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    そして、日本のレベルも上がっていく。 

     暑かった。。。夏並み。


     我が地区では、今日は順位戦が行なわれた。昨日、県南地区予選進出を決めた4チームが順位を決めるとともに。注目の第5代表決定トーナメントも行なわれた。

     とても。熱い、そしてドラマ溢れる、歓喜と涙のトーナメントだった。

     第1試合は、A vs. K。終始、Aが攻めた。懸命に守るKの面々。何よりキーパーが素晴らしかった。絶対に入れるか!そんな気迫が伝わってきた。でも。たった一度。相手のフリーキックをこぼしてしまった。目の前に相手も味方も飛び込んでくるから、一瞬、目がそちらに行ってしまったのだろう。それまでの守りぶりからは考えられないシーンだった。

     ものすごく悔いが残ったはずだ。

     第2試合は、K2 vs. O。K2が優位にゲームを進めた。キャプテンマークを着けた7番の個人技を中心に攻めた。攻めまくった。必死に守るOのディフェンス陣。僕が我が地区NO・1と思っているキーパーが何度も何度も防いだ。攻めていたK2に一瞬にしてピンチが訪れる。ドフリーのO14番にボールが渡り、シュートそしてゴール。撃った14番はお見事!ワンチャンスをビシッとものにした。ただし、K2のキーパーも反応して横っ飛び。あと、たった10cmで手が届いたはず。でも、それが遠い。。。

     ものすごく悔いが残ったはずだ。

     第5代表決定戦。攻めるAに、守るO。サッカーとしては、Aが優位に試合を進めた。でもOの子ども達の心は折れない。前後半40分。延長前後半10分。Oは守り切った(もちろん攻めるシーンもあった)。PK戦へ。4-3でOの勝ち。あきらめずに最後まで闘ったOは素晴らしかった。大きな拍手を贈りたい。そして、僕の印象に残ったのは、Aのベンチの子ども達。PK戦の間、ずっと必死に必死に、ギュッと、しっかりと手を繋いで応援していた。ピッチにいなくても一緒に闘っていた。

     ものすごく悔いは残ったはずだ。

     結果として。負けは負け。勝ちは勝ちだけれど。結果だけ見れば。でも、このトーナメントで負けたチームは必ず秋に凄いチームになってくるはずだ。悔いを残したからこそ。必死の練習を繰り返すはずだ。悔し涙をながしたからこそ。臥薪嘗胆の思いは強く、だからこそ成長する。

     悔いは必ず、次への力に繋がる。

     決勝リーグに残った12チームの力は紙一重。技術6、ハート3、運1の少年サッカーは何が起こるかわからない。いや、12チームだけじゃない。負けた全てのチームが紙一重。だから。5代表は「たまたま」であることを認識し、負けたチームの思いを背負って、これからを闘わねばいけない。

     代表だ、よかった、と浮かれている場合ではない。感じなければいけない。5代表、全部が、県南地区予選を突破しなくてはいけない。涙と悔しさの重さを感じて。

     それはどこの地域も、同じ思いだろう。だから、我が県のレベルは高くなる…。



    空を飛ぼう! 

    のち よかった、雷が鳴らなくて。


     県南地区予選出場を何とか決めた後、息子を連れて嫁の病院に行った。経過が順調な嫁を見て、息子もちょっと安心したらしい。二人で病院から帰る道すがら、久しぶりに親子の会話をした。

    息子 「お母さんが、元気そうで安心した~。よかった~と思う」。
    僕  「案外、お前ってマザコンなのね」。
    息子 「何とでも言って。お母さんのこと、僕は大事だから」。

     ちょっと沈黙。

    息子 「お父さん」。
    僕 「ん?」
    息子 「オレさ、最近、サッカーがすごく楽しいんだよね」。
    僕 「お前、今まで楽しくなかったの?(笑)」。
    息子 「今までも楽しかったけど。そういう意味じゃなくて。何かさぁ~、自分で思った通りになるんだよね」。
    僕 (ちょっと心当たりがあって)「例えば今日の試合のHクンへのクロスとか、か?」
    息子 「何で判るの? あの時、相手の10番と競って、足痛いけどボールキープして。その瞬間、遠くにHクンが見えて。次の瞬間、こういうパスを出せば、絶対にこういう感じでボールがHクンのところに届いて、それでHクンがこういうトラップして、こういうシュートを撃つみたいな…。それが思い浮かんで、その通りになった。結果、シュートは外れちゃったけど」。
    僕 「だから?」
    息子 「だから、すごく楽しい」。
    僕 「いつくらいからだ?」
    息子 「県NO1チームとやってから…だなぁ」。
    僕 「いいよ。すごくお前、いい感じ。もっと、そういうイメージをし続けろ。パスだけでなく、ドリブルの時もその感覚を持てるようになれば最高。最後はこう抜いて、シュートみたいに…ね?」
    息子 「できるかな?」
    僕 「信じないと。言ったろ?空の飛び方の話。信じないと飛べないって。まずは練習。ヘタなんだから、ドリブルもトラップも。全てがヘタなんだから、お前は」。
    息子 「うん」。

     子どもは育つ。誰が育てるじゃない。我がチームの子達もコーチが育てたわけじゃない。多少の「育つ手伝いをした。補助をした」が正解だろう。

     いちいちベンチから、ああしろ、こうしろを言わずにできるようになると、新しいスタートラインに立てるはず。実際、今日の1試合目は今までとは次元の違うサッカーができた、11期生は。それが、毎回同じように出来るようになると、県大会が見えてくるのかもしれないなあ。

     そこを目指して。驕ることなく。弛まない努力を続けよう。




    だから向日葵には大輪の花が咲く。 

     ホントに明日は崩れるのか?という爽やかな天気


     各地で全少予選が始まっている。県西部地区では、一次予選から波乱が起きた。新人戦県大会3位のWチームさんが敗退し、強豪、また強豪が相次いで敗退した模様だ。

     ココまで書いて、読み直すと。。。

     自分のこのブログも含めて、つくづく文章って難しいなあ…と思う。書き手の意図が正確に相手に伝わるということは、なかなか難しい。というより、まず正確に伝わることはないだろう。十人十色、考え方があって、状況があって、生活があって、「思い」があって。だから「読んだ感想」も十人十色。画一的な意見になるほうがおかしいし、逆にそれはとても怖いことだと思う。

     例えば、だ。1行目の西部地区で「波乱が起きた」に関していうと。聞いた話、結果だけを読んだ話であるから、どういう展開かは全くわからない。だったら、書くな!と言われれば仕方ないけど。勝ったチームにはたいへん失礼ながら、一般的には「波乱」だと思う(あくまでも僕の個人的意見です)。でも、勝ったチームも勝とう!と思い、試合をしているわけだし…。

     ん~、難しい。

     隠しても仕方ないので、正直に書くが、今回は敗退したチームさんのHPの掲示板を見て、の主題である。僕は部外者なので、書かれている内容の感想は避ける。ここで、僕が書きたいことは、このチーム代表とHP管理人さんの懐の広さだ。

     何が? って、削除していないから。これは、僕の勝手な想像で間違っていたらたいへん申し訳ないのだが、「こういうことも含めて経験だ」と思っていらっしゃるのではないか? スゴイと思う。深々と頭が下がる。その強さを見習いたいと思う。だから、この強豪は毎年強いのだ。(しつこいようですが、善意で書いています。また、削除することがダメだとも思いません。そこは各人の自由。あくまでも、このチームはスゴイ!です、僕の言いたいことは。ホント難しい、文章は)。

     んなことを思っていたところに、新潟Fチームのヘッドコーチから以下の内容のMAILをいただいた。「チームをやっているといろんな人間と出会えます。良いことも悪いことも含めて,普段できない多くの経験を積むことができることに感謝しています。コーチの今回の件もそうだと思います。我々は多くの経験値を貯めていくことが指導者としても人間としてもとても重要なことですから,人と付き合う方法を学んだと思って、全少へ全力投球してください」。

     ホントに。みなさん、スゴイなあ。。。僕は行けるのだろうか? その高みまで。でも、行きたいなあ・行かねば! その高みまで、とは強く思う。負けちゃならん、自分の弱さに。もうちょっとたったら、ブログを承認パスワードをやめて、元に戻そうかな? とも思う。

     一つだけ。事実を言いたい。今回敗退したチームの皆さんは。これから、悔し涙を流した分だけ、凄く上手く、そして、強くなるだろう。頑張れ!

     我がチームは、まずは明日。頑張ろう!




    初代は中野良子。 

    寒かった。


     嫁が手術をして今日で丸々1週間たった。術後の経過も順調。まだ気が抜けるわけではないが、とりあえず一安心している。

     このブログを読んでいただいている皆さんからも、たくさんの励ましの言葉をいただいた。本来であれば、お1人お1人に「ありがとうございます」と言わねばならないのだが、この場を借りることでお許し願えると助かります。

     皆様、ご心配いただいて、ありがとうございました。

     嫁は、消化器系の手術をした。だから、暫くは食事制限が待っている。キチンとくっつくまでは、ね。食物繊維の入ったものはダメだとか、刺激物はダメだとか。でも、悪いところを切除したわけだから、これからきっと以前にも増して元気になることは間違いないだろう。それはそれで怖い(笑)。

     今日、ある雑誌の表4(裏表紙のことをこう呼びます)に広告が載っていた。石田ゆり子がロックグラス片手に笑っていて。コピーは、あの懐かしいコピーが復活している。

     「女房酔わせて どうするつもり? 」

     1年後に。このセリフが聞けたならば、嬉しいなぁ~(笑)。




    無事是名馬。 

     週末は天気よくないみたい。


    今週末、全少予選我が地区大会の決勝リーグを迎える。リーグで1位になれば県南大会進出だ。気合を入れなければいけない。

     ところが、この大事な時に、息子が全くボールを蹴っていない。土曜日の練習試合の最中に、「左足首がジンジン痛い」と言い出したので、大事を取らせて休ませた。すぐに冷やして、家に帰ってから湿布を貼って。翌日の日曜部に朝、「どうだ?」と聞くと「OK!大丈夫」という。んじゃ、練習ね!と定期練習に出かけたのだが。。。シュー練の時に「やっぱ痛い。。。踏ん張れない」。。。翌日、接骨院に行かせたら「アキレス腱炎 全治1週間」とのこと。まいったなあ。まあ切れたわけではないから、まだいいが。

     滅多にケガをしないんだけど。ん? 新人戦予選の時も骨折してたなぁ、そう言えば。

     アキレス腱のアキレスは、ご存知の通りギリシャ神話の英雄の名前。生まれてすぐに母に冥界の川に頭から全身を浸され、不死身のからだとなった。ところが、母が逆さ吊りにするため足首を持っていたため、そこだけ水につからなかった。そして、アキレスは立派な勇者に成長する。トロイ戦争の時に大活躍するが、相手の王子に唯一の弱点である足首を居抜かれ死んでしまう。

     転じて、致命的な弱点のことを「アキレス腱」と言うようになったわけだ。実際のアキレス腱は結構、強い。何せ、足を支える腱だから太さも十分あるから。ただし、非常に使われる腱であることと、場所が場所だけに血行が悪いので、柔軟性に欠けてしまうきらいがある。硬いまま、運動を始めると「バシッ!」という音とともに断裂することもある。

     心配になって、ネットでアキレス腱関係のことを調べて、読んでいるだけで足がフニャフニャしてくる感じ(笑)。

     親子ともども、ゆっくり養生が必要なのかもなあ。

     晴れないで! と久々に思う自分がいる(苦笑)。


    私立文系の遺伝がなければね。 

     いいお天気。


     とりあえず手術は無事に済んだ。疲れた~。

     待っている間、病院の敷地内をウロウロしていた。ここから、この街のグラウンドはよく見える。その先にA市サッカー場も見えた。1週間たてば、嫁もここからサッカー観戦できるかも。

     一度家に帰った。夜8時過ぎに息子を連れてもう一度、病院に行った。酸素マスク姿の母を見て何か感じることがあったのだろう。彼は「オレ、お母さんの病気知ってる。。。ブラックジャックで読んだから。。。」と落ち込みながら言っていた。僕は説明した。「ブラックジャックは今から20年以上前の漫画。その頃の医学と今の医学は違う。お母さんは大丈夫。お医者さんが言っていた。日進月歩、医学は進み、人の命を守るためにお医者さんは頑張っている。サッカー選手もいいけど、そういう人類全体のための仕事もある。勉強自体が得意で、中でも理科と算数が大好き! ならば、サッカーの好きな医者もステキだよ!」。

     今回、思ったのだが。ウチの嫁だけが特別なのではない。世の中に、同じ境遇の方は数多くいる。実際、嫁の病棟には同じくらいの年齢の方がたくさんいた。

     月並みだが、医学が少しでも進歩して色んな病気に苦しむ方がもっともっと減るようになればいいなあ…と思う。だからこそ、生きている人は一生懸命生きないと、とも思う。

     ママへ。成功、よかったね。これから、しっかり生きていこう!



    大きな声でね! 

    のち 午前中は春の嵐。


     子どもたちへ

     ママ(息子だけはお母さんだけど)の手術がいよいよ明日になった。開始時間は9:00。手術をするお医者さんによると3時間~4時間の手術になるそうだ。

     君たちは、いつも通り学校・幼稚園に行けばいい。何が違うわけじゃない、ただママが「ちょっと頑張る」だけ。パパは、会社を休んでママの応援に行く。だから、大丈夫。いつも通りに過ごそう。

     ただ、9時になったら、「ママ、頑張れ!」と心の中で思って欲しい。君たちの声はママに必ず届き、絶対にママの力になる。だから、心の中で大きな声で応援しよう。ママに届くように。心の中で大きな声でね。

     何よりもママは君たちのために頑張るのだから。

                                   パパより


    聖子の名曲が良く似合う。 

     今日も暖かい。


     8時30分に次女を幼稚園に連れて行った。暫く、僕が連れてくる話を先生にして家に帰る。すぐに嫁と義母を乗せて、入院させるために病院へ。手続きを済ませ、病棟に上がる。その先は義母に任せて、そのまま出社。今日は水曜なので管理職は僕1人。さらにGW前進行の仕事もひしめいている。今週は金曜も休むから、その分もある。怒涛のように読んでは直し、読んでは直し。昼食も食べずに、一挙にこなして行く。明日のOK出しを他部署の部長に頼み、17時半に退社。そのまま、病院に向かい、19時過ぎに着く。19時半から妻と2人で執刀する先生から最後の手術の説明を受ける。20時半に終了。タクシーで自宅に。21時ちょい前に自宅到着。子どもたちは、寝る直前。「おやすみ~」と言って、寝かせる。その後、食事。風呂に入って、我がチーム予定表を作成。今、終った。時計は23時半。ふにゃ~。

     こんな分刻みの一日の中で、「忙中閑あり」というノンビリした時間が30分だけあった。病院のある駅~ターミナル駅間、モノレールに往復乗った時間だ。

     知らない方のためにちょっと説明を。このモノレールは新幹線の高架線路の脇を走るゴムタイヤの電車。12.7kmを走っている。最高速度60km。3~4両連結だったかな? 黄色い車体で車高は2mくらいで小さい。春が似合う電車だ。

     朝、乗った時間は10時11分病院前駅発。駅が次々続き、ターミナル駅に着いた。10時27分についたから16分の春色電車の旅。特に3つ目の駅の手前くらいまでは、同じA市といえども、僕はほとんど行ったことのない風景の中を電車は走るから、すごく新鮮だった。「ふ~ん、まだこんなに土地があるんだぁ」「ここにサッカー場つくれるじゃん」などなど考えながら、忙しいことも忘れてノ~ンビリ。高いところを静かに走るから、余計な騒音も聞こえない。たまたま新幹線も通らなかったし。ほんと、ノ~ンビリ。

     帰りは18時40分ターミナル駅発。今朝、着いた時のこと思い出して一番後方の車両に乗る。電車が動き出す。あれっ? 進行方向が朝と同じ方に動いてるぞ? 電車はそのままぐるっと弧を描いて進んでいく。なるほど~。新幹線の線路を挟むから同じ線路じゃないんだよな~。納得、納得。中は結構、混んでいる。でも列車はノ~ンビリ進む。夕暮れの風景は朝とは全く違うものに見える。ゆっくりゆっくり日が沈む。ノ~ンビリ。駅に着き、病院に歩く途中では「ジーーー」とカジカが鳴いていた。ノ~ンビリ。ああ、もう初夏はそこなのね~。

     このモノレール、オススメです。

     今度、あえてこの電車に乗ってサッカーの遠征に行こうかな? 沿線のチームはどこがあるのだろう? たまには、そんなノ~ンビリ遠征も悪くないかもしれない。いや、どうせならサッカー抜きがいいか? 全少予選が納得のいくカタチで終わったら、みんなでお弁当持って、ワイワイ騒ぎながら、この電車に乗って遠足にでも行くか~。ノ~ンビリ。コーチは1本まで可にして。ノ~ンビリ。ノ~ンビリ。

     納得いくカタチのハードルは高いけど(笑)。



    甘えん坊。 

    23度。暑い。。。


     次女は、この4月に年中組みに昇格。お姉ちゃんが入学したので、1人での幼稚園通いになった。彼女は、それがそもそも気に食わない(苦笑)。頭では理解していても、感情が先に走る。加えて嫁の入院も見越して、親の送りから通園をバスに切り替えた。最初のうちは、今までバスに乗りたくても乗れなかったので♪バス、バス~と喜んでいたが。。。今朝、大爆発!「バスで行きたくないっ! ママと行くっ! 」と大泣き(苦笑)。

     実は明日19日に嫁が入院するために、ばあちゃんが昨日夜から来ている。次女にはママの入院も昨日説明したし。だから緊張の糸が切れたみたい。普段、突っ張っている次女だけど。甘えん坊の1面を見せた。僕に似ている(笑)。

     ブログの更新、止まりましたが。甘えず、続けます。

     毎日ではないけれど。季節は「たけのこ」の時期。これからは出る釘にはならずに、どうせ出るなら、おいしい「たけのこ」のようにピョコピョコと頭を出すようなブログが書けたらいいなぁ。

     明日からは。僕が次女を幼稚園に送ってあげよう。甘えん坊を支えなきゃ(笑)。


    鉈の復活。 

    時々、ほんのちょっと できてよかった。


     昨日の段階での今日の午前中の天気予報は雨。朝、5時40分に起きて、外を確認。降ってはいない。でも、道路は濡れている。すぐにケーブルTVの天気予報を見る。傘マークで確率は50%。曇りマークの50%ではない。。。ダメかな。。。でも、やりたい。どうしても全少予選を消化してしまいたい。このまま、降らないで…。

     祈るような気持ちで天を仰ぎ続けた朝だった。

     この2カ月くらい、どうも息子の調子が良くない。もともと器用な方ではなく(ハッキリ書くと不器用)、キレのあるタイプではなかったが、「鉈(なた)の切れ味」という感じのプレーはできていた。フェイントだって結構かけられていたし、足元にボールが入ってしまったとしても、それを立て直すことはできていたと思う。でも、ここ最近は大きなカラダをもてあましているように見える。明らかにバランスを崩している感じだ。

     本人も言う。「思った風にカラダが動かない」、「今までできたことがカラダが重く、うまくできない」。相当に悔しいらしく、涙を流す時もある。クラムジーってやつか、もしかしてこれ?この間の身体測定では身長165cm、体重54kg。カラダつきを見ても、肩幅が広がり大人の体型になってきている。全少前に、この状態。でもこれも運。カラダのバランスはいつか整う。それを目指して、今は焦らずに続けるしかない。

     ただ。嫁の手術日が21日(金)に決まったものだから、どうしても今日予選を消化してしまいたかったのだ。1週延びたら22日(土)が試合。小6なんて精神的には、まだまだ子ども。いや、多感だからこそ不安定。カラダのバランスを崩している中で、母の手術姿を見た後に心のバランスも崩した中での翌日全少予選は酷過ぎる。。。

     だから!雨よ、降るなぁ~!

     パラパラとは来たけれど。結果として雨は降らなかった。神様、ありがとう。我がチームもヘタレな試合をしながらも、何とか予選1位通過。次の予選は29日。母の手術日から1週間後。ここならば、彼の気持ちも落ち着くだろう。母の入院する病院を望むA市サッカー場で力一杯プレーをして欲しい。クラムジー? 関係ない、関係ない。大丈夫。信じてる。お前ならばできる!

     鉈の切れ味を存分に見せて欲しい。



    今年も決勝会場は西が丘サッカー場!  

    時々 風は冷たくても。いい季節になってきた。


     一昨年は8月7日。昨年は8月13日。

     うだるような炎天下の04年の味スタ(マリノスプライマリーvs.レイソルJr.)、今にも雨が降り出しそうな怪しい天気の05年の西が丘(JFCファイターズvs.マリノスプライマリー)。ともに11期生は全日本少年サッカー大会決勝戦を観戦に2年連続で足を運んだ。「うわっ!」「スゲェ!」「わ~っ!」。驚きと羨望の声を張りあげての観戦。あれから2年、そして1年。

     いよいよ、君たちの出番が回ってきた。

     決勝を見た僕らコーチ陣は、「ここまで技術をあげねばならないのか…」と深いため息をつきながら観戦したことを覚えている。でも子どもたちは2回とも前を見つめて「ここまで来たいっ!来るぞぉ!」と気合充分だった。

     果たしてそのレベルまで来ているか? といえば、まだまだ全然だけど。心は強く成長していると僕は感じている。学年分けの我がチームでは、一生に一度しかない全少の舞台を一日でも長く楽しんで欲しいとは心から願う。

     今年は8月12日。

     この日まで戦うチームは日本全国でたった2チーム。その日まで戦えることを夢見るのは自由!

     頑張ろう!戦うのはお前たちだ!

     いよいよ、11期生にとっての第30回全日本少年サッカー大会が明日9:00から始まる。

     

    綺麗だった。 

     雨が降らないことを祈っていた。


     ここのところの雨のため湿ったホントの土らしい色の黒土色のグラウンド。ちょっと塗装の剥げかかった古めの少年用サッカーゴールと後ろの数本の散り始めた桜が、鮮やかに夜間照明に浮かぶ。そして、その美しい風景がさらに美しい光景に進化した。1人、2人…数えてみると全部で17人。中には、カッコいいビジネススーツを着た人も3人ほどいる。誰に言われることもなく始め、黙々と行なうトンボでのグラウンド整備。その光景に「キレーだなあ」。手伝いをすることも忘れ思わず見入ってしまった。時間は夜9時15分。光景の主人公は「フツーのお父さん」たちだ。

     新幹線を降り、タクシーの運転手に行き先を告げる。時間にして10分弱。料金は2000円強。練習場所の運動公園は意外に近い。県NO1チームの本拠地に行ってきた。試合結果が知りたい?それはリポートをそのうち書くので、お楽しみに。こちらでは、行ってみた感想を書きたい。NO1チームが強い理由がはっきりわかった。

     5時25分に着いた。練習は6時からと聞いていたが、もう低学年のチビッコたちは来ていて端の方で思い思いにボールを楽しそうに蹴っている。グラウンドの真ん中あたりでは「○○中」とネームの入ったジャージ姿の一団が練習をしている。地区中学校のサッカー部だろう。何人かはNO1チームの出身者なんだろうなあ。

     5時40分。グラウンド作りが始まる。「我がチームです~」と挨拶をして、ライン引きに手を貸す。手馴れた様子でピッチが出来上がっていく。これも、多分、全員父兄だろう。

     6時に近づくとゾロゾロと子どもが集まりだす。低学年・中学年・高学年にジュニアユース「KSC」の中学生たち。ゾロゾロゾロゾロ。感心なのは、全員が「こんちは~」とペコッとはにかみながら頭を下げていく。声はさほど大きくないが、必ず全員が、だ。さっきまで練習していた中学生の面々も帰り際に「さよなら~」と頭を下げて僕の前を通り過ぎていく。

     6時15分。照明が灯る。各学年、各年代がアップを始める。KSCの子どもたちが「おっ!我がチームだ」と声に出す。去年、県大会で戦っているから、きっとU-13(新中1)だろう。全団が集まって挨拶するようなことはしない。フツーにフツーに自分たちの練習を自分たちで始めていく。

     6時25分。試合前のシュート練習。次の順番の子どもが左右からパスを出して、それを受けてシュート!の我がチームに対し、県NO1チームは左右から斜めにドリブルを始め、真ん中のコーチを回って逆からシュート!というスタイル。Hコーチと話す、「いいね、あれ。ウチもやってみよう!」。

     6時40分。試合開始。奥では真ん中でKSCが練習をしている。うまい。左は小学4年・5年という雰囲気。やっていることは1対1メニュー。徹底して1対1メニュー。右には低学年。ここはボールタッチ。そして1対1。ふと後ろを見ると、6年生のBの面々が後ろでパス&ゴーを繰り返している。もちろんハーフプレッシャー付き。これも誰に言われたものでもない。県NO1チームの子どもにとってはフツーのこと。ウチの子達?応援という名のお休み(笑)。まあ、見るのも練習だけどね。

     そして、3試合終了。そして、冒頭の美しい光景に。平日9時に20人近いお父さんたちのトンボ引き。県NO1チームにとってはいつもフツーのこと。毎週、火木の夜に行なわれているフツーのこと。年間を通して行なわれているフツーのこと。でも、普段見たことない僕らにとっては、全てが新鮮だったし驚きの連続だった。

     我がチームと親交のある新潟・Fチームのヘッドコーチが県NO1チームのM総監督に、こう言われたそうだ。「種をまく? その前の畑つくり、いやその前の土づくりからチーム造りは始めないと」。実際に県NO1チーム全体を見ると。見事な土と畑を作り上げ、毎年良質のブドウを生産し1級品のワインを作り出す、シャト-であった。

     ため息でちゃう。。。 
     われわれも頑張らねばいけない。
     まずは土を造ろう。

     グラウンド造りをしているパパさんが1人。そして、帰り際にママさんが1人。「我がチームのコーチ!ホームページ楽しみにして読んでいます。頑張ってください」。

     まだ、迷っているけれど。こういう人が他にもいるならば、続けるのももいいかもしれない。

     この地に引っ越したくなった(笑)。




    孫子 曰く、 

    のち すごく寒い一日だった。。。


     民主党の代表選が今日行なわれ、新代表は剛腕・小沢一郎に決まった。何が起きるかわからない政治の世界で、やり手の菅さん相手に圧勝。よほど準備万端だったのだろう。ここまで完勝だと、前原前代表を辞任に追い込む絵を書いたのは小沢さんだったのだろうとまで思えてしまう。メール流したのも小沢さんなのかもしれない(苦笑)。だとしたら、マジで剛腕だ。文字通り、完全に情報戦を手玉に取ったことになる。

     選挙に限らず、勝負事を制するには、まず情報戦に勝つことが大事だ。相手にどれだけの戦力があって、何を得意としていて、何を不得手としているか? それを充分に検討した上でコチラ側の戦力に当てはめて作戦を練り、実行する。野球であろうとサッカーであろうと、この作業は勝つことだけを考えたら、かなり重要なファクターとなるのは間違いない。

     少年サッカーでも今や情報戦、花盛りだ。全日本少年サッカー大会の予選ともなれば余計だ。スカウティングリポートで一冊本を書けちゃう人もいるのでは? (笑)。情報戦に勝つためには、相手の情報を仕入れて、コチラの情報を隠すことが基本となる。そりゃ、みんな、自分のチームを勝たせてあげたいだろうから。もちろん、僕もそうだし。上の大会には上の別世界があるから。そこに足を踏み入れられるのであれば足を踏み入れさせてあげたい! とは強く思う。

     だからといって。11期生コーチ陣は特別なことをやろうとは思わない。今まで通り。この日記もそうだし、試合結果リポートも書き続けるつもり。隠すのは簡単だ。書かなきゃいい(笑)。まあ、リポートで相手チームのことは暫く書くのを止めた方がいいかな? とは思うけど。ウチの秘密書きやがって! と言われても困るしね(笑)。

     考えてみれば「全国少年サッカー大会」って言ったって、たかが「小学生のサッカー大会」。されど、大きな大きな目標ではあるけれど。ここが終着点ではない。リポートを読んで、キープレーヤーは○番と○○番だ! 2枚つけて徹底マークするぞ~、特にこのコンビネーションに気をつけろ! というならば、かえってアリガたい。だって、本人たちの大きな成長に繋がるじゃん?そこで負けたとしたら、「そのくらい跳ね返すプレーヤーになろう! もっとビックリするプレーを身に付けよう! 」と堂々とそいつらに言える。小沢さんばりに手玉に取る方法としては、背番号を変えちゃう!という手もあるが(笑)。

    「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」。

     敵(と言っちゃいけないのよね、相手だよね)を知って、弱い自分を知って、はじめて百戦危うからずになるはずだから。「弱い自分を隠して、勝つ」では危ういままだよな~。目先の勝利は欲しいが、堂々と勝ちにはいきたい。勝てるかどうか? は別として。そういう大人に育って欲しいし。第一、隠してばかりいたら試合自体がデキなくなっちゃう(笑)。人の口に戸は立てられないし~。

     そもそも。「ポーカーフェイス」は似合わないでしょ、僕には(笑)。


     

    ♪友達100人できるかな?♪ 

    いい天気。意外に桜が散ってない。


     東京都内に公立の小中一貫校ができたそうである。名前だけは、○○小学校・△△中学校と分けてはあるが、校舎は一緒で中1は7年生、中2は8年生、中3は9年生と呼ばれるらしい。ゲタ箱は6年生の奥に7⇒8⇒9と続く。先生は小学校部門と中学校部門に分けられていはいるが、職員室は同じところ。テレビのインタビューで中学校側の先生が「小学校の頃、どんな子だったか? すぐにわかっていい! 」と言っていた。

     正直に感想を言うと、なんだかとってもつまらなそうだ(笑)。

     まあ、先生のコメントが全て語っているのだが、どうも「子どものために!」というよりは「合理的に!」という方を優先した感が否めない。考えてみれば、この7~9年生確かに合理的ではある。例えば、ウチの子が通っている小学校でいえば全員が(私立に行く子は別として)同じ地区の中学校に行くわけだから、所詮、変わり映えしないっちゃあ、しない。小学校の卒業式も中学校の入学式も無駄だといえば、無駄なんだろうけど。。。

     なんだかとってもつまらない(笑)。

     部活なんかはどうするのだろう?サッカーゴールの大きさやバスケのリングの高さはどうしているのかなあ? とっても気になる。大は小を兼ねるから大きい方・高い方を使っていればいいといえば、それまでなのだが。。。

     なんだかとってもつまらない(苦笑)。

     デジタルとアナログといっしょで、一貫には一貫の良さがあるだろうし。。。一概には言えないのだろうけど。。。

     なんだかとってもつまらない(笑)。

     大仰に言えば、人生はリセットは利かないけど、区切りであるとか新生活のスタートであるとか気持ちの切り替えの機会って大切だと思うのだが。別れがあり、出会いがあり、そして成長があるのでは。。。とステレオタイプな僕は思ってしまう。

     サッカーでも一貫教育は叫ばれていて、Jアカデミーなんかはそのいい例だし、話題の野州航行なんかも標榜していたりするのだが。。。これもなんだかとってもつまらない。多感な時に多感な経験を積むチャンスを奪うことは、サッカーが上手くなったとしても、人としての成長の伸びに影響を与えることはないのかなあ。断定は決してできないけど。刺激がない生活は、刺激のない結果しか生まない気がするんだけど。

     我がチームを卒団して。中学では、違う仲間とサッカーに親しみ、高校ではまた違う仲間が待っていて。大学では全国の知らないやつと友達になって。自分の歩みとともにサッカー仲間が増えていって。そんな歩みが理想だと思う僕は、やっぱ甘いのかなあ?

     ちなみに。16年も同じ会社にいると刺激がなくて、停滞気味(笑)。結婚も。。。ウソ、ウソ(笑)!

     愛してるよ~奥様ぁ~!(笑)



    「春雨降り、百穀を潤す」なんてのもあります。 

    花散らしの雨。


    「花散らしの雨」。春の言葉は美しい。ん? この言葉、どこかで使ったことがあるなぁ? と思って、このブログを検索してみたら去年の4月11日の「お天気コメント」欄で全く同じ言葉を使っていた(笑)。いいよね~? 2回使っても。1年に1回しか使えない言葉だし。だって、好きな言葉なんだもの!「花散らしの雨」って。

     文語とまでは言わないが、季節を語る言葉に限らず昔からある言葉というのは本当に耳に優しい。例えば、1歩間違えるとの意味で使う「どうかすると」の道義語で「ややもすると」という言葉がある。ぜひ、お試しあれ。この「ややもすると」を。最近、お気に入りで、ややもすると1日10回くらい使う時もある(笑)。

     逆に。大っ嫌いな言葉もある。一番嫌いなのは、「~とけ」。聞くだけでゾワゾワが走る。今、こうして書いているだけでゾワゾワと体中が痒くなるような、あの感覚に陥る。う~っ、気持ち悪い。。。

     困ったことに、この言葉を好んで使うサッカー指導者がたまにいる。そういう時、僕は試合中に「ゾワゾワ」に悩まされる。「蹴っとけ~」。ゾワッ。「走っとけ~」。ゾワゾワ。「くっ付いとけっ!」。ゾワゾワゾワ。「外に出しとけっ!」。ゾワゾワゾワゾワ。。。あ~っ!歯ぎしりしちゃいそう!

     なぜ、嫌なのか? 命令の言葉だから? 違う。んなこといったら、命令の神様みたいな僕は困ってしまう(笑)。これ、前段を省略している言葉なのだ。「とりあえず」という言葉を。それもかなり否定的な意味合いでの「とりあえず」を。つまり、「蹴っとけ~」=「考えるな~。そこでドリブルでもすると下手なお前は取られる可能性が高いから、ピンチになるくらいだったら、とりあえず蹴っとけ~」という意味になるのではないか?「くっ付いとけっ!」なんて、ややもすると(笑)、「それしかできないだろ?お前には!」くらいに僕には聞こえてしまう。

     あ~、さっきから、背中が痒い(笑)。

     正しい言葉を使え!とまでは言わないが、「~とけ!」はイコール「考えずに!」の意味が含まれる時があるということは知っておいてもいいかも。チームを強くしたいのならば、「~とけ」は使わないほうがいい気が『僕は』する。知らず知らずのうちに子どもに「考えるな!」と言ってしまっているわけだから。

     花散らしの雨が上がって。天気は回復に向かっているらしい。風は冷たく、花冷えはしているが。ややもすると、今夜は朧月夜(おぼろづきよ)になるかもしれない。美しい国の一番美しい季節だから。今月だけは優しい言葉を使いたい。

     来月は来月で、「風薫る五月」だけどね~(笑)。




    Mクンっ! 

     風は強かったけど。抜けるような青空っ!


     桜が今日も満開だ(笑)。この満開の桜の中、11期生は恒例の春休み朝練に精を出している。毎朝、6時半に集合して8時まで軽く汗を流す。だいたい20人くらいが眠そうな眼で「おはようございます~」と参加している。

     でも、今日は集まりが悪かった。12人~13人くらい。理由は簡単。昨日がハードな試合だったから。実は「ちょっと失敗したなあ」と思ったのは、昨日、解散する時に「明日、朝起きて足が痛い~、と思った子ほどキチンと朝練に来るように!」というのを忘れてしまったからだ。いくら僕が鬼コーチだからといって、疲れが残っている朝にギッチギチの練習はしない。固まった筋肉をほぐす、ゆっくりした楽しめのメニューをやる。来なければ、ほぐさないまま今日1日を過ごすことになる。ハッキリいうが、そのほうが全然カラダに悪い。朝のキレイな空気を吸っての「ほぐし運動」が6年生だからこそ、必要なのだ。一番疲れているはずのバック陣で来たのはMくんだけ。来なきゃダメなのだよ~他のメンツも。

     で。今日はMクンのお話。

     Mクンに会った瞬間に、僕は彼に聞いた。「Mクン、どこか痛い?」。「ふくらはぎ。腰。内股。あとわき腹と肩と腕」。「そっか~。昨日、頑張ったからなあ。今日はゆっくり皆でほぐそう」。「はいっ!」。

     このM君。性格は明るい。というよりはウルサイ(笑)。息子と同じクラスで3学期連続で、これも息子と同じく通知表の「先生の話を聞く」欄に三角がついたというツワモノ。まったく、息子のヤツ、んなところまで僕に似やがって。。。おっと、Mクンの話だった。

     サッカーに関していうと一昨日までは、何の変哲もないプレーヤーだった。足が速いわけでもない。タッチが柔らかいわけでもない。どちらかというと不器用なタイプ。いつも僕に「Mく~ん、ただ蹴るなあ~」と言われていた。でもその元気の良さをHコーチも僕も買っていて、いつかは先発に名を連ねて欲しい!と考えていた。

     そして、昨日の試合。劇的な変化がMくんに見れた。カラダを張り、必死に相手に食い下がる。カラダを投げ出してのシュートブロックもあった。考えてのクロスも何本も上げた。そして、何よりの劇的な変化は。。。突然、読みが良くなった!何本も相手の動きを読んでのパスカットを演じてくれた。Hコーチと「今日だけで終らないことを祈る…」と2人で笑っていたが。。。

     Hコーチ、喜んでください! Mクンは今日も、さらに進化を遂げていました。

     ほぐしメニューの最後は全員で楽しく「ワンバウンド蹴まり」。主題はコミュニケーションなのだけど、この中でMクンは、誰に言われることもなく「パス&ゴー」を1人で実践した。当然、ボールに触る回数も増える。そのうち、マサキ中心に蹴まりは進行しだした。息子でもキャプテンでもAクンでもなく、Mクンを中心に!誉めるのを忘れて思わず、僕はMクンに聞いてしまった。。。

     「Mクン、どうした?いったい何があった?おかしいぞ、昨日からのお前」(ケッコウ、マジに)。

     考えてみれば、Mクンは1人でいつも練習をしていた。そして、誰よりも上手くなりたい!と願っていた。朝だって、誰より早く着ている。今まで、それがなかなか身になっていなかったけど、突然歯車が回りだした。まさにカチッとスイッチが入った感じ。やったなあ~Mクン!これからも頑張れよぉ~!

     こうなると。また競争が激しくなる。Nクン、YクンにDクンにTクンにOクンにT1クンにT2クンっ!やばいよ~お前ら。昨日今日だけを見るとコーチはMクンを使いたくなっちゃっている(笑)。各人、更なる精進を願う!

     みんな頑張ろう!やろうと努力をしよう。何よりもMクンが証明して見せただろ?

     努力は決して、その人を裏切らないっ!




    我がチーム ノススメ。 

     いやあ、天気が持ってうれしかった~。


     まだまだ、桜が満開である(笑)。今日の桜は、A市運動公園の桜。並木の桜は格別だが、こういう緑あふれる公園の中の1本だけのピンクもまた趣がある。

     11期生は、この日の午前中は、「スポーツ少年団総合開会式」に参加。午後から運動公園サブグラウンドでライバルチームと我がチーム12期生(5年生)と練習試合というスケジュール。僕は、開会式には行かず。では、何をやっていたか?朝7時から、運動公園でピッチを作った。その後、これといってすることもないので、関係者から見えない桜の木の下に行って花見をしながら、H2コーチと2人で1本だけ飲んで、午前中行われた新3年以下の「U地区Kチームvs我がチーム」の「ちびッ子対決!」に見入った。

     自分のチームにテンテコマイの数ヶ月だったので。チビっこの試合を見るのは本当に久しぶり。いやあ、実に癒された(笑)。最近、キリキリと胃が痛むような試合しか見ていないから、チビッコの伸び伸びサッカーにサッカーの原点を見た気がする。そういえば11期生にも、こんな時期があったなあ。

     礼をして。ちっちゃいカラダで輪を作り。我がチームだから、ここで「行くぞぉ!」 「お~っ!」となるはず…。と、思って見ていたら、その輪が突然、回りだした。そして、全員で「おっ!おっ!おっ!おっ!おっ!」と叫びだした。これって…。最近6年がやりだした新パターンじゃん!?

     あとで3年以下チームのコーチに聞いたら、「子どもたちが自分たちの判断で6年生のマネをし始めた」とのこと。ハハハ、いいねえ(笑)。こうやって、いいところが受け継がれていくことが大きなブドウの樹が育ち、いいブドウの実がなる第1歩。悪いところは切り捨てて、ね。考えてみれば、僕らもそうやってきた。

     ハッキリ言おう。我がチームに足りないのは、この受け継ぐ部分。もっと高学年が、低学年にサッカーや生活面を教えてあげるところがあってよい。人に教えるというのは、最高の確認作業なのだから高学年にも、すっこくメリットがある。そして、低学年はカッコイイイお兄ちゃんたちに憧れて練習に励む。この好循環がいいブドウの樹になり、実になり、いいワインが毎年できるようになる方法だろうなあ。

     ゲーム?我がチームが勝っていましたが。。。あえて身内に苦言を呈すると、ドリブルは圧倒的にKチームさんの勝ち。持つと蹴るかパスコースを探す我がチームと全員が前に横に足技を駆使しながらドリドリするU地区Kチームさん。6年生になった時のことを考えると。。。もっと「自分で勝負!」のサッカーを小さい子はしないとツライかも。。。まっ、個性もあるだろうけどね。ちっちゃいうちは、自分で行くのが個性だろう。

     11期生、今年の指針第2弾! もっと低学年との触れ合いを持つこと。

     子どもをどこのチームに入れようか? と考えている親御さんたちへ。我がチームーは、面倒見のいい、そこそこサッカーも上手い6年生のお兄ちゃんがカワイイ低学年のチビッコたちの面倒も見ますよ~、今年から。

     その時は、コワイ6年コーチは出て行かないようにしますから!(笑)。



    今のところは「石崎クン軍団」になっちゃいそうだが(笑)。 

     それにしても桜はキレ~だなあ。


     しつこいようだが、桜が満開だ。今日は4月1日。いよいよ、2006年度のスタート日。新生 我がチームAチームとなった11期生は、満開の桜並木が横にあるK市・Kチームさんの大会に参加した。

     話は書こうとする主題からそれるが、昨日の日記のシャトーに例えるならば。Kチームさんは、なかなかの醸造所である。今年で20回を数える大会を開催しているように歴史も古く、チームも毎年、強い。こういうチームは各地区にある。Kチーム以外で言えば、U地区の各チーム、Sチーム・HチームなどのO地区の歴史ある団あたりが代表例かなぁ。

     話を戻す。この大会で素晴らしい選手を目撃した。優勝したFC Mチームの10番だ。持っている技術も高いが、何が好いって、その強引さがいい。オレが持ったら、ゴールまで持っていく! 絶対にシュートまで行くんだ! そんな強い意志をがっちりした体型で実現していく。だから、オレによこせ!オレを信用しろ!彼のプレーは、そんな炎のオーラが出まくっていた。

     その強い個性。完全な日向小次郎タイプだ!

     トレセンだ、なんだ、でウマイ子は腐るほど見ている。その度に思うのだが、みんな同じタイプ。まあ、仕方がない。子どもたちはみな、サッカー協会が用意するマニュアルに沿って育てられるのだから。どこの少年団であろうと、スクールであろうと用意されたマニュアルはみな同じ。思い出してください、自分の周りを。トレセンに選ばれる子ほど、間違いなく大空翼タイプでしょ?

     キャプテン翼はマンガだから。色んなキャラがいて当たり前だろう!と言わないでほしい。現実の世界の方が、よぽど色んなキャラにあふれているはず。もう1回、周りをみて。いるだろう、松山君も、橘兄弟も、次藤も、カミソリ早田も、若島津も、そして、顔面ブロックの石崎君も。アネゴだっているかもしれない(笑)。

     技術委員会の大空翼軍団化計画は、それそれで理解はできるけど。カラダを張れるヤツ、やたらとウマイがパスを出さないヤツ、技術はあるが「伸びしろ」がないと判断されたヤツ、そして何より根性の顔面ブロックするヤツを集めた、個性際立つ「キャプテン翼ドリームチーム」を僕は造りたいと思う。何より大切なのは、プレーヤーの持っている個性。日本代表の巻だって足元が下手じゃん! でも巻の強さは必要なのだ。多少の難点には目を瞑り、徹底的に個性を磨いてあげるのも一つの方法だろう?

     2006年度の11期生のテーマは「脱 大空翼!自分らしく、我がチームらしく!」で決まり!

     もしかしたら…。「全員 日向小次郎軍団」になってしまうかもしれいけど(笑)。