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    場所。 

     いい天気。朝からランニング。


     「Kッチのママに聞いたのだけど。Kッチはサッカー部に入ったけど。Iちゃんは、アメフト部に入ったんだって」。朝、嫁の発言を聞いて、思わずコーヒーを吹き出すほど驚いた。

     ちょっと状況を説明しよう。Kッチとは我がチーム11期生。つまり、息子の同級生。Iちゃんは、小中学校は違うがKSCのチームメート。この2人が今春、東京・石神井にある同じ学校に入学した。で、なんと同じクラスになったという。縁とは不思議なものだ。そんなKッチママ情報なのだから「Iちゃんアメフト部入り」のニュースに間違いはないだろう。

     KっちとIちゃんの学校のアメフト部は超名門だ。マンガ「アイシールド21」(少年ジャンプ)で有名になったクリスマスボウル(全国高校アメリカンフットボール選手権の決勝をこう呼ぶ。関東と関西の隔年開催で、関東開催は味の素スタジアムで行われる)で優勝したこともある。最近の活躍も目覚ましい。2007、2008年は2年連続でクリスマスボウルに進出。両年とも、惜しくも準優勝で終わったが、名門復活を強く印象づけた。

     なんで僕がこんなに詳しいか? というと。実は会社で非常に仲の良い、かつ「この人に一生、付いて行こう」と僕が勝手に尊敬している先輩が、この高校のアメフト部のコーチをしているからだ。「オマエの子どもさぁ、カラダもデカくて、サッカーやっているんだろう? ウチの学校を受けさせない? で、アメフト部に…」と、息子が中1の時から言われていた。返事はもちろん、「ムリっす。アタマが足りません」。「残念だなぁ…。日本一になれるかもしれないのに…」。そんな会話が月イチペースで行われていた。そのアメフト部にIちゃんが入部。

     いいじゃんっ! Iちゃんっ!
     目指せっ! 味スタだっ! 

     高校入学を機会に他競技に転向する子は少なくない。かく言う、僕がそうだった(サッカー→ラグビー)。サッカーをあきらめたからじゃない。新しい生活を始めるに当たり、僕の目にはラグビーが非常に魅力的に映ったのだ。サッカーだけがスポーツじゃない。サッカーは大好きだけれども、僕はラグビーをやってみたいっ! そう思ったことを昨日のことのように思い出す。事実、ラグビーは僕にとても合っていたし、やっていて、とても楽しかった。

     サッカーで頑張れたヤツは他のスポーツでも頑張れる。
     それがアスリートだっ! 
     (僕はアスリートではなかったけどね、笑)

     KSCのエースFWのY君は、県トレセン、サッカー強豪高校から特待の誘いを受けるような選手でありながら、僕と同じように(僕の方がレベルは全然低いが、笑)、ラグビーを選んだ。進学先もラグビー名門の公立高校。同校ラグビー部では既にラグビー用語で言う〝1本目〟で活躍しているという。Y君は「目指せっ! 花園っ!」なのだ。「男なら常に一番を目指せっ!」と、旧KSCマルガリーゼ・現ハローキティーズT監督に口を酸っぱく言われたいたことを皆、実行している。サッカー続けるヤツがエラいわけじゃない。目指せるヤツがスゴいのだ。テニスなら「目指せっ! 有明コロシアムっ」になるし、バスケ、バレーなら「目指せっ! 代々木体育館っ」、柔道なら「目指せっ! 日本武道館っ」、相撲なら「目指せっ! 両国国技館っ」だ。日本一になれる場所ををそれぞれの分野で目指す彼らを応援したい。それは中学で競技を変更した子どもに対しても同じだ。僕は心から、「頑張れっ! 日本一になるためにっ」と思う。

     ちなみに。息子の学校もラグビーが強い。なので、「オマエ、ラグビー部に入って花園を目指せば? いいNO・8(ナンバー・エイト)になれると思うよ~」とサンザン言ったが。「オレは、やっぱり『目指せっ! 国立っ!』だよっ!」とサッカー部に入った。「だったらさぁ、進学先はシズガクかマエイクだろう…」と最後までブツブツ言う僕の言葉には耳も貸さずに…。まぁ、それはそれでいい。オマエの人生だ。オマエが決めろ。
     
     たださぁ…。その「目指せっ! 病院っ!」だけは止めてくれないか?(苦笑)。



    北大 初代教頭の言葉。 

     寒い一日。会社は午後から。


     Boys, be ambitious !
     Be ambitious not for money
     or for selfish aggrandizement,
     not for that evanescent thing which men call fame.
     Be ambitious for the attainment
     of all that a man ought to be.

     少年よ 大志を抱けっ!
     金のためでなく。
     私欲のためでもなく。
     名声というくだらない思いのためでもなく。
     人はいかにあるべきか。
     その道を全うするために。
     大志を抱け。

     出典:1964年3月16日付 朝日新聞 『天声人語』、
     1944年 稲富栄次郎著「明治初期教育思想の研究」


     本日、息子も含めたA市立ホーム中学校3年生325名が同校を卒業をした。
     おめでとう。

     「卒業式? 中学なんだから。もう、男親はどうでもいいだろう」と思って、出席をするつもりは、元々、僕にはなかったのだが。例の交通事故が起きて、状況が変わった。その際、いろいろとお世話になった校長先生、担任のS教諭にキチンと挨拶をする必要性がある。まぁ、「何とか卒業できたのだから、見てやるか」との思いがあったのも事実。ただ、行けば行ったで「いつものごとく大泣きか?」と自分で覚悟をしていたのだが。

     案外、泣けなかった(苦笑)。
     
     中学生ともなると、今更、「ここまで立派に育ってくれて…」とは親も思わないのだなぁ…とミョーに一人で納得さえしてしまったくらいだ(笑)。事故に遭うなんて、特殊な経験をしたウチでさえ、そうなのだから、他の保護者の方々なら、なおさらだろう。だから、多少のナミダは見受けられたが、どちらかというと笑顔にあふれた卒業式だった。

     それはそれで。素敵なことだ。

     ところが。「笑顔の一日」となる予定が。不覚にも夜、2度ほど泣いてしまった。1度目は息子からの手紙。学校が企画した「親への感謝の手紙」であることは分かっていたのだけれども。サスガに事故の時の気持ちが、そこに綴ってあって、感謝の言葉になっていたりするから~。そして、2度目。息子の担任S教諭がクラス全員に配ったラミネートされた「贈る言葉」シートを読んだ時。表面の「先生からのクラスへのメッセージ」でウルウル来て。トドメが裏面に大きく書かれた「クラーク博士の言葉」だった。

     もう号泣(苦笑)。いい先生だぁ…。
     ここに書く僕としては。出典にS教諭と付け加えなければいけない(笑)。

     「少年よ 大志を抱け」。人の門出に、これほど相応しい言葉はない。A市立ホーム中3年○組の生徒だけが貰うには、もったいない言葉だと思う。ここは、拙い個人ブログだが。もう一度、記して、世の中学3年生全員への餞(はなむけ)にしたいと考える。みんながこの言葉を胸に高校での新生活、頑張ってほしいものだ。
     

     Boys, be ambitious !
     Be ambitious not for money
     or for selfish aggrandizement,
     not for that evanescent thing which men call fame.
     Be ambitious for the attainment
     of all that a man ought to be.

     少年よ 大志を抱けっ!
     金のためでなく。
     私欲のためでもなく。
     名声というくだらない思いのためでもなく。
     人はいかにあるべきか。
     その道を全うするために。
     大志を抱け。



     みんなっ! 卒業おめでとうっ!



    風→埃→盲→猫→鼠→桶。 

     明日はまた雪らしい。


     昨日行われた2010年我が県公立高校前期入試の問題と解答が、今朝の新聞に掲載されていた。
     
     受験生のみんな、お疲れ様でしたっ!

     この公立校入試問題に僕がチャレンジしてみた。結果は…。おっと、その前に。我が県では今年から公立高校の選抜方式が変わった。「人間像重視」から「学力重視」に〝戻した〟と教育委員会は言っている。また、事前情報では、「書かせる問題が多くなる」とも聞いていた。難易度が上がり、書かせる問題が増えるとなると、きっと40過ぎのオッサンではキツいのだろうなぁ…と思っていたのだが。結果は…。

     合計400点以上っ!
     ちなみに国語と社会は100点、理科は94点を獲得っ! 
     ただし。数学メタメタっ! 壊滅状態っ!(笑)
     
     まぁ、一応、大学まで出た大人の、緊張感もなく、お茶を飲みながらの結果だから参考にはならないだろうけれど…(苦笑)。ただ、なんでこんな予想外に得点できたのか? を自分で分析してみた。そうしたら、2つ理由らしきものに思い当たった。1つは、「時々とはいえ、1年間、息子の勉強につきあったこと」。社会と理科の高得点の理由は絶対にコレだ。肝心の子どもではなく、親の方に学力がついてしまった(笑)。

     もう1つは…。
     「難しかったこと」だ。

     問題自体は決して、難しくない。むしろ簡単と言っていい。ただ、答え方が難しい問題が揃っていた。〝難しい〟を〝大人向き〟と置き換えたら皆さんに伝わりやすいだろうか。「考えた上で、文章を論理的に構成しなくてはならない答えが要求される」問題が多かったのだ。また、「一般知識」自体を問われるものも多かった。だから、〝一般知識と文章を商売にしている〟僕にとっては、楽なものだったと言える。

     これは予想だが。平均点自体は例年並みになるとは、思う。が、点数の分布図が例年とは大きく違う気がする。多少でも「論理構成」を出来る子にとっては、「易しい」問題だったはずだ。高得点者の数は増えるだろう。同時に、論理に弱く、詰め込み勉強のみをした子どもには、「ムズい…」と感じるものになったのではないだろうか? だから、例年の得点分布図のコブは平均点周辺で盛り上がるものだっただろうが、今年は一直線、ヘタすりゃ、山2つの分布図ができる気がするなぁ。

     あくまでも。個人としての意見だが。
     「考えること」が要求されたことには、大賛成だ。
     ただ。やり方に多少の疑問を感じる。

     これも、おそらくだが。単純に「教える」ことのみに徹した学校の子どもたちは、苦労をしただろう。逆に「考えさせること」「自分を文章で表現すること」を課した学校の生徒にとっては楽なものだったのではないか? まずは、現場である学校に「子どもに考えさせること」を徹底した上で、試験に反映することが先のような気がするんだけどなぁ…。

     まっ、「考えること」を〝エリートの特権〟と捉える団体よりはマシか?(笑)。

     少なくても。中2以下のサッカー少年には「考えて答えをまとめること」を習慣化してほしいと願う。サッカーは「自分で考えるスポーツ」なのだから。〝勝つ〟ために、考えて意見を闘わせることは、サッカーが好きな君たちにとって、楽しいことのはずだ。それが実行できるならば、知らず知らずのうちに

      受験なんてヘッチャラだぁっ! という力がつく。
     
     「もっと早く言ってくれよぉ…」という中3の諸君へ。「できた」「できなかった」は時の運もある。人事を尽くしたのならば、あとは天命を待つだけだ。ただ、後期試験も睨むならば、まだ間に合う。まだ、2週間もあるのだ。一日10行でいい。日記を書け。「風が吹けば、桶屋が儲かる」程度の論理構成はできるようになる。本来、強引過ぎる論理構成はよろしくないが、高校入試程度ならば、それで許される。バラバラの意味不明の文章よりは、よっぽど良い。ついでに、それを5行でいい、英語に訳せ。たった10日でも、努力を怠らなければ未来は開ける。あきらめることなく。合格を目指して頑張ってほしい。

     最後に。交通事故には気をつけてねっ!(苦笑)。



    うずうず。 

     いい天気。いい正月。


     あけましておめでとうございます。
     旧年中の挨拶も、当ブログでせず、誠に申し訳ありませんでした。
     これに懲りず、本年もよろしくお願い申し上げます。

     最近、更新が滞っています。楽しみしている方、すいません(苦笑)。
     タコ息子のことだけを書いているブログに見えてしまうかもしれませんが、本来は「大上段から、今のサッカー・世の中を斬りたけれど…。それではハレーションが大きすぎるので、タコ息子の所為を犠牲にして、世に訴えるしかないっ!」が基本コンセプト。ただ相手が受験直前なものですから、あまり彼をイジるのも、さすがにちょいとカワイソウかな? と…(苦笑)。実は、こんな時季だからこその「スーパーなネタのオンパレード」ではあるのですが…。

     受験が終わったら、思い切り書きまくってやろう!

     そんな思いで、ネタをネタ帳に書き綴っています。我が県の公立校受験日は2月中旬。あと1カ月半、何卒、お待ちいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

     早く、書きたいなぁ…。



    尚文昌武(しょうぶんしょうぶ)。 

     朝から冷たい雨。寒い。


     ちょっと感動した。さきほど見終えたビデオだ。09年我が県高校選手権決勝。ごめん。サッカーの話ではない。ラグビーの話だ。決勝のカードは県立F高校vs.県立U高校。結果を先に書こう。10-5、つまりワントライ差でF高校が勝利。2年連続3回目の出場を決めた。

     F高校フィフティーンの皆さん、おめでとうございます。
     近鉄花園ラグビー場での健闘を心から祈願します。

     で。また、ごめん。F高校の話ではない。話はU高校の方だ。元高校ラグビープレーヤーとして発言するが、結果は互角、だったが、内容に関しては、僅かな差でU高に僕は軍配を挙げたい。テレビ解説のウロ覚えで申し訳ないが、平均体重で約8kg以上(つまり合計で64kg以上)軽い体重で、スクラムはほぼ互角。ちゃんと計ったわけではないが、ボール支配率も地域支配率もU高校の方が上だったと思う。それでも勝負は非情。Uコウの50年ぶりの悲願の全国はならなかった。

     ってか。Uコウだよ? Uコウが決勝で僅差負けだよ?
     これは感動に値するだろう?

     県外の人にUコウの説明をしたい。簡単に言うと我が県の公立高校で一番頭の良い学校。公立高校では全国1位の東大進学数を誇る学校。設立1895年(明28)6月18日(※旧制U中学)、現在生徒数1200人(定員ベース計算)の男子校。おっと。忘れてはいけない。サッカー的にも昔は超名門。1952年(昭27)、1954年(昭29)、1955年(昭30)に高校選手権優勝。国体も2回優勝。これは、あまり書きたくないが、現JFA会長さんも、ここのサッカー部OBだ(苦笑)。もっと詳しく知りたい人は→コチラ→コッチモにどうぞ。

     先に断っておくが。「息子くんはUコウ狙い?」などということは聞かないように(苦笑)。11月中旬まで「サッカー、サッカー」で来た息子に、その学力は残念ながら、〝ない〟。「KSCで活躍したから、その分、点数もプラスでしょ?」とも嫁がよく言われるようだが、Uコウの特別点なんて微々たるもの。内申オール5、英検1級、生徒会長の方が加点は遙かに上だ。昨日も書いたが、「息子には息子の道」がある。それは、それでいいではないか? なんか、学力がない言い訳にしか聞こえないだろうけど(苦笑)。

     では、もう一度。
     そんなUコウが決勝で僅差負けだよ?
     これは感動に値するだろう?

     「ラグビーだからね」。そんなことを言う人がいるかもしれない。確かにラグビー人気は、今、どうにもならないぐらい低い(苦笑)。おそらく、親が最も子どもにやらせたくないスポーツNO.1だろう(苦笑)。だから、あちこちの学校で今、ラグビー部は廃部に追い込まれている。我が県では合同チームを入れて48校にしかラグビー部はない。かたやサッカー部は…数えるのがたいへんなのでやめた(笑)。その競技人口の少なさを差し引いても、だ。

     Uコウが決勝で僅差負けだよ?
     これは感動に値するだろう?

     実は準々決勝を僕はテレビで見ている。その時、「今年の優勝はSF高校で間違いなし。ちょっと他とレベルが違う。全国でも上位に入れる力が今年のSF高校にはある」とエセ評論家らしく嫁に語った。そのくらいSF高校の力はズバ抜けていたし、圧倒的でさえあった。が。そのSF高校にUコウは勝った。所詮、エセ評論家は、やはりエセ評論家でしかなかったが…。

     まさか。Uコウが決勝でも僅差負けだよ?
     これは感動に値するだろう?

     ちょっと。しつこいか(苦笑)。

     なぜ? Uコウが…と思っていたが。HPの校長のあいさつを読んで納得した。一部を引用したい。「『二兎を追う者は一兎をも得ず』と世間ではいいますが、U高では『少なくとも三兎を追え』。これが、第一の心構えです。三兎とは、勉強、部活動、学校行事の三つです。なぜ、三兎を追うのか。それは、その方がワクワクして愉快だからです。理屈でいうと、受験勉強だけで大学に入った者は、社会で通用しないからです。諸君が競い合う人は、勉強ができて当たり前の人々です。芸術やスポーツなどの文化資本を子どもの頃から身につけた人々です。幅広い教養や体験を積まなければ、競うことさえできません。役に立ちません。人のため世のために役立つことに価値があるのであって、大学に合格すること自体に価値があるわけではありません」。

     う~ん。参った…。
     余計なことが書けなくなってきた(苦笑)。

     さらに。締めの校長の言葉が、また、いい。「『少なくとも勉強、部活、学校行事の三兎を追え』を、強制はしません。『自主・自立』が、Uコウ教育の根幹ですから。しかし、安易に一つに絞ったり、簡単に白黒つけてほしくありません。『少なくとも三兎』を抱える強さを身につけてください。そうでないと、複雑で先の見えない時代を切り拓いていくことはできません。受験勉強に励む3年生は、11月から12月が不安のピークとなるでしょう。少なくとも三兎を追ってきた諸君は、不安を乗り越える強さを持っています。最後まであきらめずに乗り切りなさい。1,2年生諸君は、「少なくとも三兎を追う」苦しみと楽しさを満喫してください」。
     
     余計なことは、本当に書けなくなった(苦笑)。サッカーに明け暮れて、やっと本格的に受験勉強を始める皆にも言えることだ。校長の言葉の最後の部分の〝〟を〝〟に替えて書き直そう。

     「少なくとも兎を追ってきた諸君は、不安を乗り越える強さを持っています。最後まであきらめずに乗り切りなさい」。

     受験生諸君! サッカー同様、勉強も頑張ろう。
     やればできる。Uコウラグビー部がお手本だ。