2006.08.30 Wed
「7分咲き」って感じ?


水曜日の人気テレビ番組といえば、「トリビアの泉」だろう。そう、例の「へぇ~」である。個人的には、その後の「水10」の後半部分「ミラクルタイプ」の松下由樹を「何より僕のミラクルなタイプ~」と思いながら見ている方が楽しいが、番組の面白さでいえば、断然、「トリビア…」の方が上だ。
特に最近、面白いのは「トリビアの種」というコーナー。知っている人の方が多いだろうけれど、一応、簡単に説明する。視聴者からバカバカしい、だけれど疑問に感じる質問を受けて、実際にそれを検証・実験して、答えを出すといった内容のものだ。
今日のオンエア分のお題は3つ。そのなかで面白そうなのは、「鉄棒が壊れる重さは何kg?」。さて、何kgなんだろう?(まだ、オンエア前の時間です、笑)。先週のお題はもっとバカバカしかった。「オナラの臭いをじぶんのお尻から最も離す方法は○○」。臭いの専門家4人が「柔道の受身はどうだ?」「ひげダンスはどうだ?」等を科学的に分析しながら、5時間も真剣に議論。導いた結論は「お尻を叩きながら横向きに走る」。皆さん、今度やってみてください(笑)。
バカバカしいがキチンと「科学」している。さすがフジテレビ。さすがタモリ。
なんで、こんなことを書いているかというと…。夏休みが明日1日のみとなったからだ。我がチームの諸君!自由研究は終わったかぁ?終わっていない子がいたら、ぜひ、サッカーで科学をして欲しい。せっかくサッカーをやっているのだから。
例えば、「サッカーボールは何気圧が一番飛ぶか?」とかね。0.1気圧単位でボールに空気を入れていき、持ち蹴りをする。ちゃんと蹴れたかどうか?も問題になるから、10本くらい蹴って平均を出して比べる。ここまでやったら、もう立派な科学。ぜひ、試して欲しいなあ。
探究心を持って、サッカーに接すれば上手くなること間違いなし!その探究心が、ボールのどこをどう蹴れば、どう飛んで行く…というところまで行き着けば全員がシュンスケになることだって可能だぞ!
科学をしよう。ついでに宿題も終わるぞぁ~(笑)。
僕が一番知りたいトリビアの種は…。「県大会に出れる方法は○○」。誰か教えて~(笑)。
- [2006/08/30 20:03]
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2006.08.29 Tue
ベストセラー。

ニッカンスポーツで「オシムサッカーお届け隊」という連載をやっている。ジェフの普及部が千葉県内の小学校を回る「サッカーお届け隊」(レッズで言えばハートフルサッカーにあたる)の練習メニューを紹介するコラムだ。1回目、2回目は「ふむふむ。なるほど、オシムイズムが小学生メニューにも凝縮されている~」と思える内容のものだったが、今はそうでもない。今日は4対4のススメ。悪くはないのだが、実にフツーの内容になってしまった。どうも、「難しすぎてわからない~。低学年でもできることを~~」というご意見をいただき選択趣旨の変更を余儀なくされ、簡単なものしか紹介しなくなったらしい。
結構、いい感じだっただけに。残念~。
後でまとめて、出版するのかな?と思っていただけに。残念~。
小学生年代の練習方法を書いた本は世の中にたくさ~んある。当然、練習方法もたくさ~ん出ている。だが、たくさんありすぎて何がいいのか?がコーチング初心者には全くわからないのが実情だ。バイブルとなりつつあるクーバーの本や、マリノスの本などに書いてある練習は、それはそれでいいのは分かってはいるのだけれど。やらせてみると「何に効くのか?」、イマイチ実感が湧いてこない…。
考えずに盲目的にやらせる手もあるのだろうけど。何が大事か?を教える側が理解していないとね~。これは僕の性格上の問題もあるのかな…。
実は先週、県NO1チームM先生にムリにお願いをして、息子とA君とH君をNO1チームの練習に参加させていただいた。「どんな練習しているのかなぁ~」というコーチとしての好奇心と「アイツら、ついていけるのか?」という親としての心配ゴコロを持って、仕事をムリに切り上げて(しかし、ムリばっかだなぁ、笑)、新幹線に飛び乗って、練習後半だけ見に行った。
薄暮のグラウンドに着いたのは6時過ぎ。低学年も高学年も、ものすごく「理に適った」練習をしていた。「限りなく日本一に近い少年団」だから、その練習も限りなく日本一に近い。ただ、難しい練習ではなくて、やらねばならないことをキチンとやらせている印象を受けた。そして「何に効くのか?」がハッキリとわかる練習である。
実感、湧きまくり!
ちなみに、「いいんですか?見ても?」と先生に聞くと「見られて困ることはやっていない。持ち帰って、やればいい。1人でも上手い子が増えるのなら、それでいいだろう?」との返事をいただいた。
参りました、先生。
「M先生サッカーお届け隊」に切り替えた方が読まれそう(笑)。本にしたら、爆発的に売れそうだと思いません?印税で、グラウンドに人工芝が貼れるかもしれませんよ?先生(笑)。
その時はライターには何卒、僕をご指名ください。
そうしたら、仕事で毎回練習を見に行けますから(笑)。
- [2006/08/29 19:59]
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2006.08.28 Mon
脱ターミネーター


この日記をすっかりサボってしまった。この1週間、書きたいことだらけだったのだが。言い訳だが、朝は朝練にテンパリ、昼は仕事にテンパり、夜はサッカー関連資料作りにテンパってしまった。まさに「全く心の余裕のない生活」を送っていた。昨日、各チームに秋の地区大会の要項を送り終わって、やっと一段落。
ふ~っ。というため息をやっとつけた感じだ(笑)。
朝、会社に着いて後輩が笑いながら話し掛けてきた。「今日は、なんか爽やかな顔してますね。先週は、そりゃもう、難しい顔をしていて『笑顔のないシュワルツネガー』みたいな感じでしたよ~。近寄り難く、話し掛けるのも怖かったです。おかげで、僕らもピリピリムードでした」。
そういわれて、冗談の一つも言っていなかった自分に気が付いた。大反省だ。不思議なもので、精神状態というのは人に「伝染」するから。ごめんなさい、後輩諸君。
大人でさえ、ビビるような顔をしていたわけだから、これが子どもにいい影響を及ぼすわけがない。昨日、一昨日、11期生の試合内容が冴えなかったのは、多分に僕の精神状態が子ども達に伝染していたのだろう。焦り、苛立ち、余裕のなさ。考えてみれば、そんなプレーの連続だった。
よかった。県大会予選前に気がついて。明日からは笑顔と冗談を心がけよう(笑)。
ただね~。心配事が一つ。寒い「オヤジギャグ」を聞かされて周りが逆に、凍りついたらヤバイ(笑)。
- [2006/08/28 17:11]
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2006.08.17 Thu
著書は「真っ向勝負のスローカーブ」。

野球の話で恐縮なのだが。星野伸之というピッチャーがいたことを知っているだろうか?阪急に入団して、球団名の変わったオリックスに在籍し、2度のリーグ優勝時は「エース」として活躍した(当時はイチローもいた)。その後、阪神に移籍。星野仙一監督の元で、2年連続開幕投手を務めるが、不整脈がもとで引退。その端正な顔立ちから「星の王子さま」と呼ばれた。通算成績 176勝140敗2セーブ。現在、阪神2軍ピッチングコーチ。
星野の特徴は2つあった。1つは「直球が遅い」こと。140km以上が当たり前のプロ野球界で彼の球速は120km代。130kmなんて、滅多に出ない。もう1つは「カーブも遅い」こと。どのくらい遅かったかというとその直球を速く見せるために彼が使ったのが「超スローカーブ」。なんと80km。どのくらい遅かったかというと、超鈍足で有名だった落合(現・中日監督)、しかも晩年の「特に足の遅かった」落合に3盗を許した。ミスユニバース日本代表だった自分の奥様に「アナタの球はアタシでも打てる」と言われたことがあるのは有名な話だ。
だけど。星野は打たれなかった。不整脈さえなければ名球会入り(投手は200勝以上が条件)したのは間違いない。奪三振は2041よ?生涯投球回数は2669だから、1試合に7個は三振を取っていたことになる。なぜ打たれなかったのか?それは、緩急自在の「頭を使った」ピッチングをしたから。ハエの泊るようなカーブを駆使することで速球を「速く」見せた。対戦した打者は120km代の球が140kmに見えたという。
昨日の代表戦を見ていて、この星野伸之を思い出した。今の日本代表には星野がいない。
攻撃は全~部、同じリズム。縦横のパスの変化はあった。縦に切り裂くパスは何本も試みてはいた。が、全て「直」のリズム。高い球を放り込む時も「直」のリズム。直線的な高さのボールしか入らなかった。後半、羽生が入って多少「曲」にはなった。さすが 日本代表だ。少年では「斜め」が関の山だもん(笑)。でも「柔」ではない。結局、2点はFKから。決めた阿部と寿人はエライが、これも「直」の動きだったと思う。阿部は直に「長」を加え、寿人は「短」を加えて変化をつけゴールに成功したといっていい。
オシムは「頭を使え!アイディアを出せ!」というが。。。
オシムのやろうというサッカーは僕も見たいのだけれど。
このメンバーではツライかも。タツマキ(タツヤと巻ね)コンビも、アレックスもトゥーリオもツボイもケイタもカジもヤットも。み~んな「直」の選手だから。アベは多少、ハンナリしているけれど。ジーコの時はヒデ・中澤という「剛」とグニャっと鋭角に「曲がった」シュンスケがいたから、「剛性という名の弾力」」のあるサッカーだったけど。昨日のサッカーは脆い薄っぺらなサッカーにしか見えなかったなあ。
星野のような。サッカーでいえばストイコビッチのような「柔」が日本代表にも欲しい。松井?まだ「曲」だなあ。やっぱ、伸ニだろうなあ。だいぶ「硬」くなってきてしまってはいるけどね。。。
いっそサッカー日本代表に、「谷亮子」でも入れるか?(笑)
- [2006/08/17 18:09]
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2006.08.16 Wed
終戦記念日。

昨日は終戦記念日だった。テレビでは例年のように日本武道館で行なわれる「全国戦没者追悼式」が中継された。正午にはサイレンが鳴り、1分間の黙祷。そして、これも例年通り、甲子園でもプレーを中断して全員が黙祷を捧げた。例年と違うのは、首相がモーニングを着て靖国神社公式参拝を行なったことだけ。それはそれで外交上、大きな問題ではあるけれど。我々市民にとっては戦後61年目の終戦記念日は「いつも通りに終わった」といっていい。
そして、今日は8月16日。意外に知られていないのだが、今日も「終戦」の日である。
細かく言うと太平洋戦争は8月14日に終わっている。「ポツダム宣言受託」の詔勅の公布が行われたのは14日だからだ。しかし、一般の市民はそんなことをしるよしもない。翌15日正午の有名な「玉音放送」をラジオで聞き、知るわけだ。この放送を以って、全国民に終戦が知らされたということで15日が「終戦記念日」とされている。
8月15日が「終戦記念日」になっている理由はそれだけだ。
個人単位で考えれば、国民全員が15日正午に聞いたわけではない。人伝えに聞き、「戦争終結」を知った人のほうが多い。今日16日に終戦を知った人も多いはず。実際、軍隊に停戦命令が下されたのは今日16日。つまり、軍隊は15日一杯は戦う体制にあったといっていい。だから今日も「終戦の日」。もっといえば、正式に降伏文書に調印したのは9月2日。だから、この日も「終戦の日」。ソ連との戦闘終結は9月4日。だから、この日も「終戦の日」。その後も局地戦は続いたというから、まだまだ「終戦の日」は続く。個人の中での戦争終結のくくりは、まだまだ続く。まだ心の中で「終戦」を迎えていない人も絶対にいる。
8月15日だけ黙祷すればいいわけじゃない。日本が戦争をしたことを忘れる日があってはいけないのだ、本当は。そういう気持ちで、黙祷を捧げなければ意味がない。靖国参拝を批判はしないが、小泉さんにはその気持ちがちょっと足りない気がする。
今日はお盆の送り日でもある。今ごろ、僕の子ども達は福島でナスやキュウリに割り箸の足を付けて川辺に持って行き、「じいちゃん」と「祖先」を彼岸に送りに行っていることだろう。「お盆には亡くなった人が帰って来るんだよ。ちゃんと迎えて、ちゃんと送らなくちゃね」。迷信だとしても、古来のことちゃんと教えながら、戦争の話も語り継いでいくのが僕ら大人の大事な仕事だと思う。
まあ、多彩な宗教観が入り乱れる時代だから、難しいけどね。
さて。明日から朝練復活!
サッカーの日々が、また始まる。
- [2006/08/16 14:48]
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2006.08.15 Tue
60~64は誰かのために空けてあるらしい。

今朝の新聞に新生・オシムジャパンのアジア杯での背番号一覧が載っていた。タツヤが38番で、闘莉王が45番。我那覇なんて65番だ。僕の好きなケイタは55番。ケイタの背番号というより、これじゃ、松井の背番号だろう(笑)。
理由は既に42番までは予選のインド戦の時に登録してあり、2重に登録はできないので、そうなったとのこと。一桁はヤット(遠藤)の4番しかない(笑)。いかに今回のメンバーがフレッシュな面子かよ~くわかる。
背番号決めというのは、少年サッカーでも悩みのタネの一つと聞く。「なんで、あの子が10番でウチの子が14番なのよ!」な~んてママさんの怒りの声が上がる時もあるそうだ。すべて伝聞調なのは11期生ではなかったことだから。どう決めたって?適当~に僕が決めた。考えたのはH君の10番とA君の7番とT君の11番くらいかな?息子にいたっては4年生の時に着られるユニホームがなくて当時6年生のユニホームで空いていたユニが15番だったから、それを借りざるを得なくて15番になった(笑)。今では、本人は随分と気に入っているみたいだけど。15番が。
大切なことは、その番号を「自分の番号!」にできるかどうか?だろう。
「このチームの○番」と言われて「印象薄くてわからない~」ではなく、「ああ、アイツね!」と言われるプレーヤーになることがすごく大切だと思う。背番号が選手を作るのではなくて、選手が背番号を作ればいいのだ。(まあ、10番だけは別かなぁ。10が似合わないプレーヤーは似合うように努力を続けなければいけないと思う)
ケイタも「松井と同じ番号」じゃなくて「ケイタの番号」と言われる活躍をして欲しい、このアジア杯で。
今回の代表の番号発表で「通し番号制」のチームの低学年クンたちが喜んでいることだけは間違いないだろう(笑)。
- [2006/08/15 20:19]
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2006.08.14 Mon
マルちゃんがスキだった。

嫁が子どもを連れて帰省。今日から僕は独身生活を送っている。今日の夕食はセブンイレブンの「冷やし中華」と飲み物2本。のんびりとテレビを見ながらの食事。悪くない(笑)。
この冷やし中華と言う食べ物、実は大好物!夏は3食とも冷やし中華でもいいと思うし、冬に冷やし中華を置いてある店がないことに非常に憤りを感じる(笑)。どこかに一年中冷やし中華を食べられる店ないのだろうか?
実家では日曜の昼ごはんは「メン」と決まっている。基本的には「サッポロ一番みそ味」が多かった。これに、同しょうゆ味、同塩味が加わって、うどん、そば、パスタ(といってもケチャップで炒めた田舎のナポリタンだけど)のバリエーション。夏になると、これに冷やし中華が加わるのだ。今は、こんなに好きな冷やし中華なのに、子どもの頃は大嫌いだった。ゴムを食べているみたいな食感がイヤでイヤで仕方なかったことを覚えている。よく泣きながら食べたなぁ~。だから、夏の日曜も嫌いだった気がする(笑)。
味覚というのは不思議なもので、年齢とともに感じ方が変わってくる。ビールを始めて飲んだときに「なんだ、コレ?」と思ったが、今では抜きでは生きられない自分がいたりする(笑)。何かの番組で今田耕司が「『みなさんのおかげですの食わず嫌い』に出た時に大嫌いだった食べ物を口にして思わず美味い!と思ってしまい、不味いフリをするのがタイヘンだった」と言っていたが、そういうものなのかもしれない。
そういえば、いつの頃か、冷やし中華は好物になったわけだが、それがいつからなのかは覚えていないなあ。
サッカーにも好き嫌いがあって、僕にも大嫌いなサッカースタイルがあるのだけれど、案外もしかしたら11期生にフィットするかもしれないなあ。「コイツ、嫌い!」と思っている人と酒を飲むと仲良くなることもあるし。要はトライすることが、大切なのだろう。
思い込みが進歩を一番、妨げる。
さて。まだまだ続く楽しい独身生活。明日、明後日の夕食は何にしよう?ホカ弁もいいし、こういう時こそ「ジャンク」なカップめんも捨て難い。お惣菜をバーンと買ってくるのも楽しそうだし、膾炙の同僚と焼肉でも食いに行くのも、また、いいし~。
やっぱ、明日はファミマ「冷やし中華」、明後日はローソン「冷やし中華」にしようっと!(笑)。
- [2006/08/14 20:10]
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2006.08.13 Sun
パイオニア。

17時。ホーム小学校に着いた。F市を出発したのが13時15分くらいだったから、帰りは3時間半強で着いたことになる。
前日、1回戦でコケた我がチームは、9時20分からO小学校でフレンドリーを戦って、S広場に移動。お弁当を食べながら、準決勝を観戦。最終日にフレンドリーをやったチームは決勝戦を観戦することになっているが、遠いからお願いしますと本部にキチンと仁義を切って帰路に着いた。
箱根を避けたわけではないが、帰りは東名ではなく、中央道ルートで帰ることにした。渋滞情報で東名が混んでいたこともあるが、今後のことを考えたら別ルートも経験しておいた方がいい。138号線を本栖湖方向に走り、途中、国道から県道71号線へ。この道が素晴らしい道。富士の裾野に広がる牧場の中をヨーロッパを走る車のCMのように駆け抜けた。河口湖周辺と中央道八王子手前でちょこっと渋滞にハマったが、以外は順調。特にあきるの市から乗った圏央道はガ~ラガラ。あっというまに我が県に。なんだ、静岡って近いじゃん!今度、静岡に行くときは中央道を使おう!
こうして初の静岡遠征は無事に終わった。成績はイマイチだったけど~。
今から3年前、コーチになった時に「いつか静岡遠征に行きたい」と目標を持った。当時のことを批判するわけではないが、それまで我がチームは合宿以外で県外に遠征に行くことはなかった。一歩ずつ前に歩みを進めた。初県外は群馬。そして茨城。そして新潟に行き、栃木に行った。その間も行ったことのない県内各所を回った。そして、今回、初めて静岡へ。そう思うと感慨深い。
「何もそこまでしなくても…」という人もいた。それでも、僕ら11期生軍団は歩みを止める気はない。
今更だが、僕は11期生の使命はパイオニアであること!と思っている。今まで夢物語でしかなかったことに、チャレンジして行くこと。後進のために道筋を作ることが仕事なのだ。幸いにもチームは強くはないが、そこそこの力を持っているし、協力的な父兄も多い。11期生が経験をしておけば、どこかの代で「静岡に行きたい!」という熱血コーチが出てきた時に、その経験が生きてくるはず。ツテもコネもなく苦労するのは僕らの代だけで充分だ。
後はそれをシッカリと受け継いでいくことが大事なる。「たいへんだから…」と道を閉ざす方法もあるだろう。しかし、そのときは考えねばならない。閉ざした後の代のことを。やめるのは簡単だけど拓くのはタイヘンだということを。これからのコーチ陣全員がどう考えていくのか?我がチームの行き先はそれに掛かっていると言っていい。
今の時代、「少年団単位」で全国に行くためには、ここをクリアしなければ、まず県代表にはなれないだろう。5年後。僕が見ることになる現1年生が6年生になる時に。夢は追い続けたい。
だからこそ!優勝して「清水チャンピオンカップ」まで経験しておきたかったんだけどなあ…(泣)。
気になるのは「11」という数字。アポロ11号は月に行ったけど。その後、月に行ったロケットはないから(笑)。
- [2006/08/13 20:07]
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2006.08.12 Sat
怖さで言えば地震と火事の間。


午後2時。西の空は真っ黒だった。サッカー場には、まだ雨は降っていなかったが、11期生にはHくんという名の非常に優秀な「カミナリ探知機」が1台備わっている。そのソワソワ度を見て、「こいつはヤバイ…」と判断、15時から試合があるにも関わらず、最低限試合に必要なものだけを残して片付けを済ませた。
残念ながら試合は負けてしまったが。カミナリ対応だけは「優勝!」の動きだった(笑)。
15分後。雨が降り出した。ここですぐに車に入る。グラウンドの試合が中断となった。さらに20分後。カミナリが「ゴロゴロ」言い始める。10分後。激しい雨風と180度くらいの方向で何本もイナズマが走る「カミナリショー」が始まった。15時20分ごろが最盛期。「パーンっ!」と耳を劈く音ともに「イナズマ」というよりは「火柱」に近いモノが目の前に落ちた時はさすがにビビッた。
去年の津南のカミナリもスゴかったけど。富士山のカミナリも「富士山に相応しい」スケールをもったカミナリだった。ちなみに。群馬のカミナリはもっとタチが悪い(苦笑)。
今年の4月に日本サッカー協会から「サッカー活動中の落雷事故の防止対策についての指針」という通達が出た。当たり前だが、サッカーは広いグラウンドでやる。下手すりゃ、避雷針の全くない場所でやることも考えられる。「ヤバイかも~」と思ったら、すぐに避難をしたほうがよい。ちゃんと、通達にも書いてある。「経験上、大丈夫だよ」という考えは捨てた方がいい。近年、カミナリは進化している。
建物や家が安全なのだけど。なければ車の中に逃げるのがいい。カミナリは車には落ちない。タイヤが非電導なので科学的に落ちないのだ。「木の陰に逃げよう」なんて考えたら、かなりヤバイ。基本的には高さのある尖ったモノにカミナリは落ちる。先月、東京・練馬で通勤途中のサラリーマンが木の陰にいてカミナリに打たれて亡くなった。そばには避雷針のある建物があったに関わらずだ。
16時10分過ぎ。カミナリは去り、青空が広がった。3日目にしてキレイな富士山がクッキリハッキリとその姿を表した。山梨側では山頂付近に雹が降って夏でも「白い冠富士」を見ることができたらしいが、静岡側は夏富士であった。横には大きな大きな虹のアーチが架かっていた。しかも、2本。虹までスケールが大きい富士山は。
だらしない負け方に。コーチに代わって富士山がカミナリを落としてくれたに違いない。爽やかな虹のフォローまでしっかりつけて。
優しいなあ、富士山は(笑)。
- [2006/08/12 20:04]
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2006.08.11 Fri
数では富山が一番です。

天然記念物とは、日本の貴重な自然で、学術上の価値の高い動物、植物、地質・鉱物などを、国や地方自治体が指定したものを指す。そのなかでも特に貴重なものは特別天然記念物に指定される。文化庁の天然記念物種類別指定件数によると2004年10月18日現在、天然記念物は合計971件あり、そのうち、特別天然記念物が75件となっている(環境gooより引用)。
なるほど~。特別天然記念物は日本に75件しかないのかぁ。もっとあると思っていたけど。動物で有名なところだと佐渡の「トキ」がそう。高知のオナガドリ、高山にいるライチョウも。植物は埼玉にもある。行ったことはないけど田島ケ原のサクラソウが指定されているらしい。有名どころは屋久杉だろう。地域全体が指定されているところもある。これは日本で4件しかない。尾瀬と上高地と黒部峡谷と大雪山だけ。
で、地質・鉱物という項目もある。僕が行ったことのあるところを挙げてみる。山口の秋芳洞と秋吉台、魚津の埋没林、群馬・浅間溶岩樹型、宮城の鬼首の雌釜および雄釜間歇温泉、山梨の鳴沢熔岩樹型。6つだ。全部で20あるらしいから、残り14だ。
そして、今日。7つ目を偶然にも訪れた。F市の「わく玉池」である。富士山カップに参加して、割り当てられた宿が、このわく玉池の真ん前の「わく玉旅館」だったのだ。
この池はF市内の浅間(せんげん)神社内にある。ちなみに、ここの浅間神社は日本全国に1300以上ある浅間神社の総本山。806年に坂上田村麻呂が建立したというから、今年で1200年を迎えるわけだ。すげ~。池に話を戻す。富士山の雪解け水が湧き出でおり、毎秒3.6リットル、摂氏は13度。今、話題の天然バナジウムがたっぷり。昔は富士山を登るときには、必ずこの池で身を清めたらしい。この池から、市内を流れる神田川が生まれている。池も川も。とにかく湧き水なので水がすごくキレイ。神社の池らしく鯉などがいるが、な・なんとイワナもいた。放流だけどニジマスもいた。もちろん飲めるし、顔も洗える。
F市の水道は、当然、この水を使っている。今回、この富士山カップ、大会規定もあったけど、我がチームは「ポカリ」や「アクエリアス」ではなく、試合中の給水はすべてこの「水」で行なった。一応、塩分のことを考えて、1ジャグだけコップで飲むアクエリを作ったけど。コンビニに寄ったら、そこにはミネラルウォーターは売っていたけど。買う人いるのかな?富士宮で。
審判したあとに飲んだ今日の水はすごく美味しかった。やっぱり、水はいい。
特別天然記念物の水で、朝、みんな顔を洗ったから。試合は特別天然ボケになってしまったけど(笑)。
- [2006/08/11 20:02]
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2006.08.10 Thu
何せ「♪天下の険」だから~

日本を2つに分ける方法は、そこそこある。まず、東日本と西日本。この時の境界線は愛知県と静岡県の境界線、岐阜県と長野県の境界線が生きてくる。今は教育上、決して言わないが表日本と裏日本なんていうのもあった。その場合、沖縄と北海道は表なのか裏なのか?分からないけど(笑)。
江戸時代以前は、日本の文化の境は「箱根以西」と「箱根以東」にするのがフツーだった。箱根のお山を越えるとガラッと生活が変わったのだ。文化を分けるほど、箱根越えは厳しかった証拠。街道が整備される前の時代は、越して反対側に行くことは外国に行くぐらいの勇気と理由が必要だったはずである。
食文化も違えば、考え方も違う。温暖さも違うし、歴史も違う。有名な話で言えば、「お化け」の種類が違う。箱根より西は魑魅魍魎の世界が広がるというのは「お化け」学では当たり前の話だ。箱根以東は「将門の守り」が効いていて、そう簡単に魑魅魍魎は入って来れないらしい。
そもそもの日本は「箱根以西」なのだ。歴史的に見れば以東は「付け足し」の国。だから、日本創世記以来の愛すべき魑魅魍魎が住んでいるのだ。そもそも、平将門は日本史的に考えれば日本の「大怨霊」だ。そんなものに守られている蛮族の土地が箱根より東と言えばその通りだと思う(笑)。
なので、関東に祖を置く人が箱根より西に行く時には、気をつけねばならない(笑)。逆もそう。ちなみに僕は関西出張に行く場合は必ず神田明神にお参りに行く。将門を祀っているから。西の人が東に来る時は、逆のことをやった方がいい
まあ、半分冗談だけど。何が言いたいか? というと箱根の山はそれほど険しいということ。
今日、富士山カップに向かう東名高速道路、御殿場付近でのSコーチの車がオーナーヒートを起こした。気温も高かったし、都内の大渋滞、厚木インターまでの渋滞も大きな要因なのだけど。やはり、何より箱根越えは太古の昔から日本で一番たいへんな旅なのだと感じた(笑)。
Sコーチ、箱根より西に行くときはお参りに行きましょう。多分、Sコーチは関東に祖を置く人のはずです(笑)。調べてみてください(笑)。
今でも。「箱根八里は車でも越せない」時もある(笑)。
- [2006/08/10 19:59]
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2006.08.09 Wed
ハラヘッタ~!


鼻の頭の皮が剥けだした。目尻のシワの辺りも、ちょいカピカピになっている。先ほど、トイレの前の鏡で自分の顔を見たが、すごい状態だ。色は「黒い」という表現を通り越して、汚い「すすけた黒っぽい灰」のような色で顔に定着しつつある(苦笑)。家に帰ったら、アロエローションを塗ろう。
こんな日焼けをするほどに。今年の合宿は灼熱地獄だった~。
この時期、各チームとも合宿に行くと思う。我がチームは4~6日の日程で新潟・津南に行ってきた。3日間ともピーカン!夕立もなし!標高が高いから気温はそれほどでもなかったが、空気が乾いている分、紫外線が強く、日差しは容赦なかった。グラウンドは芝だから、ム~ッと暑い。着いた時、「この中で11期生は何人ぶっ倒れるか?」と思っていたのだが…。
優秀!ぶっ倒れたヤツはゼロ。足が痛い…と2日目の練習をしなかった子は2名いたけど、「気持ち悪い…」「頭痛い…」はいなかった。それどころか、クソ暑い中、1日目、2日目とミッチリ午前午後とも練習したあとに全員が叫んだ言葉が素晴らしい!
「腹減ったぁ~ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
なんて美しい、雄雄しい、男を感じさせる言葉だろう(笑)。さらに「まだ絞り方が足りないか?」という夜の騒ぎ方。みんな体力ついたなあ。
去年は4人が合宿途中で「棄権」していた。3日間とも動けず、「お前はいったい何しに来たのか?」状態の子どももいた。あまりの暑さに食事も取れない子のために、口当たりのいいパンをセブンイレブンまで買いに行った記憶がある。夕食時に「食べることが、あまり好きではないヤツは手を挙げろ」と聞いたら、半数が挙手。食べる姿勢もよくない。3日間とも動けず、「お前はいったい何しに来たのか?」状態だった。ちなみに去年の食事の話は⇒ココとココ。
何より、一番変わったのは食事の摂り方だ。去年は、「なんでこんなに少食なの?」と嘆いたが、今年はまさに「おおっ!育ち盛りの食事は見ていて気持ちいい!」という見事な食いっプリだった、ほぼ全員が。姿勢もよくなったし。大きく成長を感じた。
夕食の終了時に「ご飯を何杯食べたか?」で挙手をさせた。1杯の量もフツーのご飯茶碗の1.5倍はあった中で、「1杯」はいなかった。「2杯」も少なく、3杯以上が多数。S君と息子の「山盛り6杯」は異常だが(笑)、H君の7杯には驚いた。厳しく食事のことを言い続けた甲斐があった~。朝食もGOOD!バイキング形式だから、水、牛乳、ジュースがくさん並んでいたが「飲まずに食う!」が言われなくてもできていた。と、いうより食い過ぎ!絶対、家でもそんなに毎朝食べていないだろう?つ~か、そんなにママが用意しないはず…(笑)。
好き嫌いは、まだまだの子が数人。特に野菜だなあ。タマネギ、ニンジン、ピーマン…。全員に無理にでも食べさせたけど。これも普段からの訓練が大切。家で食べないものを外で急に食べる方がムリなのだ。苦手だったら、逆に毎日食べよう!苦手な左足も練習すれば上手くなるでしょ?
食は生きる基本。食べないチームが強くなれるはずがない。強くなれば食も進む。進めば、また強くなる、カラダも大きくなる。勝ちたかったら食べなきゃダメなのだ。
まあ、今年の合宿はホテルの食事だったからハードルが低かったのも事実。今週の富士山カップは旅館の食事。本当の勝負はココだぞ(笑)。大丈夫、大丈夫、またまた「ハラヘッタ~」と叫ぶほど練習も試合もするから。腹が減れば、嫌いなものも、どんな食事でも美味しく食べられる。「腹減った~」は世界最高の調味料なのだ。
今から旅館に電話して、タマネギとピーマンを多用するように頼もうっと!
- [2006/08/09 19:35]
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2006.08.08 Tue
レジャーテーブルでもいいか?

明日発売の少年マガジンで注目の新連載が始まる。「巨人の星」が帰ってくるのだ。ただしっ!主役は花形満。マンガのタイトルは「新約 巨人の星 花形」になっている。
なぜ、花形なのか?マガジン編集部によると「今の時代、苦労の連続の星飛雄馬が主人公ではウケない。セレブリティでありながら(花形はマンガの中では日本を代表する自動車メーカー「花形モータース」の社長の息子という設定)熱いハートを持ち、野球に情熱を燃やす花形満の方が受け入れられるから」だそうだ。
金持ちじゃないと共感できないって、嫌な世の中になったなあ(笑)。少なくても我がチームには花形はいない(笑)。まあ、違う視点から物語を再構築するというのは、今の出版界の流行だから(うらなりが主人公の「坊ちゃん」もあるでしょ?)、それはそれで面白いだろうけど。そもそも、少年マガジン読者が、いまさら「巨人の星」を受け入れるだろうか?どうせやるなら同じ講談社「モーニング」あたりで「巨人の星 一徹」をやったほうがウケるような気がするのは僕だけか?(苦笑)。
少年サッカー界には「父親コーチ」がケッコウな数、存在する。タイプとしては「一徹タイプ」が一番多いだろう。僕なんか典型的な一徹クン。決して、自分の子どもを褒めずに突き落として、突き落として「這い上がって来い!」というタイプ。「あの子は試合に使ってもらえて当然」というレベルを維持することを常に子どもに課し、「コーチの子だから試合に使ってもらえてる~」と思われることを極端に嫌う。「せめてチーム内では、誰からも文句を言われない実力を身に付け、そのための弛まぬ努力をせよ!」と毎日脅す(苦笑)。ちゃぶ台はひっくり返さないが。
チチロータイプもいる。チチローとはイチローのパパ。まず、徹底的な理論から入る。科学的に分析して合理的な練習を施し、天才肌の子を育てる。Hコーチはこのタイプだろう。一徹の亜流としてアニマル浜口タイプもいる。これは、気合が全てに優先され、技術論は説かない(笑)。亀田父タイプもいる。一切、人のやり方は取り入れず、ひたすら自分のやり方のみで貫く。組織も無視。自分を通すためには、子どもの気持ちも考えない。
前も書いたけど、本当は「父親コーチ」であっていいことなんか一つもない(笑)。強いてあげれば、まあ、嫁さんがいるから連絡がスムースってことぐらいだろう。子ども側も、できればフラットな立場のコーチに見てもらえる方がいいに決まっている。ウチは、ピッチ、練習の場では「お父さん」と呼ばせない。あくまでもコーチ。でも、それじゃあ、本当は子どもに味方がいなくなるに等しいのだ。何かあった時に「父」の立場を貫くことが、それはそれで大切なような気がする。
かといって。自分は我がチームのコーチで、子どもは別のチーム!という本当の一徹パターンはツライだろうしなあ(笑)。
まあ、僕の場合、コーチというよりは「全員の父」=「ウルトラの父」の意識の方が高いから。子どもが卒団しても「父親コーチ」の気持ちは変わらないだろうなあ(笑)。
今度、グラウンドに「ちゃぶ台」を持ち込もうかな?
- [2006/08/08 16:38]
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2006.08.07 Mon
ひと夏の経験。

今日、以下のような夏休みの宿題作文を息子は書いているはず。彼の話を元にして、僕も彼になり切って作文を書いてみた。どちらが上手いか?は別として(笑)。家に帰って彼の作文を読むのが楽しみだぁ~。
0、ジ~こ、9、ジ~こ、0、ジ~こ……。ダイヤル式の公衆電話を始めて使った。ピッポッパッと聞こえないけどかかるのだろうか? 母さんが「何かあったらこれで連絡しなさい」とたくさん持たせてくれたテレカは使えない。入れた10円玉は6枚。父さんに用件を伝え終わるかな?6枚分で…。あっ、繋がった!
「もしもし?父さん?僕。今、戸狩野沢温泉駅。乗り継ぎ電車に乗り遅れた~。次の17時40分に乗る。迎えに来る時間をずらして。うん?乗ってきた電車が6分遅れたから、間に合わなかったんだよ。乗り継ぎに。うん、大丈夫。10円玉6枚しかないから。切れる。うん。よろしく~」。
あっ、切れた!でもよかった、伝えられたから。これで迎えには来てもらえる~。さて。今は16時20分。次の電車まで1時間20分ある…。この暇をどう過ごそう?
8月1~4日の3泊4日で、某選抜チームのキャンプにキーパーとして呼ばれた僕は長野県の木島平に出掛けた。行きは皆と一緒にバスで来た。毎日、全国の強豪と試合をやって、夜はバーベーQをして、色んな子とサッカーの話をして。すごく、楽しかった。泊まったペンションの食事もおいしくて。いつもいっぱい食べる僕だけど、さらにたくさんご飯を食べた。
試合は1回も負けなかった。6試合やって、引き分けが1回あっただけ。4日のリーグ戦最後の茨城のチームとの試合は、勝ったほうが優勝!になるゲームになった。終了間際まで同点。タイムアップ直前に、絶体絶命の1対1のピンチ。相手のすごいシュートを僕が止めて前線にフィード。FWがそのボールを相手ゴールに叩き込んで、鮮やかに勝った。優勝。みんなとコーチが僕とFWを胴上げしてくれた。生まれて初めて胴上げされた。うれしかった~。
で。その後、皆はバスで帰ったけど。僕は飯山っていう駅から「飯山線」っていう電車に15時55分に一人で乗った。所属少年団が、この日から合宿をしている津南に行くためだ。順調に行けば1時間15分くらいで着くはずだったんだけど、上手くいかなかった。それで、津南にいるお父さんに電話したわけ。
ホームに1時間以上いるわけにもいかないので。駅の外に出ることにした。駅員さんに事情を話して、「外に出ていいですか?」と聞くと「いいよ~」と言ってくれた。「荷物も置いていっていいよ~。見ていてあげるから」。ありがとうございます!長野の人はみんな親切だ。木島平から飯山駅までも本当はタクシーで行くつもりだったのだけど、宿の人が「お金かけることないよ~」と送ってくれた。ほんと、助かった。さて、腕時計の時間を確認して、と。これ以上、遅れるわけにはいかないから。さあ、知らない町探検に出発!なんか、ドキドキだ。
駅前は、そんなに寂しいわけじゃない。でも、華やかなわけでもない。店も1、2軒あるだけで道がのんびりと続いている、そんな感じ。キョロキョロと周りを見渡しながら歩くと、すれ違う人が「こんにちは~」と挨拶をしてくる。だから、僕も「こんにちは~」と返す。そのうち、僕のほうから「こんにちは~」と言えるようになってきた。なんだかとっても気持ちがいい。
しばらく歩く。のどが渇いた。ジュースの自販機の前でお金を探していると、どこかのバアちゃんが話し掛けてきた。「こんにちは~。ぼうず、おめえ、どこから来た?」。関東と答えると、「あれぇ~。また遠いところから来たなあ。どこ泊まるんだ、今日の宿は?」とまた聞く。ここにいる事情を話すと、「それはかわいそうだなあ。ウチ寄れ。ジュースなんか買うことねえ。冷たい麦茶飲め。ウチで。そこだから。ウチ来い」と続ける。すごく笑顔の素敵なバアちゃんなので、知らない人だけど着いていくことにした。
1分も歩かずにバアちゃんの家に着いた。家にはジイちゃんがいた。バアちゃんが「この子、関東から来たんだと。一人で津南に行くんだと。で、電車に乗遅れたんだと」と説明をする。ジイちゃんは「また、電車、行っちまったのか。先に。仕方ねえなぁ。ゆっくりしてけ。よくあるんだ、飯山線は。ごめんなあ、ぼうず」とJRに代わって謝ってくれた。バアちゃんは冷たい麦茶と水ようかんとお菓子を出してくれた。麦茶は、すごく冷えていて美味しかった。お菓子を食べながら、いろいろと話をした。木島平で胴上げされた話、自分の夢の話、サッカーの友だちの話。県NO1チームに勝ちたい話。ジイちゃんとバアちゃんは笑いながら聞いてくれた。
あっというまに時間が経った。駅に戻らなくちゃいけない。「ごちそうさま~でした~。もう行きます」と言うと「ぼうず、サッカーがんばれなぁ~」と笑顔を見せた。「はいっ!さよなら」と挨拶をして駅に走った。なんだかとっても気持ちが、またよくなった。
電車に乗って津南に着いた。Hコーチが迎えに着てくれていた。知っている人の顔を見たら、ちょっと安心した。安心したらお腹空いた~。早く宿に行って、みんなといっしょにご飯を食べたい!と思った。
小学6年の夏休み。知らない町でのたった一人のちょっとした冒険。電車が遅れてくれて逆に良かったかも~。やさしい人にたくさん逢えたから。僕はこの夏を一生忘れない。
高校生になったら、また1人でジイちゃんとバアちゃんに会いに行ってみたいと思う。
その時、覚えていてくれるかな?僕のこと。
- [2006/08/07 21:23]
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2006.08.02 Wed
ネタ確保!

初参加する富士山カップの組合せがF市サッカー協会のにUPされている。参加48チームを3チームリーグの16ブロックに分けて順位を出し、2日目以降の順位リーグに進むという大会形式だ。我がチームはJブロック。同じ組には神奈川・O市のSチームさん、地元・F市のTチームさんが入った。ちなみに会場は我が県NO1チームといっしょ。ただ、同じ週に関東大会があるから、富士山カップに参加するのは5年生だろう。
地元・F市のTチームさんは、当然、静岡の力を持っているとして。神奈川Sチームさんは、いったいどんなチームなのだろう?「敵を知り己を知れば百戦危うからず!」と思い、大会関係リンクにHPがリンクされていたので今日、見てみた。
6年生が6人、5年生が12人。ふむ。ユニホームはアルゼンチンタイプ。ふむふむ。O市サッカー協会長杯優勝。ふむふむふむ。県西部大会準優勝。ふむふむふむ。さらにHPの奥に入っていくと…。
す、すごい!リフティングの数が…。17人中、1000回超えが11人!(900台も2人だから実質13人)。しかも、5000回超が2人いて両方とも5年生!6年生は回数は一見劣るが、これは「数えるのが面倒」なのだろう。その証拠にテニスボールリフティング600回超が2人!ウチは6年なのに1000回超は3人だろうなあ。テニスボールは息子にやらしたことがあるが10回が関の山だった(苦笑)。いっしょに書いてあるジグザグドリブルのタイムはスゴイかどうか?は、やったことがないのでわからないが、きっとウチでやったら最後までたどり着けないヤツが続出だろう(苦笑)。
キャプテンのお兄ちゃんは、マリノスJr.ユースらしい。マリノスの場合、外部からジュニアユースに入るのはメチャクチャ難しいと聞く。で、大抵、弟クンはさらに上手いのが相場だから。。。きっとスゲェに違いない。
うわぁ~!今から試合がすごく楽しみだ~。
全国にはたくさんの小学生がサッカーをやっていて、たくさんのチームがある。でっかい富士山の下で自分の存在の小ささを知ってくるのも、また経験。果たしてどこまで通用するのか?ただし、行くからには負けるつもりでは行かないぞ、コーチ陣は(笑)。
ドリブルタイム、計ってみようっと。ブログのネタを一つ確保できた、結果報告するから(笑)。
- [2006/08/02 18:19]
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2006.08.01 Tue
オールスターズ。

バイエルンミュンヘンが来日して、昨日、レッズと親善試合を行った。結果は、1-0でレッズの勝ち。今日の各スポーツ新聞に結果は出ているのだが。日刊スポーツによると相馬が代表へモーレツアピールの活躍、スポニチによると小野が活躍、サンスポは黒部が活躍(笑)。つまり、みんなが活躍したわけだ。視点をどこにおくか?で新聞記事は変わってくる。。
そのメーン記事はちょっと置いておいて。ニッカンだけ、しっかりと扱っていた記事がある。それは、前座で行われた「浦和オールスターズ vs. バイエルンオールスターズ」、いわゆるOB戦の結果記事だ。60行くらいの原稿と雑感(こぼれ話)20行と年齢入りメンバー表とシュートを決めたルンメニゲの写真。「この試合を楽しみに見に来たであろうオールドファンも観客席にたくさんいた」。なるほど。
3-1でバイエルンOBが勝った。記事によるとルンメニゲ会長(50)が70分出場、自ら2点をGET!しかも、浦和OBが若手に代わってからの逆転劇を演じたらしい。「先に点を取らせて逆転するのがドイツ式なんだ」と涼しくコメントしたという。
うわぁ。見たかったなあ…。
対する浦和OB。前半に1点を入れたが、これがスゴイ。落合(60歳)の巧みな左クロスをエンゲルス(49)が決めたらしい。その他、三菱の黄金時代の選手勢ぞろいだったらしい。ちなみに社長・藤口さんも10番で出場とのこと。
うわぁ。埼玉の技術委員長のクロス、見たかったなあ…。
で、これは新聞ではなくて某ブログに書いてあったのだが、一昨日は駒場で浦和の少年団を対象に「バイエルンサッカークリニック」が行われたらしい。シュート練習のキーパーはカーン、1対1の守備者はポドルスキー、ドリブルの先生はラームだったらしい(全部伝聞だから、「らしい」のオンパレード、苦笑)。
うわぁ。いいなぁ。見たかったなあ。浦和の少年vs.カーンを(笑)。
さすがに。この記事は新聞には載っていない。
ん?埼玉新聞には掲載されたのだろうか?(笑)。
- [2006/08/01 18:00]
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