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    ご同輩へ。 

     昼はブドウ狩に出掛けた。


     ない。ない。ない~!命より大切なものがない~!何がって?命よりは、とても言い過ぎだが、命綱は言い過ぎではないものがない~!だから、何だよって?お小遣いをもらうまでの最期の命綱の1万円を失くしてしまったのだ~!

     今週、マジで昼飯抜きが確定した…(泣)

     息子を迎えに行って帰ってきての一コマ。どこで落としたのだろう? クルマかも? 運転席と助手席とダッシュボードとくまなく探すがない。グラウンドかなぁ。駐車場かなぁ。いつもよりポケットの浅いPUMAのハーフパンツをはいていたから、クルマのキーをポケットから取り出す時にポロっと落ちたのだろう。

     adidasパンツにしておけばよかった…(泣)。

     とかなんとか、泣き言を言っていたら嫁がキツーイ一言。「たかが1万円くらいで大の男が情ない…。金は天下の回りモノでしょ?夜も遅いって言うのに、んなことでピーピー叫ばないっ!」。たかが…って、オマエ、僕の給料日までの大事な命綱よ…。

     「だいたいね、探してもないものは失くしたの! 基本的にウチの男どもは痛い目に遭わないと反省しないんだから。息子もそう。ホントにダメなところはアナタ似なんだから。アイツの自転車事件の時にアナタ、息子に向かってなんていったか?自分で覚えてるの?」

     はい。いい加減なオマエが悪いと叱りました…。

     実は15日にリュウの自転車が盗難にあった。「ちゃんと駐輪場に止めなさいよ~」と出かけに言った嫁の言葉に「は~い」とテキトーに返事を返しながら、ヤツは駅前に止めた。KSCの試合からいつまでも帰ってこないなぁ…と思ったら駅から歩いて帰ってきたのだ。当然のことながら、「お母さんの言うことを聞かなかったオマエが悪い。そんなヤツは絶対にコーチの言うことも聞けないダメプレーヤーになる。痛い目に遭わなければ、学習できないんだろ、オマエは。罰として、しばらく、自転車抜きの生活をしろっ!」と叱ったばかりなのだ。当然、息子は毎日歩いて家と駅の往復を余儀なくされている真っ最中なのだ。

     全国のサッカー少年諸君へ。失敗は誰にでもある。が、痛い目に遭う前に、
     コーチの言うことは聞こう。 
     自転車は駐輪場に止めよう。
     お金は財布に入れよう(苦笑)。

     嫁の僕への説教は続く。「おなかすいたからって、ちゃんと仕事しなさいよ!おなかがすいて、ポカやって1円でも給料が下がったら、そのぶん、お小遣い減らすからね!」。

     全国のお小遣い亭主同輩へ。気合を入れて働こう!(笑)



    白いぞ! K市。 

     まだまだアチィ。


     2007年8月16日(木)午後2時42分。74年ぶりに日本記録が更新された。陸上? 水泳? いやいや違う。そうそう、気温。なんと40.9度。この日、この時間、名実共に「あついぞ!K市」の我が県K市が日本一暑い街になった。

     同じ我が県に住んではいるが、K市が〝どんだけぇ~〟暑いか? を僕は知らない。いや、A市だって十分に暑いのだ。「この暑さに毛の生えた程度だろ?」と記録を樹立した16日に息子に聞いた。だが、その記念すべき16日に〝K市でサッカーをやっていた〟息子に言わせると「冗談じゃない!」らしい。

     「おかしいんだよ。絶対にK市の暑さはおかしいと思う。どう考えてもおかしいんだよ。だって、練習を終えてA市に帰ってくると涼しく感じるもん。今日(16日)だけじゃない。KSCの練習は午前中よ? 気温が一番高いのは午後2時ぐらいでしょ? なのに明らかに〝午後2時のA市〟よりも〝午前10時のK市〟の方が暑い。グラウンドで走っているから、そう感じるんだろうって? 絶対に違う。本当にあの暑さはヤバイって…」。

     そんな会話をした翌日。ウチの部の「食べちゃおう!」というページを担当する社員が「来週分(25日付分)この和食ネタで、いいっすか~?」と言ってきた。却下っ!だって3週連続和食になっちゃうじゃん。何か挟めよ~。「う~ん。暑いから、どうしてもサッパリ系に行っちゃうんですよ~。暑い時に辛いものってパターンも読み飽きたし…。暑いなぁ…。暑いとアイディアも出てこないっす。暑い、本当に暑い…」。暑い暑い、言うなって。ウチのバカ息子はこの暑い中、日本一暑い街でサッカーやっているんだぞ?それに比べたら…。

     うん? それだっ!K市に行けっ!来週のネタは「雪くま」だっ!

     というわけで、先週25日付けは、日本一暑い街・K市の新名物「雪くま」がドーンとメインを飾った。んっ? なんだそれって? 説明しよう。「雪くま」とはカキ氷。ただ、その名を名乗るには3つの条件をクリアしなくてはならない。①K市の水を使っていること②氷を雪のようにふんわり削ってあること③オリジナルのシロップや食材を使っていること。なのだが…。実は、僕はこの「雪くま」を一度も食べたことがなかった(苦笑)。息子がK市でサッカーやっていて、仕事でも取上げて、「でも、食べたことがない」はいくらなんでもよろしくないだろう。そう思って、

     出掛けてきた!「雪くま」初体験ツアーに!

     総勢7人のツアー。僕と嫁と娘2人、それに予定外のKSC我がチーム出身3人組。ツアーに行く途中、「もうK市に着くよ~」と静岡遠征帰りのバスの息子から連絡が入ったのだ。まっ、食わせてやるか。毎日毎日、日本一暑い街で汗を必死に流しているのだから。「あついぞ!K市」だけでなく、「うまいぞ!K市」を体験させてやっても、それくらいはサムライも許してくれるだろう。

     ここで3人の近況を。成長痛が治まったTクンは、いい感じで活躍している。Aクンは3月生まれだから、なかなかカラダがしっかりしない。が、別に焦る必要はない。元々持っている技術はムチャクチャ高いのだ。本人も、大きくなるんだ!とサッカーを頑張りながら、食って食って食いまくっている。いいぞ、食いまくれ~Aクン!

     さて、息子だ。5月にヒザを再び痛め、1ヶ月ほどボールが蹴れなかった。能天気のお気楽クンも、これにはかなり堪えていた様子。何せKSCは競争が激しい。ブランクが開けば開くほど、焦りは大きくなる。一時は「どうだ?」と聞いても悲しそうな笑顔しか返さなかった時期もあった。ただ、アイツは親に似ず努力家だ。「なんとか8月末の静岡遠征メンバーには入りたいんだ」。そう言いながら、毎日毎日30分、ケガの部分を補う筋トレを続けた。「もし、ダメだったとしても、次の目標にすぐ切り替える。とにかく3年間、頑張るんだ」。そう言いながら、必死に足にゴムチューブを巻いてリハビリを繰り返した(もちろん、今もやっている)。そして、取りあえず1試合フルで走れるようには、なった。そして静岡に行った。

     もう中学生。親の言葉は届かない。カキ氷でも奢ってやるくらいしか僕には出来ない(笑)。

     息子だけではない。KSC全員44人が「1人も辞めずに」頑張っている。今回の遠征に行けなかった子も「今に見ていろ」と必死でグラウンドで練習していたという。息子と同じでケガをしている子も休まず練習に来て、ボールを拾っているという。みんなが闘っている。そう。1軍、2軍、3軍(今回は、あえてこの表現を使った)なんてあくまでも「今の時点」のモノでしかないのだ。それが証拠に今だって、先発も1軍コロコロ入れ替わっている。自分を信じて頑張ること。これを全員ができるチームは強い。そういうチームは常に進化する。

     がんばれ! ホワイトエンジェルス!!(KSC U-13の愛称)

     さて、「雪くま」に戻る。社員が「K駅近くのS洋菓子店の『氷パフェ マンゴー』(630円)がオススメっす!」と言っていたが、残念ながら火曜日が定休とのこと。そういえば県NO1チーム・A先生が懇親会で「H百貨店に3種類の『雪くま』があるよ」と言っていたことを思い出し、そこに行く。その中から、7階レストラン街「F」を選んだ。理由? んなモノない。ホントに、なんとなくだけ~。ここの「雪くま」の名は「ハチミツかき氷」。なんとシロップがかかっていないという。果たして、それがうまいのか? 

     がっ。コレが美味しかった! ハチミツ味の氷の上に大量のバニラソフトが乗っていて。飾りのウェハースも非常に美味。そして、何よりシロップのかかっていない外観がいい。そう、真っ白なのだ。ウェハースが羽根に見える。

     まさにホワイトエンジェルス!

     Fさん。名称変更した方が、きっと売れますよ~!(笑)。


    原因。 

    雨降らないよね。


     世の中には「便利な言葉」というものが存在する。この言葉を使っておけば、大抵のところ「外れない」「間違えない」「トラブルが起きない」…。例えば、「お若いですね~」と言われイヤな気分になる人はあまりいないだろう。僕など「若いですね~」と言われただけで、「ああっ!この人はなんていい人なんだっ!」と思ってしまう。群馬県人の特性か?。

     明日から皆さん、僕に「お若いですね~」と言ってくださいね(笑)。

     成長期の子どもの原因不明の痛みに対しても、そんな言葉がある。「成長痛」だ。触診して、状況を聞いて、フツーに歩ける程度ならば、どこの医者も接骨院も「成長痛ですね」というのが相場。だって、大抵の場合、「成長痛」であることに間違いはないから。言われた患者側も「あっ、成長痛なんだ~」と納得する。ヘタすりゃ、「やった!やっとウチの子にも成長痛が来たワ~っ!」って思う人もいるだろう。

     「今夜は赤飯よ!」ぐらいの勢いでしょ(笑)。

     僕にも経験があるが〝純粋な〟成長痛ってのは、「痛い」というよりは「重い」感じがする。四六時中、重痛くて、実は寝ているときが一番痛い。成長に伴う痛みなのだから、一番カラダが成長している睡眠時に痛いのは当然だろう。

     この場合は「赤飯」を炊いても、まあ許しましょう。

     ここまで読んで、「ウチの子のは、そうじゃないわよ?」という方もたくさんいると思う。その場合は、すぐに「キチンと病名を見立ててくれる」病院に行った方がいい。そもそも、「成長痛」というのは読んで字の如し、「成長期に起こる痛み」全般のことをそう呼ぶ。つまり、だ。「成長期に起こる病気・ケガによる痛み」のことも成長痛と呼ぶのですよ~。例えば。有名な「オスグット」というケガがある。これによる痛みも「成長痛」なのですよ、そこのおか~さん!大事なことを1つ書こう。「痛い」ってことはどこかに炎症が起きている証拠。それを忘れてはいけない。

     「赤飯」炊いている場合じゃないでしょう?

     今日、一部で有名な接骨院に行ってきた。リュウのケガに対する「セカンドオピニオン」を聞くためだ。ついでにTクン(クマS3人組の1人)も連れて行った。Tクンは3週ほど前から近所の接骨院のいう「成長痛」に見舞われ、練習を見学している。先生の診断は以下の通り。

     「成長痛って言われた?うん、成長痛だね。オスグットと言えば、オスグットではあります。筋肉が硬いと重度になるのですが、Tクンの場合、非常に筋肉が柔らかいからフツーは筋肉で吸収できるのです。なのに、痛む。なんでかというと…。姿勢が悪すぎっ!ホラ、立ってみて。ねっ、分かるでしょ?重心が後ろに行っている。だから、筋肉が働かないんです。じゃあ、この筋トレを今、やってみて。そう、それを3セット。あと、コレとコレを3セット。終った? じゃあ立ってみて。横から見て。治ったでしょ、立ち方が。T君、動いてみて。痛いかい?」

     「あれっ?あまり痛くない…」

     「炎症が治まれば全く痛くなくなるよ。明後日くらいにはフツーになる。この筋トレ、やり過ぎはないから、できる限りやってね。あっ、練習前と練習後は必ず。それと意識して姿勢を正すこと。集中力も変わってくるよ」。さらに続けた。

     「原因のない痛みはありません」。

     う~む。F接骨院・院長、おそるべし。さすが、バスケ日本代表の元トレーナーだ。ちなみに田臥の元個人トレーナーでもある。院内には田臥のバッシュとJAPANユニホームがサイン入りで飾ってある。院長が見て、必要とあればスポーツドクターも紹介してくれる。医者の見立てが必用なケガもあるからね。

     さて、息子の番。息子の場合は、「成長痛」ではない。キチンとレントゲン、MRIを撮った上で超有名スポーツドクターから「反復性膝蓋骨脱臼」という病名をいただいている。まあ、来た理由の気持ちとしては「藁にもすがる思い」っていうヤツ。今までの経緯を話し、見てもらい以下の「セカンドオピニオン」をいただいた。

     「MRIも撮ってH先生とO先生が『膝蓋骨脱臼』って診断したのね…。お父さんの行動、正しいですよ。まずちゃんとしたスポーツドクターに見てもらうのは常識です。ただ、リハビリメニューが違うと思う。リハビリメニューは先生の直接指示じゃないでしょう?(はい、という僕の返事を聞いて)そうですよね、大きな筋肉で保護しようとしている。全体の方向性は間違っていないけれど、まずは『お皿を直接守る』筋肉を鍛えましょう。今のメニューは続けながら、このメニューを追加してください。深刻になる程度じゃないです。これくらいなら、周りの筋肉で保護している選手は何人もいます。しっかりやれば大丈夫」。

     よし。治ったら赤飯を炊こう。それにしても、お若いですね~先生っ(笑)。



    メンテナンス。 

     夜は代表戦、KIRINカップ


     リュウとスポーツショップに出掛けた。新しいスパイクを買うためだ。彼が選んだのは、ファルカスのSAKURA。このスパイクが出たばかりの頃、ネットで見て「白地に桜の花びらなんて。女みたいでカッチョワリ~」とかなんとか言っていたくせに。ケッコウ、ご満悦な顔をして「これが欲しい!」と言ってきた。「白いスパイクは汚れているとみっともないぞ。しっかりと磨いてくれ」と僕。さらに続ける。

     「ケアしてあげよう。大事な道具なんだから」。

     6年生以降、息子のサッカー関係の買物に関しては、「1人で」もしくは「友達と」行かせている。当たり前だ、何でも親掛かりは極力避けるのが我が家の方針。もちろん、本人もその方がいいに決まっているし。でも。今回は一緒に出掛けたかった。今日は、KSCがお休みになったので、火曜日の4年生「ドリブル突破塾」を明日に延期してでも一緒に出掛けた。

     ケアしてあげたかった。息子の心を。

     実は、まだヒザが痛いらしい。「どうなの?」と僕が聞くと、本人は「ん~。まだちょっと。でも焦っていないよ」と言うが。内心はかなり、「焦っている」ようだ。聞いてもいないのに「焦ってない」だもの(苦笑)。また、ちょっと心配なのは、今までは絶対に言わなかったような負け惜しみ・文句の類のニュアンスが言葉に滲むこと。特にケガを再発した試合のことになると不満があるらしく、言葉が歪む。

     普段であれば、んなこと言ったら、僕はハンパじゃなく叱る。「文句言うなら『弱い自分』に向かって言え」「そもそも、そんな暇があったら、練習しろ!」。それを分かっていながらも、滲ませてしまうのだから、その焦りは相当なのだろう。考えてみれば、「練習したくても練習できない」「試合に出たくても出られない」「頑張りたくても頑張れない」のだ。そんな中、ライバルたちは確実に実績を積み上げていく。

     ある意味、焦る方がフツーだ。

     そんなことを思っていた日曜日、教育テレビ名番組「あしたをつかめ」の再放送を見た。今回の内容は「スポーツトレーナー編」。セレッソのユース年代トレーナー中山氏が紹介されていた。ドキュメンタリー構成で番組は進む。冒頭の試合シーンでDFがケガをする。この子のケガに対してのケアの仕方が番組の柱だ。

     このケガをした選手は「準レギュラー」。激しくポジション争いをしている最中でのケガ。本人は焦る。「今やらなければ!」の思いが強い。しかし、中山さんから練習参加の指示がもらえない。地面を殴って自分のケガを悔やみ、恨む選手…。

     ただし、中山さんはこの選手を放っておかない。
     時間のある限り、「話し掛ける」。

     ケガが長引き、リハビリが続くと、選手は満足に練習もできず精神的に落ち込んでゆく。自暴自棄になって「サッカーをやめようか」と考え始めるときが、選手が最もつらいときだ、と中山さんは話す。選手とコミュニケーションをとりながら向き合い、精神的に落ち込んだ選手の心のケアもする。カラダのケアしながらも精神的な支柱になってあげなければならない。「個々の選手の心と体にじっくり付き合えるのが醍醐味」だと中山さんは言い切った。

     そう。鋼(はがね)の強さを求められるけれど。
     人の心は歪むこともある。
     だから、心の歪みを正すため、ケアが必要なときもある。

     ましてや、息子は中学1年。そして、かなり強い心を持っているだけに。より強くするために!と鋼に「ヤキ」を入れ過ぎれば心がポキリと折れてしまうかもしれない。厳しさだけでは耐えられないだろう。これが小学生なら、なおさらだ。ケガをした、しないだけでなく。試合に出してもらえない、出ても文句ばかり言われる、下手だから…とほっておかれる。そんなことしたら、鋼になる前に溶けてしまうかもしれない…。

     叱って、ケア。おだてて、ケア。公平に、ケア。しっかりと個を見つめてあげて、ケア。コミュニケーションを取って、ケア。強い弱いでなく。教え上手、教え下手でなく。そういうことをキチンとしてあげられるのが、「いいチーム」「いいコーチ」の条件なのかもしれないなぁ。そうありたい、僕は。

     心のケアしてあげてますか?

     今日、僕は。行きの道中と、買い物中はなるべくサッカーのことには触れなかった。頑張れ!の一言も言わないようにしていた。なるべく、彼の琴線に触れないように。でも元気付けているのがわかるように。丁寧に丁寧に。会計を終って、さて帰ろうか?という時に息子の方から言ってきた。「ありがとね。オレ、頑張るから」。涙が出そうになった。言葉を返そうとした時に息子が続けた。

     「だからさ、父ちゃんが落ち込むなって」。

     普段、よっぽどウルサク言っているわけね、僕は(苦笑)。






    大学は違う系統(笑) 

     くもり。


     ムショウにチョコが食べたくなったので、いつもの定番チョコを買ってきた。明治ミルクチョコレートだ。なんてったって、「チョコレートは明治」というくらいだもん!あっ、コレ明治の広告コピーか?(笑)。でも、おいしいと思う、このチョコは本当に。

     ライバル会社の方に怒られそうだが。僕は、この明治という会社がケッコウ好きだ。何でか?というと、その昔、駆け出しの営業マンのころにタイヘンお世話になった会社だからだ。お菓子の会社に?と思っちゃいけない。この会社、昔から「健康」を必死に考えていた会社なのだ。売上の大半はお菓子でなりたっていない。一番の儲けは「くすり」で出している。それも、バリバリの医療関係薬で。一般のくすりで有名なのは「うがい薬」。ラベルを見てください。ねっ?明治製菓製でしょ?

     一応、ウチの会社も商売をしている会社のハシクレで。健康とスポーツをを必死に考えている明治製菓さんとお付き合いがあったわけ。どの部署と付き合っていたかというと。健康産業事業部というところ。今は名称が変わっている。当時は、まだこの部署、一部でしか有名じゃなくて。でも、当時から、今ではすごく有名になった商品をどう売ろうか?と考えていた部署。

     SAVAS。皆知ってます、今では。

     僕は単なる出入りの業者だったから。何をお手伝いしたわけじゃないが、ここの方々とは楽しい時間を過させていただいた。宣伝担当の女の子を中心に1週間に一度は、ここの誰かと飲んで歌っていた気がする(笑)。で、その合い間に色んな方から色んな話を聞かせてもらった。「ジュードーのサイトウが…」「陸上のタカノが…」。中でも、ある女性の「始まったばかりのJリーグの話」が面白かった。

     「カズの食事メニューはね…」。一日に摂取するたんぱく質の量は体重×2×1/1000グラム(60kgの体重ならば120gになる)で、炭水化物はこのくらいで、食物繊維はこのくらい、ビタミンの観点からコレとコレ…。一日40品目以上が理想で、でも食事として満足感をシッカリ出してあげなきゃいけないから、こうして、あ~して。で、「渡しているの~。毎月1か月分の食事メニュー。もし、アナタの子どもが大きくなってスポーツ選手になったら、作ってあげるよ、メニュー」。

     スポーツ選手の話はかなり面白かったけど、食事メニューには当時、全然キョーミがなかった。だって、毎日カツ丼を食べて生きていた頃だから。でも、そんな生活を送っていたのは僕だけではない。プロ野球選手だって毎日、焼肉を食べていた時代だ。だから、上の「作ってあげるよ~」も軽く聞き流していた。今、息子がバクバク食うだけの時代を過ぎ、栄養面を考える世代に入ったことを考えると、指切りゲンマンしておけばよっかったなぁ~とチョコレートを食べ終わって、歯を磨いて、うがいをしながら思った。

     その女性の名は…。浦○千晶。

     その後、彼女がジョホールバルで・フランスW杯で日本代表を食事面からサポートしたことは、あまりにも有名な話だ。

     
     千晶ちゃん、覚えてないだろうなあ、約束を(苦笑)。