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    「雷国」 

     明日も雨。全少の決勝、ヤルのかなあ。。。
     
     故郷・群馬県には「上毛かるた」というものがある。群馬県民で、このカルタの存在を知らない!という人はまずいない。100人に聞けば100人が知っている「県内ではメジャー」なカルタである。どんなものかというと、県の特産物・観光・物産・出身人物をカルタ遊びで表現している。例えば、「ね」は「ねぎとコンニャク、下仁田名産」、「き」は「桐生は日本の機(はた)どころ」、「へ」は「平和の使い、新島襄」とこんな感じである。

     さて、ここで問題!「ら」は何でしょう?

     先週の日曜日は、久々に「雷」を堪能させていただいた。合宿最終日の親善試合は途中で中止になるし。雷慣れしている群馬県人の僕もマジにビビった。すぐ側に落ちたから。我がチームのコーチとは僕とKコーチ、Mコーチ、Sコーチ、笑)、帰路は帰路で関越トンネルを抜け、群馬に入った途端に「トンネルを抜けるとそこは雷国だった」状態のカミナリのオンパレード。さっすが、群馬(笑)。

     右を見れば、「の」-「登る榛名のキャンプ村」の榛名山に4~5本の稲妻が同時に走っている。正面を見れば、「け」-「県都 前橋、糸の街」方面にも2本ほどの稲妻が。関越道は、「す」-「裾野は長し、赤城山」の麓を走っているのだが、当然のごとく左手の赤城山には、これまた4~5本の稲妻が。これ、全て同時刻。1秒ほどの間に稲妻が10本以上、視界に入って来る。子供たちを寝かせるためにバスの車内灯を消していたから、「自然の大パノラマショー」が1時間以上、堪能できた。怖かったけど~(笑)。まっ、当然と言えば当然なのだが、子供全員が寝ていたわけでない。何人かはビビリながら、この大パノラマショーを見ていた。そのうちの一人がポツリ。

     「キレ~。。。」

     この子(本人の名誉のために誰とは言わない)、カミナリ嫌いでチーム内では有名。ちょっと「ゴロゴロ」という音を聞けば、「コーチ、気持ち悪い」(実際、顔は真っ青!)と言って室内に逃げてしまう。どんな重要な試合でもお構いなし(笑)。エース級だけに困ると言えば困るのだが、「仕方がない」とコチラもあきらめていた。そんな子が「キレ~。。。」と見入っていただけに驚いた。

     「怖くないの?」。
     「怖いけどキレ~。なんかカミナリが違ったものに見えてきた」。

     小さいことだけど。彼なりの「大人の階段」を一つ登ったのだろう。サッカーだけではない。合宿中の、そして夏の間の色々な出来事が子供たちを確実に成長させる。夏は「成長の季節」。ひと夏、明ければ我がチームの子も他団の子も全員が「より逞しく」なっていることは間違いない。明けた「我が地区後期大会」が待ち遠しい。きっとオモシロイ試合がたくさん観れることだろう。

     今日の天気予報。我が県全体に「雷注意報」。もし、雷が鳴っても、「あの子」はもう青くならないだろう。親御さん、これも合宿効果です(笑)。群馬の雷に比べたら、我が県のものなんて(笑)。大人になった彼をホメてやってくださいね。

     とはいえ、みなさん、安全だけには充分に気をつけて!雷は怖いものだから。ん?「ら」の正解?「ら」-「雷(ライ)とカラッ風、義理人情」。


    ササキとキヨハラ。 

     雨も降った。涼しくなった。
     
     全国少年サッカー大会のBEST4が出揃った。ヴェルディ(東京)、横浜マリノス(神奈川)、JFCファイターズ(栃木)、清水FC(静岡)の4チーム。我が県代表は残念だった。マリノスと0-1。紙一重なんだけどなあ。。。これで来年の我が県の枠は1つに決定!。皆さん、頑張りましょう!(笑)。

     組み合わせの関係で、Jリーグ下部組織同士の決勝にはならないことが、今の段階でわかっているというものの(準決勝はヴェルディvsマリノス、ファイターズvs清水FC)。栃木代表のJFCファイターズも社会人からJr.ユース、ユースまで持っているチームのジュニア組織だし。清水FCなんて、特別コーチに風間八宏が付いているのよん!(子供がエースらしい。今回大活躍!)。フツーの少年団がここまでは、残れないものなのかなあ。

     「甘い、甘い!ココに来るまでの努力が違うよ!」。

     その通り。僕らは甘い。ここ数年、全国の舞台に立てなかった清水FCは昨年から「スペシャルトレセン」と銘打って、高校生と週に1回練習をさせたそうだ。風間君のコメントがすごい。「普段、高校生とやっているから小学生相手は楽!」。清水ほどでなくても、ここに残ったチームは、平日練習当たり前・ナイター練習当たり前・食事の管理も当たり前!エリートが日本のサッカーを背負うべく、日夜努力を続けた結果なのだから、ウラヤマシイと思ってはいけないのだ。

     それでも。夢は見続けよう。あきらめちゃダメ!フツーの少年団チームが残れる確率だってゼロじゃない。サッカー少年の夢だもの。「スペシャルトレセン」はなくても、専用グラウンドはなくても、平日練習・ナイター練習はできなくても。自分たちだけでできる工夫と方法は幾らでもある。あきらめずに、あきらめずに。前に向かって。来年を目指していこう!

     昨日、キヨハラ相手に引退投球をしたベイスターズ佐々木は、高校時代すでに「キラ星エリート」だったキヨハラ・クワタを見て「今に見ていろ!」という気持ちで頑張ったそうである。最期にキラ星エリートが涙流して、男泣きして対決してくれる同等以上のプレーヤーに佐々木を引き上げたのは、間違いなく「今に見ていろ!」の強い気持ちと個人の努力。報われない努力はない!どんな結果にせよ。

     13日(土)。西が丘。キラ星エリートの姿を雑草軍団で見に行く。何人が「今に見ていろ!」の気持ちを持ってくれるだろうか?来年の夏は、もう始まっている。

    良い姿勢。 

     今日も暑い。解散みたい。衆議院。

     
     この夏休みに入ってから、「カラダノムキ~!」と、おそらく1000回以上、叫んでいる。合宿でも、徹底的に「カラダノムキ~!」を意識させた。覚えの悪い我がチーム11期生も、なんとか「カラダノムキ~!」を気にするようになってきた。ふ~っ。次は、意識せずに「カラダノムキ~!」が出るようになる段階にもっていかなければいけない。習慣つける練習を増やさねば。

     僕は「グッド ボディシェイプ」という言葉が嫌いである。いかにも、サッカーにしか通用しない言葉だからだ。「カラダノムキ~!」でいいだろう、子供に伝えるには。もし、カッコつけて言うとすれば、「良い姿勢」がいいと思う。サッカーに限らず、「良い姿勢」は存在するから、ね。

     合宿3日目の昼食の時。「食わない」ツートップのうちの一人が、椅子から半分ズリ落ちながらメシを食っていた。しかも、椅子はテーブルに対し45度ほど右にズレていた。その姿勢で量が食べられるはずがない。またまた「ごちそうさま!」をする前に。お説教(笑)。「サッカーで『イイカラダノムキを作ろう!』ってやっているよね?食べる時にも、「イイカラダノムキ~!」があるよ。テーブルに真っ直ぐ向いて座って。腰を引いて。上半身を真っ直ぐにして。食べてみよう。ほら、スッとご飯が入っていくだろう?」。イイカラダノムキが作れていない食事は「量」が絶対食べられない。そして、昨日の話(ブログ)に繋がっていく。。。

     勉強する時も。歩く時も。人の話を聞く時も。「良い姿勢」は存在する。生きるための「良い姿勢」を習慣つけられていないプレーヤーがサッカーの「グッドボディシェイプ」が習慣つけられるはずがない。「自分の子供に期待!」するならば、まずはそこからなのですよ、お母さん方。家でも。「カラダノムキ~!」と子供に言い続けてください(笑)。

     3級挑戦中のH2コーチが、副審やっている時にグラウンドに正対していなくて、インストラクターに「カラダノムキ~!」と叱られたそうである(笑)。大人も言われるのよん!子供達。今後どんな場面でも、「カラダノムキ~!」をはやらせようかな?イッキ飲みの時も「カラダノムキ~!」って感じで(笑)。


    飯、八合目! 

     「スッゴイ」雷だった!


     自慢だが、僕は3時間の間に「ごはん」を8合食べたことがある。

     時は大学生2年。場所は横須賀・追浜、半同棲していた彼女のワンルームマンション。どんなシュチュエーションだったかというと、「一人で留守番」(彼女は学校、僕はサボリ、笑)していて、「腹減った~」と冷蔵庫を空けたら何もない。あるのは、「岩のり」と「明太子」だけ。米びつを開けると米だけはタンマリとある。「ふむ。ごはんパーティはできるな…」と米を磨ぎ・炊き、とりあえず3合を「岩のり」・「明太子」でいただいた。足りない。財布を探ると500円札(時代を感じるなあ)。マンションの1階の「ローソン」で、「ごましお」と「ふりかけ」を買ってきて、さらに3合いただく。まだ、ちょっと足りない。「腹8分目」よりも「飯、8合目!だろう、オレが成すべきことは!」と残金で永谷園「お茶漬けの素」を買ってきて。さらに2合いただいた。計8合。よく食った!

     「食べること」は「生きること」の基本だ。
     
     合宿初日の夕食の時。一向に箸が進まない子供が数人。「合宿」とはいえ、小学生のモノだから、「カラダがメシを受け付けない」「メシも喉を通らない」ほどのキツイ練習などする訳がない。お世辞にもウマイ!といえる料理ではなかったのは、事実。それでも、「食えないよ~」というほどのものではないし、昼間に運動をしているので「おなか減った!」という一番の「調味料」も働くはず。実際、他の子はモリモリ食べていた。すごく気になったので、「ごちそうさま!」をする前に子供全員に聞いてみた。「この中で『食べること』が嫌いなヤツ!手を挙げて!」。44人中、6人くらいが手を挙げた。

     ん~残念なことだ。

     好き嫌いは誰にもある。僕自身の好みの話でいえば「煮魚」は得意ではないし、子供の頃は「しいたけ」は嫌いだった。アレルギーもあって、「海老」を食べると未だにクチビルが腫れる。でも。食べること自体が嫌い!というのは、僕あたりには「理解さえできない」こと。考えてみると、僕が子供の頃は「食べることが嫌い」な子供なんていなかった気がする。原因はきっとあるのだろうけど、これも時代なのかなあ。。。

     コーチの立場から言うと、やはり「食べない子」は、どんなにサッカーが上手くても試合には出せない。「生きること」の基本が「おざなり」になってしまっているから、事故が起きる可能性も高くなる。事実、挙手した子供は「コーチ、気持ち悪い。。。」とよく言う子供である。この相関関係は、少なくても我がチーム11期生の子供達の中には確実に存在する。

     栄養学に沿って、試合の30分以内に炭水化物を取る事が理想だとか、カラダを作る栄養素を取ろう!とか言う前に。まず、何よりも「食べること!」を好きになろう。そのために、最初は好きなものだけでもいいから、「食べる量」を意識して増やしてみよう。慣れてカラダが「量」を受け付けるようになれば、カラダを動かしたくなってくる。カラダを動かせば、さらに食べたくなり量が増えてくる。その繰り返し。そのうち、自然と好き嫌いも減ってくるはず。カラダを動かす運動がサッカーならば、食べる量が増えるに従って、どんどんサッカーが上手になるよ!きっと。「いいんだよ、錠剤で取れるのだから、ビタミンなんて」とシャアシャアと言っちゃう大人に少なくても君たちにはなって欲しくない。

     8合食べて。すごく運動したくなっただろうって?半同棲でしたから~(笑)。ご想像にお任せします(初の下ネタ、笑)。