2009.03.12 Thu
「反作用」って知っているか?

息子が疲労性骨膜炎で「調整組」に回っていることは書いた。その後、近所の整形外科に行かせた。そこでの診断結果も骨膜炎。「ボールを蹴らないこと。ランニングはOK」と言われ、それに従ったメニューをこなす毎日が続いていた。ただ、我が家では「ケガ」に対しては過去の経験上、ヒジョーにナーバスになっているのは、皆さんがご承知の通りだ。だから、近所の整形外科に行かせると共に、A市中央病院・Y先生の予約をシッカリと取った。
その受診日が今日だった。
もう、この春から中3だ。病院だって、当然、1人で行かせる。キチンと状況を医者に説明できて当然、できなければスポーツをやる資格なしっ! そもそも知らない医者でもないし(苦笑)。「アイサツだけは、シッカリして来いっ!」と言って、朝、息子を送り出した。
夜。家に帰るとチョウド、息子がKSCの練習から帰って来たところだった。バクバクと白メシをカッコんでいる。「おぉ! 父ちゃん、お帰りっ! 母ちゃん、オカワリよろしく~っ!」。のん気なもんだ。この状況ならば、たいしたことはなかったのだろう。「そうそう、中央病院に行って来たよっ」。おっ! 待ってましたっ。で? 「うん…」、「脛骨が折れていた、って」(白メシ、バクバク)。
はっ? オレテイタ? イタ? 過去形かいっ?
「うん。でも、もう、くっついているから心配ないって。痛いのは治りかけに伴う、骨膜炎のせいだって(白メシ、バクバク)。だから、痛いことはやっちゃダメだけど、痛くないことならやっていいって(バクバク)」。
お前、大丈夫なの?
「うん。先生にも言われた。『これでサッカーができていた? あり得ない。痛くなかったの?』って。今日、カントクにも驚かれた。『マジで? マジで折れていたのか?』って。そりゃ、痛かったよ~。赤Jクラブ戦の前にピキピキ来ていて、FCF戦はイテェなぁ、オレンジJ戦はハンパなく痛かったって感じかな? 優勝したら、痛いのを忘れたけど!(バクバク)」。
そういえば、赤Jクラブ戦の前の練習で珍しく足をツラせてたなぁ…。
あれ、ツッていたんじゃないんだ…。
「うん。多分、あの時、オレタと思う。でも、走れていたから。父ちゃんだって普段から『走れないくらいなら出るなっ! みんなに失礼だっ!』って言うじゃん? カントクからも『どんなにウマくても、強くても、走れないヤツ、走らないヤツは使わねぇ!』って言われているし。走れているうちは、全力でやるしかないじゃん?(バクバク)」
コイツ…。いい根性してやがる…それとも鈍感なだけか? いずれにしても危険だ。
コーチの立場から言わせていただこう。。多少でもケガの素振りを見せてくれれば、こちらも気が付く。気が付けば、ムリはさせない。大ケガをさせてしまってからでは、遅いのだ。ごくたまに、「負けるとイヤだから、ケガを分かっていても使う」という指導者がいるがトンデモないことだ。オーバーではなく、半身不随なんて事態だってないとは言えない。もちろん。〝根性なし〟で「痛い」発言をする子がいることも十分、経験上、知っている。だけれども、ホントの可能性もゼロじゃない。本当のケガ、嘘のケガも含めて、全てのケガを想定しての戦力準備を造れていないのは指導者の力量不足。それを子どもに負担させて補うなんてことがあっていいはずがない。そもそも。そんなことしてまで勝ってどうするんだ? と僕は思う。
しかし。息子みたいな〝根性クン〟が一番、ある意味、始末におけないのだ。見ていても分からないのだから。当然、痛い風を見せなければ、そりゃ試合に使う。使って、大事故にでもなったとしたら…。責任ならば、背負う覚悟はできているが。そうじゃなきゃ、少年スポーツの指導者なんてできるはずがない。しかし、その子が大好きなサッカーができなくなってしまうような事態を招いていいはずは、ない。そういう子にはどう対処をすればいいのか…。
機を見て、「痛いところないか?」と聞くしかないだろうなぁ…。
今回、息子には厳しく言って聞かせた。「痛いのはオレなんだから、ガマンすりゃいい話」ということは間違いだということを。ガマン強いのはいいが、ガマンのし過ぎは迷惑にしかならないということを。そもそも、ガマンのし過ぎは仲間を信じていないことに繋がるじゃないか…。本当に痛いときは、「痛い」といえる選手こそがGOOD PLAYERなんだぞ…。
で。今日はどうしたの?
「うん。医者が痛ければやめなさい、痛くなければ続けて大丈夫! って言うから。カントクの許可も取って、練習やろう! とは、したよ。でも、最初の練習で痛かったから、すぐ止めた。その後は、ずっとケガ人メニュー。体幹しながらのヘディングとスローイン練習だけ。あっ! ゴハン、ごちそうさま」。
最初の練習って何?
「なわとびっ!」
おまえ、やっぱ根性クンじゃない…。理科の不得意な鈍感クンだ…(苦笑)。
- [2009/03/12 23:04]
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2008.11.16 Sun
聖地巡礼。


本日もクイズ形式で行きたいと思う。以下はある場所のことを指す。いったいどこのこと?
①1997年2月造成着工式開催 ②2000年「上棟式」開催 ③エレベーター11基、エスカレーター9基を備える ④太陽光発電装置設置。発電量:8.5Kw(40w蛍光灯210本分) ⑤雨水貯水槽設置(1,625㎡×2=3,250㎡)。芝散水、トイレ洗浄水、冷却補給水に活用。
ここで正解した方は、かなりの「通」。
⑥照明:平均2,000ルクス(ハイビジョン放送対応) ⑦大型映像装置:2基(縦10m×横20m、南北サイドスタンドに設置) ⑧観客席数:63,700人 ⑨正面駐車場500台収容。北第1駐車場100台収容。北第2駐車場600台収容。東駐車場300台(大型バス100台収容)。
ここで「もしかして?」と思った方は多いはず。まだ「通」と認定しよう。
⑩住所:S市M区 ⑪東北道・IWI.C.から15分、UI.C.から10分。最寄り駅:S高速鉄道・UM駅(徒歩15分) ⑫第2・第3天然芝ピッチ、第4人工芝ピッチ、フットサルコート2面併設
我が県民は100%、全国では95%の人は分かったはず。残り5%の方にトドメのヒント。
⑬日韓W杯準決勝:ブラジルvs.トルコ開催地 ⑭アジア最大級・日本で最大のサッカー専用スタジアム ⑮ジーコが愛するサッカー場 ⑯我が県サッカー界の聖地 ⑰赤Jクラブのホームスタジアム!
正解は、「我が県スタジアム」っ!
その〝聖地〟に行って来た。メインピッチで行なわれる「平成20年度新人体育大会 兼第21回県民総合体育大会 兼第18回テレビ我が県杯争奪サッカー大会 決勝戦」を見るためだ。ん? いったい何のサッカー大会かわからないって? 平たく言えば、「平成20年度 中体連新人戦 決勝戦」。つまり、部活サッカーの新人戦・決勝だ。
対戦カードは「私立SE中vs.S市立TK中」。
公立の中学に子どもを通わせている親としてはTK中を応援しに…と言いたいところだけれど。そうはいかない。なんてったって、SE中サッカー部は、「11期生キャプテン&Hコーチの息子&息子の友達」=Hクンと「僕の親友兼飲み仲間であるTさんの息子&息子の友達」=JNクンが在籍しているチームだ。勝てば、サッカー王国・我が県の中学部活NO・1。これを見ずして何を見るっ!
頑張れ~っ! 闘えよ~っ! Hクン&JNクンっ!
寝坊して9時に起床した関係で県スタに9時58分に到着。車から全力疾走して10時のキックオフにようやっと間に合う。メインスタンドのド真ん中・前から10番目の席を確保し(空いていたからね、苦笑)、ジックリと観戦した。試合展開? まず前半、TK中が先制。前半終わり間際29分、SE中がJNクンのゴールで同点に追いつく! 前後半60分で決着はつかず、10分間の延長戦へ。延長前半の0分。TK中の鮮やかなミドルシュートが決まる。そのまま試合終了、2-1でTK中の勝ち。HクンとJNクンにとっては、残念な結果となったが、僕は2人の活躍が見れて、満足、満足。
もっと詳しく? ごもっとも…。
ただ、これでご勘弁を。実はもっと、詳しい戦況を一度は書いた。が、〝お蔵入り〟とした。どんなに冷静に書いても、読み方によっては「事実と違うっ!」ということになりかねない。そもそも、僕自身が「頑張れ! SE中」の気持ちで見ていたしね。事実としてあるのは、あくまで上記のことのみ。
元所属チームのコーチとしてHクンのプレーの感想だけは書いておこうか。ポジションはワンボランチのボランチ。まず、視野が広くなった。ボールを受ける前に必ず2度3度首を振って周囲を確認。ボールを持ってからもシッカリとルックアップ。でもって、「えっ! そこまで見えてるの!? 」という角度の広いパスを連発。かつ、「おっ! そこに出すとは!」という縦に短い決定機に繋がるパスも通す。得意のドリブルも健在、キープ力もあり、自分で行くシーンも多くシュートも打つ。
一番進歩したのは「守備」。いやぁ、闘っていた~。何度、彼がボールを奪取したことか! 運動量豊富に動き、先を読み、そして力強いフィジカル充分の守備。なんといっても「あきらめない」姿勢がサイコー。我がチーム時代は、「柔」のイメージのみだったが、「柔」はそのままに「剛」が加わった。
よかったよ~、Hクン。去年は「8番」だったけど、やっぱり君は「10番」がよく似合う。
JNクンもよかった。1点決めたし。いやいや、Hクン・JNクンだけではない。SE中もTK中も出場した全員が素晴らしかった。我が県サッカーの〝聖地〟でのゲームに相応しいプレーを見せてくれた。そして、彼ら自身が〝聖地〟のメインピッチで決勝を闘った記憶を一生忘れないだろう。自信も絶対についたはずだ。ここで闘った経験が、両チーム全員のプレーヤーにとって、「次の段階」に生きてくることは間違いない。
そこに。県スタが〝聖地〟である本当の意味がある! と「僕は」思う。
Jリーガーになれば、そのピッチに立てる。夢を掴んだ者だけが常時立てる場所、それがサッカー専用スタジム・県スタの役目ではあるのだが。僕としては、もっと「夢に向かって進む子ども達が、成長の節目節目に、その夢の道程に〝自分が間違いなくいる〟ことを確認できる場所」であってほしいと思う。そして、夢に向かって意欲を更に掻き立てる場所であってほしい。それが〝聖地〟としての役目だろう。まっ、〝聖地〟の重みもあるから、安売りはできないので「決勝」という条件は必要とは思うけれども。あ~っ! 以って回った言い方だなあ。らしくない! この際だ、言いたいことをガツンと書いちゃおう! つまり、
クラブユースの「決勝」も〝聖地〟県スタ・メーンピッチでやってほしいっ!
クラブユースがよく使う、KBN公園メインスタジアムも最上級の場所であることは分かってはいる。「ここで決勝をやりたいっ!」と子ども達が思うであろう場所では〝ある〟。我が県クラブユースの〝聖地〟と呼んでも過言ではないだろう。だけれども。県スタメインピッチには「どうあがいても敵わない」。クラブユースが使わないor使えない理由が、きっと〝大人の事情〟としてあるのだろうが…(あくまで想像です)。今の県下のサッカー事情を正視すれば、「プレミアカップ」「U14新人戦」「全日本クラブユース選手権」「高円宮杯U15」の決勝では、「子どもの夢のために」使ってあげるべきだと〝僕は〟思う。ただ…。その場合、
毎回、「赤Jr.ユースvs.オレンジJr.ユース」になっちゃうか?(苦笑)
そうならないように、他クラブ所属選手も「決勝」を目指して這い上がれっ!!
(正確にいうと、「全日本クラブユース選手権」「高円宮杯U15」は〝今のところ〟両チームは関東リーグ所属のため県予選は免除。だから、そうはならないのだけどね)
今日の県スタは、実は〝聖地〟イベントがテンコ盛り。午前中のHクン達の「中体連・決勝」に引き続き、14時から第87回全国高校サッカー選手権 我が県大会決勝「SE高校vs.市立U高校」(3-2で市立U高校の勝ち。おめでとう!)がメインピッチで行なわれた。第2・第3グラウンドでは朝から「第37回我が県サッカー少年団中央大会」の2回戦から準々決勝までが行なわれていた。つまり、高校2チーム・中学2チーム・小学生16チームが〝聖地〟で自分の位置を確認し、その薫陶を受けたわけだ。
〝聖地〟県スタ、フル回転っ! いいね、いいね~っ!
当然、観る方もフル回転。中学決勝を観た後は、少年団大会を覗きに行った。第2では「県NO1チームvs.ISWチーム」、第3では「鬼平チームvs.UOチーム」の真っ最中。どちらを観る? 両方とも観たいっ! と中央通路の植え込み越しに観戦。午後は、既に進出を決めている我が地区代表・Uチームの準々決勝に、前記2試合の勝者同士の戦い(結果、県NO1チームvs.UOチームになり、県NO1チームの勝ち)もあって、でも高校の決勝も観たいし…。
考えただけで疲れてしまった…(苦笑)。まだ病み上がりだし…。
疲れたカラダを癒やすために、そのまま帰ることにした。ゆっくり飲みながら、高校サッカーの決勝をテレビで観ればいい。時計を見ると13時。よしよし、14時には家に着く。順調に車を走らせ、10分前には「ただいま~っ」。すぐに新聞のテレビ欄を確認する…。なっ、なに~っ! 18時半からの録画放送? ナマじゃないのか…?
我が県テレビが〝聖 放送局〟になる日を願う…。
※ちなみにHクン達の試合が11月23日19時~我が県テレビで放映される。
やるじゃん!〝聖 放送局〟に一歩前進!
- [2008/11/16 23:27]
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2007.10.06 Sat
目標、1年。


一輪車に乗れるようになること。これが、我が家の子どもが幼稚園の時に課せられる宿題だ。
上2人が通い、次女も現在通っているA市にあるH幼稚園では、体育の授業に一輪車を取り入れている。年中さんの秋ぐらいから始め、年長の今の時季くらいになると、大抵の子が乗れるようになる。まあ、今の時代、「幼稚園で一輪車」は特別なことではないだろう。テレビのニュース映像等で「幼稚園児が一輪車に乗っている図」はシバシバ目にすることがあるからね。このブログを今読んでいる方の中にも「ウチもそうだよ!」という人は多いと思う。
通っている幼稚園でこういうことをやっていただけることは、預ける側としてはタイヘンありがたいことだ。バランス感覚を磨けるし、そしてなんといっても「やればできる」ことを分かりやすい形で子どもが楽しみながら体験できる。
努力の「ど」の字を学んでいると僕は思っている。
だから、「宿題」とウチでは位置付けているわけだ。息子は、あのデカイ図体をして今でも上手に乗る(だろう。最近乗れるサイズの車体自体がウチにはない)。一番上手いのは長女。細かいスラローム、ストップ&ダッシュ、そしてバック走行まで器用にこなす。問題は次女だった。なにせ、この間も書いた「お気楽ちゃん」だから、全然っ練習をしない(苦笑)。確か5月くらいに見たときは5mくらいしか進めなかった。それでも、この間の運動会の予行演習で見たらまだまだではあるけれど、大きな円ならスイスイ描けるようになっていた。
子どもってスゴイっ!
いまさら、「スキャモンの成長曲線」だなんだと教科書的なことを書くつもりはない。が、子どもの頃に覚えたことは生涯「できる」ことは事実。で、さらにスゴイのは大人が100かかるところを子どもは10以下の時間でそれをできるようになってしまう。だから、その「スーパーな時期」は子どもの頃に覚えねばならぬことに使うべき。
大人になってから覚えればいいことは大人になってやればいい。
サッカーで言えば、「速く走ること」「オフザボールの動き」なんてことは、いつでも矯正できる。だから後回しい。ボールを扱う足での技術を体得することが小学生年代、特に4年生くらいまでは一番重要になってくることだろう。そこを考えれば、「今、何をやらねばならぬか?」は自然と見えてくるはずだ。ここを間違えるととんでもないことになる。みなさんは、その辺をよく考えた方がいい。失敗した僕が言うのだから間違いない。
おかげで、息子はエッライ苦労を、今している…(苦笑)。
今日は幼稚園の〝本番〟運動会。我が家にとっては6回目、そして最後の幼稚園の運動会。先日、予行演習で見てしまったが、それはそれ。頑張って一輪車に乗れるようになった次女の晴れ姿を楽しみに出かけた。競技が進み、待ちに待った「こんなに一輪車に乗れるようになったよ!」コーナーを迎えた。ここで、とんでもないサプライズが。「では、子ども達の前に『一輪車がどんなに難しいものか?』を保護者のみなさんに見てもらいましょう!」。
「父母会長のコーチさん! やってみてください!」。
へっ? え~っ?
またぁ…。僕の断れない性格知っててそういうことを言う…(苦笑)。
もちろん、やらせていただいた。子どもとの対比にゃ最高の素材だもん。おこちゃま達が輝くためには何でもやるよ~。結果? 乗れるワキャないじゃん! ケガしなかったかって?大丈夫。子どもの頃、キーパーとラグビーで転ぶ練習だけは十分に積んでいるから(笑)。ただ、悔しいのは悔しい。なので、ここに宣言したい!僕も一輪車の練習をするっ!
果たして何年で乗れるようになるかなぁ…?(苦笑)
- [2007/10/06 23:44]
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2007.05.28 Mon
僕は「モンロー」が好きで、「千鳥」が得意。

ニッカンスポーツに「ヒューマンJ」という不定期コラムがある。普段、あまりスポットが当てられないJリーグ選手の人となりを伝える内容でコレがとても面白い。いつ載るか?いつ終ってしまうかわからないけど。何とか続けて欲しい!(笑)。
特に今日付けの「大宮DF 西村」は秀逸に面白かった。タイトルは「究極健康マニア」。かいついまんでニッカンより抜粋しよう。
アルディージャ・西村は豊富な運動量と激しいオーバーラップが売り。そして「健康マニア」。だから体脂肪率は5%を維持、レッズから大宮移籍後は大きなケガもない。遠征先にはふくらはぎの筋肉をほぐすために万力(図工で使うやつ)を持参。普段はゴルフボールを踏み、足を鍛える。また、上半身ハダカでハダシでピッチを歩く(新聞はこの姿の写真付き)のも日課。歩き方にもこだわりがあって、デューク更家仕込みの歩き方らしい。チーム内では「卓郎ウオーク」と呼ばれているとのこと。本人いわく、「大学(国士舘)の時、ケガでロクにプレーできなかった。だから人と違った方法で人一倍気を使う。ねんざ、肉離れ、足の指の骨折は事前に防げる」。
記事は面白おかしいが。サスガ、プロ。見事な自己管理だ。
懸念していた息子の足は大丈夫そうだ。今朝、話を聞いたら、「もう大丈夫」と言っていた。少なくても去年の11月みたいに「階段も昇れない」「ジョギングも走れない」というものではないらしい。医者に言われているのは、「痛くなるまでは『やって』大丈夫。痛くなったらすぐに止めること。で、その痛くなるまでの時間を筋トレで伸ばしていこう。今が20分なら、1ヶ月後は25分。2ヶ月後は30分。半年経てば、50分。1年経ったら80分。それは筋力で伸ばしていくしかない。だから、絶対、筋トレをシッカリやること」。息子の話によると、「後半15分くらいに痛くなった」というから45分までは大丈夫になったのだろう。
ただ~し。果たしてヤツが最近「シッカリ筋トレをやっていたかどうか?」は疑問が残る。
少なくても。復帰しよう!と頑張っていた頃に比べれば、最近は?だったことは確かだ。さらに言えば、先週の木曜・金曜は定期テストだった。大会前だ!ということならば、「行けっ!」とKSCに行かせたが、今回は「人生初めての中間テスト」だということもあり、火曜から休ませた。その間、多分アタマが「勉強モード」になって筋トレをサボっていたのではないか?と密かに疑っている(笑)。1日サボれば5日後退するのが筋肉。その代償は大きい。
さらにさらに。土曜はかなり暑かった。だから、アップを〝いつもと同時間〟やったかどうかも疑問だ。僕は彼に「みんなと一緒のアップのほかに、時間を掛けて臀部とヒザ周りのアップを入念にやること。特に臀部は試合前に意識して動かすこと」と普段から言っている。でも、暑ければ「ほぐれた」感をいつもより早く感じてもおかしくはない。アップが足りない中でプレーをすれば、そりゃ痛くなる。また。土曜日は準ホームGでの試合だった。ここは多少、「硬い」と聞いている。その辺りもビミョーに影響しているのだろう。まっ、何のことはない。昨日は「運」がなかったと書いたが、よくよく考えてみれば、
「必然」だっつ~の!オマエが悪いっ!
究極とは言わないから。「健康オタク」になろうよ、息子よ。いくら良くなってきているとは言っても、完治したわけではないのだから。「爆弾」を抱えていることには変わりはない。もう小学生ではないのだから。シッカリ自分のことは自分で管理をしよう。食事のことを考えたり、しっかり健康管理をしたりすることも、いい選手の条件。なんなら、万力とゴルフボールを買って渡そうか?(笑)。
よしっ!今度、「卓郎ウオーク」を見てこよう。で、筋トレに加えて歩かせよう。歩くという作業は実はすごく足腰のメンテナンスに大事なこと。岩元が「東海道53次ウオーク」を番組企画でやったら、長年痛めていた腰が完治したのは有名な話だ。もちろん、息子も西村を見習って上半身ハダカは必だろう。その場合、KSCで、
「息子 ウオーク」と呼ばれるかなぁ?(笑)。
- [2007/05/28 19:58]
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2007.05.27 Sun
正式名称 東京優駿。

第74回日本ダービーが行われた。初観戦となる皇太子殿下、安倍首相が見守る中、見事に③番ウオッカが抜け出し、2着に3馬身の差を付けゴール。3歳の頂点を極めた。牝馬の優勝は1943年のクリフジ以来、実に64年ぶり。四位騎手は初のダービー制覇。さすが「牝馬の名手」だ。
その昔、ダービーは「最も運のある馬が勝つ」と言われていた。91年まで30頭近い「多頭数」が出走できて、スタートで馬込みを捌けなかったり、道中とんでもない大回りを強いられたりすることがよくあって、「運」で左右される場合が多かったからだ。ちなみに皐月賞は「最も速い馬が勝つ」と言われる。距離が2000mだからね。菊花賞は「最も強い馬が勝つ」。距離が3000mになり、持久力と勝負根性の要素が強くなるのがその理由。
そんなダービーも今は18頭がフルゲート。1番人気が勝つケースが多く、「強い馬が勝つ」レースに変貌をしている。
ただし。「運」も必用。古くは名馬シンザンの子・ミホシンザン。皐月賞を大楽勝し、ダービー制覇のみならず親子2代の3冠は間違いなし!と言われたが、骨折でダービー出走できず。今年で言えば、ココナッツパンチという馬。もしダービーに出ていたならば、「もしかしたらもしかした」。残念ながらデビューが遅く、登録はしたものの賞金が足りずに「抽選」で競走除外。オーナー、調教師もよっぽど悔しかったのだろう。ダービー当日の今日行われた古馬レース(5歳以上も出られるレース)のG2・目黒記念に登録、なんと古馬相手に2着に入った。
ミホシンザン、ココナッツパンチは「運」が足りなかったわけだ。
運も実力のうち!だから、それはそれで仕方がないという見方もある。無事是名馬がダービー馬の大前提だとすれば、ケガで未出走・デビューが遅れた等の体質自体がダービー馬の資格がなかった、ともいえる。だが、ここで競走生活が終るわけではない。ミホシンザンはケガを治し、秋・菊花賞を制した。ココナッツパンチは、既に今日から秋への戦いを始めた。一生に一回のダービーは走れなかったが。一生に一回の菊花賞を勝ってやる!と。
実は昨日、息子がまた左ヒザの痛みを訴えた。ケッコウ、ここまで順調な〝調教〟で来ていただけに本人としてはかなりのショックみたいだ。3月には少年2試合がこなせるようになっていたし、KSCでも「走れる!」と言っていたし、サッカー自体も「オレ、イケル!」と感じていたみたいだから余計だろう。で、明日は遠征に来ないで様子を見ろと言われ2重のショックを受けたらしい。「ベルマーレ戦、見るだけでも見たかった…」。
まっ、「運」がなかったんだな、今回は(笑)。
「見たかった」、その意気やよし! ただ、焦ることはない。果たして今日の試合がKSC U-13にとってのダービーなのか? といえば、それは間違いなく違う。中1にとってのメーンレースはJFAプレミアカップだろうし、その先にはU-14クラブ選手権もあるし、U-15もあれば高円宮杯もある。それに出られなかったとしても、個人としてもっと長い目で見れば、高校・大学と続いていく。もし、全くの「未勝利馬」で終ったとしても、一緒にサッカーやった仲間との絆や経験は必ず人生の中で活きていく。むしろ、親としては、全然そっちの方が大切だと思っている。
少なくても息子はサッカー選手としては優駿ではない。
でも、人としての優駿には充分になれる思っている。
アハ、僕もバカ親だね(笑)。
息子だけに限らず。全国のケガを抱えている子やデビューの遅れているサッカー少年全員にエールを送りたい。焦らずに。でもいつか来る「自分のダービー」のために。今はサッカー頑張ろう。やれることを頑張ろう。頑張っていこうじゃないか!時が熟すれば「運」もバッチリ向いてくるはずだよ!
T調教師が率いる「我が県U-13ダービー候補」は人工芝という良馬場での平塚・新馬戦でも4-1と3馬身差の勝利を飾ったようだ。44という〝多頭数〟を管理する調教師もタイヘンだとは思いますが。未来ある44の新馬たちをこれからも、どうかよろしくお願いいたします。「速さ」も「運」も「強さ」も併せ持った3冠馬に育ててください。あっ、そうか、安心していいんだ!なにせTコーチ自身が、
〝出馬〟には慣れているのだから~(笑)。
☆今回は、日本ダービーの話の流れで、子どもを馬に例えたりコーチのことを調教師などの表現をあえて使いました。本来、『人格ある子どもを大人が「教える」ことはあっても、調教することは絶対にあってはならないこと』と僕は考えています。今回の表現をどうぞ大きな心でお許しください。
- [2007/05/27 23:45]
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