカーをしなけりゃいけないことを再認識した。ケガをしてからのドクターもすごく大事だけれど。ケガをしないための「トレーニングコーチ」「ティーチングプロ」もすごく大事だと思う。今度、この先生に我がチームにきて基調講演してもらおうかな?
「あの~。僕のリハビリは…」(息子)。
ゴメン、おまえの存在をすっかり忘れていた。
早くもバランスを崩してしまったなあ(笑)。
- [2007/02/06 23:22]
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2007.02.04 Sun
立春大吉。

僕は1965(昭40)年生まれだ。2006年は男の「本厄」だったわけだ。ん?年が明けたのだから、もう「後厄」でしょって? ちゃいまんねん。厄年なんていう古い概念のものは旧暦で考えなくてはいけない。つまり、
今日は「立春」。晴れて厄が明けたことになる。
思えば。厄年に相応しい一年だった(苦笑)。時系列で振り返ってみる。2月は新人戦県大会の敗戦。4月は嫁のガン。5月に入ると全日本少年サッカー大会予選中の息子のアキレス腱炎(これは7月アタマまで引きづる)。万全の体制で臨んだ秋の県大会予選の負け(まあ、これは実力不足だけど)。11月は僕の勤務体系の変更。翌週には、息子の膝蓋骨脱臼の発症…。厄がどうだこうだの前に、日頃の行いの悪さや身から出たサビだということはジュウジュウ承知ではあるのだが。。。
この際、すべて厄年のせいにしたい!(笑)
節分の昨日は、「鬼は外~っ!福は内~っ!」と家中の邪気を払い(ただし、僕は仕事で帰りが遅かったので家族と遊びに来ていたAクンとYクンがやってくれた、笑)、全員で今年の恵方・北北西を向いて太巻きを一気食いして「来る春」に願いを込めたらしい。僕も家に帰ると玄関の盛り塩をつまみ、小さな声で1人節分をやり、恵方巻も頬張った。その結果、今日は…。
小さいながらも春が来たっ!
まず、11期生①が最後の公式戦・A市ライオンズ旗争奪大会でビシッと優勝。そりゃ危ないシーンは何度もあったが、全試合PKナシの無失点勝利を達成。素晴らしいゲームの連続だった。気持ちの入ったサッカーは見ていて久々にホレボレした。「強くなったなあ」(相対的にではなく、成長したなあと意味で)と思い非常に感慨深かった。また、11期生②の驚くような頑張りも目を見張った。結果は最下位?なんだけれど、PK負けが2試合という内容。何より、「サッカーが楽しい!」という雰囲気がゲームから伝わってきたことは、とてもうれしかった。
そして。息子の「とりあえず」の復活。
粘り強いリハビリ筋トレを頑張り、足型を取って作った専用装具「ソール」を上履にまで入れて。痛みが引いてきた。そして、医者から「試合に出ていいよ」と言われた。ただし、「痛くなったらすぐ止めること。1週間のサッカーの量を減らしながら、まずは『慣らす』こと」と条件を付けられたけど。でもピッチに立てるだけいい。
まずは昨日、様子見の左バック。この日は①と②が同時に試合をしたため、①はセカンド=白ユニ着用。それもあって、まだ、「本気」ムードは漂わない。どうだった?と話を聞くと「急なターンはピキッと来る。左足をインステップ・インフロントで振り抜くと痛い。インサイドは大丈夫。走るのは全く大丈夫」とのこと。
そして今日は、本来のFW。
全開モードでバルセロナタイプ・ファーストユニを着てピッチに立った。
プレーもそこそこ。安定感はないけれど、準決勝・ライバルチーム戦で決勝ゴール。決勝・NKチーム戦も先制弾にワンアシスト!ついでにHコーチとYコーチのご厚意で大会MVP(優勝・準優勝チームのコーチ陣が自分のチームから各1名を選出)までいただいてしまった。「3カ月我慢したのだから。今回は息子でいい。みんながそう思っているよ」(Hコーチ)。お気遣いいただいて、ありがとうございました。
僕と嫁的には例え優勝できなくても、MVPに選ばれなくても、最後の公式戦にバルサユニを着て出場できただけで、「よかったなあ」という気持ちでいっぱい。息子には言わないでいたけれど「小学生のうちは、バルサを着てフィールドに立つことはムリだろう…」と思っていたから。みんなと一緒に大好きなサッカーがやれただけで大・大満足。ホント、うれしい。そして感謝したい。心配していただいたみなさんと仲間達に。
ありがとうございました。
家に帰ってきて、息子が嫁に言ったという。「決勝の終了のホイッスルを聞いて。勝ったんだ!と強く思った。今までで一番ウレシイ終了の笛だった。今日はサッカーをできて本当に楽しかった。お母さん、ありがとうね」。
嫁は一瞬ウルッときたが、「これからでしょ!がんばりな!」と笑顔で答えたという。そして、その話とMVPに選んでもらったことを僕にメールしてきた。
ダメだって。その時間、会議だって知っているだろう。上を向いて涙をこらえた(苦笑)。
- [2007/02/04 22:34]
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