2006.06.30 Fri
働かざるものサッカーするべからず。

またまた次女の話から始まる。コイツは本当に問題児で(笑)、僕に色んな「考えさせられる課題」を提供してくれる。3番目というヤツはどこの家でもこんな感じなのだろうか?(笑)。
今朝、いきなり次女が後ろから僕を叩いてきた。「どうして?どうして?どうしてパパがやっちゃうのよ?」。どうやら僕がシャッタータイプの雨戸を開けたことが、すごく気に入らないらしい。もう目が吊り上り、今にも泣き出しそうな勢いだ。
我が家では、朝、子どもが「お手伝いすること」が決まっている。「おウチはみんなのおウチ。だからおウチの仕事はみんなの仕事」。コレが基本理念。息子は幼稚園の頃から、玄関と家の周りの掃き掃除が日課だし、長女はママの洗い物のお手伝い。とはいえ、息子の掃除なんて、たかが知れてて、嫁が毎日「ったく。何なのよ!」と言いながら僕が出勤する時にやり直してはいる(笑)。で、僕は知らなかったのだが、最近、次女に割り当てられたのが「シャッター開け」だったらしい。
さすがに僕も謝るしかなかった。「ゴメン、本当にゴメン。じゃあ、パパとゴミを出しに行こう」と言い、別の役を与えて、その場はなんとか一段落した。
さて、当然、サッカーの話に入る。11期生では、3年生くらいから、合宿だ、遠征だには、なるべくコーチ陣だけで連れて行った。で、コーチは準備を手伝わない。基本は子どもたちだけでやらせる。「自分のことが自分でできないやつが、まともな大人になれるわけない。ましてや、サッカーが上手くなれるわけないだろう?」が僕の持論だ。やらせれば、子どもたちは、できるのだ。自分でやらなければ水も飲めなくなるのだから。そりゃ、やるしかないだろう(もう一つの理由はママたちの当番の数を減らすことにもあった)。
父兄会の度に、ママたちには具体的なお願いをしてきた。「ポカリは自分で作らせてください」、「ユニホーム等の準備は自分でやらせてください」、「家でも、朝、大きな声であいさつをさせてください」。「目覚まし時計で自分で起きさせるようにしてください」等。当たり前のことといえば、当たり前のことなのだが、その当たり前のことが、あまりにも当たり前のようにできていない現実を目の当たりにしていたから。舌噛みそう、笑。
ところが。最近ど~も、この築き上げてきたグッドハビットが崩れてきた感がある。全少、県南大会、本部長杯と「いいよ、やらなくて。アップに集中して。コーチとママたち大人でやるから」という試合が続いたので、仕方がないといえば仕方がないのだが。例えば。軽い荷物を争って持ったり、重い荷物が残っても、「コーチが持ってくるだろう」と誰も2回目を取りに来なかったり。バッグの中身をのぞいてみても、明らかに子どもが準備できるはずもないパック詰めの状態になっていたり…。
喝~っ!である(なんかホントに鬼平調♪)。先週は声を出すヤツから試合に出したけど、今週は重い荷物を持ったヤツ、一生懸命働いたヤツから試合に出そう。サッカーだけが全てではない。当たり前のことをやった上でのサッカーだ。ここは譲れない、11期生チームとしては。
対戦チームの皆さん、我がチームに歯応えが無くてもお許しを。今週のチームは「働き者チーム」なのです。サッカーでは適いませんが、多分、荷物運び合戦ならば負けません♪ 今度、働き者トレセンでも開催するかぁ~(笑)。
さて。ゴミを出しに行くか!と重い腰を上げ、「お~い次女、ゴミ出しに行くぞ~」と呼ぶ。すると、「もう行ってきたよ~」と返事。へっ?だって、さっき、まだゴミ袋の口を閉じてなかったぞ? 嫌な予感が走る。。。外に出てみると、ゴミ収集所に向かって点々とゴミが落ちている。あちゃ~。。。
明日から、シャッターだけは開けないことを誓い、箒とちりとりを持ってゴミに向って走った(笑)。
- [2006/06/30 17:33]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.29 Thu
ただし、明日から(笑)!

昨日からムチャクチャ体調が悪い。今日もヒドイが昨日は最悪だった。。。一日、耳鳴りがしてアタマがボーッ。おなかもシクシク痛く、時たま急に差し込みが入る。何度、トイレに駆け込んだことか。。。心ここにあらずの夢遊病者状態で仕事をしていた。
一昨日の晩、Hコーチともう1人、友達と遅くまで飲んだくれた。その時に食べた「てんぷら」が悪かったかなあ。それとも、「締めは、これでしょう!」と夜中の1時半に食べた餃子と半チャーハンと冷やし中華がいけなかったかなあ。
1965年生まれの僕は今年41歳になる。数年前まではキリッと引き締まった肉体を持ち、「若いよね~」何て言われて喜んでいた。しか~し。今はダメっ。ブクブクのただの中年オヤジってカラダが風呂上りの鏡の前に写る。不摂生がたたっているなぁ~。
自分のココ最近の生活を振り返ってみる。営業から異動して、一日デスクワークの毎日。行き帰りの電車は、立つのが嫌だからと新特急を利用。帰りの電車ではロング缶を必ず飲み、つまみに105円の「揚げせん」を買う。23時過ぎに帰って、そこから食事。朝起きて、ダラダラ過ごし、駅まで歩くスピードもダ~ラダラ。いつ、生命保険会社のCMのいうところのシッペイ大魔王がもたらす「3大成人病」になってもおかしくない。
何かの記事で読んだのだが、動物園の動物が栄養が良すぎるのと、運動不足で皆、成人病状態になっているらしいことを知って思わず笑った。丸顔の肥満ライオン、糖尿病のカバ、肝硬変のチーターまでいるらしい(笑)。想像して笑ってしまったのだが、よくよく考えてみれば笑っている場合ではない。野生を忘れ、飼われた動物と何ら変わらない自堕落な生活を送っているじゃないか、僕も。
夜中の1時半に41歳が餃子と半チャーハンと冷やし中華を食べちゃあいけないのだ!
というわけで。明日7月1日から、「脱・自堕落生活」を行うことを宣言します! 具体的には、電車の飲みとせんべいを止める。朝は30分のウオーキング。腕立てと腹筋をやって、と。食事は徹底した油抜きと炭水化物の制限。バームかアミノバイタルをバカバカ飲んで。エレベーターを使うのも止めよう。そして、土日の試合は積極的に主審をやる!
真夏には「野性味あふれるまっし~」に戻ろう。ついでに息子も鍛えちゃおう!
それにしても。アタマが痛いし、まだ、お腹痛い~。やっぱ「てんぷら」かなあ…。
- [2006/06/29 17:25]
- 自分と家族と生活のこと |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.28 Wed
次期日本代表監督候補。

今、新聞のサッカー面で「検証 ジーコ日本」という連載をやっている。今日付けは「王様の周囲は冷めていた」という見出し。簡単に言えば、「中田ヒデだけ燃え、残りは勝手にやれば?という雰囲気だった」という記事だ。
例えば。ジーコが川渕さんに漏らしたらしい。「中田に練習を合わせるとみんな壊れちゃう」。ある選手は平然と言ったらしい。「言い方をもう少し考えて欲しい。築いてきたサッカー観を頭ごなしに否定される。『どうなの?』という言い方ではなく『こうすべき』と意見の押し付けは困る」。
お~い!中田以外の選手諸君よ~。君たち、サッカーだけじゃない、スポーツ選手に向いていない。いますぐ、ユニホームを脱いだ方がよい。
一般の社会で言えば、周りの選手のいうことも正しいかもしれない。確かに「和」は凄く大切なファクターなのだから。でも、闘う集団なのだろう?日本代表はサムライなのだろう?なあなあの和を作るために闘将を追い詰めてどうするんだ?
チームワーク、チームワークというが、無理に作った甘え構造の傷を舐め合うチームワークなんかクソ喰らえ!である。凌ぎ合い、罵り合って、悔し涙を流し、その上でお互いの存在を認めあう、「勝つための集団」に日本のTOPの選手たちがならなくてどうしてサッカー界の発展があるだろうか? くだらないプライドで身を包んだ甘えん坊の利己的な弱虫は最悪だ。
日本のサッカーを立て直すためには、この辺のハートの強さを鍛えることをやらないと、ず~っと同じことの繰り返しになる気がしてならない。技術と根性の両立こそが、今後の指標にならねばダメ。全員が中田の気持ちを持つことが大切だろう。
まずは、監督だろうなぁ。オシムに決まりそうだけど。それはそれで、期待に応えてくれそうなんだけど。個人的には、もっと適任者が我が県にいるじゃん!と思っている。
今の日本代表には県NO2監督のゲンコツと「うどん」が一番効きそうな気がする(笑)。
- [2006/06/28 17:35]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.27 Tue
黒塗りの車ではないけれど。

次女を毎朝、幼稚園に送っていくのが日課になっている。ほんの5分にも満たない時間だが、彼女と2人っきりで交わす会話が楽しい。シートベルトを締めていないと「ダメパパなんだから、ホントに、もうっ!」と叱られる。信号の手前まで来ると必ず「赤は止まれです!」と命令を受ける。将来、立派な女王様になったらどうしよう?(笑)
今朝の女王様(以下、せめてお嬢様にする、笑)は、ご機嫌がナナメだった。「どうして、パパは車から降りて私を送ってくれないの?」。幼稚園の前でエンジンも切らず、電動スライドドアをポチッと押してバイバイ~という見送りスタイルが気に入らないらしい。「他のママたちは幼稚園の中まで送っているでしょ!」とお嬢様の口調は厳しかった(笑)。
「そぉか~。みんな、そうしているんだあ。ふ~ん」と話を誤魔化し、幼稚園に着いた。で、いつものように電動スイッチをポンっ!「バイバイ~」。「まったく、もうっ!」と降りる次女の後姿を見ながら、「爺はお嬢様のことを思ったればこそ、であることをわかってくだされ…」と老執事のように独り言を言った(笑)。
毎日、名残リ惜しく「どうして二人を引き裂くの~っ!」とやることはボクの中の教育基本法に背くのだよ。
この夏、我がチームでは例年のように合宿に行く。で、これまた例年のように数人のお母さん方に「お願いをして」何かあった時のためにいっしょに来ていただく。何もなければいいのだが、けっこう「何か起きる」ものなのだ。去年でいえば、夜中、喘息の発作を起こした子がいた。コーチ陣で救急病院に連れて行ったが、子どもの側に大人の女性がついていてくれることは、たいへんありがたいことだった。すごく助かったことを覚えている。。。
なんだけど。それは充分わかっているんだけど。。。実は、僕はママさんが合宿に着いてくることが不満でしょうがない(笑)。ただ、団のルールで考えると「なしにしましょ!」とはいえないなあ。
子どもという「生き物」は、すごく分かりやすい「生き物」で大人の女性がいれば100%甘える。で、これは僕なんかその代表格なのだけれど、男(11期生は男しかいない)という「生き物」は女の人がいると、これまた100%甘えまくる。いなければ自分でやるしかないから、全て自分でやるのだが、目の前に「存在」するとついつい甘えてしまう現実がある。更にいうと「誰かのママ」であるわけだから、親の方にその気がなくても子どもの方がいつもの調子で甘える可能性がないわけでもない。まさか、ママの方が自分の子を特別扱いすることは99.99%ないとは思うけど。。。
幼稚園の例を出すまでもないが、親のいないところに通わせるということは「そこに預ける」ということを意味する。預けたならば、どんなに心配でもそこのやり方に従うというのが社会のルール。子どもにとってみれば、幼稚園や小学校は生きて行く上で親の保護のない「戦場」に出かけていくものみたいなもの。それに対して「大丈夫かしら…」という態度をモロにあからさまに取ったら(そう思うこと自体は悪いことではなくて至極当然のことなのだけれど)、子どもは戦場に勇んで入っていけない。
少年団という組織は、ボランティアを基礎とする限り「親の協力」なしでは絶対になりたたないコミニティだからこの辺りは、凄く難しい。「ここは手伝って欲しいけど、ここは要りません」とは言いづらいし。だけど、コーチとして「ここは譲れない!」部分に入ってこられるとそれはそれで困るし。。。
ん~難しい(笑)。でも、 せっかくの小学生最後の夏休みなのだから、何とか「逞しさ」を身に付けさせたい、全員に。
後ろから車が来なかったので、車の中から次女をずっと見送ってみた。あれだけ、送って行け!と文句を言っていたのに彼女は一度もコチラを振り返らずに「○○ちゃ~ん!」と友達の名前を叫びながら駆けていった。
爺は爺は。。。それはそれで悲しい(笑)。
- [2006/06/27 17:38]
- 自分と家族と生活のこと |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.25 Sun
よっ!名演出家!

昨日書いた分をアップしようとしていたら、今朝、W杯でイエローカード16枚試合が行われてしまった。イエローカード16枚を出したことが悪いんじゃなくて、試合をコントロールできなかったことがこのロシアの主審の間違った点。つ~わけで以下、昨日日曜日の日記です。
この土・日、「ファウル」と「審判」について色々と考えさせられた。特に少年の場合、公式戦といえども帯同審判が多い。審判の技量が試合を左右する場合もある。コーチも勉強、審判も勉強、そして子どもも勉強なんだなあ。。。という思いを強くした2日間だった。
シーン1
土曜日の決勝T1回戦の我がチームvs.ライバルチーム。主審はUチームの方。素晴らしいレフリングだったと思う。我がチームが1点リードした場面で、息子がさらに点を狙って裏に飛び出す。キーパーの前に出たボールに前方ジャンプしながら足を伸ばす。届かずにキーパーK君がキャッチ。K君と息子の接触プレーはなかった。結構、距離はあったから。ただし。息子は足の裏を見せてジャンプしていた。
この場面、あなたなら笛を吹きますか?吹きませんか?僕なら吹く。んで間接、及び厳重注意。いきなりイエローは出さない。
この方は吹かなかった。理由は2つ考えられた。一つは少年の場合、置いて蹴ることが「救済」にならないことが多いこと。キーパーがキャッチしたのだから、持ち蹴りの方が確実に飛ぶ。だから、吹かない。もう一つは育成の観点。何とか触ろう!という気持ちは大事。実際、触れそうだった。ただ、スパイクの裏はいただけない。つま先を伸ばすべき。距離はあったからイコール危険というわけでもない。だから吹かずに厳重注意。
試合が終ってから。主審が「ちょっと15番いいかな~?」と息子を呼ぶ。「あの場合、足の裏を見せてのジャンピングはいけない。ものすごく危険。これからのためにも、やめよう足の裏を見せるのは。君のためにならない」。A2に入っていたYさん(3級)が頷く。「なるほどね~」とそのレフリーの裁き方に頭が下がった(適当に返事をするバカ息子に腹が立った)。後で聞いた話しだが、その方はジュニアユースのコーチらしい。こういう試合後の裁き方もある。
シーン2
我がチームvs.Fチームのフレンドリー戦。我がチームS君が左サイドで相手のボールを奪う。もう1回取りに来る相手。二人で倒れる。「ピーッ」。S君のファウル。おそらく手で押したのだろう。その後!S君はレフリーに向かって、手を広げて「ホワイ?」ポーズ(苦笑)。
主審はKチームのSさん。優しいSさんは、注意をして再開。ダメだって、Sさん、そいつ付け上がるタイプなんだからぁ~(笑)。これは断固、イエロー。当然、ベンチから「そういう審判に文句つけるポーズを2度とするな!」とは怒った。
現在、W杯を開催中。まあ、映像でこういうシーン流れるからマネをしたのだろう。普段、結構キツク言っていても、子どもはやる。それが子どもなんだけど。。。今度やったヤツは許さん!(笑)。我がチームとして恥ずかしい行為。これは深く反省したい。でもベンチの一言、コーチの一言よりも1枚の「教育的イエロー」が効く場合もあるとは思う。
シーン3
敢闘賞リーグ決勝。僕がA1。主審はMさん(3級)。この方のレフリングは、いつみても参考になる。何がって?「フェイスコントロール」。基本的にはニコニコ笑って、プレーヤーと会話しながら主審をする。で、ファウルとなると厳格な顔に変身。笛を吹き、走り寄り、ポイントを示せば再びニコニコ。得点シーンでは引き締まった顔に。試合自体を審判の顔で表現する。W杯の上川さんを見ていると、このフェイスコントロールが素晴らしい。今度僕もやってみよう。
もう一つ。勉強になったシーンは得点の場面。Fチームがゴール前でFKを得た。蹴る直前、ファーサイドの選手が飛び出す。僕はフラッグを挙げる。ボールは直接ゴールに突き刺さる。入った位置を見ると全く関与していないところに入っている。ゴールだな…と思い、旗を下げゴールのポーズ。当然、主審は寄って来る、僕も呼んだし。二人で会話。「関与してないよね。奥の選手でしょ?」「はい。ゴールでしょう」。で、「ピピーっ!」。得点。後ろの父兄が「オフサイドでしょう?」という。ここで、点を取られたベンチが素晴らしかった。「いい。言わない!」。ちなみにここまで1点リードしていた。敢闘賞がかかっているのだ。それでもビシッと父兄を押さえた。勉強になるなあ。
この試合と関係ないが、A1に入っているとオフサイド判定の時に旗より早く「オフサイド!」と叫ぶ、ベンチとお母さんには困る(ちなみに思わず僕も言うことがよくある。反省反省)。特にお母さん方、ルールを知っているのは素晴らしいのだが、現行ルールでいうと、2列目を見てから旗を上げることになっている。先に言われちゃうと言われてから上げているみたいで、審判は自分がカッコ悪い気がしちゃうのだ(笑)。これはご注意ください。って僕も気をつけようっと。
この試合の僕のA1としての反省点は、「アフターファウル」が取れなかったこと。結構、何度も、目の前でアフターがあったのだけれども取れなかった。その前のプレーで「ファウルじゃない」と走り出すとその次のアフターまで見てられない、まだ。Mさんは当然、取る。その度に「あちゃ~」と反省。しっかり見ていよう、これからは。
シーン4
日曜日のSEチームとの練習試合。2試合とも「主審経験初めて」という方が笛を吹いた。これはとってもいいこと。ハッキリいうが審判も子どものサッカーと一緒で場数を踏まなくては絶対に上手くならない。習うより慣れろ!が基本。で、当然、僕もそうだったのだけれど最初からファウルを取れる人はいない。僕なんか未だに「あっ、吹けなかった…」と思うことがよくある。本当はそれじゃダメなのだが、チーム帯同4級レベルでは「取ろう!」としてなきゃ、なかなか取れない現実がある。そうしていくうちに自然と取れるようになる。そのうち、「プレーオン!」もできるようになるし、ロールバックもできるようになるらしい。
ただ、6年生くらいになるとプレーが激しくなる。だから、ファウルを取れないと試合自体が荒れてくる。昨日もやはり荒れた。副審には、やはり限界がある。その辺りのケアを考えないと事故にも繋がりかねない。審判が一番気にしなくちゃいけないのは「安全」であることを忘れてはいけない。
何はともあれ。みんなで頑張って審判をやろうとする人を応援して増やしていこう。SEチーム審判の方!頑張ってくださいね~。
シーン5
再び土曜日の話。今度は決勝戦の話。決勝の主審はA市の4種審判副部長。グレーのW杯モデル審判服に身を包み、威厳に満ちた堂々の主審ぶり。ベンチから口を挟みたくなるシーンはゼロ(あったとしても挟まないけど、笑)。いいお手本。見ていて惚れ惚れしちゃった。
何より、余計なファールは一切取らないところがさすが。育成のことを考えたら、「ファウルにしてはいけないもの」(カラダの大きさによる勘違いファールや正当な競り合いで倒れたもの)はファウルにしてはいけないのだ。
ビッと最初の笛で基準を示し、それに従ってレフリングして行く。取ればいいってものじゃない。見事に試合を演出し、コントロールしている。ん~美しい。努力をすれば、僕もなれるのかなあ、こんな風に。
結論。これだけは確実なことなのだが、審判のいない試合は成り立たない。そしていい審判のいる試合はいい試合になる。それなりの審判の時はそれなりの試合。
できることなら。いい審判になりたいものだ。
- [2006/06/25 17:40]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.23 Fri
「ドルトムントの屈辱」と「2014年の雪辱」。

いてもたってもいられなかった。「行くぞっ!」「うん」。長い話はいらない。トレシュー履いて、ボールを持って。代表レプリカを着たまま、歩いて3分の小学校で朝6時から練習をした。サムライブルーの誇り復活のために。
何が日本代表に足りない?身長、体重、カラダの強靭さ、バランス、技術、スピード、スタミナ、根性に気合…。全てが足りない。特に今日のブラジル戦はそれを思い知らされた1戦だったと思う。
終ったことはもういい。僕らは未来をみつめよう。8年後に雪辱するために。まず、子どもたちに、ひたすらメシを食べさせよう。「豆と肉を食え!」とブラジル人がいうのなら、そうしてもいい。N市のうどん屋ですごい量のうどんを食べさせるのもいい(笑)。とにかく、せめてDFのサイズをあげるためにメシを子どもに食べさせよう。バランスとリズム感を手に入れるために、学校ではサンバを流しながら勉強させよう。体育とは別に「サンバ」という時間を設けよう。前にパスが出せないヤツはサッカーではなくラグビーに転向するように国で義務つけよう。
極端すぎるということなかれ。そのくらいしないとブラジルには追いつけない。
そして。「やらされるサッカー」をなくそう。悔しいからこそ、「コロコロ転がらない、ズルズル下がらない足元にパスをださない、そしてブラジル相手でも言い訳をしない」闘う男たちに自分たちの力で育ってもらおう。教えられただけのプレーヤーには限界がある。そうでないと、ワールドカップで結果を残すことは少なくてもできないと思う。
ちょい、うれしかったのは。僕と息子が代表レプリカを着ての練習から帰る時、朝ご飯を食べてから練習に出てきたS君とO君に出くわしたこと。二人とも、サムライブルーを身にまとい、未来の日本代表として「誇り」を取り戻す気マンマンだった。日本全国に今朝、練習した子は多いと思う。例え、全員が代表になれなくてもその思いが日本の復活の第1条件になるはずだ。
今日、6月23日を「ドルトムントの屈辱」と名付けよう。
2014年の雪辱に向けて。小学生年代が自分の力で頑張るしかない。
- [2006/06/23 18:46]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.14 Wed
土に親しむ。

昨日の晩ご飯のおかずは肉ジャガ。僕は帰りが遅かったので、今朝、食べた。「おっ?新ジャガか?」との僕の問いに嫁が答える。「じいちゃんの新ジャガに、じいちゃんのサヤエンドウに、じいちゃんのタマネギで作ったよ。肉のみ近所のスーパー(笑)」。ふむ。うまい。土の味がする。
ウチのオヤジの趣味は畑仕事。まっ、カッコつけずにいえば「百姓」。ん~厳密にいうと趣味ではないなあ。他に何かをしているわけではないから。でも仕事ではないし。「ほぼ仕事」って感じかな(笑)。朝5時半くらいに起きて、収穫に行く。朝ご飯を食べて、再び畑へ。種まき、作物の手入れをして午前中を過ごす。午後はホームセンターや農協に次の作物の苗や道具のお買い物。で、17時くらいから焼酎飲んで。20時には就寝。そんな毎日らしい。ちなみにオフクロは、ひたすら庭いじり。NHK教育テレビの「マイガーデン」とかいう番組に写真だけ出て喜んでいる(苦笑)。
山の上に借りている畑は60m四方ほどの広さ。ここに、所狭しにこれでもか!と野菜が植えてある。もちろん時期によって作物は異なるが大抵のものはある。トマト、キュウリ、ナス、大根、ニンジン、ネギ、タマネギ、白菜辺りは当然で、オクラやトウモロコシ、カボチャなんかもある。聞いたこともない野菜もあるし、ウコンも作って自分で飲んでいる。畑の周りには妙な鉄柵が張り巡らされている。「これ何?」と聞くと「イノシシ除け」とのこと。そういえば、妹が小学校に通うのに「熊除け」の鈴をランドセルに付けていたなあ。どんな田舎かわかるでしょ(笑)。
ここで毎日、泥にまみれるわけだ。麦藁帽子をかぶり、首にタオルを巻き、ランニング一丁で泥にまみれる。汗だくになって、「大きくなれ、大きくなれ」とつぶやきながら泥にまみれる。できた作物は「ありがたい、ありがたい」と言いながら、また泥にまみれて収穫する。格好つけずに、泥にまみれる。だからいいものができる。
モノを作る、育てるというのはそういうことだ。
「なんちゃらU-12」というジャージに身を包み、時間通りに来たことはなく、デップリしたカラダで歩き、いつも脂ぎった赤ら顔で、エラそうに子どもを眺め、話すことといえば説教、そしてお偉方に声を掛け愛想笑い、親には「オレが育てた」と自慢、自チームだけならまだしも頼んだわけでもないのにスッタフになり切ってトレセンでも同じ態度、終いにゃあトレセンの中の上手い子にも「オレが育てた」、選ばれた子のチーム関係者を呼びつけ「選んでおいたから」(ここまで読点のない文章は疲れる、笑)。育てるどころか、少年サッカーに寄生する、こんな畑を荒らす害虫、地域にいませんか?
何よりまず、自分がそうならないように気をつけようっと。
コーチこそ、泥にまみれることが大事だよなぁ。
この時期は何といってもジャガイモの収穫期。そういえば日曜の雨の中のゲームで「転びたくない」「汚れたくない」と泥にまみれることを拒んだ子が何人かいたなあ。土や泥にまみれることが、どんなに愉しく、素晴らしいことかを知らないのだろう、きっと。サッカーやらずにジャガイモ掘りにでも、たまには行くか?泥まみれは楽しいぞぉ~(笑)。
もちろん、全員、ユニホームは麦藁帽子に白ランニングに首タオルで決まり!(笑)
- [2006/06/14 19:26]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.13 Tue
2000万人のゲン担ぎっ!

嫌な予感はあった。
なんとか22時までに家に着かなくては!と必死に仕事を終らせ、電車に乗った。なんか、いつもより混んでいる。きっと皆、思いは同じなのだろう。まず、K駅で降りる人ともみくちゃに。続いてA駅でもみくちゃ。ターミナル駅に着いて、降りる時にもみくちゃ。ふにゃ~。なんか根性が失せてきた。いやっ!10時までに着くのだ!と思いを新たにJR線に乗ろうとするが、その激コミ状態にたじろぐ。「そうだ!」と思い、750円払ってグリーン車に乗った。自分が住む駅に着いて、タクシーに乗って。家に着いたのが9時45分。よかった~。間に合った。
ふと。胸を見る。ないっ!やばいっ!首から下げているJFAのネックストラップの先に着いているはずの「社員証」がないっ!その裏には、審判員証も入っている。ネックストラップだけがぶらぶら揺れている。あちゃぁ~。。。参ったなあ。
で。日本vs.オーストラリアを観戦。結果はご存知の通り。嫌な予感が当ってしまった。
今朝出社して、早速、総務に電話。「すいません、社員証を無くしました」。個人情報保護法施行以来、すごくセキュリティに会社全体が過敏になっている。「マジ?お前、まず何より始末書を書いて来い。それから再発行!」とのこと。参ったなあ~。
そこに受付から内線電話。「電車の中で社員証を拾ったという方から電話がありました。郵送してくれるそうです」。うわぁ~!よかった~!なんて心優しい方なんだぁ~。ホントありがとうございます!助かった~。
嫌な出来事解除!これでクロアチア戦、ブラジル戦連勝確定は間違いなし!
こういう勝手な理屈をつけて日本を勝たせよう!とする国民が僕の予測では2000万人はいるはずだ(笑)。日本代表のみんな!大丈夫!勝手な理屈でも勝利を願うサポーターが君たちには付いている!
受付のおっさんが一言付け加えた。「あの~。それでですね、その方の連絡先を聞くのをわすれちゃったんですけど。。。」。うわぁ、お礼が言えない。。。
日本代表の皆様へ。どうも、楽勝!とはいかない感じです…。
- [2006/06/13 19:33]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.11 Sun
冬への準備。

今日は秩父に遠征した。県大会を見に行かなかったのか!って? 悔しくて見にいけないのです(笑)。来週も行かない。一番下の子の幼稚園の「父の日」イベントだから(笑)。
6年生が秋のために!ならば5年生は冬のために!がもう始まっていると言っていい。ある意味、全少が終ればチームの話題は新人戦に逆戻りする。この夏の過ごし方で冬の代表が決まると思っているのは僕だけではないはずだ。
決して狙ってではなく。ホントにたまたまなのだが、我がチームの今日の遠征には3人の5年生が帯同した。当然だけど、連れて行ったからには使う。思う存分、働いてもらった。大活躍だった。
朝、6時半に集合した6年生は21人。A小学校組が修学旅行のお疲れモードで休みが多く、それしか来なかった。でも、先方には「2チームで行きます!」と予定を組んでいただいたわけだから、キツイけど6試合やるしかない!と思っていたのだが…。
そこにヒョッコリ5年Oコーチが現れた。しつこいが朝6時半に!だ。この日、我がチームの5年生は市内大会の予定だったが雨で中止に。連絡網が間に合わず、来てしまう子に対応するためOコーチは学校に来たという訳。これもコーチの仕事。ホントご苦労様です。僕らの困った顔を見て「どうしました?」。理由を話し、冗談で「行ける5年生いない?」というと「今すぐでしょ?出発は。それに間に合う子でいいのなら」。そんなわけで、5年コーチの息子2人と、その時間、既に校庭で練習していたSくんを連れて行くことになった。
最初の試合は3人がプレーしやすい右サイドとCFに固めて配置。「いつも通りのプレーをしてくればいい」と送り出す。後ろに着く6年O君に「ちゃんと声で指示するように」。3人は伸び伸びプレー。6年生のシュートに基本通り、ゴール前に詰めて同じような展開でSくんとYくんがこぼれ球を押し込みゴール!を挙げる。あとはKくんが挙げれば…。本人もやる気充分。果敢にドリブルするが得点は挙げられなかった。でも、充分に頑張ったと思う。その後も、3人バラバラでの1人づつの起用やあえて連動が薄いポジションでの一斉起用、②での起用など色んなバリエーションで刺激を狙った。
3つほど。「5年生、まだまだ…」という点を挙げる。まず、ゴールを目指しきれていない。6年生相手のプレッシャーのキツさはわかるが、1対1で楽な外に外に逃げていってしまう。小さい時は勝負しないと。特にKくん。中に行けるときには行こう。外ONLYでは、守る方はかなり楽だよ~。次にボールへの寄せの甘さ。ボールを持った時には上手いのだけど、ボールをマイボールにする意識が低い。もっとカラダを張ろう。3つめは「呼ぶ声」。1回は呼べるが、続けては呼べない。まあ、これは6年もそうだから強くはいえないけどね。
Yコーチがポツリ。「こういうことって(5年が6年に混ざること)、もっとあっていいよなあ」。僕もそう思う。無理する必要はないのだけど、来られる時は数人ずつ「経験」させることは大事。そこで、見て学んだことをチームに持って帰ればいいのだから。その上で、5年生の目指すサッカーを作っていけばいい。いいトコ取りをしていけばいいのだ。その連続が、「毎年、強いチーム」を作っていくことに繋がる。
人数の関係で5年生が6年生チームに入ってバリバリ活躍しているチームもある。学年に縛られず、最強チームを作っているチームもある。そうしたチームの5年生は逞しい。だから、今の順位が新人戦には繋がらないのだ。我がチームみたいな「学年縛り」チームが「井の中の蛙」にならないためにも、たまには上の学年で刺激を与えることも「逞しくなるための」手段の一つではないだろうか。 ただし。危険は伴う。そこをどう考えるか?を父兄に徹底することが先決になるだろう。
6年も頑張らないと。「秋の大会は5年で行こう!」になっちゃうかもよ?(笑)
- [2006/06/11 19:49]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.10 Sat
お灸がプレゼント?

今日は県南トレセン選考会だった。まっ、結果は結果。厳粛に受け止めたい。好みの問題もあるし。
息子に関しては僕は、あきらめていた。今の足の状態で選考会に行く方が無謀。とにかく全力疾走しても誰にでも簡単に追いつかれちゃう。4月までのスピードを知っている人間は目を覆いたくなるほど遅い。踏ん張りも効かないから、相手の動きにもついていけない。
本人もサバサバしたもの。「まあ、今に見ていろ!って感じかな。落とされたからって、悔しいけど別にショックはないよ。だって最後に日本代表になれればいいのだから」。「そうだよな。まずは足を治そう」。「うん。トレセンよりも運動会で1番になれない方が嫌だから。治したい」。
ちょっと感動したのは彼が一切「痛そうな素振り」をこの選考会では見せなかったこと。これは僕と約束したこと。そして、「今できること」を必死にやっていたこと。彼に今できること、それは声を出すこと。必死に周りに「頑張れっ!」「逆見てっ!」「離すなっ!」「取り返そうっ!」と身振り手振り入りで言い続けていたリュウを見ていて胸が熱くなってしまった。
宮本みたいでカッコよかったぞ!
このトレセンっていうところは不思議なトレセンで指導者が声をプレーヤーに全く要求しない。声を要求すること自体が「時代遅れ」なのかもしれない。結構マジでそう思う。言うと相手にバレルからね。
だから。スピードも技術も足りない少年が「大きい声」を出し続ける姿は滑稽でさえあった。ある意味、ピエロに近かった。でも。いいじゃないか。お前は自分の信じることを充分にやったと思う。今できることを必死でやっているお前は正しい。よくやった。たまには褒めてあげよう(笑)。
僕としては、今回のこの選考会で心に決めたことがある。それは「息子をA市中央病院に連れて行き、アキレス腱をスポーツドクターに見せること」。だって、まだアキレス腱をツマんだだけで激痛が走る状態なのだから。暫く、無理はさせたくない。しっかり治しに入ろう。まあ勘を鈍らせないために、たまにキーパーをやらせる程度かな、練習試合で。
家に帰ると僕の両親が来ていた。ジイちゃんが「お灸が効くんだ!」と息子の足首に千年灸をつけて火を点ける。「熱いか?」とジイちゃん。「ううん。これで治るんだったら楽勝!熱いなんていわないよ。僕も今日から12歳だからね」。
そうだよな。改めて。誕生日おめでとう!息子よ。
- [2006/06/10 19:50]
- 少年サッカー カラダ・食事・ケガのこと |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.09 Fri
証明せよ!

世の中で一番大事なもので、かつ一番やっかいなもの。それが「自由」だ。
僕が出た高校は某県立高校。今は「理数科」に数人の女の子がいるらしいが、僕の頃は定員315名の普通科のみのバリバリの「男子校」だった。校歌の歌い出しの「♪山紫に明け染めて、流るる水の末、霞む~♪」にちなんで、故郷と学校の立地を表す言葉、そして生徒の心の持ち様として「山紫水明」という言葉が良く使われていた。それだけでも地方の男子校の雰囲気は充分にお判りいただけると思うが、トドメを一応刺しておくと、校訓はド田舎のバンカラ高にありがちな「独立自尊」「文武両道」。もう笑っちゃうくらい、旧制中学が引きずった学校だった。
校風は一言で言うと「自由」。もう徹底的に自由。束縛は一切ゼロ。勉強するもしないも、自由。遅刻するもしないも、自由。早退するもしないも、自由。授業に出るも出ないも、自由。学ランさえ着ていれば下に何を着ても、自由。もちろん、学ランの形も自由。通学も、徒歩だろうが自転車だろうがバイクだろうが自由。他の学校から「貴校だけ、それを許すとウチが困る」と言われても、歴代の校長は「独立自尊」を貫いた。さすがに全校生徒の半分以上がバイク通学を始めてからは安全上の理由で禁止したけれど。それでも、裏の市立図書館まで乗ってきて駐車していても先生たちは何も言わなかった。とにかく全てが自由だった。
入学して、その自由の溺れた。朝、担任が出席を取ったらすぐに「共稼ぎで家人が不在の」友人宅に集合。そして、ハードロックをBGMに麻雀。もしくは行きつけの喫茶店で漫画を読んでスモーキン。体育の時間だけは学校に戻る。体育教師が厳しかったからではなくて、体育が皆、好きだったから。終ったら、また遊びに出かける。で、部活でまた学校に戻る。毎日毎日、その繰り返し。
1年生の3学期の進路指導。事前に提出した志望校を見て先生は親と僕に、こう告げた。「ん。入れる能力はあります。でも、1年浪人決定です。仕方ないですね、1年遊んだのだから」。自慢だが、高校入試時の成績はヒトケタ。クラスの委員長だったから(1年1学期だけは成績順に役が与えられた)。この時、315人中290番(爆笑)。さすがにこの辺りで目が覚めた。
自由とは、単なる束縛からの解放でなく、自らの強い意志に従って行動することをいう。
自由だからこそ厳しい。
自由だからこそ自分に責任がある。
自由だからこそ考えねばならない。
でも。だからこそ自由には無限の可能性が秘められている。
だから自由は素晴らしい。
トルシエ校長からジーコ校長に代わって、4年間「自由」が与えられた日本代表学校とその生徒たち。途中、サボってキャバクラに出かけたヤツもいたが学校としては予選という「足切り」には引っかからずに、W杯本戦という2次試験に進んだ。校長の与えた自由の責任を生徒たちは、この本番で果たすことができるのか?やらねばなるまい。生徒たちが一番望んだ大舞台なのだから。やらねばなるまい。闘うのは23人の生徒たち自身なのだから。
与えられた自由の重みと可能性を証明する最終試験ドイツW杯が、今夜始まる。
- [2006/06/09 19:52]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.08 Thu
BBB

今日は木曜日。木曜日といえば「週刊 モーニング」の発売日。モーニングといえば、先週もチラッと触れたサッカーコラム「ビーサン」が楽しみ。今日も朝の電車で、ゆっくりと読んだ。
簡単に「ビーサン」の説明をしよう。タイトルは「ボール」「ビール」「ビンボー(貧乏)」で「ビーサン」。当然、ビーチサンダルにも掛けている。また、いい選手の条件といわれる「3B」(ブレイン、ボディーバランス、ボールコントロール)も意識しているのだろう(ちなみに勝利への条件には「3S」というのもあって、これはスピード、スタミナ、スピリッツ)。著者の竹田聡一郎氏はフジタ(現湘南ベルマーレ)ジュニアユース⇒神奈川県立西湘高校サッカー部⇒ライターという経歴を持つ。内容は世界各国をビール片手にロクなお金も持たないバックパッカーとして周り、その国のサッカー事情とビールをリポートするというもの。
先週も書いた通り、今はブラジル編を掲載中。今週は首都サンパウロで草サッカー(ストリートではない)に挑戦した模様が書いてある。相手は中年の腹の出た「銀行マンの息抜きチーム」(つまり、僕らみたいなもの、笑)。プロを志した自分が、負けるわけない!と勇むが「どっから見てもフツーのオッサンたち」にチンチンにやられてしまう。日本からブラジルにサッカー留学した青年が必ず言われるお決まりの文句、「日本人!(サッカー上手くなりたかったら)肉を食え、豆を食え!」(ブラジルの主食だからね)を浴びせられ、それでも楽しく一緒にブラーマというブラジルビールを飲むという内容。
彼の文章は非常に軽いのだが、随所に元アスリートらしさが出ていて参考になる。例えば、今週こんな下りがあった。「サッカーでなくてもあらゆるスポーツで競技者は自らの経験から『予測』をたてることができる。~中略~その予測をより多く立てることができる者、予測を立てるための経験値が豊富な者が、競技者として優れているのだ、と僕は思う。僕の場合…☆この間合いでボールを持ったプレーヤーに対応すれば、スピードで抜かれることはない。☆相手が………。☆ヘディングで………」。結果として、この予測がことごとく通用しないから負けるのだが、なるほどね~上手いこと書くじゃん!と感心してしまった。
小学生も同じだろう。上手くなる、強くなるということは、まずこの経験値を上げることから始まるといっていい。よく「強いチームとやらせたい!」と指導者が言うが、その原理はここにある。自分が持っている技術・スピード・フィジカルが、どこまで通用するのか? 。で、通用しなかったら、その経験を目標に上げていけばいい。上手くいったら、またワンランク上に挑戦…と続いていく。だから、常に自分より上手いヤツ、強いヤツが周りにいる方が伸びるスピードは速くなる。トレセンや他チームとの試合というのは、そのための手段として必要なのだ。
決して目的になってはいけない。目標にしてもゴールであってはならない。どうもその辺りが分かってない人が多すぎる…。
ビーサンの旅は続く。来週はリオ。飲みながらブラジル人に「ジーコ呼んで来い」、「ジンガを身に付けろ」(ジンガは来週のネタに取っておく)と陽気に笑われ、交流を楽しみながら旅は続く。世界中のビールを飲みながらの旅は続く。この若いライターのライターとしての、そして人間としての経験値はどんどん上がっていくだろう。将来、どんな大作家になるのか?僕は今から楽しみしている。
その時に別のビーサン(ボール、ブルジョワ、ブランデー)にならないで欲しいなあ。
- [2006/06/08 19:54]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.06 Tue
この逆も力です。

見る力。聴く力。僕は社会で必要な力は何か?と聞かれたら、この2つを真っ先に答える。しっかりと見る。ポイントを決して聞き漏らさない。その先の「力」はこの2つができていないと、“あった”としても全く意味をなさなくなる。例えば、聴く力がなくても、すごい「実行力」を持っていたとしよう。その実行したことが求められているものとは別のトンチンカンなことだとしたら、それは×。見る。聴く。それが全ての基礎なのだ。まあ、もう一つあげれば、話す力(伝える力)かなぁ。
今日、小学校では長女・1年生の授業参観が行われた。教科は図工。「折り紙とハサミで提灯を作ろう!」がテーマだったらしい。僕は仕事なので、当然、嫁が次女を連れて行った。次女は「開園記念日」で幼稚園が休みだったから。
嫁が言う。曰く、上手にできる子は先生の話を必死に聴いて見ている子ども。残念ながら長女は上手にできない組だったらしい(笑)。彼女は「やらなきゃ!」の気持ちが強過ぎて、気が逸り、聴いてる風で聴いていないタイプらしい。彼女の作品は「どうしてこうなっちゃうのかな?」のお手本(つまり、ダメなお手本)にされたそうだ(笑)。
サッカーでも同じことがよくある。たいていウンウンと頷いているヤツほど聴いちゃいない。「講釈はいいからよ~、コーチ。早く次、やろうぜ」。こんな感じである。まあ、これが大半だと思ってもいい(笑)。でもポイントはちゃんと理解してもらわなきゃ練習にならない。お手本を見せても見てくれなきゃ意味はない。
では、どうするか?どう集中させるか?ここがコーチの腕の見せ所だろう。ヒントは見ると聞くにある。視覚と聴力をフルに使わなければならない、面白い伝え方をすればいいのだ。やり方は、書かない(笑)。こんなものに正解はない。それぞれが、それぞれに合ったやり方を見つければいいのだ。「見る」「聴く」というポイントだけはしっかりと押さえた上で。
正しいことを教えるコーチが優秀なのではない。正しいことをキチンと伝えることができるコーチが優秀なコーチではないだろうか?(あくまで私見です)。
で。家に帰ってきても「提灯」作りは姉妹二人で続いたらしい(可愛いなあ、笑)。な、なんと次女は一発で合格レベルのものを作ったという。学校の授業というものが彼女にムチャクチャ新鮮で後ろから食い入るように先生の話を聴き、動作を見ていたと嫁が証言している(笑)。
つーわけで。今、30個以上の提灯に包まれて日記を書いてる僕がいます(なんか、しあわせ、笑)。
※タイトルが難しいかなあ。
- [2006/06/06 19:58]
- 自分と家族と生活のこと |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.05 Mon
0点じゃないことを祈る。

久しぶりに早く家に帰った。といっても家に着いたのは20時40分だけど。でも、この時間ならばギリギリ、子どもは全員起きている。平日に子どもの顔が見られるのは、やはりうれしい。
娘2人は丁度、寝るところ。2人をいっぺんに抱きかかえて、一緒に2階に行く。そして布団の中で10分くらい「今日のできごと」を聞く。2人とも学校も幼稚園も楽しいらしい。よかった、よかった。「おやすみ~」とキスをして階下へ。嫁が用意した晩ご飯を食べていると「ただいま~」の声。息子が月曜夜の体育館練習から帰ってきた。
息子は食べてから練習に行ったらしく、すぐ風呂に直行。出てきて、「あちぃ、あちぃ…」とオヤジのようなセリフを吐きながらゲームをしようとする。嫁が一喝!「アンタ、宿題やってないよ!」。渋々、立ち上がって、ランドセルから国語の教科書を取り出し、音読を始める。これが…。聞くに堪えない下手さ(苦笑)。おまえなあ…日本語に聞こえんぞ~。
文章の内容は「ことわざと四文字熟語」。辞書を引いて意味を調べよう!、そして実際に文章を作ってみよう!と書いてあるらしい。そう、彼が読んでいるから。当然、そこまでが宿題。辞書を引き出したが。。。引き方がテンデなってない。。。調べて意味を読んだら終わり。例えば「創意工夫」。「あっ、やっぱり思った通りの意味だ」。それで終了(笑)。おまえなあ。。。
だから、君はサッカーでも「創意工夫」が足りないのだよ…。
僕は文章に関しては一応、下の下の下とはいえプロの端くれ。黙っていられなかった(笑)。「貸せっ!」と言って、教科書を奪い取り、まずは音読のお手本を聴かせる。「あのな、ちゃんと文章にもルールがあってな…」と講釈をブツ。句点と読点でしか切らない。切り方も長さを変える。段落変えはさらに1拍長く置き読み始める。鍵カッコはそれで一つの文章だから切ってよい。字を読むのではなく、文章の先々を目で追って読んでいく…。講釈、講釈。読み直しをさせたが、まだダメ。ん~。
「あのな、句点はシザースと思え。読点と鍵カッコはダブルシザース。段落は4回跨ぐくらいのタイミングで。あとはダイレクト!で、ボールばっかリ見ないで先を読む感じで読め!」
結果。素晴らしい音読になりました(苦笑)。
引き続き、「創意工夫」のお題に入る。「『創』は訓読みでなんて読むんだ?」と質問する。「つくる、だよ」。「OK。じゃあ、他に知っている、つくる、を漢字で書いてみろ」。「簡単だよ」と言いながら書く。作る。造る、創る。「では、どういう時にその字を使うんだ?」と質問。「作るはフツーに作る。造るは船などに使う。創るは新しくツクル」とお返事。まあ間違いではないが(笑)。
「作るは、形のないものや小さいものをツクル時に使う。まあ、ショートパスだ。造るは大きなものに使う。船は正解だが、サッカーで言えば大きく逆へのクロスだな。創るは、今までにないものをツクル時に使う。サッカーで言えばファンタジーにあふれるパスだ。ヒール、スルー、ループ、相手がビックリしたり見ている人がオーッと声を上げるようなパス」。
「父ちゃん!すげぇわかりやすい!」。
「ついでに言うと、意の字は『思い』がなければ使えない字だ。創る思いで工夫をする。点を取ろうと思ってファンタジックなやり方(工夫)でパスを出す。これが創意工夫!」。
「父ちゃん!オレわっかたよ!わかった気がする」。
息子の目がキラキラ光っているのが見えた。その瞬間、僕はとんでもない間違いを犯したような気がしてきた。どうしよう?明日から学校のテストで全てサッカーベースの答えを書かれたならば(笑)。まあ、それはそれか。ようはキッカケ。頑張れ、勉強も。
先生が何点つけるか? が楽しみだなぁ(笑)。
- [2006/06/05 19:59]
- 少年サッカー 生活・学校・勉強のこと |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.04 Sun
混~ぜて!を10カ国語で覚えれば大丈夫。

今日はK市に遠征に行って来た。先日、書いたアニメキャラの街である。来週はY町に行ってYFCさんと」対決である。で、1週空けて、次の週はS市に出掛けて、新しくできた「少年サッカー専用グラウンド」で試合。
ここまで色んなところに行けるのだから、逆に県大会に行けなくてよかったかな(笑)。
ず~っと、このブログで書いている通り、11期生はアウェー大好きっ!だ。Hコーチあたりに「11期生が好きなわけじゃなくて、アナタが遠征好きなんでしょ!」と言われてしまうかもしれないが(苦笑)。「どこに行く、どこと試合をする」は実質、僕がコントロールしているわけだから、そう言われればその通りなんだけど。言い訳がましいが、これには理由がある。
遠征の先々で。友達を作って欲しいのだ、本当は。なかなか、そう簡単にはいかないけれど。だから、なるべく色んな場所に行きたいと思っている。
今日だって、我がチームの子の誰かがK市の誰かと仲良くなって帰ってきたわけではない。ず~っと試合をしているわけだから、チャンスはなかなかない。お昼だけでも、一緒に食べたりしたら仲良くなれるかも…とは思っているが、これも試合の間を縫うわけだから簡単にはいかないのが現実。それでも、今日は最後に握手をして帰ってきた。これだけでも大きな前進かな?
彼らがまだ3年生くらいだった頃は、よく「話し掛けて来い!」と、けしかけたものだ。「将来、日本代表で一緒になるかもしれないだろ?」と言うと「そっか!」な~んて微笑んで、「上手いね。名前なんていうの?」な~んて話し掛けたりしていた。今、同じことを言っても、「いいよ、別に…」なんて軽く言われちゃいそうだが、暫くは、もう一度そんな感じのことができればいいな…と考えているのだ。3年生くらいなら近くのチームでもできただろうけど。遠い方がやり易いかな?と思い遠征を組んだ。
卒業までの半年間で少しでも世界を広げさせてあげたい。全員が「いつもと違う仲間とサッカーのできる」トレセンに行けるわけではないし。県南に行って国際交流ジュニア大会に出られる子どもなんてホンの一握りだし。せめて、県内でも色んなところに行って、サッカーをしている繋がりで仲間を増やす機会を多くしてあげられれば…とは思う。
「僕は本を通じて韓国との過去のことを知った。でも、サッカーを通じて韓国の人々を知った。これからサッカーを通じて韓国の友との友情を一層深めたい」。サッカー選手の言葉シリーズばかりで申し訳ないのだが。これは小野伸ニの言葉。歴史の中で中国や韓国には申し訳ないことをして未だにシコリは残っているが、小野みたいに考える若者が増えてくれば、ニュースで流れる「燃やせ!」みたいなことは減ってくるかもしれない。
交流なんてものは肩肘張らずに行動を起こすことから始まるものなのだ。言葉は通じなくてもサッカーは一緒にできるじゃない?どこの国に行ったとしても。将来、ボール1個持って成田空港から「行ってきま~す!」なんて大人になったらカッコイイじゃん?
その日のためにも。まずは県内で友達を増やそう!
「友達何人できるかな?」競争でもするか、チーム内で(笑)。
- [2006/06/04 20:01]
- 少年サッカー 生活・学校・勉強のこと |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.02 Fri
胸がダイブ足りないけれど(笑)。

12時を回って日付けも6月2日に変わったからいいでしょ?ウキウキのネタだから、早く書きたいし~。
昨日1日、第30回全日本少年サッカー大会我が県予選 県中央大会の抽選が行われた。出場していれば、喜んでヤグラ(トーナメント表)をココに書くのだが、負けた今は虚しくなるだけなので書かない(笑)。知りたい方は、どこぞの掲示板(きっと昼間にはHPにもUPされるでしょう)でどうぞ。県NO1チームとFC U地区は同じ山。何はともあれ、18日には我が県代表が決定するわけだ。どのチームも優勝を目標にして頑張って欲しい。そして、全国大会でも優勝して帰ってきて欲しい。そうすれば来年は我が県から2チーム全国に行ける!それが代表のお仕事です(笑)。
さて、既に権利の無いウチのようなチームは次の目標にターゲットを絞らねばいけない。本当のことを言えば、別に大会で優勝するためにサッカーをやっているわけではない。サッカーの上では「昨日の自分より上手くなること」、生活面では「サッカーを通じて人間として成長すること」が長く永遠の目標となるのだから。ただ、それじゃあ、なかなかモチベーションが上がらないのが現実。
まあ、フツーに考えれば「秋の県大会」なのだけど。それも、夏休みの先だから、まだ「グッ」と来るものがない。何かないかな? 5月28日以降、そればかり考えていた。で、先日、見つけたのだ~!最高の目標となる大会を!僕にとっては昔からの憧れの大会に空きが出ていたのだ。もう、仕事を放り出してすぐにMAILで申し込みを入れた。
そして、つい先程。その大会を主催する団体から以下のMAILが届いた。
「我がチーム様 5月31日の協会理事会で貴チームの参加が承認されましたので参加申込書を郵送で送付します。今年も全国各地域の強豪が参加いたしますので、ぜひ期待して挑戦して下さい。 静岡県F市サッカー協会 理事長」。
そう。富士山カップ!やった~!
なんてったって、静岡。我が県なんか足元にも及ばないサッカー王国・静岡の地で。憧れの霊峰・富士を見上げながらのサッカー。強くなるとか、んなものよりも少年時代の大きな大きな思い出に残るであろう大会に出場がかなって本当にうれしい。頑張って、優勝を目指そう。ここを目標に頑張ろう。勝てば冬にもう1回、凄い大会に出られるらしい。勝てばね(笑)。
そして何より勝ち負けよりも、静岡でいっぱい、いっぱ~い!友達を作ってきちゃおう!2006年W杯開催の年の思い出に。そのためにも一人一人が意識を高く練習をしよう。個人で技を磨く練習を明日からスタートしようぜ!チームの目標があって、個人の目標が具体的に設定できる。29人全員で、もう一度全員で競争の始まりだ!その先には秋の県大会がきっと見えてくるはず。
今日から、毎日。僕は富士通のパソコンを使って、昼飯は富士そばで食べて、不二家のケーキをデザートに、富士ミネラルの麦茶を飲んで、薬は富士薬品に替えて、ごはんには、フジッコの昆布を付けて。対策を練るつもり。
そうだ。嫁さんには「ルパ~ン」と呼んでもらうことしよう!(笑)
- [2006/06/02 20:03]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
2006.06.01 Thu
最後は『ベルリンの歓喜』。

いよいよW杯モードが加速してきた。テレビのワイドショーも必ず時間を割くし、新聞の1面も連日「ムリヤリ」にでもサッカーだ。マンガ界もそう。特に講談社はスゴイ。今週号の週刊少年マガジンで「宮本恒靖物語」、来週号の週刊ヤングマガジンでは「中澤佑ニ物語」(しかも、塀内夏子に書かせてる!)。今日発売の週刊コミックモーニング(ドラゴン桜、はるか17が連載中の雑誌ね)では「U-31」特別編が載った。
この「U-31」は、僕イチ押しのサッカーマンガである。不定期連載で、もう終っちゃってるけど。中身は「マイアミの奇跡」の時のエース・河野が解雇、引退の危機にさらされながら「もう一度夢を」持ち、闘う姿が描かれている。河野は「ジェム千葉」で日本代表を目指す。モデルは前園であり、城である。そして、この特別編で代表に返り咲く。果たしてW杯で河野は活躍し、ブラジルに勝てるのか…。
このマンガの何がいいって、完全に大人のサッカーマンガだから。かなり読み応えがある。このマンガを読んだ、某ベテラン選手がそれまで感じていなかった「解雇、引退」の恐怖に怯え、夜、1人で練習をしだした…なんてエピソードまであるほど。
おっと、「解雇、引退」の話は別の機会に。このU-31特別編の前にPRのための「BBB」(ビーサン)というコラムがあって、その内容がかなり面白かった(これも、実は特別編で普段は巻末に載っている)。サッカーバリバリ経験者のライターがブラジルに行き、この漫画を読ませ、実際の日本戦の予想を聞きまくるというもの。
結果?猫もしゃくしも「3-0」と答えたらしい(笑)。彼らの言いたいことは「大差に決まってるじゃん!」ということでスコアには興味がないらしい。ポルトガル語で「ジャポネ」(日本人)といえば「サッカーの下手なヤツ」という意味もあるのは有名な話だが。。。勝って大騒ぎできることがブラジル人の確信なのだ(苦笑)。これもそのコラムに書いてあったのだが、ブラジル国民の今の最大の関心事は「星のレイアウト」だそうだ。6個目の優勝を意味する星をユニホームにどう表すか?である。「横に1列」、「2列」、「ペンタゴン」。。。国民的大論争になっているらしい(笑)。まあ、日本をナメているというよりは、そういうお国柄なのだろうけど。それにしても、
我がニッポンは考えなくていいのだろうか?1個目の星の位置を!(ケッコウ、マジ)
勝つためにドイツに行っているだからSAMURAI BLUE 23人の戦士たちは。まずは、我々が信じなくてどうする?さあ、あと8日のうちに国民全員で考えよう!1個目の星の位置を。ヤタガラスの額なんてどうだろう?
『カイザースラウテルンの死闘』を制し、
『ニュルンベルグの必然』を勝ち、
『ドルトムントの快挙』を果たす、日本代表を信じよう。
- [2006/06/01 20:06]
- 少年サッカー |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
- | HOME |