2006.07.31 Mon
ところで何で「鯨波」という 名なの?

昨日、一昨日の11期生「夏休み」に家族で海にでかけた子が多いみたいだ。今朝の朝練では、みなサッカー焼けの顔を、さらに黒くして「おはようございま~す!」と声をかけてきた。行き先を聞くとさまざまな答えが返ってくる。中にはハワイなんて強モノもいた(笑)。 ちなみに、我が家では毎年、北茨城に海水浴に行くのだが、今年は、ひたすらサッカー三昧。チビ二人には申し訳ないが、お兄ちゃんが忙しすぎて今年はパス!となった。
僕が子どもの頃、海水浴に行くことは、1年の中での最大イベントだった。レジャーなんて概念は皆無の時代だから、家族でお泊りに行くのは、この時のみ。特に僕の場合、生まれ育ったところが海なし県だから、「海」への憧憬はハンパじゃなかった。前の日から「明日は海!」と思うとドキドキして眠れなかったものだ。
行き先は新潟・鯨波近辺が多かった。当時、関越トンネルは開通していない。三国峠越えをすることになるのだが、これが怖かった(笑)。「てんとう虫」スバル360が家の車で、オフクロが運転していたから。親父は、そのころまだ免許を持っていなかった。超大渋滞の急坂登りでの小さな非力なマニュアル車での発進、STOPの繰り返し。しかもオフクロの運転。どんな事態になるか、想像してほしい(苦笑)。
そんな地獄絵図をくぐり抜け、新潟へ。柏崎近辺に入って山あいから海が見えると、疲れもスッ飛ぶっ!2泊3日、死ぬほど鯨波を堪能して、最終日は涙を流しながら帰る。GOODBYE、海。また来年ね…。
小さい頃の旅の思い出は鮮明に誰の記憶にも残るものだ。また行きたいなあ、鯨波。
海じゃないけど、我がチームも今週、夏合宿に出掛ける。バスの中のチームメートとの楽しいひと時、美しい芝、楽しい花火に、肝試し。そして、高原でのサッカーといっぱいいっぱい、普段と違うことを堪能して楽しい思い出を作ってほしい。そして、次の週は11期生は富士山のふもとでの試合。
そして将来、思ってほしい。また行きたいなあ、県外の芝にと。
僕らコーチにとっては「楽だったね!今年の合宿」と記憶に残る合宿でありますように(笑)。
- [2006/07/31 17:58]
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2006.07.30 Sun
襟を正して考える。

リフレッシュには買い物!どっかの主婦みたいなストレス解消方だが、僕にはこれが一番。今日もサッカーは休みだし。思う存分、好きなところに行って買い物ができる。adidasに囲まれれば幸せな気分になるわけだから、行き先は一つしかないけれど。そう、久々行ってきました、「佐野プレミアムアウトレット」に。
今回の目的商品はサッカー関連ではない。ズバリ、ポロシャツ!今回は3枚を購入。一応、色んなところを見たが、結局全部adidasで購入。ここまで徹底するとバカとしか言いようがない(笑)。実は他に4枚持っているが、これもすべてadidas(苦笑)。
個人的な好みでいうと、僕はこのポロシャツというヤツが好きではない。イメージで考えるとポロシャツ=オヤジ服、ゴルフ服、金のない大学生服だから。最近、ポロシャツは復権しつつある!と嫁は言うが。やっぱ、夏はTシャツだろう!と勝手に思っている(笑)。
でも。必要になってしまったのだ、ポロシャツが。いい加減なカッコで仕事をしているうちの会社だが、ヘンなこだわりがあって、「TシャツはNG」なのだ。ジーンズOKなのよ?下は。半ズボンを履いている人もいるのに!なぜか、「襟付きを着て来い!」。いったい、何の意味があるのだろう(苦笑)。襟付きに。思い切って毎日スーツ着て行ったろか!と思ったが暑いのでやめた(笑)。んなわけで、ポロシャツが必要だっのだ、何枚も。ちなみに半袖Yシャツも僕的にはNG。Yシャツは長袖のみがYシャツだと僕は思っている。
こんなポロシャツ嫌いの僕だけど。ユニホームは「襟付き」好きである(勝手すぎか?笑)。
だから、我がチームのユニホームは襟付き(セカンドは別。ただし、6年生は当然、襟付き)。「襟なしにしよう!」という意見が出たら、根回しをして潰しに入る(笑)。ちなみにK父母会長もHコーチもK審判部長も「襟付き派」だから、僕が下手な工作をする前に潰れるけど、きっと(笑)。理由は「襟なしユニ」は子供が着るとコドモコドモしてしまい、大人っぽく見えないから。だから、大人が着る分には気にならない。だいたい紳士のスポーツよ?サッカーは。襟が付いてなきゃ紳士じゃないでしょ?
あっ!だから会社も襟付きなんだ~。今、気が付いた(笑)。
困っているのは、我がチームA・Bチームが着ているadidasのバルサモデルの襟付きが既に生産中止となり、今のモデルは襟なしとなっていること。低学年のバルサユニにガタが来ている今、そろそろ新調を考えねばいけないのだけど。。。
adidasを取るか、襟付きを取るか。それが問題だ(笑)。
- [2006/07/30 17:51]
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2006.07.29 Sat
河童養成講座。

今日、明日とサッカーは「夏休み」にしてあるので、久々に息子とプールに行った。サッカーを始める前は、毎週のようにプールに行って、adidasのビキニを履いて焼いていたが、今はそんな暇はあるわけない(笑)。上半身は、それは見事な「ドカタ焼け」である。
一方、息子はもう立派な青年のカラダつき。サーフパンツを履いて歩く姿は、カッコイイお兄ちゃん。腹の出た中年はビキニなんざ履ける訳もないので、こちらもサーフパンツだけど。見た目の差はデカイ(苦笑)。
しかし!父の威厳は守らねばならない。カラダで負けたとしても「泳ぎ」で勝てばいい。ボディービル大会に来たのではなく、プールに来たのだから(笑)。
ヨーイドン!結構、真剣にクロールでプールの横11.5mを泳ぐ。着いて、後ろを見ると息子はまだ半分ぐらい。なんか、溺れそうに息継ぎをしながらアップアップ泳いでる。なんだ、このレベルか。それにしてもヒドイ。とても小学6年生の泳ぎ方ではない。「スイミング?放っておいても人間は泳げるようになる。んなもの行く暇あったら、遊べ!」(筋肉を柔らかく育てる意味では水泳は価値があるということは分かっていたけどね)という僕の教育方針は間違っていたのか?学校では泳ぎ方を教えてくれないのか?
まず、手が「パー」状態。人間には水かきは付いていないのだから、それじゃあ進むわけがない。指を閉じて指を軽く曲げ、水を掻ける形にするように言う。さらに手を水に入れる場所が全然ダメ。言うなれば、小さい子どもお風呂のおもちゃみたいなグルグル手回し状態(笑)。気持ちとしては斜め前に手を入れて水中で戻すくらいのイメージでと説教。息継ぎも首だけで後ろを見るように言う。で2、3回泳がせたら格段に速くなった。
「おまえ、平泳ぎは?」と聞くと「苦手。25m泳げない」と答え。泳がせるとこれもヒドイ。「一回、完全に伸びてみろ。1本の棒になる。そこから腕と足を交互に動かす。足で水を蹴るときには腕は合わせて一挙に前に出す。腕で水を掻くときには逆に足を真っ直ぐ伸ばす。その繰り返し」。で、2・3回泳がせて見ると簡単に25m泳げる。しかもスピードもいい感じ。
「泳げた!」。
当たり前だっつ~の!もともとポイントさえ抑えれば、誰でも簡単に泳げるようにできているのだ人間は。ダーウィンによれば、ヒトも魚から進化したのだから。とはいえ、さすが「ゴールデンエイジ」。あっ!というまに自分のモノにしてしまう。即座の習得とは、よく言ったものだと思う。何もサッカーに限ったことではない。他のスポーツでも論理的思考でも「ゴールデンエイジ」力は如何なく発揮される。この夏休み、色んなスポーツにあえて挑戦させようかな?サッカーだけではもったいない気がしてきた。
というより。サッカーでは、なかなか「ゴールデンエイジ」力が発揮されないことに問題がある(笑)。
- [2006/07/29 17:42]
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2006.07.27 Thu
長雨の影響?

先週から僕の周りのものが壊れ続けている。
まず、水曜に車のMDプレーヤーがイカれた。HONDAのディラーに持って行き直してもらう。木曜にFAX。液晶ディスプレイが表示されない。さらに紙といっしょにインクリボンも出てきてしまう。すぐに修理に来てもらう。金曜は会社のノートPCが18時過ぎにプシュ~。土曜日に行う急遽の交流試合進行表・組合せを作っていた最中の出来事。デスクトップが目の前にあるが、データがないからエクセルでイチから表作りから始めにゃならない。「やばい。。。各チームに送るのが遅れる。。。」。必死こき、20時ごろ完成。ところが、5分後にケータイがイカれる。
週が明けて。月曜にはDVDが映らない。火曜日にメガネのフレームをお尻で潰す。昨日、水曜は5.1chスピーカーから音が出ない。そして、今日木曜日は。。。
すごく信頼しあっていた小学校からの友達から誤解を受けて、友情にヒビが。。。これだけはお金で買えないものだから、時間をかけてでもゆっくり直さないといけない。。。
家に帰って鏡をみると。そこには目の下にクマの土気色の顔が。考えてみれば、この1週間、平均睡眠時間が3時間。。。公私に渡って忙しすぎ。
気をつけよう。僕自身が壊れないように。
- [2006/07/27 17:44]
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2006.07.20 Thu
パスカル。

今、話題の本の一つに「こども哲学」という本がある。全7冊刊行予定で現在、2冊刊行中。1冊ずつ、副題が付いていて1冊目は「よいこととわることってなに?」。この本、かなり胸にずっしりくる。滅多に人に本を薦めない僕だが、この本は全世界中の大人に読んで欲しい。
この本の中に「ことば」という項がある。メインの質問はこうだ。「思ったことはなんでも口にすべきだろうか?」。それに対して、色んな子どもが答えるであろう答えが載っている。で、それぞれに反論が載っているのだ。例えば、
「ううん、本当のことを言ったらケンカになっちゃうこともあるから」⇒①そうだね、でも、それがほんとうのことならケンカくらいしてもいいんじゃないかな?②そうだね、でも、ウソをついたり黙っていてもケンカになることってあるよね③…。
「うん、そのほうがすっきりするもの~」⇒①そうだね、でも、100%心にしみわたるまで言葉にできる?②そうだね、でも、うそをついたり黙っていた方が楽なことってない?③…④…。
「ひみつにしとくって、約束したら話しちゃダメ」⇒①そうだね、でも、一人で背負っていることがつらいときってない?②そうだね、でも、そのひみつのせいでだれかに迷惑がかかっても?③…④…。
こんな感じ。この本に結論はない。まとめはあるけれど。だって哲学だから。考えればいい。考えることが大切なのだ。僕も含めて、大人になると問題が起きた時に「正解は一つ!」という結論を出したがるが、正解は一つではない。正しい答えがあるとすれば、「皆が考えること」だけだろう。
仲間を責めるということで、問題になったことがないだろうか?でも責めている方も正論で。。。どこのチームもぶち当たる問題で、ウチのチームも悩んだことがある。だって、どんな結論を出したとしても間違いではないし、正解なんだもの。そりゃ悩むのが当たり前。
ちなみにウチは…(11期生は!)。小4くらいまでは僕らコーチの考えで、仲間を責めたりしたら、すぐ交代!だった。その結果どうなったか?ミスをしたら、取り返そうともせずにプレー中に足を止めて「ゴメン」(ご丁寧に手まで合わせる)。もちろん、答えは「ドンマイ!」。一見、美しいけど。。。そこに「勝とう!」「悔しい!」「上手くなりたい!」という意思は感じられない。
今は、「言え言え!プレーのことはガンガン言え!」という結論になっている(笑)。ただし!「具体的に」という条件がつく。この条件がつけば事後も可。もちろん、事前が◎。例えば、「何やってんだよ!」=これは×。「どうして、カラダの向きを作らないんだよ!」=これは○。「開いて!準備して!」=これは◎。シュートを外した時だけは責めてはいけないことになっている。そうじゃないと撃たなくなるから(笑)。この時と失点した時だけは「ドンマイ、次、次」が解禁となる(笑)。
ぶつかれ、ぶつかれ!ケンカしろ、ケンカしろ!言い合え、言い合え!試合前も試合中も試合後も!文句があるなら、妥協をするな!とことん、とことん!口調も烈しく!言い倒せ!言えないヤツをガンガン責めろ!
でも、心は一つにしろ。持っている共通の目標は1つだろ?一緒に闘っているんだろう?そうすりゃ仲直りもすぐできる。何より、全員が中田になるんだろう?
目標達成のために「考えることこそ」が大切と「僕らは」考えた。でもこれが正解じゃない。色んな考えがあっていい。考えることこそ、成長する方法なのだ。大人も子どもも。♪ソ、ソ、ソクラテスもプラトンも~ニ、ニ、ニーチェもサルトルも~、み~んな悩んで大きくなった~!のだ。人間は生きているのだから。哲学、哲学。
あっ!一つだけ。相手に向かっていうのは厳禁。それと「バ○!」「このヤ○ウ!」等の発言もなし。当然だけど。
哲学らしくまとめよう。「サッカーは考える足である」。(ウマイ、自分で座布団1枚!)
- [2006/07/20 19:46]
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2006.07.18 Tue
♪折れた~

僕がちょっと前までやっていた営業は「口9割、足1割」の仕事といっていい。信じられないかもしれないが、僕の業界には「契約書」というものが存在しない。だから「口約束」がそのまま契約として履行される。簡単に言えば「御社に任せます」という言葉を引き出せばいいのだ。当然のごとく、「口が上手いヤツ」が仕事ができる可能性が高い。
最初、配属された時に先輩から「ウソつき営業の始まり」と教えられた。1年くらい経って分かったのだが、やはりウソつきは信用されない。口約束だからこそ、ウソなく話して且つ口が上手いヤツが重宝される。もし、ウソをつくならば「心して」「組織的に」「最後まで」つくことが要求される。まあ、これはどこも一緒だろう。だからこそ、余程のことがない限り、ウソをつくことは厳禁だ!といっていい。
ところが。今、「軽~いウソ」をつくヤツがウチの営業にたくさんいる。今日も一人、僕に平然とウソをついてくる。
「メニューに漏れがあります。モノは揃っているのですが。だから、待ってください」。
「ん?メニューの漏れは手書きでいいよ。今ココで書けばいい。原稿出せ」
「いや。それが…」
「ん?」
「ちょっと手違いがありまして。その漏れの分だけ持ってきていないのです」
「ん。じゃあ、誰かに持ってこさせて」
「いや。それが…」
「お前、書いてないんだろう?」
「はい…」
僕には上の会話の1行目でウソが分かっている。分かっていて、会話している。最初に「すいません!どうしても一つ揃いませんでした。2時間待ってください!」といえばそれで済む。まあ一言、二言は文句いうけれど(笑)。ちょっと外れるが、仕事のできるウソつきは「2時間」のところでサバを読む。1時間でできるところを2時間にしておけば、「早めて」ホメられることはあっても「遅れて」叱られることはない。これが「方便」だろう。
小さなウソはウソを重ねることになる。小さいウソはドデカイウソの卵なのだ。
「宿題した?」「明日の準備した?」等々、嫁が息子に聞くと「したよ~」と軽く面倒くさそうにウソをつくことがあるらしい。それを知った時、僕は絶対に許さない!くらいの勢いで叱る。徹底的に叱る。烈火のごとく叱る。半端じゃなく叱る。そういう年頃だから、小さいウソをつくこともあるのは分かっている。が、その習慣がやがて大きな大きなウソを生み出すことになる。大問題になってから、謝ってもダメなのだ。今のうちに「ウソをつかない」習慣を植え付けることが大切。
言いづらいことこそ、言える勇気を教えなければいけない。
嘘をつく会社の社長よりも。20億円かけて謝れる松下電器の社長みたいになって欲しい。
ん? なれる頭と器がないか?(笑)
- [2006/07/18 22:13]
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2006.07.17 Mon
16文シュート。

ついに抜かれた。いつかは息子に身体的なことで抜かれる日が来るとは思っていたが、小6で第1弾が来た。ウレシイ…という思いよりはショックの方が大きい(苦笑)。いったい、どこまでデカクなるんだ?コイツは…。
雨の日はスポーツショップ!というのは、近郊に住む「大きくなり盛り」のサッカー小僧を抱える家庭の共通の行事なのだろう。それはそれは、たくさんの方に本日、スポーツショップで出会った。我がチームだけでも3家族、他チーム関係者に6人。夏合宿を控え、いろいろなものを買い揃えねばならないことも現実もある。
ウチはインナーとキーパーひざ宛てを買いに出かけた。インナーは去年買ったS版が窮屈そうだし、ひざ宛ては入らなくなっていた(笑)。両方とも大人のLが現在のジャストサイズ。まあ、必要なものだから仕方がない。さらに体育館練習用のインドアシューズもきついという。出掛ける前にサイズを見ると27cm。スパイクとトレシューは27.5だから、そりゃきついだろう…と思い、これも買わなきゃ!とシューズコーナーに行った。
靴に関しては、僕は大きめのものを買い与えない。合っていないシューズを履くというのは何よりもケガの元だからだ。ケガして治療費がかかるくらいなら、靴代のほうが安い。ただ、インドアは週1しか履かないから、0.5cmくらい大きくてもいいだろう…と28cmを履かせてみた。
店員が言う。
「お父さん、わかってますねぇ~。28cmいいですよ!」。
ハァ~?そりゃどんな意味ですか?と聞くと
「中3くらいで、きつめに履かせるなら、28がいいということですよ」。
ちょっと。キツメにって…中3って…ハァ~?あの~小6ですが…というと、顔が変わって、
「マジっ?じゃあ、もうワンサイズ上でないとダメです。キツめに履く歳じゃない。まだ大きくなりますよ、足。今はジャストサイズを履かないと」。
って、ことは……。
「はいっ。アディダスなら28.5cmですね。ミズノなら28cmでいいでしょう」。
慌てて息子のトレシューのつま先を触る。あちゃ~、キツそうだ。革が伸びてきた分、自覚はまだないのだろう。でも。コレ買ったの5月だぞ?⇒ココ。たった2カ月で次のサイズか?しかも1cm伸び?スパイクなんてケガもあったから、殆ど履いていない…。同じ男として「悔しさ」の方が先に立ったので、「お前、アキレス腱のこともあるし、ミズノでどうだ?」といい、履かせてみた。その上で店員が一言。
「見事なadidas向けの足ですね~。珍しい。adidasをオススメします」。
というわけで。インドアだけという訳には行かないので、トレシュー・スパイクの3点セット28.5を購入。ちなみに市販は29.5cmまで。あとは取り寄せとのこと。自分で稼ぐようになるまでは、取り寄せにならないことを祈るのみ。そんなこと考えていると、生意気な一言を浴びせてきた。「父ちゃん。この間、買ったスパイク、あれ、あげる。父ちゃん27.5でしょ?」。
父の威厳が消えていく…(苦笑)。
帰りに、家族で食事をした。「オレ、うな丼とミニネギトロ丼とライスとシーザーサラダ。おかずも何か取っていい?んじゃあ、カツ煮」。ペロッと誰よりも早く平らげる。「デザートもいい?」。
おまえ、サッカーやめてプロレスラーにならないか?このまま足がデカくなれば。
第2の「16文キック」の使い手になれる、お前なら。
- [2006/07/17 13:02]
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2006.07.15 Sat
イチファンの感想。


今日は、A市トレセン主催の「トレセン交流大会 予選」が行われた。トレセンメンバー以外の11期生の面々にはたいへん申し訳ないのだが、練習を休みにした。たまには、イチ父兄として久々に子どものサッカーを見てみたかったから(もちろん、大会運営のお手伝いはしたけれど)。みんな、ゴメンなあ。
当たり前のことなのだが、トレセンは「勝つための組織」ではない。まあ、簡単に言えば、ある基準を満たしながら、「何か」に「今の時点で」秀でた子どもの集まりといった定義が正しいだろうか。その何か?はサッカーに関わることならば何でもいい。精度、スピード、キック力、上手さ、フィジカル、判断力、声の大きさ、突出はしていなくても平均点が高いとか…(とりあえず、A市は!である。他地域はわからない)。だから、この組織で「勝つ!」のは非常に難しい。何より、ポジション別の選考を一切していないのだ。ここが「勝つための組織」FCU地区とは決定的に違う。
そういう集まりの「勝とう!」とする大会だから、これは見ていて面白い。普段、バックなんてやったことない子がバックをやったり、右側しかやったことのない子が左を任されたりする。さらに言うと、A市の技術委員長はポジションを固定しない。そりゃそうだ、育成が目標なのだから。多少、慣れてきても今度は、コッチヘ…。子ども達は四苦八苦の連続。しかも、相手も一定以上の力を持った集団だから、これに対処するのはかなりタイヘンだといっていい。ただ見ている立場としては「新しい発見」の連続。「おおっ!あの子、意外とコッチの方がいいんじゃない?」、「あいつ、守備に回ると闘わないなあ」。無責任な立場で「行け~っ!」と叫びながら、その面白さを堪能させてもらった。
んで、 「勝つことを目的にしていない集団の勝つためのサッカー」を見ていたら、逆に「勝つためには何が必要か?」が見えてきた。勝つためには…
1.リーダーの心の強さ勝負
全員がムチャクチャ上手いが精神的なリーダーがいないチームと、一人一人は多少見劣りがするがこの存在がいるチームでは後者の方が「いいチーム」である。前者は一人が心が折れ始めると全員にそれが伝染し、途端に動きが鈍くなる。後者は、リーダーが強ければ強いほど全員のモチベーションは落ちない。だから、勝ち負けはリーダーの心の強さにある程度は比例するといっていい。
2.攻撃力よりも守備力が必要
トレセンの性格上、守備のハートを持った子どもが少ないことも関係してくるが、こういうチームは少ない。しかし、キーパーも含め、屈強なディフェンスを持ったチームは、まず「負けない」。一人のエースでは、まずカラダを張った3~4人の守備力が高いチームは突破することはできない。なるほど、イタリアが強いわけだぁ~。
3.以上のことを満たした上で絶対的なエースがいると限りなく勝つ可能性が高い
いないよりはいたほうがいい。ただし、上の2点に比べれば、その重要度は低い。僕が見た限り(好みがダイブ入るが)、絶対的なエース!という力を持った子は、やはり少ない。この手の子どもを天狗になることなく育てることがどんなに大変か?判る気がする。。。ちなみに残念ながらA市の6年生には、誰一人いない。5年には1人いた。
こんな感じかなあ。「勝ちたい」チームを作りたい人は、ぜひご参考に。まあ、あまりにも当たり前のことしか書いてないじゃん!と思わずに実行してみれば、その「当たり前」度に驚くと思います(笑)。
我がチームは…。まず、1人一人がうまくならないとね(笑)。ポジションは今まで通り、トレセン並に入れ替えるし。「勝ち負け」にはこだわるけれど「勝ち」にはこだわらないから。
この先は、まだまだ無限大!
- [2006/07/15 23:20]
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2006.07.13 Thu
夢への条件。

木曜はモーニング「ビーサン」の日。今日は「海外組」の話。っていっても、イナモトやマツイの話ではない。ドイツの7部リーグでプレーをする西湘高校の後輩クリ君をW杯のついでに訪ねた話である。
クリ君はディフェンダー。24歳。すべて自分で段取りをして、誰にも頼らず住むところを探し、チームも探し(代理人のいるタカハラがうらやましい…と言っている、笑)、デュッセルドルフの人気ラーメン店で働きながら、「プロ」としてプレーをしている。もちろん、「いつの日かブンデスリーガでプレーしたい!」と夢を持ち、現実的には「4部リーグには上がりたい」と考えている。4部では、多少の差異はあるものの「プロとしてサッカーだけをやれる給料」がもらえるからだ。もちろん、7部でも給料は出ている。プロだから。
クリ君は言う。「自分でもバカやっていると思います。親にも言われました。笑う人もいます。サッカーはいつでもできると言われます。正論です。でも若いうちじゃなきゃフルパワーのサッカーはできないから。もうちょっと頑張ります。帰国したら、東京タワーの見える所で合コンをセッティングしてください」。
なるほど。「プロになる!」とはこういうことなのだなあ!
「できることならば、子どもをサッカーのプロにさせたい!」と思っている父兄の方は多いはず。特にJのプライマリーチームや有名スクールなどで「選抜」「特進」に選ばれている子どもを持つ親御さんは、「いけるかも…」と思っているだろう。ハッキリ言うが、「選ばれたから」、そう思うのは大きな間違い。実はウマイ、ヘタは2番目の条件。1番目は子ども本人が「何が何でもプロになる!そのための努力は惜しまない」と思えるかどうか?だ。それが何よりプロになる資質の必須事項になる。
あきらめさせなさい!と言っているわけではない。目指すからには、覚悟が必要だし、その覚悟ナシでは絶対にプロにはなれないということ。逆を言えば、親にその覚悟がなくても、子どもにその覚悟があれば勝手にプロになる場合もある。親として本当にプロにさせたいのならば、そこの「教育」から始めなくてはいけないといいたいだけ。
非常に残念なことなのだけれど、サッカーに限らず、この国でプロのスポーツ選手になった時、引退後も安心してそのスポーツ関連のことで食べていける保障は何にもない。プロになりたかったけどなれなかった…、その後の人生設計うまくいっていない…。もしくは、プロになったけど、有名になれなかった…チームスタッフにもなれなかったし、スポーツコメンテーターにもなれそうもない…。こういう人間はゴマンといる。
だからこそ。強い意思を持って「プロ」にならなければいけない。強い意思を持てるプレーヤーは、例え選手として大成しなくても、その後の人生でも強い意思を持って生きていける。決して、プロになったことを後悔しない。「どうしてもプロになりたい!」という思いで、ドイツの7部リーグに行ってでもサッカーのプロになったクリ君は、その後も「燃え尽きることなく」生きていける。「ウマイからプロになった、なれそう」じゃあ、その先は燃え尽きしか待っていない。
これは「夢のない話」ではない。強い意思があれば夢は実現可能だ!という夢にあふれた話なのだ。どんなにヘタでも。あきらめない不屈の精神を持つことが何よりも大切なのだ。
クリ君。がんばれ!就職先は探しておくぞぉ~!
- [2006/07/13 18:39]
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2006.07.12 Wed
神に選ばれそうになった男。

久々に仕事がテンパっている。この更新をサボった数日間、やたらと書きたいことがあったのだが、書けなかった~。まあ、また機会を見てそのテーマにチャレンジしよう。
さて。今、サッカーのブログを名乗るのであれば、何はともあれ取り上げなきゃいけないことはジダンのことだろう。「どんな理由があるにせよ、許せない」 「逆にジダンが可哀想…」等、いろ~んな意見があるが、「なぜ、あの頭突きという暴挙にでたのか?」は知りたいところだ。「神に愛された男」ジダンは超ヒール・マテラッツィにどんな「悪魔の囁きを聞かされた」のか?
今朝のニッカン及びCX「得ダネ!」(小倉さんの番組ね)による情報を端折って書くと…。≪まず、マテラッツィが直前の競り合いでジダンのユニホームを掴んだ。それに対し、ジダンがマテラッツィに「ユニホームが欲しいなら、あとで(試合後に)やるよ」と発言。これを「見下された!」と思ったマテラッツィが「プッターナ、テロリスタ、の息子くだばれ!」と怒鳴る。そして頭突き…。≫だそうだ。
もうちょい、解説を続けよう。プッターナはイタリア語で「売春婦」。ラテン系の国々では「お前のかあさん、でべそ」くらいの感覚で子どももケンカで普通に使うという(ホントか?)。ただし、「だから、お前は誰の子かわからねえ!」にも繋がるらしいから、とんでもないセリフではある。テロリスタはテロリスト。ジダンはアルジェリア移民の子でイスラム教徒。アルジェリアは今、イスラム原理主義の国。それもあるが、全般として南欧諸国の人が北アフリカの人たちを侮蔑して、テロリストと呼ぶことが多いらしい。
しかし…。とんでもない内容の発言だ。
たぶん、マテラッツィは内心してやったり!だろう。ジダンを挑発し続けろ!くらいの指令がチームから出ていたことも容易に想像できるから。それがサッカーが全ての国のやり方だから。もっと捻くれて考えれば、ネスタの故障だって本当に故障かどうか?怪しいとさえ思う。堂々とマテラッツィをゲームに使うための策略なのかもしれない。そのくらいイタリアならやりかねない。
とはいえ…。暴力による報復行為を取ったジダンは許されない。
僕が残念でならないのはジダンが我慢し切れなかったこと。できたはずなのだ。W杯の決勝よ? 勝てば世界一よ? この試合で現役完全引退するのよ? レアルのジュニアユースを見ることまで決定しているのよ? 実はキレやすい!と過去のジダンの乱暴行為を引き合いに出したって、今回のこの状況でやるのとは明らかに違う。
そのことを踏まえて昨日までは、こう思っていた。「フランスのレキップ紙が論ずるように『世界中の子どもたちに、あの頭突きをどう説明するのか。偉大な選手に値しない』というのは、すごく真っ当な意見だし、当然のこと。マルセイユ・ルーレットを真似してジダンを気取っていた子どもたちが、これからは相手に頭突きを食らわせて、「どうだ!ジダンみたいだろう?」と言いかねない」。
今日になって、決勝当日に母親が緊急入院していたと伝えられた。なるほど。そういう背景があったのか。だからといって、あの頭突きが正当化されるわけでは決してないのだけれど。1つだけハッキリとわかったことがある。
「神に選ばれた男」でもなく、「愚か者」でもなく。ジダンもフツーの人間だったのだなあ。
レアルのジュニアユースで「暴言を吐いちゃいけないよ」「頭突きをしちゃいけないよ」と自分のビデオを使って教えるジダンが見てみたい。その時に一言、子どもに付け加えて欲しい。
「神に選ばれるためには、それが条件だよ」。
- [2006/07/12 18:32]
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2006.07.08 Sat
ファンシーダンス。

今日はトレセン組を除いて、午後から練習。なんで除いたか?というと、午前中に地域トレセンの練習会があって、17時から市トレセンの練習会があるから。チームの練習まで出させると12時間以上サッカーをさせることになってしまう。ホントはチームの練習を優先したいところだけど仕方がない。
練習は僕とYコーチが担当。背負っての1対1からのシュート、同じ状態からの2対1を充分に練習して。時間を見ると15時過ぎ。さてミニゲームで締めるか?と思っていたら、そこに見知らぬ高校生の姿が見えた。「おっ?OBか?試験も終わったし、たまには後輩を見に来たのかな?ありがたい。ゲームに入ってもらおう。それにしても、キレーな丸刈りだなあ。カッコイイ!」と思いながら、声を掛けようと思って近づいたところ…。
息子だった(爆笑)。
それにしても。カッコイイ。今風の言葉で言えば、見事な「オシャレボウズ」だ。息子自慢になってしまうが、何といってもアタマのカタチがよい。見た目だけでいえば、デルピエロやカンナバロに見えないこともない。飯島愛が「メチャクチャにされた~い!」というイタリア代表の面々のアタマのカタチに勝るとも劣らない(こんなこと自慢にもならないか、笑)。
「おまえ、それ、母さんにいわれたのか?」
「いや。自分で。デルピエロみたいにしてくださいって」(照れながら)。
「丸刈りはイヤ!とスポーツ刈りにしていたんだろう?」
「う~ん、でも、デルピエロがカッコよく見えたから~」。
時代は変わるんだなあ。その昔、「マッチ(近藤正彦)みたいにしてください!」とパーマをかけにいった自分を思い出しながら苦笑した。だって、「デルピエロにしてください」って、「ボウズにしてください」ってことだもの。僕らの時代は「ボウズ=カッコワルイ」の方程式が燦然と輝いていたし、「ボウズ=気合!」の定理も成り立っていた。間違っても、「カッコイイから」という理由でボウズにする子どもは存在しなかった。2002年は「ベッカムにしてください!」とショートモヒカンにするヤツはいたけど、そこには奇抜なカッコよさが存在していた。ボウズに格好良さが存在する時代が来るとは思わなかった(笑)。
ホント、アタマを柔らかくして時代を見ていかないと「ただのガンコジジイ」になってしまう。ただし、そんな「ただのガンコジジイ」が僕はケッコウ好きなのだけれど(笑)。
夜、息子が言った。「このアタマ、ヘディングしても擦れないから痛くないんだよ~」。そういえば、スポーツ刈りの理由も「洗うのに面倒だから」。
この実用重視がコイツの個性なのかもしれない(笑)。
- [2006/07/08 22:00]
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2006.07.07 Fri
笛が野田鶴声社製なら完璧なんだけどなぁ。。。

朝、都内で売られている最終版の新聞を広げて驚いた。「史上初 日本人が決勝Tで笛を吹く 上川主審3位決定戦」と大きく見出しが踊っている。うわぁ~すげぇ~!と思わず声を出してしまった。ただし。ウチに来た新聞には1行も書いてなかった。。。。
ニッカンスポーツに掲載された上川さんのプロフィールをそのまま引用しよう。
◆上川徹(かみかわ・とおる) 1963年(昭38年)鹿児島県生まれ。東海大、フジタでFWとして活躍した後、94年に1級審判員資格を取得し96年からJリーグで笛を吹く。98年に国際主審に登録され、02年W杯で初の大舞台を経験する。同年から日本協会のスペシャルレフリー(SR)となり、事実上のプロとして活動する。02年アジア最優秀主審、03年Jリーグ優秀主審を授賞している。
W杯の3決の主審を日本人が務める。これは夢のようなことだ。審判をやったことのない方にはピンとこない話かもしれないが、世界中の審判の中で4番目くらいにランクされたことになる。ちなみに1位は決勝の主審エラシオ・オリソンドさん(アルゼンチン)だろう。この方は開幕戦の主審でもあった。次は、やはり3決より決勝のかかった烈しい試合となる準決勝の主審だろうなあ。というわけで上川さんは4位くらいか。でも、世界の4位だぞ? ホーム・ドイツの試合の主審だぞ? しかも相手はポルトガルだぞ? 何度考えてもすごい。世界中にサッカーの審判は腐るほどいて、日本にも唸るほどいる。その中の4位(しつこいか?笑)。
審判に情熱を持っている人は、間違いなくこの出来事にうれし涙を流しながら拍手喝采しているに違いない。おめでとう!上川さん。サッカーのレベルは低くても、審判レベルは高いところを世界に見せつけて欲しい。
子ども達に言いたいことは唯一つ。あきらめなければW杯のピッチに立つ方法はいくらでもあるということ。上川さんは、きっとその模範を3決で見せてくれるだろう。存続論議の続く3決がとっても楽しみな試合になった。ある意味、決勝より楽しみだ。
みんなで上川さんを応援しよう!
ちなみに。この試合のマッチコミッショナーはJFAの小倉専務理事。これはすごいことかわからない(笑)。
- [2006/07/07 03:24]
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2006.07.05 Wed
糸井重里の名コピー。

W杯も佳境に入ってきた。今日は朝4時から準決勝 ドイツvs.イタリアがあった。結果はご存知の通り。0-2でイタリアの勝ち~。イタリアに関してはテーマにしたいことがあるのだけれど、決勝まで取っておこう(笑)。明日早朝はもう1試合の準決勝、ポルトガルvs.フランスが行われる。これも朝4時~。眠れないから、なかなか体調が戻らなくて困っている(苦笑)。
今回のW杯のメーン開始時間、この日本時間 朝4時というのが、とっても微妙な時間である。寝て起きられる時間だから始末におけない。だから、毎日寝不足になってしまう(笑)。
考えることは子どもも同じ。ウチでは息子が「明日は○○vs.○○! 絶対に4時に起きて見る!」と宣言してほぼ毎日、早寝をしている。世界一流のプレーを見せることは、僕としては「させたい」ことなので内心「よく言った!」とホメてあげたいくらいなのだが、相手は小学生。建前上、簡単に許すわけにはいかない。「絶対に学校で居眠りをしないこと!」とポーズの条件を出し「特別だからな!」と一言、凄んで、許している(笑)。
ただ。ほとんど起きてこない(笑)。部屋を覗きに行くと、いつも爆睡中!
特に1日朝の「ドイツvs.アルゼンチン」の時は笑った。30日23時頃、家に帰って嫁に「明日はどうするって言ってた?」と聞いた。1日は朝から自分の試合があったからだ。嫁は答えた。「18時に寝た」。「18時~?」。指折り数えてみた。まあ確かに10時間は眠れる計算になる。しかし、18時って。。。まだ夕方だぞ? そこまでして見たいか?(笑)。結果、起きてきたのは6時。まあ、PK戦は見れたわけだけど。12時間寝た計算になる(笑)。そりゃそうだ、それまで寝不足の日々が続いていたのだから~。大事な時に寝貯めしてどうすんだ?(笑)。
「寝る子は育つ」。この言葉は正しい。逆に言えば、寝ない子は育たない。勘違いしてはいけないのだが、「育つ」の意味は何も肉体的なことだけではない。どちらかといえば、精神的な面の方が大きいのではないだろうか? 1日を終えて、ゆっくりとジックリと寝る。この人間らしい生活が、子どもを大きな心を持った人間に成長させる秘訣のような気がする。子どもがよく寝た時代と今の眠らない時代を比べれば、一目瞭然だろう。眠らない子どもが大きくなった時に何%の確率で何か問題を起こしているような気がする。そのパーセンテージは年々、上昇している気がするのは、単なる僕の思い過ごしだろうか?
くうねるあそぶ。子どものうちに、これをやらずにいったい、いつ、これをやれるというんだ?これから暑い夏を迎える。子どものカラダの心配を本当にするのだったら、まず充分な睡眠、そして早寝早起きをさせるべきだろう。中学以降、将来のために勉強させるためにも、何より一生を形作る揺るがない基礎体力は必要なのだから。
さて。明日のポルトガルvs.フランス戦。息子が何時に起きてくるか?楽しみだ。賭けてもいい。起きる根性はヤツにはない(笑)。
それでいいのだ。彼は子どもなのだから。
- [2006/07/05 17:10]
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2006.07.03 Mon
秋霜烈日

キムタク主演の人気ドラマ・スペシャル版「HERO」が始まってすぐだった。テロップで流れたニュース速報はヒデの引退を伝えた。まだ早い、まだまだできる、色んな意見があるだろう。でも、ヒデ本人が決めたこと。まずは「お疲れさん!」と皆で声を掛けてあげよう。
僕は月9の帯で放送していたHEROは見ていない。世の大半のお父さん同様に、その頃はまだまだ会社にいる時間。見られるわけがない。たまたま今日は、体調が悪いので早く帰ってきただけ。こういう機会は滅多にないと思い、テロップが流れた後もヒデのことを思いながら、HEROを見続けた。
キムタクファンのママさんたちには余計なことだが、一応説明を。キムタクは検事。かなりハチャメチャな検事。スーツも着ずに、ジーンズにTシャツの検事。でも、正義感あふれる真実を追究する検事。この検事を中心に事件を起訴するまでの取り調べ、ガサ入れなどの人間模様を描くドラマ。 印象的なシーンは、キムタクが検事バッジを握る場面。いい加減なカッコをしたクリュウ検事(キムタク)も、検事の魂ともいえる、このバッジには、一入の思いがあるらしい。
このバッジは、真ん中に真っ赤な玉があり、四方に白の直線が伸びている。いわゆる「秋霜烈日」を象ったといわれるものだ。秋の霜は冷たく厳しく、夏の日差しは烈しく照ることから転じて、刑罰・権威の厳しくおごそかなことを「秋霜烈日」という。
ドラマの中で、キムタクも言っていたが、日本の検事は一人一人が独立している。組織の必要性上、検察庁というものがあり、各地検に別れてはいるが一人一人の権限は平等に確立されている。検事総長であろうが、ヒラのド田舎の検事だろうが検事として持っている権限は同じである。つまり、誰に邪魔されることなく、全員一人一人が「一つの検察庁」として「秋霜烈日」の志を持ち、悪に立ち向かうわけだ。そういう意味で検事とは、ひたすら孤高の人であり、HEROである。
ヒデのサッカーは、まさに秋霜烈日だった。周りが着いていけないほどに厳しい姿勢を貫いた。自分の夢のために、日本の夢のために、ひたむきに愚直にサッカー打ち込む姿は、ただただ正義のために闘う孤高の検事を思わせることが何度もあった。厳しさ故に叩かれる、信念のために妥協を許さないところも同じだろう。
ヒデの引退のニュースが人気の検事ドラマの中で流されるのも何か因縁を感じる。
これからの日本代表は、オシムのもとで全員が「秋霜烈日」の思いを持って、サッカーをするべきであろうし、そうでなければ日本は世界を勝ち抜けないと思う。W杯を目指す軍団は、孤高の検事がその権限をまとめて巨悪に対処する東京地検特捜部と同じ「秋霜烈日軍団」でなければならない。
自分に厳しい「HERO」だらけの日本代表を何年か後にヒデに見せたい。
見せなければならない。
- [2006/07/03 17:23]
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